あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県東松島市 片倉日出海さん」 2015.07.20


何を一体伝えたいんだろうと。
さあ最後に塾生が流すのはうれし涙かそれとも悔し涙か。
「ごちそうさまのチカラ」最終回。
(2人)お楽しみに!宮城県東松島市矢本地区。
海から3キロほど離れた場所に60年以上続く文具店があります。
文具店の社長を務める…押し寄せる津波から納入間近だった教科書を守り抜きました。
あの日片倉さんは店で事務作業をしている時激しい揺れに襲われます。
足の踏み場もない店内を片づけようとしたその時でした。
教科書販売店に指定されている店では当時新学期を控えた市内の小中学校の14校合わせておよそ2万7,000冊の教科書を預かっていました。
本来すぐに避難するべきでしたが片倉さんは妻と従業員の3人で店の裏にある倉庫に向かいます。
津波の浸水が始まると倉庫にあった商品などを土のう代わりにして入り口に積み上げていきました。
それでも水は倉庫内に流れ込みます。
水かさ30〜40センチの冷たい水につかりながら2時間余り作業は続きました。
更に余震で教科書が落ちて水没しないよう必死に棚を押さえ教科書を守り抜きました。
こうして無事学校に納入する事ができました。
震災直後地域住民の避難所となっていた…当初混乱が残る中での学校再開に不安もあったといいます。
しかし学校が再開して1週間ほど過ぎると片倉さんのもとに教科書の返品の連絡が入り始めます。
小学生24人中学生8人が津波の犠牲になりました。
それ以外にも2人行方不明の小学生がいました。
片倉さんはその子たちのために小学校と中学校の教科書を2冊ずつ毎年取り置き続けています。
発注があった時すぐに学校に納められるようにと思ったからです。
2015/07/20(月) 23:20〜23:25
NHKEテレ1大阪
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県東松島市 片倉日出海さん」[字]

東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県東松島市で文房具店を営む片倉日出海さんは、保管していた市内の小学校と中学校の教科書を津波から必死に守りぬいた。

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番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県東松島市で文房具店を営む片倉日出海さんは、保管していた市内の小学校と中学校の教科書を津波から必死に守りぬいた。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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