韓国24番目の新月城原発2号機、稼働試験大詰め

 韓国で24番目の原子力発電所となる新月城原子力発電所2号機(慶尚北道慶州市)が今月末の商業稼働を控え、大詰めの性能試験を行っている。

 新月城原発2号機の主制御室では、防弾ガラス越しに見える大型液晶画面に「96.2%」という赤い文字が表示されていた。韓国水力原子力の職員は「原子炉の出力がほぼピーク水準まで上昇したことを示している」と述べた。

 主制御室は原発の頭脳に当たる場所で、原子炉の制御、タービン発電機の運転状況など原発のデータ測定や制御を行う心臓部だ。5人1組が3交代制で24時間にわたり原発が正常に稼働しているかどうか確認している。

 新月城原発2号機は100万キロワット級の改善式韓国標準型原子炉(OPR1000)を採用し、2009年にアラブ首長国連邦(UAE)に輸出した韓国型新型加圧軽水炉(ARP1400)よりも旧式のモデルだ。年間79億キロワット時の電力を発電できる。2005年10月に着工され、これまでに2兆1500億ウォン(約2,330億円)の工事費が投じられた。

 韓国水力原子力は2011年の福島原発事故を受け、地震、津波などで核燃料の電源供給が断たれても爆発しないように「無電源水素除去設備」などの安全設備を設置した。趙石(チョ・ソク)社長は「新月城原発2号機が完成すれば、フランスEDF、ロシアのロスアトムに次ぎ、世界で3番目に多い原発を運営する企業になる。規模拡大に対応し、安全性にも万全を期す」と述べた。

崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者
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