Todoや『後で読む』、リマインダーなどに便利なWunderList。
類似サービスはいくつもありますが、Mac版クライアントが出た時から私はWunderListをずっと愛用してきました。
簡単に説明するとMac標準のリマインダーの機能拡張版みたいな感じです。
あの当時はリマインダーとかMacには無かったんでWunderListの方が歴史はありますが。
Chrome拡張や、スマホでも連携アプリが多いので、飽きっぽい私の割にかなり長く使っているなぁと思います。
https://www.wunderlist.com/ja/
で、そんなWunderListなんですが、なんとコマンドで操作できるWunderLineなるものを発見しましたので紹介したいと思います。
2分程度でセットアップできるのでお手元でも試してみてください。
動作イメージ
セットアップするとこんな感じで使えます。
WunderLineのインストール
node.jsで実装されているのでnpmを使っていきます。
npm install -g wunderline
これだけです。
すぐ終わります。
初期設定
WunderListのAPIを利用するのでclient_idとaccess_tokenを設定しないといけません。
以下のページからclient_idとaccess_tokenを取得していきます。
https://developer.wunderlist.com/apps/new
まずはサインインしましょう。
そうするとCreate New Appというページが開きますので、NAME
,APP URL
,AUTH CALLBACK URL
を適当に入力します。
通れば何でもいいですが、APP URL
,AUTH CALLBACK URL
はURL形式で入力する必要があります。
遷移後の画面でそのままCREATE ACCESS TOKEN
を押します。
はい、これでCLIENT ID
とACCESS TOKEN
が入手できました。
ホームディレクトリに.wunderlinerc
という名前でファイルを作成して、以下のように入手したCLIENT ID
とACCESS TOKEN
を記述します。
{
"client_id": "f4c***************ec3",
"access_token": "cc*******************************************************5db"
}
これで初期設定が完了しました。
WunderLineでどこまでできるか
まずはwunderline help
でヘルプを見てみましょうか。
Usage: wunderline [options] [command]
Commands:
add [task] Add a task to your inbox
inbox View your inbox
starred View starred tasks
today View tasks due today
week View tasks due this week
all View all of your tasks
overdue View overdue tasks
search [query] Search your tasks
open Open Wunderlist
export Export your data
whoami Display effective user
flush Flush the application cache
help [cmd] display help for [cmd]
Options:
-h, --help output usage information
-V, --version output the version number
う〜んまぁ、こんなもんですかね。
さすがにタスクのステータスを書き換えたりは今のところできないようですね。
使えそうなのはadd
とtoday
とall
かなぁ。
wunderline help add
でadd
の詳細なヘルプも確認できます。
Usage: wunderline-add [task]
Add a task to your inbox
Options:
-h, --help output usage information
-l, --list [name] Specify a list other than your inbox
--today Set the due date to today
--tomorrow Set the due date to tomorrow
--due [date] Set a specific due date
-o, --open Open Wunderlist on completion
-s, --stdin Create tasks from stdin
お、一応締め切りとか、どのリストに追加するかは設定できますね。
それからタスクの追加が終わったら自動的にWeb版WunderListを開いたりもできるみたいです。
全部組み合わせるとこんな感じでしょうか。
wunderline add ダミータスク -l あとで読む --due 2015-12-25 -o
これでWunderListの後で読むリストに締め切り日2015年12月25日で追加した後ブラウザで開いてくれます。
さらに-s
オプションではこんな使い方も。
pwd | wunderline add -s
なんとタスク名をパイプで渡せます。
一体何に使うんだ・・・と思いきや、なるほど、テキストファイルなんかから追加できるってことね。
う、うむ。
なかなかに面白い。
まとめ
なんかに使えそうな気がしますが、今日は講義で疲れたんでアイディアが浮かびません(笑
けど面白いのは確かです。
Vimmerとかサーバー管理者でターミナルをガシガシ使う人はちょっとしたタスク管理に便利ですね。
特に宵越し作業やってる人なんか・・・ね。
URLメモはChrome拡張を使ったほうが絶対効率良いからできることはこの程度で良いのかも。
欲を言えばタスクのチェック・アンチェック機能は欲しかったですね。
その他詳しい情報は以下からどうぞ
WunderLine
おまけ(WunderListのアプリ達)
WunderListのクライアントは以下になります。
それぞれの環境に合わせてお使いください。
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.wunderkinder.wunderlistandroid