感電したのは、遊びに来ていた2組の家族などでした。
助けようと川に入った人たちが、次々と感電。
現場で何が起きたのでしょうか。
こんばんは。
ニュース7です。
東芝で発覚した会計処理の問題を調べている、外部の専門家で作る第三者委員会は、経営トップの関与で、幅広い分野で組織的な不正が行われていたとする調査結果の報告書を、きょう夕方、会社側に提出しました。
この問題で東芝の第三者委員会は、東芝の幹部らおよそ200人にヒアリングを行うなどした調査の結果を、きょう夕方、都内で東芝の田中社長らに報告書として提出しました。
報告書は、このあと公表される予定ですが、関係者によりますと、この中では、インフラ工事や半導体、パソコンなどの幅広い事業で会計処理の問題が見つかり、過去5年間の営業利益について、合わせて1500億円を超える下方修正が必要だと指摘していると見られます。
そして、佐々木副会長が社長だった当時、決算をまとめる直前になって、部下に対して、さらに100億円以上、利益を増やすよう指示をしていたことや、田中社長が、会社幹部に対して、費用の計上を次の年度に先送りして、利益のかさ上げを促す趣旨のメールを送っていたことなどが、今回の問題につながったとしています。
その上で第三者委員会は、経営トップの関与で、幅広い分野で組織的な不正が行われていたとしています。
東芝は、この報告書の内容を踏まえて、田中社長をはじめ、経営陣の責任を最終的に判断することにしています。
親子連れに何が起きたのでしょうか。
きのう、静岡県西伊豆町で家族連れなど7人が、川岸に設置された動物よけの電気柵で感電し、男性2人が死亡した事故。
警察は、けさから現場の状況を詳しく調べ、電気柵に漏電を防ぐ装置が備え付けられていたかどうかなど、安全対策に問題がなかったか、詳しく調べています。
では、静岡県西伊豆町の事故現場の近くから中継です。
私は今、西伊豆町の事故現場にいます。
私の後ろに見える白い柵の橋、今回、あの橋の下で感電事故が起こりました。
この辺りは山間部でして、20年ほど前から、いのししや鹿による農作物への被害が相次いでいたことから、電気柵の設置が進められていました。
今回、事故が起きたとされる電気柵も、アジサイの花を鹿から守るために設置されたといわれています。
また近所の人の話によりますと、これまでこの辺りで、電気柵による感電事故は起きたことはなかったということです。
また、電気柵を設置している近所の人の話によりますと、電線にはおよそ4000ボルトの電気が流れていますが、安全装置があり、誤って一瞬触ったとしても、痛みを感じる程度で、これほど大きな事故につながるとは信じられないと話していました。
警察は、あしたも午前10時からこちらで検分を行って、事故の詳しい状況について調べることにしています。
西伊豆町の事故現場から中継でお伝えしました。
では、電気柵とは一体どういうものなのでしょうか。
こちらが、一般的な電気柵の模型です。
こちらの電源から高い電圧を流して、動物をよけるためのものです。
今回の事故では、電線の一部が、川の中に垂れ下がったと見られています。
法律では、100ボルトの家庭用のコンセントから、電気柵に電気を流す場合、電源付近に漏電を防止する装置を設置するよう定めています。
警察は、事故が起きた電気柵に、そうした装置が備え付けられていたかどうかなど、安全対策に問題がなかったか、詳しく調べています。
当時の状況が、少しずつ分かってきました。
警察によりますと、現場には、親戚の家に遊びに来ていた、川崎市宮前区の尾崎匡友さんと、尾崎さんの友人で、神奈川県逗子市の岩村知広さんの2組の家族がいました。
このうち尾崎さんは、子どもたち2人と一緒に川に入ろうとしました。
その直後、尾崎さんは、悲鳴を上げて川の中で倒れました。
助けようと川に入った岩村さんたちや近所の女性も、次々に感電したと見られています。
尾崎さんと岩村さんが死亡、岩村さんの長男が重傷、岩村さんの妻も重傷を負ったほか、3人が軽いけがをしました。
7人はなぜ感電したのでしょうか。
警察によりますと、7人が感電した電気柵は、現場近くの住民が、鹿からアジサイを守るため、設置していました。
電気柵には、橋を通して25メートルほど離れた対岸にある納屋に設置された100ボルトの家庭用のコンセントから、電気が流れていたことが分かりました。
これまでの調べで、岩村さんの長男が電気柵に触れたあと、電線の一部が川の中に垂れ下がったと見られています。
川での感電が、いかに危険なのか。
感電事故に詳しい消費者庁の消費者安全調査委員会の専門委員を務める森山哲さんは。
川の中では、水が流れる方向に関係なく電気は流れ、人間の体もおよそ6割が水で出来ているため、電気を流しやすい。
川の中では陸上での感電に比べて、比較的弱い電流でも、死に至る可能性が高くなると話しています。
電気柵のメーカーで作る、日本電気さく協議会の宮脇豊会長によりますと、電気柵を設置する際、家庭用コンセントなどから、直接電気を流すことは法律で禁止されていて、断続的にしか電気が流れない、専用の電源装置を使うよう定められています。
さらに国は、人が簡単に立ち入ることができる場所に、30ボルト以上の電源から電気を供給するときは、漏電時に、電気を遮断する安全装置を設置するよう求めていて、正しく使用していれば、今回のような事故が起きることは考えづらいということです。
警察は、現場の状況を詳しく調べ、電気柵に漏電を防ぐ装置が備え付けられていたかどうかなど、安全対策に問題がなかったか、詳しく調べています。
きょうも厳しい暑さが続きました。
中国地方から関東を中心に、真夏の日ざしが照りつけ、各地で35度以上の猛暑日になりました。
きのうの関東甲信に続いて、気象庁は、中国地方と近畿、それに東海が梅雨明けしたと見られると発表しました。
きょうは中国地方から関東を中心に、高気圧に覆われて晴れて、強い日ざしが照りつけました。
こちらは最高気温が全国で最も高かった、石川県小松市。
37度3分を記録しました。
暑いですね。
このほかにも最高気温は、岐阜県多治見市で36度3分、群馬県館林市と甲府市で36度ちょうどなどと、各地で猛暑日となりました。
この暑さで、熱中症の被害が出ています。
山梨県甲斐市の中学校では、サッカーの試合をしていた男子生徒3人が、気分が悪くなり、熱中症の疑いで病院に搬送されたということです。
症状はいずれも軽いということです。
NHKが各地の消防などに取材して、午後5時現在でまとめたところ、熱中症と見られる症状で病院に運ばれた人は、43の都道府県で、少なくとも652人に上りました。
熱中症を防ぐため、皆さん、どんな対策を取っているんでしょうか。
体を冷やしたいのは、動物たちも同じです。
広島市の動物公園では、かき氷など、冷たいものをプレゼントしました。
あすの日中も、東日本の内陸を中心に、35度以上の猛暑日が予想されています。
気象庁は、熱中症に十分注意するよう呼びかけています。
一方、湿った空気や低気圧の影響で、関東や福島県のほか、沖縄・奄美などで大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。
このうち群馬県みなかみ町南部付近では、レーダーによる解析で、午後5時までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
これまでの雨で、沖縄県と群馬県、栃木県、それに福島県では、土砂災害の危険性が高くなっている地域があります。
今夜遅くにかけて、沖縄県や関東、それに福島県では、局地的に雷を伴って、非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒するとともに、落雷や突風に十分注意するよう呼びかけています。
海の日のきょう、各地で水の事故が相次ぎました。
長崎県諫早市では、小学5年生の男の子が、海水浴場で溺れて死亡しました。
警察によりますと、母親と友人の家族らと9人で訪れ、きょう昼過ぎから、友人と一緒に泳いでいたということです。
また静岡県富士宮市では、川で遊んでいた男子中学生が滝つぼで溺れ、病院に運ばれましたが、意識不明の重体になっています。
さらに、兵庫県の淡路島では、2つの海水浴場で、遊泳中の男性2人が死亡しました。
NHKが午後6時現在でまとめたところ、全国で6人が死亡、2人が意識不明の重体となっています。
次のニュースです。
愛知県日進市の路上で、男性が刃物で殺害され、バッグが奪われた事件で、逮捕された17歳の高校生は、逃げる際、近くの公園で、手などに付いた血を洗い流したと見られることが、警察への取材で分かりました。
男子生徒は、強盗殺人の容疑を否認しているということです。
強盗殺人の疑いで逮捕された日進市に住む高校3年生の17歳の男子生徒。
きょう、名古屋地方検察庁に送られました。
供述から、今月12日の夜の事件前後の足取りが分かってきました。
殺害された川村典道さんは、午後8時ごろ、公民館での会合を終え、近くのコンビニエンスストアに向かいました。
男子生徒の姿は、ここから確認されています。
これまでの調べで、店の防犯カメラに、男子生徒が川村さんの後を追うような姿が映っていたということです。
その後、およそ600メートルにわたって後をつけ、川村さんを刺した疑いがあるということです。
そのあと向かったのが。
男子生徒が逃げる途中に、返り血を洗い流したと見られる公園です。
男子生徒は、この水道の水を使ったと見られます。
警察が詳しく調べた結果、水道の周辺から、血液の反応が出たということです。
また、公園と現場の途中にある階段の手すりからも、血の跡のようなものが見つかり、男子生徒は、階段を通ったと供述しているということです。
さらに、途中でバッグを捨てたとも供述。
供述どおり、住宅地のやぶの中から、バッグが見つかっています。
一方、男子生徒の自宅や友人の家から、事件で使われたものとは別のものと見られる、複数のサバイバルナイフが押収されていたことが、警察への取材で分かりました。
このうち、友人の家で見つかったナイフは、事件の翌日以降に、男子生徒が預けたものだということです。
男子生徒は、川村さんを刺したことは認め、事件で使った刃物について、逃げる途中で捨てたと供述しているということで、警察は、凶器の発見を急ぐとともに、複数のナイフを所持していた理由についても調べることにしています。
面識はなく、コンビニで刺そうと決めたと供述しているという男子生徒。
警察によりますと、これまでの調べに対し、強盗の目的のほか、殺意についても否定し、強盗殺人の容疑を否認しているということです。
続いては、東京・上野動物園の人気者、パンダの話題です。
43年前に日本に初めてやって来た、カンカンとランラン。
そして、2代目のペアのフェイフェイとホァンホァン。
上野動物園では、40年余り、ジャイアントパンダを飼育してきましたが、繁殖がとても難しく、誕生して順調に育ったのは、このユウユウとトントンの2頭だけなんです。
そこで、現在いるリーリーとシンシンの間で、これまで行ってきた自然交配による繁殖に加え、新たに人工授精の準備も始めたことが分かりました。
夏休みの上野動物園。
きょうもパンダが大人気です。
たくさんの人が、愛くるしい姿に夢中になっていました。
そのときの大行列がこちら。
43年前の昭和47年、日中国交正常化を記念して、カンカンとランランが、中国から日本に初めて贈られました。
上野動物園によりますと、パンダは世界でおよそ2200頭と、絶滅のおそれがあるとされています。
各国の動物園で繁殖に取り組んでいますが、雌の妊娠の可能性が高まるのが、繁殖期のうちの数日間しかないことなどから、繁殖は難しいのが実情です。
上野動物園でも、40年余りの間に生まれた赤ちゃんは、自然交配と人工授精を合わせても、僅か4頭。
このうち順調に成長したのは2頭しかいません。
新たな赤ちゃん誕生につながる兆候を見逃さないよう、24時間、様子を見守っています。
しかし、ことしは雌のシンシンが、強い発情の兆候を示さなかったため、動物園では自然交配による繁殖を目指しつつも、人工授精の準備も始めました。
ことし5月、雄のリーリーから精液を採取したときの映像です。
麻酔をかけてベッドに寝かせ、獣医師や中国の専門家などが、機械を使って刺激を与えます。
採取した精子を、顕微鏡で確認したあと、専用の管に詰めていきます。
最後に、液体窒素が入った容器に入れて、冷凍保存しました。
上野動物園では、雌のシンシンが発情の兆候を示すなど条件が整えば、この秋以降、人工授精を試みることを検討。
待望の赤ちゃん誕生を目指します。
安倍総理大臣は、民放の番組に出演し、先週、衆議院を通過した安全保障関連法案について、国民の理解を得るために、参議院の審議を通じて分かりやすく説明し、野党側の理解が得られるよう、努力していく考えを示しました。
この中で安倍総理大臣は、国民の理解をまだ頂いていないということはそのとおりだ。
戦争法案や徴兵制というのは間違っているということを、参議院の審議を通じて、分かりやすく説明していきたい。
与党の質疑時間が増えれば、いろんな角度で説明するチャンスが増えてくると述べました。
その上で、野党側との修正協議の可能性に関連し、民主党は憲法違反だと言って協議に乗ってくる姿勢はない、維新の党に一つの考え方を出していただいた結果、議論もかみ合ってきたので、参議院に移っても当然話し合いは続いていく。
安全保障に関わる法律は、できるだけ一致点を見いだす努力をする責任がお互いにあると述べ、野党側の理解が得られるよう、努力する考えを示しました。
一方、安全保障関連法案に反対するさまざまな分野の学者や研究者、およそ150人が、きょう、会見を開きました。
賛意を表明した学者や研究者は1万人以上に上っているということで、グループは、今月31日に国会前で抗議活動を行うことにしています。
ではニュースを続けます。
今、私の後ろをゆっくりと列車で運ばれているのが、ロシアのソユーズロケットです。
日本人10人目の宇宙飛行士、油井亀美也さんが乗り組む宇宙船を載せた、全長およそ50メートルのソユーズロケット。
日本時間のきょう昼ごろ、バイコヌール宇宙基地の発射台にセットされました。
ロケットは今月23日に打ち上げられ、油井さんはおよそ5か月間、国際宇宙ステーションに滞在し、さまざまな化学実験に携わります。
天皇皇后両陛下は、静養先の那須で、千振開拓地を訪ねられました。
ここは、戦後の苦境の中、旧満州から引き揚げた人たちが中心となって切り開いた土地です。
住民の代表ら8人と懇談され、天皇陛下は、開拓のときは大変だったんでしょうねなどと話しかけられていました。
また皇后さまは、よくここまで形を作ってくださってなどと、これまでの苦労をねぎらわれていました。
大相撲名古屋場所は9日目で、横綱に土がつきました。
好調の関脇・栃煌山が、鶴竜を破る殊勲の星を挙げました。
栃煌山はもろ差しが得意、ここまで1敗できています。
休場明けの鶴竜は、隙のない相撲で8連勝です。
踏み込んだ、鶴竜。
突っ張って、突き合いになった。
中に入った、栃煌山。
押し出し、栃煌山の勝ち。
鶴竜1敗。
9日目、全勝の鶴竜に土がつきました。
返り入幕の鏡桜は、幕内6場所目で初めて勝ち越しました。
嘉風がスピードのある相撲で、2敗どうしの一番に勝って、7勝目を挙げました。
新大関・照ノ富士が勝ち越しを決めた相撲と、白鵬が全勝を守った相撲です。
右を差しにいった照ノ富士。
左四つです。
稀勢の里、上手、ちょっと深い上手。
下手投げにいく。
下手が切れた、稀勢の里、しのいだ。
いなして押し倒し、照ノ富士の勝ち。
先輩大関に勝った照ノ富士。
体が動いていたとご機嫌でした。
白鵬、先場所敗れた逸ノ城戦です。
張って、右四つ、左の上手。
白鵬が形を作りました、逸ノ城、左を巻き替えに行きますが、白鵬がここはじっくりと攻めます。
寄り切りました。
全勝を守った白鵬。
最後の荒いしぐさについては、気をつけますと、反省していました。
気象情報は菊池さんです。
こんばんは。
夕方からは関東の北部でも、局地的に雨雲が発達して、雨の強まっている所があります。
このあとはどうなりそうですか?
関東北部では、あと1、2時間、局地的ですが、猛烈な雨の降るおそれがあります。
そして、九州や沖縄では、あすにかけても、雨の降り方に注意をしてください。
詳しく見ていきましょう。
雨の予想です。
沖縄から九州の南部にかけて、活発な雨雲がかかりそうです。
あすも引き続き、湿った空気が入りこむため、非常に激しく降る所があるでしょう。
そして、あすは夕方以降、前線の影響で、北海道でも雨の降る所がある見込みです。
台風12号の情報です。
きょうの午前中、熱帯低気圧から再び台風へと変わりました。
中心の気圧は990ヘクトパスカルです。
このあとの予想。
予報円はまだ大きいですが、週末に近づくおそれがありますので、今後の情報に注意をしてください。
ではあすの天気です。
2015/07/20(月) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽各地で厳しい暑さに 熱中症に注意 ▽大相撲 【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】中山庸介,【気象キャスター】菊池真以
詳細情報
出演者
【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】中山庸介,【気象キャスター】菊池真以
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ニュース/報道 – 定時・総合
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スポーツ – スポーツニュース
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