7月20日(月)発売の『週刊ダイヤモンド』(7月25日号)の「数字は語る」というコラムに、次のタイトルの記事(リンク)を寄稿しました。

「教育支出は中高で増加 過小評価されている幼児教育への投資効果」




経済系ニュースの数字に注目するコラム、ということで今回取り上げた数字は「約1677万円」。これは幼稚園から高等学校までの15年間で学年ごとの「学習費総額」を合計した金額。ざっくり言うと、子どもを高校までずっと私立に通わせた場合の教育費にあたります。この教育費の支出傾向に注目した記事を書かせて頂きました。週刊ダイヤモンドを購読されている方は、ぜひご覧ください!

本文中では明示的に言及していませんが、以前ブログで取り上げた二つの書籍を参考にさせて頂きました。改めて感謝します!

・『「学力」の経済学
・『幼児教育の経済学

前者の中室先生の著作では、(幼児教育だけでなく)教育や学力に関する興味深い研究成果が次から次へと明らかにされていき、目からウロコが落ちること間違いナシ! 厳密な手法に基づいた研究成果を紹介しているにも関わらず、全く読みにくさやとっつきにくさを感じさせない素晴らしい本です。

最近は、日本人でも優秀な実証系の若手経済学者がどんどん育っています。彼らが近い将来に一般向けの書籍を執筆するとき、とても良いお手本となる良書だと感じました。(僕も可能な範囲で紹介しますので、じゃんじゃん書いてください!)もちろん、経済学と無縁の一般の方も楽しく読むことができます。というわけで、ご関心のある方はぜひ中身をチェックしてみてください^^ (お買い得なKindle版も↓)

「学力」の経済学
中室牧子
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2015-06-17