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【歴史戦】米サンフランシスコ市議会、「慰安婦碑(像)設置支持」の決議案を21日にも採択の公算 反日団体の活動を後押しか

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米サンフランシスコ市議会、「慰安婦碑(像)設置支持」の決議案を21日にも採択の公算 反日団体の活動を後押しか

 【ロサンゼルス=中村将】米カリフォルニア州サンフランシスコ市議会が今月21日、慰安婦の碑または像の設置を支持する決議案を採決することが分かった。同市では中国系の反日団体が公共の場に慰安婦像の設置を推進する署名活動を展開しており、決議案はこの動きを後押しする意味合いがある。終戦70年を機に、日本政府に圧力をかける狙いもありそうだ。

 決議案は、市議11人のうち8人が共同提案し、14日の市議会でエリック・マ市議が提示した。慰安婦を「(先の大戦で)日本軍に拉致され、性的奴隷の扱いを受けることを強制された20万人のアジアの女性や少女」などと説明し、同市に慰安婦碑(像)を設置することを支持している。

 決議案の採択は全会一致が原則だが、再審議となった場合は過半数(6人)の「賛成」で採択されるといい、決議案が採択される公算は大きくなっている。

 決議の採択を受けて直ちに碑や像が設置されるわけではない。ただ、サンフランシスコ近郊を拠点とする中国系反日団体などは昨年8月、慰安婦像設置のための準備委員会を設立し、今年3月には米国最大とされるサンフランシスコ中華街に像を設置しようと署名活動を始めており、こうした動きが一層活発化する恐れがある。

 米国では韓国系による慰安婦像や碑が設置されてきたが、実現すれば中国系としては初めてとなる。

 同中華街では中国国外で初の「抗日戦争記念館」が8月15日に開館することが発表されている。

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