長崎・対馬の仏像 韓国側が引き渡し=日本に到着

【東京聯合ニュース】韓国政府は17日、長崎県対馬市の海神神社から盗まれ韓国に持ち込まれた日本の国指定重要文化財「銅造如来立像」を日本側に引き渡した。

 外交消息筋によると、仏像は日本文化財庁と在韓日本大使館の関係者が保管先の韓国国立文化財研究所(大田市)を訪れ受け取った。仏像の引き渡しは非公開で行われた。

 日本メディアによると、仏像は空路で運ばれ、福岡に到着した。

 韓国検察当局は15日、銅造如来立像について、「日本に持ち出された経路が確認されないという文化財庁の調査結果や、国内で所有権を主張する寺や団体がない」として、日本への返還を発表した。

 日本政府は、対馬市の観音寺から盗まれ韓国に持ち込まれた「観世音菩薩坐像」の返還も求めている。

 韓国検察当局は観世音菩薩坐像について、観音寺と韓国の浮石寺の双方が所有権を主張しているほか、2013年に韓国・大田地裁が正当な手段で同仏像を取得したことが証明されるまで日本側に返還してはならないとする仮処分決定を下したとして、現段階では返還できないとしている。

 観世音菩薩坐像は、1330年ごろに浮石寺でつくられ、1370年ごろに日本に略奪されたとされる。

 仏像2体は韓国人3人が2012年10月、海神神社と観音寺から盗み、韓国に持ち込んだ。主犯格の2人は文化財保護法違反の罪で懲役3~4年の実刑判決を受けた。控訴審でも一審判決が支持され、2人は上告せず、刑が確定した。

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