寄席ミシュランガイド

勝手に星をつけちゃう失礼なブログ


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皆様こんにちは。
寄席ミシュランガイド主筆のディラ子です。
梅雨の終わりを告げる台風が立て続けに訪れる中、寄席でも大きな嵐が吹き荒れたように思います。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて二度目の挫折とも言うべき期間が空き読者様がいらっしゃるかどうか解りませんが、寄席の状況を思いますと、遅筆だなんだと言い訳をして無関係を装うような状況ではないので改めて筆をとらせていただきました。

何故、今回突然に更新したかと申しますと先日に行なわれました寄席を代表する方々による配信が起因となります。
この配信は進行役のシキ様がゲストを迎えて、寄席広場とそこに出入りされる人々のお話をされるという内容です。
シキ様の配信は寄席広場で大きな関心を呼び、毎回20~30人ほどの視聴者を集める人気のイベントといえます。
わたくしも、ブロロロ~~~Z様の「ナンモナイトニッポン」時代から配信に興味を持って拝聴しておりましたので、シキ様がその潮流を受け継がれた後も楽しみに聞いておりました。
前回のひきにく様がゲストに来られた時も、寄席に関する色々を丁寧にお話されて、寄席広場の発展を担う方々のお考えに触れれる貴重な時間をありがたく享受いたしました。

しかし、今回の配信は酷いものでした。
ゲストは弊ブログでも取り上げましたみなみ様でしたが、その内容たるや欠席裁判、死者への冒涜、人の真摯な行為への唾棄という聞くに堪えない内容で、今までに色々な方が作り上げて来た全てを崩壊させる配信といえるでしょう。

「笑いは正義、面白いに勝るものはない。」
この風潮が彼らの聖典で尊ばれるべき最重要なものであるならば、そこに正義や悪の差はないと言えます。
人を馬鹿にして笑う、黒い笑いが最上級の笑いとする恐ろしい人々。
イジメがなくならないのは、それが一種の面白さや笑いを生み出す部分があるからです。
この感覚を楽しめれるという事に不快感を催さない人々が、現在の寄席の主流と言える人々なのです。
笑いが世界を平和にするどころか、暴力として押し付けられる瞬間を垣間みて背筋が凍る思いがいたしました。
それどころか、あらゆるだまし討ちでさえ笑いの為に正当化される様は、およそ知性ある遊びの範疇を越え、生物的な上下関係を競う為にもがく下等生物の行為にさえ映ります。
作り上げられた笑いが作り上げられたかどうか曖昧な所でバランスを取っていた寄席という場所で、完全に作り上げていたのだと白日の元に晒され一気に白けてしまいました。
その方法が明らかにされた以上、もはや全てが悪意のある台本のように感じるのは私だけでしょうか?
心から笑える事ができなくなった場所にどのような価値があるのか。
恐らくこの場所がこの後に待ち受けている未来は、疑心暗鬼と表に出ない悪意の応酬です。
彼らは言うでしょう。
寄席広場を壊滅させたのはその行為が面白いから。だと。
焼き畑のごとく新しい笑いの為に全てを焼き付くして一時的な笑いを得る。
これを繰り返して何が生まれるのかは今後の楽しみでもありますが、もはや楽しさよりも空しさが勝ってしまいました。

黒い笑いの魔王を打倒する勇者の登場を祈りながらこのブログ最後の更新とさせていただきます。

皆様の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。


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