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 増加が続いている訪日外国人旅行者について、観光庁所管の宣伝組織・日本政府観光局(JNTO)は22日、今年上半期(1~6月)の推計値が、過去最高だった前年同期から46%増え914万人に上ったと発表した。観光庁の久保成人長官はこの日の会見で、1年間の総数が1800万人前後に上るとの見通しを示した。

 昨年の訪日外国人旅行者は過去最高の1341万人。観光庁の見込み通りなら1・3倍以上の増加になる。政府は2020年までに2千万人を目指しているが、早めに実現する可能性が出てきた。

 今年上半期は、訪日外国人旅行者数が日本人の海外旅行者数を約150万人上回った。上半期で外国人旅行者数が上回ったのは、1970年以来45年ぶり。