こんにちは、正午のニュースです。
東芝で発覚した会計処理の問題で、外部の専門家で作る第三者委員会が調査結果をまとめた報告書を提出したことを受けて、東芝の田中社長は、きょう午後会見して会社側の対応などについて明らかにすることにしています。
東芝本社には、けさも社員が次々に出社しました。
第三者委員会がまとめた報告書によりますと、東芝では、インフラ工事や半導体などの幅広い事業で会計処理の問題が見つかり、平成21年3月期以降の利益について合わせて1518億円の下方修正が必要だと指摘しました。
一連の会計処理の中には、経営トップらを含めた組織的な関与があり意図的に見かけ上の利益のかさ上げをする目的で行われたものがあると断定しました。
麻生副総理兼金融担当大臣は。
甘利経済再生担当大臣は。
東芝はきょう午後、田中社長が会見して会社側の対応などについて明らかにすることにしています。
静岡県西伊豆町で家族連れなど7人が川岸に設置された動物よけの電気柵で感電し男性2人が死亡した事故で、警察は切れた電気柵の電線が川に入り、漏電が続いていたとみられることから漏電を防ぐ対策がどのようにとられていたのか現場検証をして詳しい状況を調べています。
おととい、静岡県西伊豆町で2組の家族など合わせて7人が川岸に設置されていた動物よけの電気柵で相次いで感電し、川崎市宮前区の尾崎匡友さんと神奈川県逗子市の岩村知広さんの2人が死亡、5人が重軽傷を負いました。
これまでの調べで、電気柵の電線の一部が切れて川の中に垂れ下がり漏電したとみられています。
警察によりますと、事故直後、救助に向かった人は川の水がビリビリして近づけなかったと話し、そのあと電気柵の所有者が電気を切ったあとは川の中に入ることができたということです。
警察は、切れた電線から漏電が続いていたとみて、漏電時に電気を遮断する安全装置が設置されていたかどうかなど安全対策がどのようにとられていたのか詳しく調べています。
事故を受けて電気事業法に基づいて電線の管理などを所管する宮沢経済産業大臣は。
石川県津幡町でも今月17日、95歳の女性が田んぼの周りに設置された電気柵に触れ、そのショックで転倒し病院に運ばれていたことが分かりました。
けがはなかったということです。
津幡町などによりますと電気柵は、いのししなどの田んぼへの侵入を防ぐため今月上旬に地区の農家が共同で設置していたということです。
今回の事故を受けて、町では、電気柵に触れないよう改めて注意を呼びかけることにしています。
きょうも広い範囲で気温が上がり、気象庁は北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。
午後は各地で35度以上の猛暑日が予想され、熱中症に十分な注意が必要です。
きょうは広い範囲で気温が上がり、気象庁はきょう午前、北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。
午前11時半までの最高気温は富山空港で36度ちょうど、石川県小松市で35度9分などところによってすでに35度以上の猛暑日となっているほか、東京の都心で32度8分など各地で厳しい暑さとなっています。
午後はさらに気温が上がる見込みで、日中の予想最高気温は、埼玉県熊谷市で37度、東京の都心や甲府市などで36度、新潟市、金沢市などで35度と各地で猛暑日となる見込みです。
気象庁は各地に高温注意情報を発表し、こまめに水分をとり適切に冷房を使うなどして熱中症に十分注意するよう呼びかけています。
一方、九州南部や奄美地方では大気の状態が不安定になり、鹿児島県では、局地的に猛烈な雨が降り土砂災害の危険性が非常に高まっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
鹿児島県では、きょう夕方にかけて局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するよう呼びかけています。
下村文部科学大臣は、安倍総理大臣が新しい国立競技場の整備計画を見直す方針を表明したことを巡り、秋の初めには新たな整備計画を策定したうえで、着工は来年1月から2月ごろになるという見通しを示しました。
下村文部科学大臣はこのように述べ、着工は来年1月から2月ごろになるという見通しを示しました。
また記者団が、計画の白紙撤回を巡り野党の一部から辞任を求める声も出ていると指摘したのに対し、批判は謙虚に受け止めたい。
ただ東京オリンピック・パラリンピックに確実に間に合う形でどうしていくかというスキームを作ることが最も責任を果たしていくことだと述べました。
菅官房長官は、次のように述べました。
愛知県日進市の路上で、男性を殺害しバッグを奪ったとして17歳の高校生が逮捕された事件で、発見されたバッグには現金が残されていたものの物色したような跡があったことが分かり警察は現金を奪う目的だったとみてさらに動機の解明を進めています。
高校生は容疑を否認しているということです。
今月12日、愛知県日進市の路上で近くに住む川村典道さんが刃物で刺されて殺害され、現金およそ6000円が入ったショルダーバッグが奪われた事件で、市内に住む高校3年の17歳の男子生徒が強盗殺人の疑いで警察に逮捕されました。
警察によりますとバッグは男子生徒の供述どおり、近くの住宅地のやぶから見つかりましたが、封筒に入っていた現金は、小銭も含め全額残されていたということです。
一方、バッグの内側には血の付いた手で触ったような跡があり警察は、男子生徒が現金を奪う目的で犯行に及んだとみてさらに動機の解明を進めています。
警察によりますと、男子生徒は川村さんを刺したことは認めていますが強盗が目的ではなかったと供述しているほか殺意についても否認し、強盗殺人の容疑を否認しているということです。
ことしの防衛白書が閣議で報告され、中国が南シナ海や東シナ海で海洋進出を活発化させていることについて不測の事態を招きかねない危険な行動だとして強い懸念を示しています。
ことしの防衛白書は、海洋を巡る動向という新たな項目を設け国際法秩序とは相いれない独自の主張に基づき、自国の権利を一方的に主張し、または行動する事例が多く見られるようになっているとして、中国が、南シナ海の南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島で埋め立ての開発活動を急速かつ大規模に推進していることなどを取り上げています。
そのうえで、中国が南シナ海や東シナ海で海洋進出を活発化させていることについて、不測の事態を招きかねない危険な行動だとして強い懸念を示しています。
さらに自民党から記述が少ないという指摘が出されていた中国が東シナ海で進めている新たなガス田の開発について別の章で、新たな施設の建設作業などを進めていることが確認され、一方的な開発を進めていることに対し繰り返し抗議し、作業の中止などを求めているとしています。
ことしの防衛白書は、海洋を巡る動向を新たに設けました。
中国による南シナ海での浅瀬の埋め立てなどにアメリカも反発し、南シナ海や東シナ海での緊張がこれまでになく高まっていることへの危機感を反映しています。
また白書は、海上交通の安全確保が国家の存立にとり死活的な問題になっていると指摘し政府が集団的自衛権の行使が可能となる武力行使の新3要件に盛り込んだ国家の存立というキーワードも使っていて安全保障関連法案の必要性を強調するねらいもうかがえます。
法案への国民の理解は広がっているとは言えず、政府としては参議院での審議を通じて日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、抑止力を高めることが法案の目的だと繰り返し説明していくものとみられます。
キューバとの国交回復を受けてアメリカのケリー国務長官は来月、国務長官として70年ぶりにキューバを訪れ、関係正常化に向けた取り組みを強化していく方針です。
アメリカとキューバは、20日1961年以来断絶していた国交を回復し双方の首都で大使館を再開しました。
アメリカのケリー国務長官は、来月14日に国務長官として1945年以来70年ぶりにキューバを訪問することを明らかにしました。
ケリー長官は、ハバナのアメリカ大使館で行われる記念式典に出席するほか、キューバ政府高官と会談する予定です。
アメリカとキューバは経済制裁を解除することで合意していますが、アメリカ議会で多数の野党共和党からは反対の声が上がっています。
またキューバ政府が求めているグアンタナモ収容所の返還にアメリカ側が応じていないなど両国の関係正常化に向けては、多くの課題が残っています。
アメリカ政府としては高官による協議をさらに活発化するなどして、関係正常化に向けた取り組みを強化していく方針です。
2015/07/21(火) 12:00〜12:20
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合
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