３代にわたる経営トップが責任を問われる異例の事態。
東芝の不正な会計処理をめぐって外部の第三者委員会が、経営トップらを含めた組織的な関与があったと認定したことを受けて午後に田中社長ら歴代３代の社長経験者が辞任を表明する見通し。
東芝の本社前から中継。
東芝では今朝、取締役会が開かれました。
第三者委員会の報告書で関与が指摘された２代前の社長、西田相談役が相談に応じ利益のかさ上げを求めたことはないと関与を否定しました。
一方、今朝取材に応じた東芝の社員からは東芝はゼロからやり直す必要があるなどと危機感を感じさせる声が聞かれた。
昨日公表された第三者委員会の報告書の要約版ではテレビ事業やパソコン事業など東芝の大半の事業で営業利益のかさ上げが認定され営業利益のかさ上げはおよそ７年間で合わせて１５６２億円にまで膨らんでいた。
第三者委員会は経営陣がチャレンジと呼ばれる高めの利益目標を設定し社内カンパニーに対し、必ず達成するようプレッシャーを与えていたことを指摘した。
目先の利益にこだわった経営トップらを含めた組織的な関与と厳しく指摘されたことを受けて今日夕方、田中社長と前の社長の佐々木副会長、さらに２代前の社長だった西田相談役も辞任を表明する見通し。
上司の意向に逆らうことができないとまで指摘された企業の体質を新たな経営陣のもとで変えることができるのか。
東芝は重い課題を背負うことになった。
一方、甘利経済再生担当大臣は会見で東芝の佐々木副会長から今朝、政府の産業競争力会議の民間議員や政府税制調査会の特別委員など、横浜市のマンションで女性が胸から血を流し死亡していた事件で、女性は遺体で発見される直前に殺害された可能性があることが警察への取材で新たにわかった。
この事件は昨日午後１０時頃、横浜市南区のマンションの部屋で女性がベッドで左胸から大量の血を流して死亡しているのが見つかったもの。
警察のその後の調べで、死亡した女性は、この部屋に住む五十嵐貴子さんとわかった。
遺体の状況などから五十嵐さんは昨日午後１０時頃、帰宅した次男に発見される直前に殺害された可能性があることが新たにわかった。
部屋に荒らされた形跡はなく、着衣に乱れはなかったとのこと。
警察は五十嵐さんが死亡したいきさつを調べている。
鹿児島県の離島では局地的に大雨になっていて気象台は屋久島町と十島村では５０年に一度の記録的な大雨が降ったとして警戒を呼びかけている。
十島村の諏訪之瀬島では今朝早く、１時間に９８．５ミリの猛烈な雨を観測した。
今日午前９時までの３日間の総雨量は十島村の中之島で５４３．５ミリ、屋久島町で４８０ミリなどとなっており気象台は十島村と屋久島町で５０年に一度の記録的な大雨が降ったところがあるとしている。
これまでのところケガ人の情報はないが十島村では小規模な土砂崩れが発生しているとのことで、十島村と屋久島町は合わせて７２００人あまりに避難勧告を出している。
腎臓を２００万円で売らないかとホームレスの男に持ちかけ臓器売買の約束を交わしたとして住吉会系の暴力団幹部らが警視庁に逮捕された。
臓器移植法違反などの疑いで再逮捕されたのは住吉会系暴力団幹部の吉田昭容疑者と無職でホームレスの前雄一容疑者の２人で、警視庁は現在治療を受けている元組員の爲貝繁正容疑者も近く再逮捕する方針。
吉田容疑者らはおととし１２月から去年４月にかけて腎臓を２００万円で売らないかと前容疑者に持ちかけ、臓器売買の約束を交わした疑いが持たれている。
また、生体腎移植が原則、親族の間でしか認められないことから前容疑者と爲貝容疑者との嘘の養子縁組届を豊島区役所に提出した疑いも持たれている。
前容疑者が移植手術の前に警視庁に事情を説明したため事件が発覚し、結局、移植手術は行われなかったとのこと。
吉田容疑者はこちら、池袋西口公園周辺で声をかけ、臓器の提供者を捜していたとのことです。
吉田容疑者らは嘘の住民異動届を提出するなどしたとして先月３０日、逮捕されていた。
取り調べに対し吉田容疑者らは間違いありませんと容疑を認めているとのことで、警視庁は、吉田容疑者が組織的な臓器売買を進めようとしていた可能性があると見て追及している。
静岡県西伊豆町でシカよけの電気柵によって男女７人が感電し、２人が死亡、５人が重軽傷を負った事故でこの電気柵には漏電遮断機がついていなかったことが新たにわかった。
この事故はおととい夕方、静岡県西伊豆町で川遊びをするなどしていた男女７人がシカよけの電気柵などによって感電し２人が死亡、５人がヤケドなどの重軽傷を負ったもの。
電気柵の一部が壊れ、電線が水に浸かっていて漏電を起こしたと見られている。
電気柵の設置に不備はなかったか、警察がこれから現場検証を行い事故の詳しい原因を調べます。
警察は午前１０時から現場検証を開始しているが、経済産業省の調べで事故が起きた電気柵には電気事業法で取り付けが義務づけられている漏電遮断機がついていなかったことが新たにわかった。
警察は漏電遮断機をつけていなかったことで事故につながった可能性があると見て事故の詳しい原因を調べている。
中国の元大物幹部がまた１人汚職で摘発される。
中国共産党は胡錦濤前国家主席の元側近として知られる令計画氏の党籍を剥奪し、収賄容疑で司法機関に送ることを決めた。
国営の新華社通信によると、中国共産党は２０日、中央政治局会議を開き去年１２月、重大な規律違反で調査を行っていると発表した令計画氏の党籍を剥奪し巨額の賄賂を受け取った容疑で司法機関に送ることを決めた。
これを受け、最高人民検察院は令氏を収賄の疑いで逮捕する方針を固めた。
国政の助言機関である全国政治協商会議の副主席だった令氏は胡錦濤前国家主席の元側近として知られている。
国連の安全保障理事会は２０日、イラン核問題協議での最終合意を承認し国連による制裁措置解除の手続を定めた決議案を採択した。
２０日、全会一致で採択された決議案は欧米などとイランが最終合意しイランの核開発の制限や査察の受け入れ、国連などによる経済制裁の段階的な解除を定めた行動計画を承認したもの。
決議案は合意が履行されれば１０年後にはイランの核問題が安保理の議題ではなくなるとの見方を示す一方、イランによる違反があった場合、制裁を再び発動させる仕組みが盛り込まれた。
安保理が発動した一連の制裁措置はＩＡＥＡによる合意履行の検証報告の後、一部を除き解除されることになる。
中谷防衛大臣は今朝の閣議に今年版の防衛白書を報告した。
過激派組織イスラム国を初めて大きく取り上げている。
今年の防衛白書はイスラム国を国家に対峙し得る強力な軍事力を持つ新しいタイプの国際テロ組織と指摘。
アメリカを中心とする有志連合の軍事作戦について大規模地上戦力の投入なしには長期化するという分析を紹介した。
さらにその脅威に対しては我が国も無縁とは言えないとした上で国際的な協力の重要性がさらに高まっていると指摘している。
先週、衆議院で採決が強行された安保関連法案では、イスラム国に対するアメリカ軍の軍事作戦などを自衛隊が協力支援できるとしていて、今後の参議院の審議ではその活動の具体的な内容が問われることになる。
愛知県日進市の高校３年生の男子生徒が強盗殺人の疑いで逮捕された事件で男子生徒は、被害者を刺した凶器のナイフを友人に預けていたと見られることがわかった。
逮捕された高校３年の１７歳の男子生徒は日進市の歩道で川村典道さんを刃物で刺して殺害した上、現金の入ったバッグを奪った強盗殺人の疑いが持たれている。
捜査関係者によると、男子生徒は犯行後、近くで事件があって疑われたくないという趣旨の説明をして複数のサバイバルナイフを友人に預けていた。
警察がそれらを押収して調べたところうち１本のナイフの刀型と遺体の傷跡がほぼ一致し、凶器に使われた可能性が高いことがわかった。
また、男子生徒は犯行後、複数の友人に頼みがあるなどと送ったＬＩＮＥメッセージの通信履歴を消している。
警察は男子生徒がナイフを預かってもらおうとしたメッセージを消して、証拠隠滅を図ったと見て調べている。
人気お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんにストーカー行為を繰り返したとして２４歳の女子大学生が警視庁に逮捕された。
逮捕されたのは、東京・渋谷区の大学４年生、米田あづみ容疑者で、今年３月から今月にかけて人気お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんに対し、仕事現場などで待ち伏せしつきまといなどのストーカー行為を繰り返した疑いが持たれている。
今年の春頃、村本さんから警視庁に相談があり事件が発覚したとのこと。
取り調べに対し米田容疑者は容疑を認めているとのこと。
村本さんは吉本興業に所属するお笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーのボケ担当で早口でまくし立てる漫才で人気。
アメリカとキューバは２０日、５４年ぶりとなる歴史的な国交回復を果たし双方の大使館も再開された。
今日再開された大使館でキューバの国旗がワシントンの夏空のもと、ゆっくりと揚がっていきます。
半世紀以上敵対してきたアメリカとキューバは２０日、国交を回復し、双方の首都の利益代表部を格上げして大使館を再開した。
キューバ国内ではワシントンの記念式典の様子がテレビで放送され、多くの市民が見守った。
ハバナでもアメリカ大使館が再開され、アメリカ訪問のためのビザを申請する市民らが行列をつくった。
また、ワシントンでは１９６１年の断交後、初の外相会談が行われた。
大使館は再開されたが、アメリカ側の大使については上院で多数を握る共和党の一部が国交回復そのものに反発していることから指名すらされていない。
さらにアメリカ側が求める人権状況の改善で目立って進展はなく、キューバが要求する経済制裁の全面解除や巨額の費用の問題もあり鉄路での復旧を断念。
東日本大震災の津波で被災したＪＲ気仙沼線について、ＪＲ東日本が、鉄路での復旧を断念したことがわかった。
これまでＪＲ東日本は気仙沼線の復旧費用を７００億円と試算しこのうち４００億円について国などに負担を求めてきた。
しかし、国が費用の負担に難色を示したことや震災前から気仙沼線の利用客が低迷していたことなどから現状のＢＲＴ＝バス高速輸送システムを存続させ鉄路での復旧を断念する方針を固めた。
ＦＩＦＡのブラッター会長が記者会見に臨んだところ…会場に乱入し、ブラッター氏のそばで札束に似せた紙切れをばらまいたのはイギリスのコメディアンで、ブラッター氏を皮肉ったパフォーマンスと見られる。
その後の会見でブラッター氏は後任の会長選挙を来年２月に行い自らは出馬しないことを表明した。
次の会長選挙にはサッカー元日本代表監督のジーコ氏らが出馬の意向を示している。
今朝早く滋賀県栗東市の民家で火事があり、男性１人が死亡しました。
午前５時ごろ栗東市下戸山で「家の中から煙や炎が出ている」と通行人から、消防に通報がありました。
火は約３０分でほぼ消し止められましたが、木造２階建て民家の２階や階段が激しく燃えていて２階の一室から、男性が全身に火傷を負った状態で見つかりました。
男性はその後、病院で死亡が確認されました。
この家に一人で住む山本和行さんと、連絡が取れていないということで警察が身元確認を急いでいます。
奈良県香芝市で小学６年の女の子が車に監禁された事件で警察は今朝から逮捕された男を立ち会わせて女の子を連れ去ったとされる、リサイクルショップで実況見分を行いました。
実況見分は午前８時半過ぎから香芝市のリサイクルショップのトイレで、橿原市の無職伊藤優容疑者立会いのもと、約１０分間、行われました。
この事件は今月４日、香芝市の小学６年の女の子がリサイクルショップで行方不明になり、翌日、車に女の子を監禁した疑いで伊藤容疑者が現行犯逮捕され、女の子は無事保護されました。
これまでの警察の調べでは伊藤容疑者は「駐車場でトイレを出入りする女の子を待ち伏せしていた」と供述していて、車内からは、粘着テープや結束バンドがみつかっています。
警察は実況見分を通して詳しい犯行状況を、明らかにする方針です。
光学機器メーカーオリンパスの損失隠し事件で、株価が下落し、損害を被ったとして、株主らが賠償を求めていた裁判で大阪地裁は、オリンパスに対して約２１００万円の支払いを命じました。
判決によりますとオリンパスでは、４年前に１０００億円を超える巨額の損失隠しが発覚。
２０００円台だった株価が一時４００円台にまで、暴落しました。
大阪地裁では、これまで１００人を超える株主が、株価の下落によって損害を被ったとして、オリンパスに賠償を求める裁判を起こしています。
このうち今日は、個人と法人あわせて１１の株主が、総額３３００万円を求めた訴訟の判決があり、大阪地裁は、「投資判断にあたる重要な事項について、重大な虚偽記載をしていた」などとして、オリンパスに対し１１の株主全員に、約３０万円から７３０万円の、支払いを命じる判決を言い渡しました。
梅雨が明けたばかりですが、京都の北野天満宮では、早くも正月の縁起もの、「大福梅」の土用干しが、始まりました。
京都の北野天満宮は梅の名所で知られ境内には約５０種類、１５００本の梅の木があります。
「大福梅」は、元旦に、新年の健康を願って、白湯に入れて飲む縁起もので平安時代から続いています。
先月摘み取られた約２トンの梅の実は、塩漬けされた後樽から取り出され、カラカラになるまで干し上げられます。
土用干しは、約４週間かけて行われ、職員や、巫女総がかりで続けます。
土用干しが終わった後は、塩をまぶして、樽に１１月まで貯蔵し正月の準備を始める、事始めの日から参拝者に縁起物として配られます。
2015/07/21(火) 11:30〜11:55
ＭＢＳ毎日放送
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