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米教会銃乱射 白人男起訴”人種差別による犯罪”7月23日 11時09分
アメリカ南部サウスカロライナ州の教会で白人の男が銃を乱射して黒人の男女9人が殺害された事件で、人種差別による犯罪、ヘイトクライムに関連した殺人に当たるなどとして、21歳の白人の男が起訴されました。
この事件は、先月17日、サウスカロライナ州チャールストンの教会で白人の男が銃を乱射し、黒人の男女合わせて9人が殺害されたもので、アメリカ司法省などは人種差別による犯罪、ヘイトクライムの疑いがあるとみて捜査を進めていました。
その結果、アメリカ司法省は22日、近くに住む21歳のディラン・ルーフ被告をヘイトクライムに関連した殺人など33の罪で起訴したと発表しました。
リンチ司法長官は記者会見で、犯行の動機について、「全米で人種間の緊張を高めることなどを目的に黒人の殺害を決意し、この地域の黒人の人たちにとって歴史的に重要な教会を狙って犯行に及んだ」と説明しました。
アメリカでは去年、白人警察官が黒人青年を射殺した事件をきっかけに暴動が起きるなどしており、今回、事件発生から1か月という比較的早い時点で起訴に至った背景には、ヘイトクライムへの迅速な対応を示すことで、事件の影響を抑えたいという思惑もあるものとみられます。
その結果、アメリカ司法省は22日、近くに住む21歳のディラン・ルーフ被告をヘイトクライムに関連した殺人など33の罪で起訴したと発表しました。
リンチ司法長官は記者会見で、犯行の動機について、「全米で人種間の緊張を高めることなどを目的に黒人の殺害を決意し、この地域の黒人の人たちにとって歴史的に重要な教会を狙って犯行に及んだ」と説明しました。
アメリカでは去年、白人警察官が黒人青年を射殺した事件をきっかけに暴動が起きるなどしており、今回、事件発生から1か月という比較的早い時点で起訴に至った背景には、ヘイトクライムへの迅速な対応を示すことで、事件の影響を抑えたいという思惑もあるものとみられます。