【東京聯合ニュース】韓国外交部の李相徳(イ・サンドク)東北アジア局長は21日、日本政府が2015年版防衛白書で独島の領有権を主張したことを受け、在韓日本大使館の金杉憲治総括公使を呼び、口頭と文書で正式に抗議した上で、同内容の削除と再発防止を求めた。
白書は独島について例年と同様、「わが国固有の領土である竹島の領土問題が依然として未解決のまま存在している」と記述している。
外交部は同日、報道官声明を発表し、「白書に再び独島に対する荒唐無稽な主張を盛り込んだのは、過去の帝国主義による朝鮮半島侵奪の歴史を否定する行為」と非難。その上で、「このような挑発は国交正常化50周年を迎え、日本が歴史を直視する中で、韓日両国の新しい未来を開こうとするわれわれの努力を無効にする行為」と指摘した。
また、国防部の朴哲均(パク・チョルギュン)国際政策次長は同日午前、在韓日本大使館の武官を呼び、抗議文を手渡した。