どうもこんにちは。
あれ?善岡さん何だか落ち着かないみたいですけど何かあったんですか?実はこの近くのデパートでバーゲンセールをやっているらしいんです。
閉まる前に行きたいなと思って。
あっそれ僕も聞きました。
いつもは高い家具などもかなり安く売られているらしいですね。
そう…。
そうなんですよ。
私のお友達もいいお洋服をたくさん買ったらしいですよ。
お〜じゃあ今日はとにかく早く勉強を済ませてみんなで買い物に行きましょう!では今日の勉強を始めましょう。
先週は「雨だろう」のような推定の表現について学びましたね。
今日のテーマは「伝聞」です。
もしかすると先ほどから僕たちの会話の中に何回も出てきた「らしい」がポイントですか?そのとおりです。
ではまず今日のスキットからご覧頂きましょう。
(3人)どうぞ。
「何々らしい」という単語を使った伝聞の表現と先週勉強した「想像する」という単語を使った表現両方ありましたが分かりましたか?では今日のキーフレーズをご覧下さい。
どうぞ。
最初に私が表現しますのでしっかり見て下さい。
解説します。
手のひらを後ろに向け肩から後方へ動かします。
「以前」。
このように曲げた指を肩にあてます。
「担任」。
「責任」や「担当」などの意味も表します。
両手をすぼめながら下ろします。
「終わる」。
「完了」を意味する場合同時に「パッ」という口形をつける事が多いです。
「終わる」。
「担任」と「終わる」を続けて「担任していた事がある」という意味になります。
人さし指を斜め下に向けて振ります。
2回振ります。
「先生」。
「担任」「終わる」「先生」。
3つを続けて「担任だった先生」という意味になります。
両手のひらを下に向け同時に少し下げます。
「今」。
手のひらの上にもう片方の人さし指と中指を載せ前方に動かします。
「入院」。
これは担架で運び込まれる様子です。
人さし指と中指をこのように伸ばして上下に点を打つように動かして「らしい」。
「らしい」という表現は自分の憶測で述べるのではなく人から聞いたりテレビで見たり新聞で読んだりした情報を述べる時に使います。
「らしい」。
では今日のキーフレーズを表現してみて下さい。
はい。
いいですね。
心配している表情がついていてよかったです。
ではテレビの前の皆さんも一緒にやってみましょう。
できましたか?では三宅さんこの「何々らしい」という単語を使って例文を作ってみて下さい。
はい。
う〜ん…。
あっ!お〜いいですね〜。
でもまたホラー映画ですか?違うよね?ではほかの例文はどうですか?あとは…。
はいよくでき…。
えっ?私ですか?いえいえいえ。
単なる例文ですから気にしないで下さい。
これはいくつでも作れそうだな。
ちょっと待って。
分かりました。
今の例文はよかったです。
でもこの「らしい」という表現は人から伝え聞いた事を話す時に使うんですよ。
分かりましたか?はいはい。
ではこの辺で終わりにして次に進んで。
はい。
それでは今日のスキット今度は音声なしでご覧下さい。
学校行事に関する表現をご紹介します。
一緒に練習しましょう。
両手の人さし指で漢字の「入る」を形づくり前へ倒します。
「入学」。
両手で紙を持つように構えゆっくり上に上げます。
卒業証書を受け取る様子です。
「卒業」。
うちわで顔をあおぐように拳を振って「夏」。
両手をこのように2〜3回合わせながら動かして「連休」。
続けて「夏休み」。
両手を体の前でこのように2回振って「勉強」。
手をこのように構え手のひらの前で反対の手の人さし指と中指を上下に回して「旅行」。
続けて「修学旅行」。
上手にできましたか?今日もこのコーナーで教えて下さるのはものしり博士那須さんです。
こんにちは。
今日は何を教えてくれるんですか?はい。
今日のテーマはこちら。
以前飲食店編が好評でしたので第2弾です。
よろしくお願いします。
まず総合案内や受付などで使う手話表現です。
先ほどこのように指さしを使いましたが実際の場所や方向に合わせてこのように指し示して下さいね。
なるほど。
次に手続きの際に使われる手話です。
こんなところでしょうか。
なるほど。
このような表現は役所以外でもよく使いますよね?そうですよね。
このほか覚えておくといい表現として…はい。
那須さん今日もありがとうございました。
これからも手話の勉強少しずつ積み重ねていきましょうね。
はい。
積み重ね。
頑張ります。
はい。
性格に関する表現をご紹介します。
一緒に練習しましょう。
つまむような形にした両手を上下に置き上の手を体に沿って上に上げます。
「真面目」。
つまむような形にした両手を上下に置きこのように左右に引き離します。
「不真面目」。
親指と小指をこのように伸ばし親指を鼻先から斜め上に動かします。
「得意」。
伸ばした指先をこのように鼻にあてます。
「苦手」。
上手にできましたか?
(2人)「表現力アップ!」。
このコーナーでは善岡さんとのやり取りを通して手話の表現力を更に磨いて…ハッ磨いて…ハッ磨いていきたいと思います。
では今日はイラストを使ってその様子を三宅さんに表現してもらいます。
お〜っ!久しぶりですね。
よし頑張るぞ!久しぶりですね。
では…。
こちらどのように表現しますか?あ〜。
これは「お皿」。
こういう感じですね。
円いお皿だから。
「お皿」。
どうですか?そうですね。
イラストそのままに表したんですね。
私の表現方法は「ま〜るい平らなお皿がある」というふうに表現します。
いいですね?次はこちら。
なるほど。
これは四角だから…こうか。
正方形。
こう?あれ?こうか。
こうだこう。
正方形が12345。
「5枚のお皿」。
そのやり方「四角」という表現もよかったですし指さしを使ったのもよかったです。
私はこのように表します。
「四角いお皿これがこのように5か所にあります」。
と表現します。
立ててんだねこっちにね。
こういう事ね。
じゃあほかにもやってみましょう。
あ〜多いね。
どうします?何枚あるんでしょう?10枚。
これはさっきの長方形…「長方形のお皿がプルプルプル…10」。
いいですねその口。
今の表現プルプルプル…っというその口もよかったです。
私はこうやりますよ。
「長方形のお皿が積み上がる」と表します。
まだありますよ。
えっまだあるの?うわ〜!うわっ!これどうしましょうか?多いね。
あ〜面倒くさいな。
「四角だ円形正方形花…いっぱいある」。
いいですね。
「いろいろな形がある」と表現したところはよかったですよ。
私のやり方だと「まず長方形の皿が積み上がりそして円いお皿花形のお皿ダ〜ダ〜ダ〜」ってもうやってられません!多すぎます!長いよ。
分かってます!次!抜けないし。
ないんで終わりです!以上「表現力アップ!」のコーナーでした。
終わりです。
はいという事で今日は「らしい」という単語を使った伝聞の表現について勉強しました。
はい。
じゃあそろそろ行きましょうか。
デパートが閉まっちゃいますよ。
あっでもそのセール来週までやっているらしいですよ。
本当ですか?でも友達が言うにはいい物は早く売り切れるらしいですよ。
はいはい。
はいはいはいはい。
はいはいはい。
最後も「らしい」でうまくまとまりましたね。
それでは今日はこの辺で。
(3人)さようなら。
2015/07/21(火) 10:25〜10:50
NHKEテレ1大阪
NHKみんなの手話 第15課「先生が今入院しているらしいんだ〜伝聞の表現」[字]
ろう者が日常生活で使う手話を学ぶ、初心者向けの番組です。講師の善岡修さんとナビゲーターの三宅健さんが手話の魅力を伝えます。第15課は「未来時制・伝聞」の表現です
詳細情報
番組内容
15課では、人から伝え聞いている事柄についての表し方を学びます。日本語で「〜らしい」「〜のようだ」で表される伝聞表現は、手話では、人さし指と中指を伸ばした手型を上から下へ動かす〈らしい〉という単語を文末につけることで表します。この〈らしい〉という単語は、テレビや知り合いなど、他者から聞いたことについて話す時に使われます。スキットを通して、〈らしい〉という語の使い方を学んでいきましょう。
出演者
【講師】善岡修,【出演】三宅健,那須善子,ホサナ,【語り】佐田明,大野エリ
ジャンル :
福祉 – 手話
趣味/教育 – 会話・語学
趣味/教育 – 生涯教育・資格
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