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東芝会見、田中社長「全ステークホルダーにおわび」
西田・佐々木両氏も辞任

2015/7/21 17:17
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 東芝は不適切会計問題について第三者委員会(委員長=上田広一・元東京高検検事長)の調査報告書を受理したことを受けて、21日夕に東京都港区の本社内で記者会見を開いた。出席した田中久雄社長は冒頭で「調査報告書の指摘を厳粛に受け止め、株主などすべてのステークホルダーに心よりおわびする」と陳謝した。

 調査報告書では田中社長を含む西田厚聡相談役、佐々木則夫副会長の歴代3社長が現場に圧力をかけるなどしたことが不適切な会計処理につながったとしている。田中社長はこのことを受けて「不適切会計の重大な責任は経営者にある。経営責任を明らかにするために本日をもって社長職を辞任する」と話した。

 東芝は田中社長のほか、西田相談役、佐々木副会長が21日付で辞任し、9月下旬の臨時株主総会までの暫定として室町正志会長が社長職を兼務するほか、再発防止のための経営刷新委員会を立ち上げることも発表。経営刷新委員会は社内の指名委員会と協業して取締役会の過半数を社外取締役とするなどのガバナンス体制の見直しも進めていく。

 同社はあわせて、事業の集中と選択を加速させる事業構造改革を進めるほか、保有する有価証券や不動産などの資産売却を実施するなどして資金繰りに備えるとしている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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田中久雄、佐々木則夫、西田厚聡、東芝、上田広一、ステークホルダー


東芝不適切会計の背景

第三者委員会報告書 主な内容

東芝不適切会計 広がる影響

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