松永佳伸
2015年7月20日13時22分
70年前の8月14日、現在の愛知県田原市内で、運行中の名古屋鉄道渥美線(現・豊橋鉄道渥美線)の車両が、米軍機から攻撃を受け、乗客ら15人が死亡した。終戦の日の前日に起きた悲劇はほとんど知られていなかったが、市民グループ「豊川流域研究会」が同乗者や目撃者などへの聞き取り調査をもとに証言集を作り、全体像を明らかにしつつある。来月12日、慰霊祭と報告会を開く。
旧田原町史などによると、三河田原駅を出発して新豊橋駅へ向かっていた列車は、同市豊島町付近で米軍のP51戦闘機から機銃掃射を受けた。旧成章中学校(現・成章高校)の生徒6人を含む15人が死亡、16人が負傷したという。
研究会は、愛知大学のオープンカレッジ修了生の有志が2006年度に立ち上げ、郷土史などを調べてきた。
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