JAバンクあいち ドームドッジ2015
2015年11月29日
ナゴヤドーム
社会押収ナイフと傷痕一致か 日進強殺容疑、凶器の可能性高く愛知県日進市梅森町で近くに住む無職川村典道さん(65)が殺害されてバッグが奪われた事件で、愛知県警に強盗殺人容疑で逮捕された同市内の高校3年生の少年(17)の自宅などから県警が押収した複数のナイフの中に、川村さんの遺体の傷痕と刃形が似ているナイフが含まれていることが、捜査関係者への取材で分かった。県警は川村さんを襲った凶器の可能性が高いとみて調べる。 捜査関係者によると、川村さんの遺体には顔や首、背中などに10カ所以上の刺し傷と切り傷があり、包丁のような形をした刃渡り十数センチの片刃の刃物で襲われたとみられている。県警は少年の自宅などを家宅捜索し、自宅から数本、さらに少年の友人からも事件後に少年が預けていた数本のナイフを押収している。 県警でこれらのナイフを調べたところ、少なくとも1本のナイフの刃形が川村さんの遺体の傷痕とよく似ていることが分かった。少年は凶器について「自宅から持って行ったナイフを使った」「逃げる途中で投げ捨てた」などと供述しているが、捨てた場所についてあいまいな説明をしているといい、県警は少年を追及するとともに、これらのナイフに血痕が付いていないか鑑定を進めている。 少年は12日夜の犯行後、現場から北西方向に徒歩で逃げたとみられている。現場の北約200メートルにある公園の水道で手を洗い、さらに100メートルほど北の草むらに川村さんから奪ったショルダーバッグを捨てたことが分かっている。近くの住宅地にある複数の防犯カメラには、少年とみられる男が通る様子が写っていた。 県警は20日、少年を名古屋地検に送検した。これまでの調べに「家族のことでストレスがあった」「川村さんと面識はなかった」などと話しているが、説明にはつじつまが合わない部分があり、川村さんを狙った理由や犯行の具体的な動機を調べている。 (中日新聞) PR情報
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