アップルが、クライスラーで品質部門の幹部を務めていたダグ・ベッツ氏を採用しました。うわさのアップル製EV(電気自動車)プロジェクト「Titan」に合流するものとみられます。アップルはさらに自律制御のエキスパートも採用しており、開発中の電気自動車に自動運転機能を搭載するかもしれません。
 
ベッツは、クライスラーに品質管理担当として勤め、顧客満足度向上や保証費用削減で大きな役割を果たしたとされる人物。またクライスラー以前には日産やトヨタで製造部門幹部を務めていました。
 

[Image credit : Chrysler]
 
アップルは電気自動車の開発を認めたことはありません。しかし、すでにテスラ・モーターズから数十名、さらに電気自動車向けリチウムイオン充電池メーカー A123 Systems からも10人を超える技術者を引き抜いています。また、GMやフォードといった自動車メーカーからの移籍もあり、アップル社内で電気自動車プロジェクトに携わる従業員はすでに100名を超えているとも言われます。

アップルはまた、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(チューリッヒ工科大学)の自律制御システム研究室次長 Paul Furgale の採用も決めています。このためアップルの作る電気自動車に自動運転機能が搭載されるという見方が強まっています。下は Furgale が関わった、空間をリアルタイムに3Dマッピングし自動走行するロボットの実験の様子。
 
 
アップルの電気自動車は2020年以降の発表を目指しているとされます。2020年といえば東京オリンピックの開催年。もしかすると、マラソン競技の先導車としてアップルの電気自動車が使われるといったこともあるかもしれません。
アップル、電気自動車の開発にクライスラー幹部を引き抜き。自律制御研究者も採用

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