寄席ミシュランガイド

勝手に星をつけちゃう失礼なブログ


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皆様こんにちは。
寄席ミシュランガイド主筆のディラ子です。
あっという間にお正月も過ぎ去り、いつもの日常が戻ってまいりました。
いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回ご紹介させていただきますのはこちらの御仁


ヨセばいいのに、寄席ミシュラン

寄席の探求者、もち様です。

手法として、まだまだメジャーではなかった音声配信寄席を
一大ブームにまで持っていったのは、もち様の寄席が起因ではないでしょうか?
いまや、そのエンターテインメント性の高さは、似て非なるオリジナリティを持った
人気のディナーショーとなっております。

私が感動しましたのは、音声配信になった場合ないがしろに
されがちな客席の扱いです。
多くの場合、壇上のボケに司会が答える繰り返しになり、司会の声ばかり
大きくなって会場が散漫になっていく。
気がついたら、独り相撲寄席になっている事があるように思います。
しかし、もち様の寄席は度々ツッコミも拾われます。
むしろ、それを土台に盛ることもある。
タイピングだとクドくなりかねない、客席からのツッコミに対する反応を
声で扱うことにより、スムースでグルーヴィに仕上げられているように感じました。
これは壇上にいるだけではなく、会場に降りて来て握手しながら歌う
往年のベテラン歌手を想起させます。
このあたりのサービス心も人気の秘訣ではないでしょうか。

また、笑いに対しての姿勢はストイックで妥協されません。
より楽しませる方法を常に更新していく姿は、支持を受けてなおかつ高みと挑戦を
続ける料亭「菊乃井」のように、挑戦的で野心的に見えます。
この野心はいったいどこから沸いてくるのだろうか?

ブログを拝見いたしまして、私が感じましたのはもち様の
「お笑いが好きだ!」という
感情です。
なんという、少年の心でしょう!
単純に「好き」という事で、ここまで真剣になれる。
あき缶一個で、日が落ちるまで遊んでしまったような、
単純でプリミティブな感情。
それだけで、ここまでブラッシュアップしてしまう、こだわり。
その背景を思えば、席に着いただけでお腹いっぱいになってしまいそうです。

料理好きが最高の料理人ではない。
だが、好きだからこそ熱中して伝播していくものがある。
お笑いを心底愛す狂人の、心のフランベに巻込まれるのも一興ではないでしょうか?

ジャンル  お笑い好き

外観   ★★★★☆  ゆるふわカール
お味   ★★★★★  今まで食べたことがない!
こだわり ★★★★★  粘ります。


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