By: Jerome Yewdalll – CC BY 2.0
イギリスでの朝食といえば、イングリッシュ・ブレックファストを思い浮かべる人は多いはず。しっかりお腹にたまるイングリッシュ・ブレックファスト、滞在中に一度は食べてみたいものですが、もっと簡単に済ませたい時や他のものを食べてみたいこともありますよね? そんな時におすすめの朝食を集めてみました。
1. イングリッシュ・ブレックファスト
By: Ewan Munro – CC BY-SA 2.0
イギリスに来たからには一度は食べたい、その名も「イングリッシュ・ブレックファスト」。バリエーションは様々ですが、目玉焼きなどの卵料理、ベーコン、ソーセージ、ベイクドビーンズ、ソテーしたトマトやマッシュルーム、トースト(マーマレード付き)、ポテト料理、シリアルやフルーツ、がセットになったものが正統派フル・イングリッシュ・ブレックファスト。聞いただけでお腹いっぱいになりそうですがそれもそのはず、古くは肉体労働者階級が取っていたカロリーたっぷりの朝食です。今ではイギリス人でも毎日イングレッシュ・ブレックファストを取る人は殆どいないと思われますが、たっぷり元気をつけて一日歩き回りたい旅行者にはかえってぴったりかも? 特に郊外のB&B(Bed and Breakfast)やマナーハウスで緑につつまれのんびりいただくイングリッシュ・ブレックファストは大変贅沢でおすすめです!
2. ポリッジ
By: Dave Haygarth – CC BY 2.0
お次はイングリッシュブレックファストとは対極にある、簡単に済ませる朝食を。ポリッジ=お粥、というと日本式や中国式のお米を使ったお粥を連想してしまいますが、こちらのポリッジは全く異なったもの。オートミールやお米をミルクで煮たもので、砂糖やはちみつ、果物など甘みを加えたものが多くみられます。スーパーマーケットでもヨーグルトの隣にたくさんの種類が並んでおり、カフェでも定番メニュー(マクドナルドにもありますよ)なので、一度試してみては。胃腸にも優しいメニューです。
3. ミューズリー、グラノーラ
By: jamieanne – CC BY-ND 2.0
ポリッジと似ていますが、さらにお手軽なミューズリーやグラノーラ。オートミールなどの穀物にナッツやドライフルーツが入ったシリアルがミューズリーで、グラノーラはさらにシロップやオイルを加えて焼き上げる工程が入るため、甘味が加わるようです。いわゆるシリアル類なので、牛乳やヨーグルトをかけて食べるだけ。また、シリアルバーもたくさん売られており、移動中に朝食をとることもできます。ナッツやフルーツがぎっしり入ったDorset Cereals社製やJordan製などのほか、WaitroseなどスーパーマーケットのPB製品も人気。どのスーパーマーケットでも棚一面に並んでいますよ。
4. パンケーキ
By: LearningLark – CC BY 2.0
パンケーキというとアメリカンスタイルのものが人気ですが、イギリスでも伝統的なパンケーキがあります。毎年イースターサンデーの47日前にある「パンケーキデー」はなんと15世紀から始まった行事。伝統的なイギリス式のパンケーキは、クレープより少し厚い生地で、くるくると巻いて、レモンと粉砂糖で食べるもの。世界的なパンケーキの流行により、アメリカンスタイルのパンケーキを提供するお店もどんどん増えています。なお、イギリスの「Bill's」というお店は、日本でも有名なオーストラリアのレストラン「bills」とは全く別物。billsは、イギリスではオーナーの姓を取り「Granger&co.」という名前で出店しています。どちらも朝食で有名、パンケーキを売りにしていますので、お間違いなく。
5. クランペット
By: Iain Farrell – CC BY-ND 2.0
イギリスでは大変一般的ながら日本ではあまり売られていないのがこのクランペット。イーストやベーキングパウダーを使ったパンケーキで、表面に穴が開いているため味がしみ込みやすく、蜂蜜やバター、ジャムなどをたっぷり塗っていただきます。クランペット自体には甘味は殆どないので自分で好きなようにアレンジ可能。スーパーマーケットでは常温で保存できる袋入りのものが売られていますので、気に入ったらお土産にすることもできます。トーストしていただきますが、外はかりっと、中はもちっとした独特の食感でやみつきになりそう!
まとめ...
ホテルやカフェなどのほか、ロンドンでは有名レストランが朝から店を開け朝食メニューを提供していることもしばしば。イングリッシュ・ブレックファストやミューズリーなど、色々なタイプの朝食を組み合わせて旅の楽しい一日の始まりを演出してみては?