広瀬すず、人生初ロングヘアで「壁ドン超える」おんぶで胸キュン
映画「ちはやふる」(小泉徳宏監督、上の句・下の句・来年3、4月連続公開)の滋賀県・近江神宮ロケがこのほど、報道陣に公開され、映画初主演の女優・広瀬すず(17)がロングヘア姿を初披露した。広瀬はエクステ(つけ毛)とはかま姿で主人公・綾瀬千早に変身して「千早に近づけて、うれしい」と満足げ。胸キュンシーンとして注目される「おんぶ」については「“壁ドン”を超える」と手応えを口にした。
近江神宮は高校生の全国大会が開催される競技かるたの聖地。ロングヘアのエクステで千早になりきった広瀬は、原作でも登場する朱塗りの山門を目の当たりにして表情を引き締めた。
17年間、ショートヘア一筋の広瀬はロングに変身した自らの第一印象について「お姉ちゃん(女優の広瀬アリス)に似てる!」。競技かるたの正装である、はかま姿に着替えると「女性っぽくなれた気がする。今度から伸ばしてみようかな」とはにかんだ。ハマリ具合は共演者からも好評で、原作者の末次由紀さんから「千早がそこにいる!」と驚かれたほどだ。
競技かるた(百人一首)に情熱をかける高校生の奮闘を描いた青春漫画の実写版。真剣に取り組むあまり、当初は膝のあざ、水ぶくれに悩まされたが「膝と足の甲が真っ黒になったけど、ガムシャラにやった証拠。やってるうちに皮が厚くなった」と笑う。千早は無邪気で情熱的なキャラクター。髪形だけでなく、内面も「恥ずかしさを吹っ切って、キラキラと輝くように熱く駆け抜けたい」と役柄になりきるよう心がけた。
今作が映画初主演だが、野村周平(21)、真剣佑(18)、上白石萌音(17)ら同世代の共演者と、きょうだいのように打ち解けたこともあり、「プレッシャーは、ほぼ感じてないです。ここから映画の仕事が広がっていけば」と前向きだ。女優歴はわずか2年だが、主演ドラマ「学校のカイダン」(日本テレビ)やヒット中の映画「海街diary」(是枝裕和監督)の経験が、自信につながっている。
恋愛模様も描かれ、千早(広瀬)が太一(野村)におんぶされる胸キュンシーンは「“壁ドン”を超える!」と気合十分。映画のヒットとともに「おんぶ」で社会現象を巻き起こすつもりだ。撮影は3月から栃木・足利市などで行われ、今月いっぱいでクランクアップを迎える。