等身大ダンボールアイアンマン制作舞台裏(後編)
等身大アイアンマン後半戦!
アイアンマンの全体的な形ができ、ほぼ完成に見えた前半戦ですが、ここからが本番です!
制作舞台裏の前半はこちらをご覧ください。
細部を詰めてアイアンマン完成!
ツルッとした感じだったアイアンマンに装飾を施し、完成度を高めます。
胸には以前、友達からもらったリアクター型のクッキーカッターを取り付けて見たところ、作り付けのようにピッタリ!
肩と腕を仮組み。
胸と胴体を仮組み。結合できるかどうか心配でしたが、問題ありませんでした。
さらに太ももまで取り付けると、3人がけのソファーと同じ長さに。デカイ!
胴体と脚部をつなぐ部品。適当な大きさのもので試してみます。
自立!胴体と脚部はうまくつながっており、ちゃんとバランス良く立っています。立ち上がったら、かなりテンションが上りました(笑)
首の付根あたりを取り付けます。
顔を取り付け。
改めて、自立!デカ!知ってたけど、実物を目にすると本当に大きい。
自分(172cm)と比べるために撮った写真。うむ、洗面の鏡には収まらん。
肩甲骨あたりの装甲部品などを取り付けて、さらに完成度を高めます。
足の裏。これが無い方が自立したときに安定はしますが、靴底無しって言うのはかっこ悪いので取り付け。
手作りの指!CGで設計した指が、とても細くバランスが悪かったので手作りで作成し直し。指を10本作るのって本当に大変。
できた!指は少し表情を付けてみました。手のひらと手首は元々の部品が使えました。
完成!この後、こちらのアイアンマンは東京で開催されたThe Foundryのイベントで展示していただきました。
その後、エランズクラフトさんにお願いしてクッキーカッターだったリアクターを作りなおしてもらうのと合わせて、目を光るようにしてもらいました!ありがとうございます!
リアクターや目の周りは補強と光の漏れ防止のためにガムテープを貼りました。
ケーブルを仕込んでと。
点灯!生命感あるわ(笑)
全身が出来たときには、すごい存在感が出たなと思いましたが目や胸のリアクターが光るとその感じが増しますね。
暗闇で光らせて見たところ。うーん、いいわ~
そして、撮影ドットネットさんで撮影してもらった勇姿!
前回も書きましたが、今回のアイアンマンは満足できていないところが多くあります。
細部も詰め切れていなかったりしますし、自立させるための内部構造を深く考えられていませんでした。
ただ、最後まで作りきったからこそわかる学びはあるので、それは次回以降、何か作るときに活かしてきます。
あと、多くの人達から「着られるの?」という質問をいただいています。
どうやら、いわいの周りにはアイアンマンになりたい願望の強いロマンあふれる大人達がいっぱいいるようです(笑)
元々は着られるようにしたかったということはありますが、最初からそのような作りを想定すると制作にはさらに多くの時間を要するため、今回はその点は諦めました。
中身は空洞なので、構造的には着られるようにすること自体はそれほど難しくは無いと思います。
ただ、ダンボールは伸縮性がありません。腕や脚のような筒状の部分は手足を通すだけで良いのですが、胴体は誰かに手伝ってもらって前後からはめ込むようにしなくてはならず、そのあたりはちょっと考えないといけないですね。
ウェアラブルなアイアンマンはすぐにというわけにはいかないですが、また機会を見つけて挑戦してみたいと思ってます。
今回のマーク43は見た目にはかっこいいものの、表面部分の細かさだとかの難易度が高かったので、マーク3あたりが良いかな…
着られるようにしたら、今度は「顔は自動で開閉するの?」「腕や肩からミサイル出るの?」とか言われそうですが(笑)
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