Photoshopで人物の髪の毛を「境界線の調整」を使って簡単に切り抜く方法
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(編集部注*2013年7月1日に公開された記事を再編集したものです。)
こんにちは、デザイナーの白浜です。
以前、下記の記事でチャンネルを使って髪の毛を切り抜く方法をご紹介しました。
今回はPhotoshopCS5以降についている便利機能「境界線を調整」を使って髪の毛を切り抜く方法をご紹介します。
結構色んな所で紹介されているとは思いますが、復習がてらお付き合いください。
なかなかのチートツールなので、使わない手はないです。作業が格段に早くなります!
「境界線の調整」を使って髪の毛を切り抜く方法
パスで大雑把に髪の毛を囲む
今回はなかなかややこしい背景をお持ちのアフロ(ソバージュ?)美女をご用意しました。
このツールのチートっぷりを体感していただきたいのであえて白背景じゃない画像で挑戦します。
まずはペンツールで囲みます。ここはチャンネル使う場合と同じですね。ふわふわしてる部分はおおざっぱになぞります。
ペンツールで囲み終わったら右クリック→「選択範囲を作成」で選択範囲を作ります。
こんな感じです。
「境界線を調整」を使う
さて、選択範囲を作成したらいよいよ「境界線を調整」の登場です。
選択範囲ツールを選択している状態で右クリック→「境界線を調整」で調整パネルが開きます。
半径調整ツールを選択して、ブラシで大雑把に選択した髪の毛をなぞっていきます。
ブラシのサイズはショートカット[と]キーで太くしたり細くしたりできます。これは普通のブラシツールと同じですね。
ただブラシで境界をなぞってるだけなのに、どんどん髪の毛が切り抜かれてる~!!!
なぞり終わりました・・・。
ダダン!もうすでに結構な切り抜かれっぷり!! ありがたや。ありがたや。
「エッジをシフト」スライダーを左に動かすと境界がさらにシャープになります。
「境界線を調整」ツールの力だけでここまで綺麗に切り抜きできました!!!
仕上げのもうひと手間
あらかた調整が終わったら、出力先をレイヤーマスクにします。
マスクを選択した状態で、消し足りないところや、消しすぎたところをブラシを使って調整します。
黒で塗るとマスクがかかり、白で塗ると消えていた部分が元にもどります。
ショートカットxで白黒入れ替えながら消したり戻したり・・・レイヤーマスクなので何度でもやり直しOK。
こんな感じになりました。
白背景じゃなくても髪の毛の細かいディテールまで検出されているのがわかると思います。すごいですね!
おまけ
切り抜いた先が暗めの背景だった場合・・・。
そんなときは、
下に切り抜いたものを複製してレイヤーモードを「乗算」にします。
そして上のレイヤーのマスクを不透明度を「40%」ぐらいにしたブラシでなぞってなじませます。
やってるうちに下のレイヤーが「乗算」だと背景に同化しすぎたため、「カラー比較(暗)」に変更、まぁこのへんは場合によってお好みで。
完成。どうでっしゃろか?
まぁまぁなじんだかな?
人物等の切り抜き方法は色んな方法を覚えておくと臨機応変対応できると思うので、新しいツールもぜひ使ってみてください!