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【政治】

参院安保特別委 全党参加で審議 自・民が合意

 自民党の吉田博美、民主党の榛葉賀津也(しんばかづや)両参院国対委員長は二十二日、国会内で会談し、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法案を審議する特別委員会について、委員長を含めた委員数を四十五人とすることで合意した。衆院では議員数が少ない次世代、生活、社民三党が特別委に委員を出せなかったが、参院では最も議員が少ない新党改革を含めて全会派が参加する。

 特別委は二十四日の参院本会議で設置され、来週中には安保法案の審議も始まる見通し。自民、民主両党は、本会議で政府による趣旨説明と、それに対する各党の質疑を行った後、特別委で二日間、安倍晋三首相が出席する質疑を実施することでも一致した。

 一方、与野党の質問時間の配分は引き続き協議する。衆院特別委では野党に全体の九割が割り当てられており、与党からは「参院では議員数を基本に決めてほしい」(自民党の高村正彦副総裁)という声が出ている。

 これとは別に、民主党は新国立競技場(東京都新宿区)の建設計画見直し問題などをテーマに、予算委員会の集中審議を開催するよう要求したが、自民党は回答を留保した。

 

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