倉富竜太
2015年7月23日08時55分
サッカーJ2・ギラヴァンツ北九州のサポーターが応援で使っている方言「ぶちくらせ」のコールを巡る議論が白熱している。朝日新聞が4日付夕刊で紹介した後、ネット上で賛否の声が交錯。クラブ側も「不適切な表現」との見解を初めて公に示した。だが、納得しないサポーターは今も使い続けている。
今月17日、クラブの公式ホームページに「応援に関するギラヴァンツ北九州の見解について」とのタイトルの文章が載った。
それによると昨年来、「息の根止めろ」「ぶちくらせ」という応援についてサポーターと協議を重ね、使わないよう要請。「息の根止めろ」は使われなくなったが、「ぶちくらせ」はそのままになっていると経緯を説明した。その上で、「感受性豊かな子どもたちに、スタジアムという空間で、勝負にこだわりながらも相手をリスペクトし、フェアな戦いを表現するというスポーツの価値を体感してもらうためには不適切な表現」との見解を示した。
また、「どのような意味で使われているのかを問題にしているのではない」とし、「否定的な受け止め方をする応援者の呼応が得られず、クラブが目指す『スタジアムが一体となってチームを応援する雰囲気づくり』を困難にすると危惧している」とも記した。
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