今日は本を買いに来たひよちゃんとまさお君。
そこにわしももついてきたみたい
(ひより)あ〜どれにしようかな?
(まさお)ママに1さつずつって言われてるし。
(わしも)これはどうじゃ?「しゅうしょくなんを生きぬく方ほう」?まだぼくらには早いよ。
なんじゃ本なんかどれでもいっしょじゃろ?パッと決めてパッと帰ろう。
どれでもいっしょのわけないだろ。
わしもさっきからたいくつだからっててき当に本をすすめるのやめてくれない?はいはい。
おとなしくしてればいいんじゃな。
ん?なんじゃ?あの本だけやけにたくさんおいてあるのう。
あれは平づみといってベストセラーの本をああやってわかりやすくおいてあるのさ。
ベストセラー?かんたんに言うと今いちばん売れてる本ってことだね。
ふ〜ん。
ベストセラーを書いた人は先生ってよばれて人気者になるんだ。
ほう人気者になれるのか!?先生!わしも先生!サインしてください!ええのう人気者か。
ええのう!そんなかんたんにベストセラーが書けるわけないじゃん。
いいや書ける!ベストセラー作家になって人気者になりた〜い!たしかにわしもならおもしろい本書けそう!そうじゃろひよちゃん。
今までだまっとったがわしならおもしろい本を書けそうな気がするんじゃよ。
書けるかな〜?・
(しろう)ちょっとすみません。
あっむろはし先生!
(しろう)おっ兄きを知ってるの?えっむろはし先生じゃないの?ぼくは弟のむろはししろう。
出ぱん社ではたらいてます。
むろはし先生の弟?そうです。
むろはし先生って何人兄弟なんだろう。
今の話聞かせてもらいました。
そちらのおばあ…あっいやロボットさんがうちで本を出さないかなと思いまして。
お〜なんと!わしもが本を!?わしもさんねそう。
そう!ロボットはつの小説家デビュー!インパクトありますね〜!これはぜっ対売れますよ!ほう〜小説家ね。
(パパ)わしもが小説家デビューね〜。
(ママ)すごいじゃないわしも。
ベストセラーで平づみで人気者じゃ〜!がんばってねわしも!有線モードじゃ。
これなら充電しながらずっと小説を書くことにせんねんできるのじゃ。
なんだか今までにないくらい気合い入ってるねわしも。
もちろんじゃ!わたしねむいから先にねるね。
わしはこれから小説を書くぞ。
ひよちゃんおやすいみ〜ん。
おやすみ〜。
(入れ歯くん)あれからなかなかの時間がたったとさ。
できた〜!けっ作ができたぞ〜!すごいわしも!出ぱん社のしろうさんもいらっしゃってるよ。
待ってましたよわしもさん。
さあさっそく読んでくれ。
はい読ませていただきましょうみらいのベストセラーを。
今までにないざん新な物語が書けたわい。
お〜それはすごい!ではでは…。
「昔々あるおうちにまま母といじわるな姉にいじめられていたヒヨデレラというむすめがおった。
ある日…」。
ヒヨデレラまだリビングのそうじをすませてないの?ごめんなさい。
トイレそうじに手間がかかってしまって。
ヒヨデレラったらわたしの部屋のそうじもしてないのよ。
まったくこまったものね。
わたしたちがぶとう会から帰ってくるまでにちゃんとすませておくのよ。
はい…。
ママいっぱいごちそうも出るかな?出るわよ。
食べきれないくらいにね。
行ってらっしゃいませ。
「おしろのぶとう会に行けずに悲しむヒヨデレラ。
そこにとつぜんま女が出てきて…」。
ま女〜!わたしはまほう使いのおばあちゃん。
ヒヨデレラもぶとう会に行くのじゃ。
えっわたしも?それっ!わっ!それっ!すてき!う〜んこれは…。
ざん新じゃろ?そのあとはいていたガラスのくつを落とすんじゃが…。
これ「シンデレラ」ですね。
ん?「シンデレラ」?ちがうよ「ヒヨデレラ」じゃ。
いやこういう話はもうあるんですよ。
何!?もうあるのか?じゃあもう一つ話があるから読んでくれ。
もう一つ…ああ。
え〜「あるところにお父さん指くらいのかわいい女の子がいました」。
せっ定がざん新じゃろ?題して「お父さん指姫」じゃ。
お父さんで姫。
ややこしい。
これ「親指姫」ですよね?何!?これもあるのか。
そうか。
本を書くのはむずかしいもんじゃのう。
だから言ったじゃん。
たしかに。
しろうさん本を書くのはやめさせてもらおうかのう。
んっ!う〜!それじゃこまるんですよ〜!どうしてくれるんですか!しめ切りに間に合いませんよ!うわ…。
さっきと全ぜん人がちがう。
しろうさん落ち着いて落ち着いて。
落ち着いてます。
どこかにとじこもってかんづめになってでもぜっ対書いてもらいますよ。
本を書けないとかんづめにされるのか。
わ〜!
(入れ歯くん)かんづめ!心の声いかん!かんづめになるのはいやじゃ!あっわしも!わ〜かんづめなんかになってたまるか〜!今日はサバのかんづめが安いよ〜。
どうだい?かんづめ。
か…かんづめ?うわ〜!いた?いない。
はぁ…こまりましたね。
本当にしめ切り間近なんです。
あっヒゲなまず先生わしも見なかったですか?
(ヒゲなまず先生)お〜ひより君。
あれ?むろはし先生?わたしはむろはししろうです。
はじめまして。
兄がお世話になってます。
あ〜弟さん。
どうもお世話になってます。
でわしもさんがどうかしたのかい?小説家デビューする予定だったのにしめ切り間近ににげちゃったんです。
え〜!わしもさんが小説家デビュー!?うちの出ぱん社からロボットはつの小説家としてデビューすることになったんです。
え〜!しろうさん出ぱん社の方なんですか?わたし小説家を目ざしておりましてこれこんなこともあろうかといつも原こうを持ち歩いているんです。
少年とうちゅう人の友じょうSFものです。
クライマックスは少年とうちゅう人が自転車で空をとんで…。
その話もうあります。
えっ?はぁ…つかれた。
もうわしはかんづめになる運命なんじゃろうか。
あっわしも。
ん?うっ!わ〜!ちがうのわしも!ちょっとわたしの話聞いて!ん?なんじゃかんづめというのはホテルとかにとじこもって本を書くことじゃったのか。
そう。
だからわしもがかんづめにならなくてもいいんだよ。
わしはかんづめになるのはいやじゃ!わしはロボットなんじゃ!はっ!それでいきましょう。
そうですわしもさんはロボットなんです。
そのことをすなおに書けばいいんです。
タイトルは「わがはいはロボットな…」あっいや「わがはいはロボなんじゃ」。
うんこれでいきましょう。
…でできた本がこれ?そう。
けっこう売れてるみたいだよ。
ただふろくのほうが人気だってうわさだけどね。
ふろく?わしもとくせいつくだにのかんづめじゃ。
(パパ)はあ〜?フフフ!
本を書くのもたいへんねわしも
(オープニングテーマ)2015/07/20(月) 18:00〜18:10
NHKEテレ1大阪
アニメ わしも「わしも、小説家デビュー」[字]
おばあちゃん型ロボット「わしも」が、小学生の女の子「ひよりちゃん」のもとにやってきた。新幹線より速いスーパーおばあちゃんが、楽しい騒動を巻き起こす!
詳細情報
番組内容
ベストセラー小説を書くと、「先生」と呼ばれ、人気者になると聞いたわしも。自分も人気者になりたい!と作家を目指すことにした。出版社で働いているむろはし先生の弟に出会ったわしもは、ロボット初の小説家として本を出すことになる。気合(きあい)をいれて書き始めたわしもだが、そのストーリーは…?
出演者
【声】松本梨香,田中あいみ,朝井彩加,牛山茂,折笠愛
原作・脚本
【原作】宮藤官九郎,安齋肇,【脚本】細川徹,平松政俊
監督・演出
【監督】川瀬敏文
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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サンプリングレート : 48kHz
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