大阪、街頭犯罪また全国最多 認知件数は減少
大阪府で1~6月に発生したひったくりや路上強盗など街頭犯罪の認知件数が3万292件で全国最多だったことが16日、府警のまとめ(暫定値)で分かった。昨年まで15年連続の全国ワーストで、犯罪抑止戦略本部は「一層対策を強化したい」としている。
まとめたのは府警が重点的に対策に取り組んでいるひったくり、路上強盗、オートバイ盗、車上狙い、部品狙い、自動車盗、自転車盗の7種類の犯罪。昨年同期に比べて、全ての項目で認知件数が減った。
6月のひったくりの認知件数は52件で、現行統計方式になった1989年以降では、月別で過去最少だった。過去最多は98年8月の1166件。