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東芝 第三者委「一部で不正な会計処理」
7月21日 21時32分

東芝で発覚した会計処理の問題を調べていた外部の専門家で作る第三者委員会は21日夜、東京都内で記者会見し、全体としては不適切な会計処理だが、一部では不正な処理が行われていたという見解を示しました。
この中で第三者委員会の上田廣一委員長は今回の調査結果について、「日本を代表する大手企業がこのようなことを組織的に行っていたことに衝撃を受けた。利益至上主義などという東芝の企業風土が背景にあると思う」と述べました。
そのうえで、上田委員長は報告書で一連の会計処理を「不適切な処理」としたことについて、「全体としてみれば不適切だが、個別に検討すれば、『不正』とみられるものもあった」と述べ、一部の処理では部門のトップが意図的に利益のかさ上げに関与するなど、不正と言えるものがあったという見解を示しました。
また、報告書の中で平成21年3月期以降の利益について1518億円の下方修正が必要だと指摘したことに関連して、今後、会社と監査法人が協議した結果、資産の評価額がさらに引き下げられる可能性もあるという見方を示しました。

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