ABUアジア・太平洋ロボコン 日本代表決定戦〜Fly to Indonesia 2015.07.20


(心臓の鼓動)
(歓声)なんだなんだぁこの大騒ぎは!?それとも…いえいえ!熱狂の理由は…各国の学生たちの手作りロボットがナンバーワンを競い合う世界大会なんです。
今年で14回目!日本チームも毎年出場しています!ロボットが…競技のルールは毎年大会の開催国によって決められます。
(歓声)今年の舞台はインドネシア。
経済成長著しい人口世界第4位の大国です。
そのインドネシアが選んだ…インドネシアでは国技とも言われるほど人気のこのスポーツになんとロボットが挑みます!出場するのは18の国と地域で勝ち抜いた代表チーム。
日本でも今年6月東京で世界大会出場を懸けた熱戦が繰り広げられました!
(歓声)
(実況)速いサーブ返した!もう一度返した。
前に行って返せるか返した返した返した〜!これは捕れない!前代未聞のロボットによるバドミントン…世界一を目指してロボットと若者たちの熱い夏が始まります!
(拍手)皆さんこんにちは!こんにちは!「NHK学生ロボコン2015」いよいよ開幕です。
(拍手)毎回さまざまな競技課題をクリアするロボコンはいわばロボットの総合力を競うエンジニアの祭典です。
中でもこの学生ロボコンは世界に続く道。
今年8月にインドネシアで行われる「ABUロボコン」という世界大会。
その日本代表決定戦でもあります。
それでは早速登場頂きましょう。
これまで参加資格は大学に限られていましたが今年からは高等専門学校と大学校も出場できるようになりました。
事前審査をクリアした20チームがトーナメント形式で日本代表の座を争います。
スペシャルゲストはこの人!「オグシオ」の愛称で知られたダブルスペアで大活躍。
あの名プレーヤーです!さて今年の競技…ほとんどがスポーツのバドミントンと同じです。
はい。
ただですね違うところがあります。
これはなんと5ポイント先取のみです。
5点は結構ドキドキしますね。
ちょっとミスったら終わりぐらいの感じですもんね。
ちょっと過酷なルールになってるんですね。
さあまず登場するのはこのチーム。
愛知県…去年の8月に競技ルールが発表されて以来チームメンバーは最強の攻撃方法を考え抜いてきました。
すごいいろんな方法考えたんですけど……という結論に至りまして。
そこで生み出したのが縦横無尽にコートを走り回るこの双子ロボット。
レールの上でハンドルを動かすとロボットが機敏に動きます。
それでも手動操縦だけでシャトルに追いつくのは至難の業です。
そんな彼らに20年以上ロボコン部の顧問を務める鈴木新一先生がひと言。
自動制御を目指せとげきを飛ばされメンバーは飛んでくるシャトルの落下点を自動で予測するシステムの開発に取り組み始めました。
そこで制御担当の増成智之さんが用意したのは…フィールドの端に立てられた2台のカメラ。
これで2方向からシャトルの位置を捉えます。
そしてシャトルの速度や空気抵抗重力などからこ〜んな方程式でシャトルの軌道を予測するプログラムを開発したんです。
2台のカメラが1秒間に60回という高速でシャトルの位置を捕捉。
そこから即座に落下地点を予測します。
このシステムフィールド上を動く物体をシャトルとして検出します。
だから時々あらぬものをシャトルと勘違いする事も。
それは…。
・あ〜あ…ハハハハッ。
なんと体育館に紛れ込んだツバメでした…。
さて落下位置を予測したら次はそれをどうやってタイミング良く打ち返すか?そこで活躍するのがロボットに取り付けた…センサーがシャトルを捉えると正確に打ち返せる位置まで台座が自動で動きます。
そしてこの赤外線センサーでシャトルまでの距離を測定。
自動でタイミング良くラケットをふるんです。
多彩な技術で見事に自動化を成し遂げた豊橋技術科学大学。
どんな試合を見せてくれるのでしょうか?さあいよいよ本番だぞ!「とよはし☆ロボコンズ」!
(拍手)対戦相手は北海道の…自動の豊橋に対して北見のロボットは人間が手動で操作。
複数取り付けたラケットを遠隔操作で動かします。
勝利を収めるのは自動ロボットか?それとも手動か?参りましょう試合開始!
(審判)青サーブ。
(笛)さあ青のサーブ。
レシーブできない。
手動の北見。
操縦のタイミングが合わずレシーブ失敗。
よ〜く見るとシャトルはラケットの柄の部分に当たっていました。
赤の北見のサーブどうか。
いいサーブが行った返した。
どうか?レシーブナイス!自動の豊橋速いサーブでも見事に落下点を予測。
正確に打ち返します。
対する北見の手動操縦。
位置合わせが間に合いませんでした。
青のサーブです。
北見のレシーブどうか。
おっと後ろに行ってしまった。
タイミングはほぼよかったんですけれども3ー0。
北見工業レシーブよかったんですけれどもねタイミングは。
(小椋)そうですね。
でもサーブがすごい速くて力強いですね。
どんなサーブが出るか?3ー0豊橋リード。
低い弾道。
返したどうか。
前ネット際ぎりぎりのところに落としてきた4ー0!
(小椋)すごいサーブよかったんですけどね。
レシーブの正確性がすごいですね。
いいですね。
打ち上げたシャトルは…。
ネットすれすれに落下。
これは人間でも拾うのが難しい!次のサーブマッチポイント豊橋。
サーブで決める事ができるか。
(審判)青サーブ。
(笛)さあ入れてきた…あっと!
(小椋)あ〜惜しい!いいレシーブだったんですがネット!5ー0豊橋!
(拍手)残念!手動の北見操作が難しく華麗なショットを見せられませんでした。
一方の豊橋。
完璧なレシーブで自動ロボットの強さを見事にアピールしました。
(取材者)とりあえず1勝。
はい。
圧倒的な強さを見せる自動ロボット。
ところが手動を極めて誰にも負けないと意気込むチームがありました。
どれだけすごい手動ロボットなのか。
実は小椋さん大会1週間前に彼らを訪ねていました。
練習場に行ってみると…。
わ〜すごい!何やら気合いの入った声が聞こえてきました。
鮮やかにレシーブを返すロボット。
その仕組みは自動ロボットに比べると至ってシンプル。
ペットボトルに入った空気の力を使ってバネを伸び縮みさせラケットを素早くふるんです。
さあ行こう!OK!さあ行こう!5・4・3…。
威勢のいい掛け声を上げるのはチームリーダーの…ナイスOK!さあ行こう!手動ロボットで勝ち抜くための鍵はズバリ特訓で磨き上げた三宅さんの操縦テクニック。
さあ行こう!一見何て事もなく操作しているように見えますが…。
まずシャトルを目で見て…さあ行こう!これだけの操作を完璧な正確さで行えるように三宅さんは1日700回も練習を積み重ねてきたんですって!すごい!スポ根で挑む手動ロボットの早稲田。
本番では練習の成果を発揮できるのか?対決するのはカメラでシャトルの軌道を捉え自動操縦で手動ロボットを下した…手動対自動の第2ラウンドこれは見ものだぞ!
(審判)赤サーブ。
(笛)さあ行こう!早稲田からのサーブどうだ高い弾道返した自動で…。
しかし前に行った〜!最初のポイントは豊橋!おっと特訓したはずの三宅さんどうした?サーブを打ったロボットと交差してしまいシャトルを見失ってしまったようです。
(笛)
(審判)青サーブ。
(笛)1点リードでのサーブ高い弾道。
返したレシーブどうだ?前では捕れない!早稲田レシーブポイント1ー1追いついた!しゃ〜っ!今度は三宅さん豊橋のスピードサーブを見事打ち返しました。
一方自動の豊橋。
カメラで落下位置を予測しているはずですが…。
なぜかスイングが間に合いません。
(審判)赤サーブ。
(笛)
(三宅)さあ行こう!大きな声が出た。
あ〜っと左に行ったサーブでのミス。
豊橋のポイント2−1。
(審判)青サーブ。
(笛)
(三宅)さあ行こう!豊橋のサーブ低い弾道。
前返した。
深いところ返せない!しゃ〜っ!またしても豊橋の自動ロボットが空振り。
どうやら計算による落下地点の予測に僅かな誤差が生じてしまったようです。
自動制御が頼りの豊橋。
ピンチに追い込まれます。
(審判)赤サーブ。
(笛)
(三宅)さあ行こう!早稲田のサーブうまく入った。
あ〜っとサーブポイント!ここで逆転3−2!
(笛)
(三宅)さあ行こう!豊橋のサーブ高い弾道。
返した。
低い弾道で返せない!レシーブポイント4−2。
早稲田がここでマッチポイント!マッチポイントでのサーブ早稲田。
空振り続きの豊橋巻き返せるのか?さあ行こう!豊橋一つ返せるか。
レシーブあ〜っと空振り!豊橋一つ返せるか。
レシーブあ〜っと空振り!
(拍手)手動の早稲田自動の豊橋を破りました!豊橋のサーブ3本を全て打ち返した三宅さん。
特訓のかいあってロボットとの呼吸も好調です。
一方の豊橋初戦ではうまくいった自動制御ですがなぜか生じた僅かなズレを補正できず手動ロボットに敗北です。
そこはいいかなと思ってます。
気合いの手動操縦で挑む早稲田の三宅さん。
どこまで勝ち上がれるのか?今回出場した20チーム。
早稲田のように手動操作に頼るロボットが過半数を占める中さまざまな自動化技術に挑んだチームがいました。
このロボットは2台のカメラで飛んでくるシャトルの軌道を捉えラケットをふるタイミングを自動で判断します。
こちらは認識したシャトルの軌道に合わせて最適な角度にラケットを自動で動かします。
そんな自動ロボットの中でもひときわ異彩を放つチームがありました。
過去4度の優勝を誇る…確実な優勝を目指して彼らが作り出したのが…ワオ!強烈なサーブ!このサーブで「一撃必殺」を狙う作戦!2本のラケットを持つサーブロボットには相手チームを惑わす心憎い技が。
サーブをどの方向に打ち出すかその瞬間まで相手に分からないよう幕を張る仕掛けです。
更にシャトルを打つ力は4段階に調節する事ができます。
放たれるシャトルの高さは変幻自在!しかもサーブゾーンのどこでも精度よく狙えます。
一方もう1台の小ぶりなロボットは…カメラ付きセンサーが4台も搭載されています。
これらのセンサーで正確にシャトルの位置を捉え自動で打ち返します。
ご覧下さいこの鋭いレシーブ!でも相手に打ち返されると…。
あれ?打ち返そうとしません。
どうして?実は毎回ラケットを手で戻さないとならない作りなんです。
そんなんで勝てるの〜?なんと東大サーブもレシーブも一撃必殺!相手に絶対打ち返させない自信で勝負に挑みます!その東大と対戦するのは…手動操作で12本のラケットが大回転。
これで東大の一撃必殺サーブを返せるのか?試合開始です!
(審判)赤サーブ。
(笛)先にサーブ農工大…おっとレシーブミス!
(拍手)1点先制東京農工大。
東大の自動ロボット実はシャトルを打つ位置まで動かすのは手動操作なんです。
つまり…いよいよ東大が自慢のサーブを放つ番です。
フル手動の農工大のレシーブ。
(笛)東大のサーブ。
速いサーブ。
あっと触りはしたが返せない。
かなり角度が低かったですね。
出ました東大の一撃必殺!さあ農工大のサーブ。
1−1の同点。
レシーブ力を見せる事ができるか東大のレシーブロボ。
(審判)赤サーブ。
(笛)農工のサーブ一発必中!東大のレシーブロボット。
今度はジャストミート!これだけ速いシャトルを手動操作で打ち返すのは難しいぞ!どこまでこのロボミントンでそのセオリーでいけるかどうか。
あの一発はでも大きいですね。
力強さね。
サーブ東京大学。
(笛)あっとこれも反応できなかった。
速いサーブ3−1東大2ポイントリード。
(審判)赤サーブ。
(笛)1点返したいところ。
レシーブ…っとこれは角度つきすぎた。
3−21点差。
東大のレシーブロボット横移動が遅れスイングが間に合いませんでした。
(審判)青サーブ。
(笛)しかし東大リード。
今度も速いサーブ。
…ととと?外れたか?いや…。
東大のポイントに今旗が…あっ当たってますね。
触らなければやはり際どいところ狙ってきてますね。
マッチポイントを迎えた東大。
農工大のサーブを返せるか?
(審判)赤サーブ。
(笛)サーブはどうか。
いい角度で上がった。
返した奥まで行った!捕れない!東大5−2!
(拍手)まさに一撃必殺の東京大学。
宣言どおり相手に一度も打ち返させる事なく東京農工大の手動ロボットを下しました!でも東大チームまだこの程度のサーブでは納得がいかないようです。
甘い。
まだまだ甘い。
今大会手動ロボットだって負けてはいません!ユニークなロボットで会場を沸かせたのが…ヘリコプターのように回転するラケットで鋭いサーブ!そしてレシーブだって確実!こんな彼らですがロボコン出場はまだ2度目。
大会の前日には思わぬバタバタもありました。
会場でロボットを組み立てる横浜国大のメンバーたち。
でも…。
え〜とね写真を見るに…写真を見るに…。
何とか組み上がったのがこちらのロボット。
ルールでは重さが25キロ以内でなければなりません。
1台は重量検査をクリア。
ところがもう1台のロボットが…。
こっこれはまずい!減量しなくちゃ!外せる部品はどんどん外していきます。
じゃあ計量します。
ありがとうございます。
そして迎えた大会当日。
前日のバタバタがウソのように1回戦2回戦と勝ち上がります。
あれ?もう泣いてる。
続く第3戦では同じく手動ロボットの新潟大学を相手に見事なラリーを見せてくれました。
新潟のサーブ決まってきた返した。
どうだこれも返すぞ。
あっと!今度は返す事ができない新潟得点!確実な操縦で両チーム見事にシャトルを打ち返します。
臨機応変に打つ位置やタイミングを調整できる手動ロボットならではのファインプレーです。
でも横浜国立大学残念ながらこの試合で敗退です。
(拍手)初戦から泣いていた操縦者の吉田さん。
(笑い声)横浜国立大学また来年も期待していますよ。
さあ手動と自動入り乱れての大熱戦。
続いて登場するのは最も会場を驚かせたスーパー自動ロボットです!バドミントン元日本代表の小椋久美子さんとラリーに挑んだのは…。
すごい!小椋さんの打ち出すシャトルを自動制御で確実に返しラリーを続けています!目標超えた!11!12!名古屋工業大学といえば去年圧倒的な強さでABUロボコン日本代表に輝き世界大会でも準優勝を果たした強豪です。
彼らが生み出したバドミントンロボット。
どんな秘密があるんでしょう?去年の操縦者…今年も世界大会出場を目指します。
野々目さんが投げるシャトルを自動制御で的確に打ち返すすご技ロボット。
その秘密はやはりシャトルの落下点を予測するカメラ付きセンサーにあります。
高い技術を誇る名工大。
今回も調整に調整を重ねその予測精度を抜群に磨き上げてきました。
どんな弾道でシャトルが飛んできても…このとおり!見事な正確さで打ち返します。
ダブルスでも…。
呼吸はピッタリ!その名工大が準々決勝で当たったのが一撃必殺のサーブレシーブを繰り出す東京大学です。
試合を前に東大チームはこれまでの名工大の試合を熱心に分析していました。
今大会屈指の名勝負が期待できそう!参りましょう。
試合開始です!
(審判)赤サーブ。
(笛)東大からのサーブ高速サーブ来た。
返せない〜。
赤のポイントまずは東大1点先制。
東大の一撃必殺サーブ。
ロボット目がけて打ち込まれるとさすがの名工大も返せません。
これこそ東大が考えついた名工大を倒す秘策です。
実はこれ以前の試合でも名工大はロボットに当たるような球筋は打ち返す事ができていませんでした。
そこに目をつけた東大はロボット直撃の鋭いサーブで名工大の弱点を突く作戦を立てたのです。
(審判)青サーブ。
(笛)名工大のサーブ高いぞどうか。
打ち返した。
おっとラリーになった!前に出ない〜。
1ポイント返しました名古屋工業大学。
(小椋)返しましたね。
さすがの強豪名工大。
東大の一撃必殺レシーブを見事に打ち返します。
こうなると1回しかレシーブを打てない作りの東大ロボットは手も足も出ません。
(審判)赤サーブ。
(笛)東大の低弾道サーブが行った。
返せない!反応できなかった名工大今度もサーブポイント2−1東大リード。
(審判)青サーブ。
(笛)名工大のサーブ高いサーブ。
打ち返していく。
ぎりぎり…入っていく〜!手前だ!レシーブポイント東大!3−12ポイント差。
(小椋)いいところに落ちましたね。
試合見てるみたいな感覚になってきてすごい興奮してきました。
(審判)赤サーブ。
(笛)サーブポイントなるか東大。
速いサーブ打ち返した。
もう1回レシーブした今度はどうか?あっと機械同士が当たってしまって東大4−1!マッチポイント東京大学!東大が繰り出した直撃サーブ。
これを名工大ついに打ち返します。
しかし東大のレシーブロボットが素早く落下点に移動して見事にリターン。
名工大は2台が衝突して拾えませんでした。
ここぞと一気に攻めまくる東大。
追い詰められる前年王者名工大。
このまま敗北を喫するのか?さあ名工大3ポイント差を追いかける。
サーブ。
レシーブはどうか。
1回返した。
そして返してこれは捕れない!4−22ポイント差。
名工大バックしながらシャトルを返す見事なプレーで1点を返します。
対する東大一撃必殺サーブでマッチポイントを決めるのか?
(審判)赤サーブ。
(笛)速いサーブ返した。
もう一度。
名工大このシャトルを返せなければ後はないぞ!前に行って返せるか?返した返した返した〜!前に行って返せるか?返した返した返した〜!あ〜っ!これは捕れない4−3名古屋工業大学!名工大の起死回生のリターンをもう一度ご覧頂きましょう。
東大が返した低いレシーブに俊足で追いつき見事打ち返しました!さあ名工大このままデュースに持ち込めるか?
(審判)青サーブ。
(笛)名工大のサーブ。
高いところ決まったがどうか。
レシーブ返す前に行けない行けない行けな〜い!レシーブ返す前に行けない行けない行けな〜い!東京大学5−3!
(拍手)東京大学対名古屋工業大学接戦の末5−3!赤・東京大学が去年の覇者を下しました!ベスト4進出です!最高!最高!接戦を制したのは東京大学!前年王者の名工大。
完璧に思えた自動制御でしたが東大のレシーブを返しきれませんでした。
実はその原因の一つは東大との試合前に発覚した思わぬトラブルにありました。
そう会場の観衆が手にするスマートフォンの電波で名工大のロボット間の通信に障害が起き反応が遅れてしまったのです。
自動ロボットの思わぬ落とし穴。
何が起こるか分からないロボコンの難しさが強豪校を翻弄しました。
一方名工大を倒して興奮冷めやらぬ東大のメンバーたち。
まだまだだよまだ!東大の次の対戦相手は隣にいた…早稲田といえば…あの完全手動のロボットで自動ロボットの豊橋に勝利して波に乗っているチームです。
前返した深いところ。
返せな〜い!レシーブポイント早稲田!完全手動の早稲田と一撃必殺東大の自動ロボットが激突します!試合開始です!
(審判)青サーブ。
(笛)さあ行こう!青のサーブ高いサーブレシーブはうまく決まった。
そして返したがネット〜!うまくラリー続きましたが東大レシーブポイント。
早稲田何とか打ち返すもネットに阻まれます。
東大のレシーブロボット。
早稲田のサーブを難なく返しています。
さあ次は東大のサーブ。
この時東大が思わぬアクシデントに見舞われます。
異常な電流が流れレシーブロボットが動かなくなってしまったのです。
ルールでは試合中一度だけ30秒のタイムアウトを取る事ができます。
東大はこの間にヒューズを交換。
間に合うのか?サーブは東京大学。
(審判)赤サーブ。
(三宅)さあ行こう!低いサーブあっとこれはサーブポイントになった。
これは下から出てきましたサービスポイント2−0東京大学リード。
(小椋)いつものサーブとは違いましたね。
下から出ましたね。
下からもこんな弾道が低いサーブが打てるんですね。
2−0とリードされた早稲田。
挽回できるのか?おっとここでレシーブロボット東京大学出てこない。
やはり東大のレシーブロボットが動きません。
これは大ピンチ!
(審判)青サーブ。
(笛)
(三宅)さあ行こう!さあ何もないところに落ちていく。
早稲田1点返した2−1。
東京大学のレシーブロボが何かこれはトラブルでしょうか。
もうタイムアウトは1回取っている。
東大のサーブ2−11点リード。
(審判)赤サーブ。
(三宅)さあ行こう!今度は上から来た〜っと返せない!3−1。
リード2ポイントに広げた東大。
(小椋)これだけいろんな種類のサーブがあるとやっぱり打ちにくいですよね。
今度は上からの速いサーブが来た。
これはなかなか手動としては難しいところ。
さあ早稲田大学のサーブ。
東京大学は…。
(小椋)動かないんですかね。
もう動かないという事でしょうか。
動けない東大。
着実にサーブを決めていく早稲田。
3−21点差。
さあこれを返すだけで早稲田は得点できるというかなり有利な状況になっていますがサービスエースを今度も決める事ができるか東大のサーブ。
(審判)赤サーブ。
(笛)
(三宅)さあ行こう!どうだ速いサーブ。
決まったか。
いやアウトかアウトだ!東大のサーブ決まらず3−3同点!
(笛)
(審判)青サーブ。
(笛)
(三宅)さあ行こう!さあサーブ決まってこれでレシーブのできない東大は見送るしかありません。
マッチポイント早稲田。
レシーブができない東大。
一撃必殺サーブを決めて同点に追いつけるのか?この試合これまで東大が放ったサーブの球筋を見ると…。
1球目は緩いストレート。
2球目は鋭いクロス。
そして3球目は鋭いストレート。
次に東大が繰り出すのはどんなサーブか?一発で決めなければ勝利はありません。
ストレートか?クロスか?
(笛)サーブ速い!返した〜!早稲田逆転勝ちです!早稲田大学東大を下す!赤・東京大学対青・早稲田大学の戦いは逆転で早稲田大学勝利しました!次はクロスが来ると読んでいた早稲田の操縦者三宅さん。
見事勘が的中です!最多優勝を誇る東京大学の自動ロボットも思わぬアクシデントに敗れ去りました。
この試練こそがロボコンなのです。
一方勝利した早稲田の三宅さん。
東大との一戦を振り返っていました。
ああいう考えって。
オーッ!世界一を目指して繰り広げられてきた機械仕掛けのバドミントン。
今度も高い弾道。
どうだ!入った〜!想像を上回る競技の難しさにどのチームも悪戦苦闘を強いられました。
サーブ打ったどうか?後ろから…。
あっと行き過ぎた〜!どうだ入った!おっとこれも返した!レシーブ側のポイント!高いサーブ。
返した!返せない!それでも自動ロボットも手動ロボットもそれぞれの持てる力を惜しみなく出しきります。
打った高い弾道だ!返したか!前で…捕れな〜い!シード校三重返したい…返らな〜い!返せない!シャトルに込めたロボコン魂。
試行錯誤の末にたどりついたそれぞれの答えが会場を熱くさせました。
さあ試合もいよいよ大詰め。
日本代表を決める決勝戦です!それでは決勝を戦う2チームの入場です。
(拍手)まずは赤チーム新潟大学「科技研」。
初の決勝進出を決めた新潟大学。
どんなサーブでも打ち返す正確無比なレシーブ技術が強みの手動ロボットです。
青チーム早稲田大学「ROBOSTEP」!
(土田)いよいよ決勝まで来ました。
意気込みを聞いてみましょうか。
まず残れた事によかったなと思います。
ここの場ちゃんと勝って優勝したいと思います。
正直ここに立ってるのも信じられないぐらいです。
(拍手)それではいよいよ最後のセッティングに入ってもらいましょう。
1分間です!
(笛)ロボコン史上屈指の高難度課題ロボミントン。
日本一を手にするのは新潟大学か早稲田大学か。
時は満ちた。
今こそ飛び立てインドネシアへ!決勝戦です!
(審判)赤サーブ。
(三宅)さあ行こう!新潟大学のサーブ外れた〜!最初のポイントは早稲田。
(小椋)決勝戦なんで緊張感は伝わってきますよね。
この辺りの緊張感最初のセッティングにミスがあったかどうか。
(笛)
(三宅)さあ行こう!早稲田のサーブ高い。
しかしこれは届かない!
(笛)新潟にポイントが入ります1−1。
(審判)赤サーブ。
(笛)新潟のサーブ。
これは入ってきたか…?いやアウトだよく見た!
(拍手)今度もミス。
(笛)
(審判)青サーブ。
(三宅)さあ行こう!サーブ行った。
今度は入りそうかどうか?返した。
あっと後ろ〜!レシーブポイント新潟2−2!
(拍手)ナイスレシーブ新潟!低い弾道でこれはなかなか前衛も活躍するポイントというのが今はなかったですね。
(小椋)そうですねいいショットですよね。
ネットから浮かないショットだったんで。
(拍手)
(笛)新潟のサーブ同点。
(笛)レシーブ返した…あっと速かった!今度もレシーブポイント早稲田3−2!リードします。
・落ち着いて〜!・落ち着いて落ち着いて!
(小椋)いいサーブでしたけどね。
さすがに集中していました早稲田。
OK!ナイスレシーブ!さあ次のサーブは早稲田。
(笛)
(三宅)さあ行こう!早稲田のサーブ入った…あっと!サービスポイントここにきてミスが出た4−2!早稲田マッチポイント!ロボステ!早稲田!ロボステ!早稲田!逃げきるか早稲田。
食らいつくか新潟。
さあ行こう!サーブを打った。
返したどうか!?また返せない〜!早稲田大学初優勝〜!
(拍手)
(歓声)完全手動の早稲田大学。
特訓の成果で初の日本代表の栄冠を勝ち取りました!おめでとうございます。
(拍手)皆さんに恥じないよう日本を代表して頑張っていきたいと思います。
会場に向かって大きな声でABUロボコン目標を聞かせて下さい。
優勝する事です!
(拍手)おめでとうございます。
ありがとうございます。
どうですか優勝した瞬間とかどんな…。
あんまり実感がないのが本音です。
どうですかインドネシア。
世界大会。
頑張っていきたいと思います。
ねそれまで頑張って練習してほしいのとあとは情熱を持って戦ってる姿がかっこよかったんで世界大会でもそれをぶつけて下さい。
ありがとうございました。
さあ日本代表早稲田大学。
18の国と地域から集う精鋭ロボットたち。
決戦の地はインドネシア!6月にはインドネシア代表を決める大会が行われ日本に負けない大熱戦が繰り広げられました。
(歓声)さあ行こう!初めて世界へ挑む早稲田大学チーム。
ワールドチャンピオンを巡る若者たちの熱き戦いを見逃すな!2015/07/20(月) 09:30〜10:25
NHK総合1・神戸
ABUアジア・太平洋ロボコン 日本代表決定戦〜Fly to Indonesia[字]

学生たちの手作りロボットが、バドミントン対決でガチンコ勝負!オグシオの小椋久美子も大興奮!8月の世界大会出場を勝ち取るのはどのチームか?熱いドラマに完全密着。

詳細情報
番組内容
前代未聞!?学生たちの手作りロボットが、なんとバドミントンでガチンコ対決!カメラの目でシャトルを捉えて弾道を予測、絶妙なタイミングでラケットを振る自動ロボのスゴ技に、バドミントン元日本代表“オグシオ”の小椋久美子も仰天!8月にインドネシアで行われる世界大会出場をかけた日本代表決定戦、制するのは強豪・東大か、去年の覇者・名古屋工大か?それとも新王者誕生?ユニークな技術とアイデアが激突する熱戦に密着!
出演者
【司会】吉田一貴,土田優香,【実況】長野亮,【解説】小椋久美子,【語り】服部伴蔵門

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
情報/ワイドショー – イベント
趣味/教育 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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