【ソウル聯合ニュース】来月にマレーシアで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に向け、北朝鮮が代表団の宿泊先を手配していることが20日、分かった。北朝鮮側は今年も同会議に出席するとみられ、韓国や日本側との接触が注目される。韓国外交部の関係者が伝えた。
同関係者は「北側の出席は確認されていない」としながらも、「現地で宿泊先を予約しているとの話しがある。(出席の)準備をしているようだ」と述べた。北朝鮮は主催国のマレーシアを通じ、宿泊先を手配しているとされる。李洙ヨン(リ・スヨン)外相が出席する可能性がある。
李外相は昨年8月、ミャンマーのネピドーで開かれたARF閣僚会議に出席したが、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官との会談は実現しなかった。
一方、マレーシアで開かれるASEANの一連の会議で、尹長官と岸田文雄外相が会談するかどうかも注目される。韓国政府の当局者は会談に関連し、「岸田氏の出席について連絡を受けたことはない」とした上で、「岸田氏が出席する場合、現地で会談が行われる可能性が高い」との見方を示した。
マレーシアのクアラルンプールでは来月5日、韓国とASEANの外相会議、6日はASEAN加盟10カ国に韓国と中国、日本を加えた外相会議、東アジア首脳会議(EAS)外相会議、ARF閣僚会議などが相次いで開催され、韓国や米国、日本、中国、北朝鮮による個別の会談が開かれる見通しだ。