Twitterユーザーの投稿

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17日、朝日新聞の「声」欄に寄せられた安倍政権批判の投稿が、ネット上で波紋を広げている。

この投稿は22歳の大学院生が書いたもので「日本は愛せない国になっていく」と題し、イラク戦争や東日本大震災を経た自身の歩みを振り返ったうえで「自分の国が70年前の教訓と民主主義に別れを告げようとしている」との見解を示している。

さらに「権力者は、庶民の生活も、戦場の実情も知らないのではないか。そのような人たちに支配された国を、なぜ私たちは愛さなければならないのか」「愛することもはばかられるこの国を守るために、命を差し出せというのだろうか」と、安倍政権や集団的自衛権を軸とした安全保障関連法案への批判的な意見も綴られている。

一方で、大学院生は「権力者は武力ではなく外交で国民を守るべきであろう」とも指摘している。



18日、あるTwitterユーザーが、この新聞記事の画像をTwitter上に投稿し、21日時点でリツイート・お気に入り登録ともに約70000件以上を集めている。

さらに、ネット上では「武力や戦争で守られる平和などない」「とても考えさせられた」との肯定的な意見だけでなく「今の日本を愛せないならどこの国も愛せない」「外交で解決できるというならその案を投稿すべき」との否定的な意見など、さまざまな意見が飛び交い、物議をかもしている。

【関連情報】
(声)日本は愛せない国になっていく:朝日新聞デジタル

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