韓国車の「値ごろ感」・・・すでに過去のもの=中国メディア


 中国メディアの信息時報は16日、中国の自動車市場において、韓国車のコストパフォーマンスの高さという強みは「競合車種によって打ち消されつつある」と伝え、もはや中国人消費者の心を打つことができなくなっていると論じた。  記事は、韓国車はこれまで中国人消費者に対して「お得で経済的」というイメージを与え、高い人気を集めてきたと伝える一方、韓国車は実際には「さほどお得でもなければ、経済的でもない」と考える中国人消費者が増えつつあることを紹介。価格面でのお得感については「すでに過去のものである」と論じた。  さらに、中国で販売されている現代自動車の小型乗用車エラントラについて「MT車の定価は10万5800元(約214万円)、AT車は11万5800元(約234万円)だが、トヨタのカローラなどはエラントラより安く購入することができる」と紹介した。  また、中国人の多くはこれまで「韓国車の標準装備は充実している」と考えてきたとしながらも、コンパクトカーにおいてはトヨタの車種のほうが充実しているケースもあると紹介。さらに試乗の段階で、車内空間の広さや燃費といった点でも日系車には敵わないと認識する消費者もいると伝えた。  そのほか、小型SUV市場においても「コストパフォーマンスの高さという韓国車の強みがなくなりつつある」と伝え、各メーカーのブランド力や品質、安定性、中古車として売却する際の市場価格の高さといった要素を考慮すると、「韓国車は日米欧の車と比較できる強さは持ち合わせていない」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)