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国際刑事裁判所への日本の桜植樹は“歴史ロンダリング”が狙い・・韓国ネットは「韓国の桜で世界を魅了する狡猾な日本」「どうせ日本に太刀打ちできない」

FOCUS-ASIA.COM 7月21日(火)18時22分配信

韓国・朝鮮日報は14日、日本がオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に桜を植樹しようとしていることについて「『歴史ロンダリング』をしようという日本の意図がある」などとするイム・ミンヒョク政治部次長のコラムを掲載した。

コラムはまず、日本が昨年、ICCの新庁舎の周囲を桜の木で囲むことを提案したのに対し、韓国が「絶対反対」と声をあげ、日韓の「桜を巡る外交戦」が展開されていると紹介する。

その上で日本の桜について「帝国主義国日本は『天皇のため桜の花びらのように散れ』と扇動して若者たちを戦場に追いやった」「神風特攻隊の戦闘機には桜の花が描かれていた」などとし、「日本のサクラは近代の歴史で軍国主義の象徴だった」と強調する。

そして、そんな桜をICCに植樹する日本の狙いは「日本が戦争加害者としての歴史を水に流そうとしているからだというのが韓国の考え」と“解説”する。

韓国にも多くの桜があることについて他国から突っ込まれると、韓国外交官は「『日本の桜』の意味合いは違う。戦犯裁判所に戦犯の象徴があってはならない」と反論しているのだという。

そして、今回の桜の植樹を、明治産業革命遺産の世界文化遺産登録や、米歴史教科書の慰安婦などの記述に対する修正要求などと同列に並べ、「日本の“歴史ロンダリング”や正当化工作は最近、緻密かつ広範囲に行われている」と主張。韓国外交部は「今、この瞬間にも世界のあちこちで日本の外交官が安倍首相の指示に従い、自分たちだけの“歴史見直し”案を練るために額を突き合わせている」と危機感を示していることを紹介しつつ、他国に日本の足を引っ張っているという印象を与えないよう、「徹底的かつ精巧」な対日外交戦略を立てるよう訴えている。

これに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「日本はすごい民族だな」

「日本の桜は近代の歴史において、軍国主義の象徴だった」

「日本帝国は天皇のために桜のように散りなさいと、若者を扇動し戦場に見送った」

「韓国の天然記念物の王桜で世界を魅了する狡猾な日本」

「過去の歴史を歪曲しようとしている日本の意図を黙って見ているわけにはいかない。なぜあえて桜を植えようとするのだろう。偏見を持たずに見ようとしても、日本のやることは理解できない」

「韓国政府はなぜもっと早く動かないのだろう?」

「韓国はどうせ日本に太刀打ちできない。後から、遺憾だといえば、終わり」

(編集 MJ)

最終更新:7月21日(火)18時22分

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