生字幕放送でお伝えします≫今日は遊びに来てみたくなる「ひるブラ」。
≫私たちは千葉県館山市の無人島沖ノ島に来ています。
この海、そして森でも不思議な遊びができるというミステリーアイランドなんですよ。
≫えみりさん、見える?≫いた、いた。
すごい、すごい!童心に戻ってる。
≫もう夏気分ですよね。
≫ほら、かけちゃうぞ!≫いい感じ。
≫私たち、夏休みっぽくなってますけどね。
ここは、いわゆるミステリーアイランドなんですよね。
≫えみりさん、ここにはミステリーがたくさんある。
まず、こちら。
≫この岩場の中にぽかっと黒い砂浜があります。
ここがミステリーなんです。
不思議な現象がありますよ。
≫ちょっと見ててください。
≫砂鉄?≫そうです、砂鉄なんです。
≫なんで?なんで?≫この島には砂鉄が集まる場所が2か所だけあるんですけどこれがなぜ、ここに砂鉄が集まっているかは謎なんです。
まさに、これこそミステリー。
≫この黒い砂全部、砂鉄なんですよね。
≫そうなんです。
こういう不思議スポットに満ちているこの島なんですが、えみりさんなんと歩いて渡れるという無人島なんです。
この沖ノ島は千葉県の南房総まさに東京湾に浮かんでおります。
かつては沖合いにあったんですけれども関東大震災のときに地盤が隆起しまして徐々に陸地とつながったそうなんですね。
ちょうど陸から砂州を歩いて渡ることができます。
さらに絶好のビーチで満潮でも皆さんここで歩けるんですね。
≫島の周囲は僅か1km。
手付かずの自然が楽しめる夏の人気スポットなんです。
≫その人気の場所にえみりさん、私たち来ています。
潮が引くとこうやって潮だまりがいくつも小さいプールみたいにできるんですね。
みんな今日は風があるから暖かいんだって。
ここは、しかもミニ水族館のようになるんです。
渡部さん、探してる?何か。
≫つかまえました。
たくさんつかまえました。
ご覧ください。
ほら、見て。
さっきつかまえておいたんです実は。
≫すごいの、いるよ。
≫いっぱい、本当にいろんなのがいてこの、しま模様の魚がアゴハゼっていうハゼですね。
≫ヤドカリもいるしあとこんなに大きなカニもいます。
こういうのがいっぱい見つかる宝庫なんですよ。
しかも、岩場にもちょっとおもしろいやつがおりますので探してみましょう。
この岩、陰になってますから見えにくいんですが分かります?ここ。
ここにいるの。
これ、イソアワモチっていう生き物なんです。
ちょっと、ごめんね。
眠ってるところかな。
渡部さん、あげる。
≫寝てます。
ひっくり返してみますね。
≫じっとしてるとカタツムリのような顔を出します。
≫ちょっと動いたね。
動いてる、動いてる。
このイソアワモチというのは環境の変化に非常に敏感なのでそれだけ沖ノ島の海がきれいな実は証しなんですよね。
この島は生き物に絶好のスポットで潮だまりの中に小さな穴とかあってみんな、すんでるんですね。
≫この辺り、ポコポコ穴が開いていますでしょ。
ここは砂が堆積したやわらかい地層でして。
波の浸食でこうやって複雑な地形ができやすいんですね。
≫この地形を利用している生き物たちのたくましい暮らしをご覧ください。
≫満潮から徐々に潮が引いてくると沖ノ島独特のボコボコした岩場が現れます。
この島は岩場を好む生き物たちの宝庫でもあるんですよ。
≫魚、いっぱいですね。
ほら、かわいいエビ分かりました?こうして岩に隠れるようにして生活してるんですよ。
岩にできた小さな穴をよく見てみるといました!オウギガニです。
扇形の体が穴にぴったりはまっちゃってなんか、かわいいですよね。
お気に入りのおうちを見つけたみたいですよ。
≫こっちにも珍しいカニがいますよ。
分かります?真ん中のもじゃもじゃしたところ。
ほら、はさみが出てきました。
≫一見、海藻みたいなこのカニ。
敵に見つからないようにカムフラージュしてるんですね。
≫ひっそりと暮らしているのはケヤリムシ。
ほら、大名行列で使った毛槍に似てますよね。
≫沖ノ島は、磯の生き物にじかに触れ合える貴重な場所なんですね。
この無人島の楽しさは海のすぐそばの森の中にもあるんです。
行ってみましょう。
≫えみりさん海水浴しながら森探検ができちゃうんですよ。
≫すぐ行けちゃうんだ。
神秘的な場所じゃないですか。
鳥居があるの?鳥居をくぐって…。
≫えみりさん、音聞こえます?セミの声とか。
≫聞こえるね。
≫ぐっと潮騒の音が消えて…。
≫一気に山になるんですよね。
≫そして草の香りがすごいですね。
≫こちらに神社さんもございます。
お邪魔いたします。
≫ここ神社がありまして陸とつながる前から地元の方々の大事な神様が祭られておりまして今も年に一度皆さんで集まるそうなんですね。
≫こちらの方がこちらの神様でございます。
≫違います。
ネイチャーガイドをしてらっしゃる竹内さんです。
≫よろしくお願いいたします。
≫いつも、沖ノ島で皆さんを案内していらっしゃるんですね。
島の楽しみ方今日は教えていただきましょう。
≫この沖ノ島を象徴するご神木があるんですよね。
≫はい、こっちです。
≫本当に深いでしょ、森が。
≫海からすぐ森につながっていますからね。
≫夏休みの冒険ですよ。
≫そのご神木、これです。
これタブノキという木なんですけれどもかなりの樹齢なんですよね。
≫樹齢、大体約300年といわれています。
高さが18mありますからこの島で一番大きな木です。
≫パワー、感じますか?≫水、吸ってますよ。
水、ごくごくいってます。
こちらのタブノキ様、隣に隣に実はもう1本あるんですよ。
こちら、見てください。
≫つながってる!仲よし。
≫つながってるんですけどこれ2つのタブノキ大きな樹齢300年近くのタブノキが2個隣り合わせでこんなに大きく育ったんですよ。
これも珍しいですよね。
≫この島で一番いい場所かもしれないということなんですね。
≫この島でこれだけ大きな木が育つというのはここの島で一番いい場所になってます。
≫パワースポットですね。
≫でも、この木は本当に厳しい環境を生き抜いてきた存在なんですよね。
この沖ノ島というのはなんといっても海が周りですから潮も浴びますし台風もやってくるということで非常に厳しい植物にとっては環境ではありますよね。
そのために、この島の森はタブノキを代表に強く塩害にも耐えて生きてきたということなんですよね。
≫島の森はタブノキを代表に潮に強い植物が潮に耐えて豊かな森を作っているんですね。
照葉樹が浮かんでいるようですね。
≫さらに私たち森の奥に入ってきましたけどそういう厳しい環境の中の植物って個性が結構あるんですよね。
≫ちょっと楽しい植物もありますのでご案内したいと思います。
≫潮騒が今、全然聞こえなくてセミの声が。
≫ほんの数十メートルで海ですからね。
この島はミカン科の植物が多いのでアゲハチョウが多いですね。
これ、触ってみてください。
≫葉っぱを触ります。
≫触ってどうするんですか?≫ちょっとにおいを…。
≫ゴマみたいな香りがする。
ゴマダレ。
≫僕はアーモンドっぽい感じにも…。
≫冷やし中華のゴマダレのにおいがします。
≫この木は?≫この木の名前はクサギといいます。
≫どういう字を書くんですか?≫臭い木です。
≫そのままなんですね。
≫スナック菓子の食べたあとの指のにおいがします。
≫悪くはないですね。
≫外敵から身を守るためにこういう香りで個性をつけていったといわれているんですね。
≫これもまたミステリー。
≫もっと爽やかな夏にはいい香りの木もあります。
≫そういうのをくださいよ。
≫先ほど言いましたようにこの島、照葉樹が多いんですけどその代表的な木にヤブニッケイという木があるんですけども。
≫ちょうど、見えてきましたね。
≫この大きな木です。
枝がすごく伸びてる。
≫ちょっと左の木にきのこが生えましてこれが倒れました。
ちょうどここに枝があるんですがこれをちょっとポキッと折ってにおいを嗅いでみてください。
≫爽やか!なんだ、これは…。
≫これ、京都の八つ橋のあの香り。
≫ニッキ。
≫全体的に食べ物…。
もっと爽やかなのあるでしょ。
≫シナモンの香りですね。
≫本当だ、爽やか。
≫これ、夏にはいいですね。
生きている木ではなくて倒れて枯れた木の枝だったらこうやって遊んでもいいかなと。
こうやって、暑さをしのぎながら森遊びもすぐできちゃうというのがこの沖ノ島のいいところ。
≫海と森が隣同士にありますからね。
≫海で遊んで気分転換に森に入ってみたりとかして楽しいですよね。
≫えみりさんここ、もうちょっと行くと森を抜けるところがあるんですがそこにまたおもしろいミステリーゾーンがありますので。
≫今日はミステリー三昧ですからね。
終わるころにはミステリーだらけに…。
≫見てください。
隙間から海が見えてきましたよ。
≫島の反対側に出てまいりました。
≫この瞬間、最高。
すてき。
≫今日はとりわけいい景色がありますよ。
奥の雲の向こう、富士山です。
≫最高じゃないですか。
≫ビーチもあります。
このポイントにミステリーゾーンがあります。
≫このミステリーゾーン行ってみますよ。
行くぞ!ミステリーの香りがする!≫足元注意って書いてあるから気をつけて。
≫道が続いてるぞ!うわ、海が見えた!うわ、すごい切り立った岩の中に海が…。
あ、見てください。
ここに、なんか洞窟があるぞ。
行ってみよう。
横穴が開いている。
入ってみよう!≫いなくなっちゃったよ。
≫うわ、こんなところに出た。
あ、こっちにも穴がある。
行ってみよう!≫そんなに穴あるの?≫ここから海が見えるぞ!ここは沖ノ島の岩場の中にある岩穴でここ、もしかしたら戦時中に見張り台として使っていたかもしれないといわれている不思議な、これもまたミステリー。
そしてですね、ここでおもしろい遊びをしてみたいと思います。
これは、観光客の皆さんが発見したといわれる遊びなんですが。
音を聞いていてください。
あー、あー。
聞こえますか?≫聞こえますよ。
≫んー。
共鳴してませんか?伝わりづらいかもしれませんが共鳴しています。
≫分かるよ、分かる。
≫これが、またミステリー。
というわけで向こうに行ってみましょう。
忙しいんですよ。
楽しすぎて。
この岩穴を抜けるとまた海が現れました。
こんなすてきなスポットもあるのでぜひ、いらしてください。
≫えみりさん。
私、ひと足早く森を抜けますと小さなお花畑が広がっているんですね。
この辺りが北限になるような南の国の花も咲くということで非常に見るところがいっぱいあるんですけどもこのミニビーチ、ここにこそまたミステリーがあります。
ここは、ちょっと穴場のビーチになりますかね。
陸からだと一番遠くのエリアになります。
ここ、下は砂ですね。
砂、砂、砂からここから白くなってませんか。
≫なってます。
突然?≫なんと、これ、全部…。
見てください。
貝殻なんですね。
このエリアだけ、多くなぜか打ち上げられるという場所なんですよ。
謎なんですよね?≫謎ですね。
1つは、海の中にたくさんの生き物や貝が生きているというこの証拠として貝殻として打ち上がっているんですがあとは、岩場とか砂場とか砂地とかが交互に繰り返されるような海岸は貝が打ち上がりやすいといわれていますね。
≫ここがいい遊びのスポットになるんですよね。
ここで皆さん、貝殻を拾って遊ぶんですよ。
≫何があるか探してみましょうよ。
≫おもしろい貝殻があったりするので探してみましょう。
≫ここだけなんですか貝の場所って?≫たくさんあるのはここだけなんですよ。
≫見渡す限りとりあえずここだけですね。
≫今、ちょうどこの辺りにたくさん寄ってる。
日によって、寄る場所がちょっと違うかもしれませんが。
≫いろんなものを探してみましょう。
これなんですか?≫これは、岩に張りつくカキの仲間でしょうかね。
≫えみりさん、ちょっとおもしろいのがありました。
≫アマオブネガイ。
ニックネームはコトコトです。
≫煮込むとおいしいんですか?≫いやいや、そうではなくてこれには、ちょっと特徴があって手の上に置いてちょっとお祈りして鳴け、鳴けっていうと…。
≫あ、鳴いた。
≫いま、僕が口で言ってたんです。
≫言ってないでしょ。
≫うまい、うまい。
≫おもしろい!≫そのほかにも楽しいものがいっぱいありますので。
竹内さんが見つけた貝を見せていただきましょうか。
いろんなもの、私たち素人なので、なかなかうまく見つけられないんですが結構本当に上がるのというものがあります。
見てください。
≫こんなきれいな状態で。
≫そうなんですよ。
≫これ、さっきのアマオブネガイですね。
≫特に遊べるのでおもしろいのはこのにょろにょろしたのがそうなんですよ。
オオヘビガイというんですけど。
≫どうやって遊ぶんですか?≫なるべく細長くて穴が開いていないものを探していただいて…。
≫すごい!ちょっといい音。
上手。
≫音が違う。
演奏会ができるね。
≫合奏できますよ、これ。
≫えみりさん、これお守りとして持っている人がいるというのがこの石のようなものなんですが。
これ、イルカの耳の骨の化石だそうで。
なんで、お守りになるかというと七福神の布袋様の頭福耳みたいに見えません?≫言われてみれば、見えます。
≫それをなぞらえてお守りとして持っている人もいるという。
なかなか見つからないんですよね。
色もいろいろ、ありますね。
これも打ちあがるんですよね。
≫えみりさん、これ見てください。
ずどん。
これ、クジラの骨です。
≫これ、落ちてるの?≫クジラのちょうどこの部分ですね。
クジラのこんな感じ。
これが、この海に打ち上がっていたんですよね。
≫こんなのも、時には打ちあがります。
≫骨密度100%です。
≫健康体だ。
≫だから、毎日来れば何か発見があるということですね。
≫一度として同じ海はないということですね。
≫そうですね。
≫でも、本当にいろんな遊びができる海ですね。
≫この沖ノ島は自然も豊かで海も森もあってぜひ皆さんルールとマナーを守って楽しみながら守っていきたいと僕は思っています。
≫皆さん思い出になる宝物でこんなふうに遊べます。
≫遊ぶだけで思い出になるじゃないですか。
≫こうなると、来たくなる。
≫貝のアクセサリー。
こういうタカラガイのようなものがあったりこれはアワビの貝殻だそうです。
あと、いろんな貝がありますけどこれ、白いのはハマグリですって。
≫加工してあるんですよね。
≫ハマグリも磨くとこんなふうに思い出のアクセサリーになるんですよ。
≫真珠なんかついちゃってね。
≫これ、すぐ見つかりそうなのはどれですかね?≫やっぱり、タカラガイとかはよく見つかりますよね。
アワビの殻も、殻自体は結構落ちてるかもしれません。
≫これ、作ってもらえるの?≫これ自分で作ってください。
≫1つの例として見せてくれたってこと?≫例でございます。
≫見てないで、探しましょうよ我々も。
≫探しに行きますから。
ぜひ、沖ノ島遊びに来てください。
都心から90分ですから。
探しましょう。
竹内さん、お願いします。
≫ぜひ自然豊かな沖ノ島みんなで守りながらぜひ楽しんでいただきたいと思います。
(藍子)あら!
(希)なしたんけ?逮捕されとる!2015/07/21(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「探検!歩いて渡れる無人島〜千葉・館山市〜」[字]
千葉にある歩いて渡れる無人島を探検!貴重な海の生き物に珍しい植物。戦時中に使っていた!?という謎の洞窟も発見。家族で行きたくなるワクワクドキドキの宝島探検です!
詳細情報
番組内容
【ゲスト】渡部豪太,【コメンテーター】辺見えみり,【司会】藤崎弘士 〜千葉県・館山市から中継〜
出演者
【ゲスト】渡部豪太,【コメンテーター】辺見えみり,【司会】藤崎弘士
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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