心よりお詫びを申し上げます。
東芝の不正な会計処理が発覚してから3カ月あまり。
田中社長のほか、前の社長だった副会長、2代前の社長だった相談役と歴代3人の社長経験者が辞任を表明する日本を代表する名門企業で起きた不正な会計処理。
歴代の経営トップは、具体的な指示はしていないと否定してきたが調査を進めてきた第三者委員会は、経営トップらを含めた組織的な関与があったと認めた上で、東芝の企業体質を厳しく指摘した。
レグザのブランドでお馴染みのテレビ事業やダイナブックで知られるパソコン事業など、東芝の幅広い事業で営業利益のかさ上げが行われ、およそ7年間で1562億円に上った。
不正な会計処理の背景にあったのは、目先の利益を追い求める利益至上主義。
第三者委員会が明らかにしたチャレンジと呼ばれる経営陣からの高めの利益目標。
必ず達成するようにプレッシャーをかけていた実態がわかってきた。
さらに、社内カンパニーという事業部門ごとにそれぞれ利益のかさ上げが行われ、本社の経理担当や監視する役割として設置された監査委員会が機能していなかったことも指摘している。
さらに、第三者委員会の報告書で、田中社長が、ありとあらゆる手段を使って黒字化をやり遂げなければならないと伝えていたことも判明。
経営トップの判断で利益の水増しをしてきた体質を断ち切れるのか。
重い課題を突きつけられている。
1500億円以上の利益を水増ししていた東芝。
歴代3人の社長経験者が辞任する事態となりました。
社長の会見が続いている東芝本社からお伝えします。
会見が始まって、およそ1時間がたちますが、現在もまだ質疑応答が続いています。
多くの報道陣、そしてご覧のようにテレビカメラは30台以上集まっていまして、まるでカメラの壁のようになっています。
後方からは前方の様子がうかがえない状態になっています。
田中社長は先ほどから、淡々と質問に答えていますが、第三者委員会の報告書に関して質問を受けると真摯に受け止めると語気を強めていました。
今日付で田中社長ほか歴代の3社長が辞任。
また、現在の取締役16人のうち半分の8人が辞任することが明らかになりました。
社長の後任には明日付で、現在、会長の室町正志氏が暫定的に社長に兼任することが本日の取締役で決議されたということです。
そして、今後についてですが、8月中旬に新しい経営陣を公表、そして、31日に2014年度の決算発表を予定していて、9月の下旬に臨時の株主総会が開催される予定です。
不正会計というのは投資家を欺く行為なんですよね。
これまでにご覧のように、いろいろな企業であったんですけれども、逮捕者が出ています。
しかし額が大きい一番下の東芝なんですけれども、課徴金を科す行政処分で終わりそうなんですね。
これまで事件になってきた不正会計のケースといわば公平性を欠くんではないかという指摘もありますよね。
その辺に関しては、検察関係者がこのように言っています。
今回、行政処分で早期決着するというのは日本の株式市場の崩壊を防ぐための極めて高度な政治的な判断だと言えそうですね。
昨日の夜、横浜市のマンションの部屋で女性が胸を刺され、死亡しているのが見つかり、警察は、女性が発見される直前に殺害された可能性があると見て捜査しています。
昨日午後10時頃、横浜市南区の自宅マンションで、この部屋に住む五十嵐貴子さんが胸から血を流して死亡しているのを警察官が見つけた。
五十嵐さんは、自分の部屋のベッドであおむけに倒れていてベッドの足元には血のついた包丁が落ちていた。
通報したのは五十嵐さんの次男で、次男は、午後10時頃帰宅し、母親の胸に包丁が刺さっているのを発見。
このままじゃいけないと思い、刺さった包丁を抜いたと話しているとのこと。
遺体には抵抗したような傷はなく、部屋も荒らされた跡はなかった。
五十嵐さんは、20歳の長女と次男との3人暮らしで昨日正午過ぎ、長女と会話をしたことがわかっているが、警察は遺体の状況などから、昨日午後10時頃、次男に発見される直前に殺害された可能性があると見て捜査している。
警察は先ほどから司法解剖を行い、五十嵐さんが死亡したいきさつを調べている。
今日も各地で猛暑日となった。
群馬県館林市などでは37度を超えました。
こうした中で、東京の神宮球場では高校野球を観戦していた観客が熱中症で搬送され、1人が意識不明の重体となっています。
埼玉県熊谷市の夏の風物詩、うちわ祭。
36度を超える猛暑の中、勇壮な山車が市内を練り歩く。
日本一暑いと言われる街の夏祭り。
欠かせないのが熱中症対策。
山車はこのようにゆっくりと進んでいるんですがその後ろを見ると、小さい山車があります。
実はあれ、給水用の山車なんです。
いつでも水分補給ができるように氷水などを載せた給水車を配置。
ちょうちんも先端からミストが出るよう工夫されている。
祭りの会場には、長野県山ノ内町から雪が届けられ、子どもたちを喜ばせていた。
この炎天下の中、東京・葛飾区の河川敷には10人ほどの姿が。
ここでは今夜、葛飾納涼花火大会が行われる。
その場所取りを昼間からしていると言う。
熱中症対策を聞くと…涼しいですね。
先週末から続く猛烈な暑さ。
気象庁は今日、北陸地方が梅雨明けしたと見られると発表した。
最も気温が上がったのは群馬県館林市の37.3度。
東京でも猛暑日手前まで気温が上がり今年一番の暑さとなった。
明治神宮球場では午後1時半頃、高校野球を観戦していた3人が熱中症と見られる症状で病院に運ばれた。
このうち、通路に倒れていた60代の男性が意識不明の重体だとのこと。
一方、鹿児島県の離島などでは湿った空気の影響で大雨となった。
十島村の諏訪之瀬島と宝島では1時間に90ミリを超える猛烈な雨を観測。
気象台は十島村と屋久島で50年に一度の記録的な大雨が降ったとして警戒を呼びかけている。
沖縄県内では昨日からの雨で土砂崩れが数カ所発生している。
今後気になるのは、台風12号の動き。
進路次第では週末、日本列島に近づくおそれがあり、注意が必要。
歴史的な場面と言えそうです。
青空にはためくキューバの国旗。
場所はアメリカの首都ワシントンです。
アメリカとキューバが54年ぶりに国交を回復。
ご覧のように、初めて両国の外相が並んで会見を行いました。
今日、再開された大使館でキューバの国旗がワシントンの夏空のもと、はためいています。
半世紀以上、敵対してきたアメリカとキューバ。
20日、両国は国交を回復し、双方の首都の利益代表部を格上げして大使館を再開した。
キューバ国内ではワシントンで行われた記念式典の様子がテレビで放送され、多くの国民が見守った。
ハバナのアメリカ大使館も再開され、アメリカ訪問のためのビザを申請する人たちが列をつくった。
この日、キューバでは記念式典などは行われなかったが街では名物のクラシックカーに星条旗を付けて走る若者の姿が見られるなど、歓迎ムードが広がっている。
またワシントンでは、1961年の断交後、初めての外相会談が行われた。
ケリー国務長官は、来月14日にハバナを訪れアメリカ大使館再開の式典に出席すると明らかにした。
しかし、両国間の隔たりは大きいのが現実。
再開したばかりのキューバ大使館前で人々が抗議の声を上げた。
キューバがアメリカに要求する経済制裁の全面解除は実現のメドが立っていない。
さらに、キューバ南東部に位置し、テロの容疑者などを収容しているアメリカ軍のグアンタナモ基地。
収容者に対する虐待など、不当な扱いをしているとして批判を浴びている。
このグアンタナモ基地についてキューバ側は返還を求めているが、ケリー長官は会見で現時点では変える考えはないと述べた。
一方、アメリカ側がキューバに求める人権問題の改善にも目立った進展は見られず真の国交正常化に向けた歩みはまだ始まったばかり。
おととい、静岡県西伊豆町でシカよけの電気柵によって男女7人が感電し、2人が死亡、5人が重軽傷を負った事故で、この電気柵には漏電遮断器が設置されていなかったことが新たにわかりました。
午前10時から警察による現場検証が始まり、事故現場付近では、捜査員が慌ただしく調べを進めています。
この事故はおととい夕方、西伊豆町一色で川遊びをするなどしていた男女7人がシカよけの電気柵によって感電し、2人が死亡、5人がヤケドなどの重軽傷を負ったもので、警察は今日、現場検証を実施した。
今回の事故では、電気柵の一部が壊れ、電線が水に浸かっていて漏電を起こしたと見られている。
この事故が起きた電気柵には電気事業法で取り付けが義務づけられている漏電遮断器が設置されていなかったことが経済産業省の調べで明らかになった。
漏電遮断器は漏電を感知した場合、電源を落とす機械。
この機械がない状態は非常に危険だと専門家の業者は指摘する。
警察などによると、今回の事故では現場の状況から、電気柵の電源を落とすまで漏電は続いていたものと見られている。
警察は、漏電遮断器を設置しなかったことが死亡事故を招いた可能性もあると見て詳しい原因を調べている。
一方、地元・西伊豆町は電気柵の運用の実態を把握するため、職員らが町内を巡回した。
西伊豆町は今後、電気柵を設置した住民らに適切な運用を促していく方針。
大阪で女性が切りつけられました。
午後4時過ぎ、大阪府泉佐野市のタバコ店に金を出せと男が押し入り、71歳の店主の女性を刃物のようなもので切りつけた。
女性は右腕と右胸にケガをしたが命に別状はないということで、男は何もとらずに逃げた。
男は30代ぐらいの痩せ形で身長およそ170cm、黒っぽい服装だったとのことで警察が行方を追っている。
東日本大震災の津波で被災したJR気仙沼線について、JR東日本が鉄道での復旧を断念したことがわかった。
これまで、JR東日本は気仙沼線の復旧費用を700億円と試算し、このうち400億円について、国などに負担を求めていた。
しかし、国が費用負担に難色を示したことや震災前から気仙沼線の利用客が低迷していたことなどから、現状のBRT=バス高速輸送システムを存続させ腎臓を200万円で売ってくれ。
ホームレスにこのように声をかけていた暴力団の幹部らが逮捕された。
病気の元組員のために生体腎移植のドナーを捜していたということです。
今、吉田容疑者が警視庁の捜査員に連れられて出てきました。
先月30日、嘘の住民異動届を提出したとして逮捕された男。
今日、臓器売買を持ちかけたとして警視庁に再逮捕された。
臓器移植法違反などの疑いで再逮捕されたのは住吉会系暴力団幹部の吉田昭容疑者と、無職でホームレスの前雄一容疑者の2人。
警視庁は現在、人工透析の治療を受けている元組員の爲貝繁正容疑者も近く再逮捕する方針。
吉田容疑者らはおととし12月から去年4月にかけて前容疑者に対し、このように報酬200万円で腎臓の提供を持ちかけ臓器売買の約束を交わした疑いが持たれている。
また、生きているドナーからの生体腎移植が原則、親族の間でしか認められないことから前容疑者と爲貝容疑者との嘘の養子縁組届を豊島区役所に提出した疑いも持たれている。
前容疑者が移植手術の前に腎臓をくれと言われていると警視庁に事情を説明したため事件が発覚し結局、移植手術は行われなかったとのこと。
吉田容疑者は、こちら池袋西口公園周辺で声をかけ、臓器の提供者を探していたということです。
吉田容疑者は前容疑者とおよそ3年前から顔見知りで組事務所の見張り番をさせる代わりに小遣いを渡すなど世話をしていたとのこと。
専門家は背景に臓器を提供するドナーが不足している現状があると指摘する。
腎臓を患っていた爲貝容疑者はおととし10月、人工透析の担当医に生体腎移植を受けられそうだと話していたとのこと。
取り調べに対し吉田容疑者らは間違いありませんと容疑を認めているとのことで、警視庁は吉田容疑者が2015/07/21(火) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
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