台風11号、西日本に上陸する見込みです。
その影響は土砂災害。
浸水。
東日本にも広がっています。
こんばんは、ニュース7です。
日本列島に近づいてきている大型で強い台風11号。
現在は四国と紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら、高知県の南の海上を北上しています。
そして強い勢力を維持したまま接近。
今夜遅くから、あす明け方にかけて、上陸する見込みです。
台風が近づいている地域は、現在、どんな状況なんでしょうか。
高知県、徳島県、そして和歌山県から中継です。
高知県東部、室戸市の室戸漁港です。
風にあおられた横殴りの雨が、海面を滑るようにして流れています。
この1時間で、風がかなり強くなりました。
風向きも変わりつつあります。
北東から北北東へと、少し北寄りに変わっています。
カメラが捉えているのは、南西方向、堤防の向こうは太平洋です。
防波堤に打ちつける波は、白いしぶきを上げて、時折、その堤防を乗り越えてきます。
室戸市は先ほど、午後6時51分に満潮を迎えました。
この漁港は平成16年の台風で、高潮の被害を受けています。
今回は大潮の時期に当たるので、さらなる注意が必要です。
以上、室戸市からお伝えしました。
徳島県の南部、美波町由岐地区です。
雨で視界が悪くなり、奥に見えている岩も、見えづらくなってきました。
時間がたつにつれて波が高くなり、大きなしぶきが上がっています。
美波町では先ほど満潮の時刻を迎え、波が手前の堤防を超えるようになりました。
雨、風も強い状態が続いています。
斜めに降っていた雨が横殴りになり、部屋の中にいても、風のうなるような音が聞こえます。
窓はガタガタと揺れ、波が打ち寄せる音も聞こえてきます。
木々も大きく揺れ続けています。
このあとも注意が必要です。
徳島県の南部、美波町由岐地区からお伝えしました。
本州最南端の和歌山県串本町です。
東南からの強い風にあおられて、横殴りの雨が、霧のように広がったり、時には舞い上がったりしています。
日が落ちて、街の中心部には明かりがともってきました。
その明かりに照らされて、この横殴りの雨が、浮かび上がって見えています。
ここから南、画面奥のほう、およそ5キロの所にある潮岬では、午後6時の段階での最大瞬間風速が29メートルとなっています。
ここ串本町は、18分ほど前に満潮の時刻を迎え、潮位が非常に高くなっています。
消防では、パトロールを出して、高潮による被害がないかどうか、確認作業を始めています。
和歌山県串本町からお伝えしました。
気象庁の発表によりますと、大型で強い台風11号は、午後7時には、高知県室戸岬の南南東およそ70キロの海上を、1時間に20キロの速さで北へ進んでいると見られます。
この時間、高知県と徳島県、それに和歌山県の一部が、画面の赤い円で記した範囲、暴風域に入っています。
台風は今夜遅くからあす明け方にかけ、四国を中心とする、西日本の太平洋側に最も接近し、上陸する見込みです。
高知県の室戸岬では、午後4時過ぎに42.6メートル、和歌山県の潮岬では、午後5時半ごろに29メートルの最大瞬間風速を観測しました。
そして、広い範囲に発達した雨雲がかかり、午後6時半までの1時間には、奈良県上北山村で42ミリ、高知県馬路村魚梁瀬で40.5ミリの激しい雨が降りました。
また奈良県では、きのうの降り始めからの雨量が、多い所で350ミリを超えている所があります。
栃木県、埼玉県、東京の多摩地方、山梨県、奈良県、それに徳島県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また茨城県と三重県では、川が増水し、氾濫の危険性が非常に高くなっている所があります。
台風11号の接近に伴い、高知県安芸市は、穴内地区の沿岸部、6世帯13人に、避難指示を出しました。
穴内地区にある防潮堤は、去年8月の台風による高波で壊れ、復旧工事が行われていますが、今回の台風で、波が堤防を超える危険性が高まっているとしています。
また避難勧告が、香川県や高知県、栃木県など、10の県の合わせて10万8000世帯23万5000人余りに出されています。
このほか、15の府と県で、合わせて68万世帯157万人余りに避難準備情報が出され、避難に時間のかかるお年寄りなどに対し、早めの避難を呼びかけています。
NHKが各地の放送局を通じて、午後6時現在でまとめたところ、台風11号の影響で、6つの県で合わせて6人がけがをしました。
このうち山口県宇部市の高校では、午後2時ごろ、サッカーをしていた高校2年の男子生徒が、突風で倒れたゴールポストに足を挟まれ、大けがをしたということです。
兵庫県伊丹市では、午後4時半ごろ、73歳の女性が自宅近くで強風にあおられて転倒し、左足の骨を折るけがをしました。
埼玉県桶川市の現場です。
人が流されたという情報を受け、警察と消防が、用水路の捜索を行っています。
埼玉県桶川市では、近くの学校の教員が、かっぱを着た人が自転車を降りたときにバランスを崩し、自転車ごと流されるのを見たということで、警察と消防が捜索しています。
埼玉県や茨城県、それに栃木県など5つの県では、住宅の被害も出ていて、合わせて38棟が、床上や床下浸水となっています。
また奈良県と山口県の460世帯で停電が起きています。
台風の接近に伴う大雨で、東京電力福島第一原子力発電所で、雨水が排水路のせきを乗り越えて、港湾の外の海に流れ出しているのが見つかりました。
排水路の雨水からは、国の排出基準を超える放射性物質が検出され、東京電力で監視を続けています。
北上する台風。
土砂災害を経験した地域では、早めに備える動きが出ています。
宇都宮市内、雷とともに、激しい雨が降ってきました。
南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、午前中、台風本体から離れた場所でも、大雨になりました。
気象庁のデータを基に、風の向きや雨量を示した画像です。
台風が日本列島に近づいていくと、東日本で強い雨雲が発生。
大雨が降りました。
山梨県上野原市では、住宅の下ののり面が高さ10メートル近く、幅も10メートルほどにわたって崩れました。
ゆっくりと北上する台風11号。
その進路には、過去、大雨による災害を経験した被災地があります。
和歌山県田辺市の伏菟野地区です。
台風の接近に備え、地区の区長が住宅を回って、早めの避難を呼びかけました。
この地区では、4年前の深夜、紀伊半島豪雨で、山が地下深くからえぐられるように崩壊する、深層崩壊が起き、5人が死亡しました。
市も独自の対策を取っています。
避難施設を開設しました。
4年前を教訓に、独自に早期避難情報を発表し、避難準備情報などに先駆けて、明るいうちの自主避難を呼びかけました。
こちらは広島市。
去年8月に大規模な土砂災害が起きた安佐南区です。
地元の町内会は、行政の情報を住民に伝える連絡網を改善しました。
さっきね、避難準備情報が出ましたんで。
住民に避難を伝える担当者を、3人から9人に増やし、2時間ほどかかっていた全世帯への連絡が、きょうは30分ほどに短縮できたということです。
台風の接近に伴って、交通への影響も広がっています。
JR東日本は、東京と甲府や松本を結ぶ特急などの運休を決めました。
各地の在来線も、運転見合わせが相次ぎました。
JR西日本は、あすの山陽新幹線の運行は、台風の進路などを見極めたうえで、検討するとしています。
空の便です。
きょうは四国各地を発着する便など、合わせて214便が欠航したか、欠航が決まりました。
航空各社によりますと、あすもすでに103便の欠航が決まっていて、さらに増える可能性があるとしています。
こちらは、東名高速道路です。
高波の影響で、静岡県の清水ジャンクションと富士インターチェンジの間が、上り下りとも通行止めになっています。
各高速道路会社は、区間によっては、今後も大雨などで通行止めが予想されるとして、交通情報を確認するよう呼びかけています。
今後の見通し、まず風です。
特に西日本では、猛烈な風が吹く所がある見込みで、最大風速は、四国で35メートル、中国地方と近畿で30メートルなどと予想されています。
四国や近畿、東海の太平洋沿岸では、波の高さが9メートルから10メートルの猛烈なしけが続く見込みです。
続いて雨の見通しです。
あすにかけては、西日本と東日本の太平洋側を中心に、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨のおそれがあります。
あす夕方までに降る雨の量は、四国と近畿、それに東海で600ミリ、中国地方と関東甲信で300ミリと予想されています。
四国などでは、台風の接近と満潮の時間が重なるあす朝にかけて、高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は、暴風や土砂災害、川の増水、それに高波に厳重に警戒し、高潮にも警戒するよう呼びかけています。
では台風11号による、雨や風の見通しと、警戒すべき点について、気象情報担当の寺川さんです。
台風11号は、まだ目がはっきりしていまして、勢力は衰えていません。
中心付近というのは、特に雨や風が強いです。
このあと、台風進路に当たる西日本では、今夜は猛烈な雨や風が予想されます。
まず風の予想です。
今夜、四国や近畿などに台風の中心付近の猛烈な風が吹く見通しです。
予想される風の強さは、瞬間的には、四国や中国、近畿地方などで、45メートルから50メートル。
これはトラックが横転するような風が、瞬間的に予想されています。
また湾では、高潮のおそれもあります。
あすにかけて、台風は速度を上げません。
このため、あすの日中も広い範囲で、風の強い状態が続くでしょう。
続いて雨の影響です。
こちらは土の中の水分量を示したものです。
すでにこれまでの雨で、地盤の緩んでいる所が多くなっているのが分かります。
ここに今夜、台風進路に当たる近畿や四国地方を中心に、さらなる大雨が予想されます。
雨の予想です。
今夜からあすの朝にかけて、四国や近畿地方などでは、猛烈な雨が続いて、大きな災害が起こる、そんな雨の量になるおそれがあります。
夜間の避難は、かえって危険な場合がありますので、そのような場合は、自宅の2階、斜面からは離れた側に身を寄せて、安全を確保してください。
さらにあすの日中も、同じような場所で、雨が降り続く見通しです。
台風は、夜になりますと次第に日本海へと抜ける見通しですが、まだ台風の後ろ側から、湿った空気の流れ込みが続きます。
このためあすにかけても、東日本や北日本でも再び、非常に激しい雨の降るおそれがあります。
あすにかけて、広い範囲で警戒を続けてください。
次は集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ、安全保障関連法案です。
戦後日本の安全保障政策の大きな転換点となる法案は、衆議院本会議で可決され、参議院に送られました。
法案は、今の国会で成立する公算が大きくなりました。
けさ6時の国会前。
降りしきる雨の中、無言で戦争反対の文字を掲げる男性がいました。
法案の衆議院通過を巡る攻防は、最終局面を迎えました。
午後1時から開かれた衆議院本会議。
各党の討論のあと、民主党、維新の党、共産党、社民党が退席する中、採決が行われました。
安全保障関連法案は、自民、公明両党と次世代の党などの賛成多数で可決されて、参議院に送られました。
国会前で抗議活動を行っていた人たちは。
陸上自衛隊のトップは。
中国外務省の報道官は、コメントを発表。
日本が歴史の教訓をしっかりとくみ取り、平和発展の道を堅持し、中国の主権と安全や、地域の平和と安定を損なうことをしないよう、厳粛に促すと警戒感を示しました。
韓国からは。
与野党の反応です。
では政治部の長内記者に聞きます。
長内さん、この衆議院での審議は、きょうの採決で終わりましたけれども、議論は深まったといえるんでしょうか。
衆議院の特別委員会では、116時間余りの審議が行われまして、衆議院に記録が残る昭和35年以降、6番目に長い審議時間になったんです。
集団的自衛権の行使がどういう場合に容認されるのかなど、法案の内容を巡って、さまざまな点で論戦が交わされたほか、集団的自衛権の行使が合憲か違憲かという、そもそも論でも、意見の応酬が繰り広げられました。
与党側は、論点は尽くされ、議論は深まったとしていますが、民主党などは、質疑を重ねるほど、疑問点が増していると指摘しているんです。
きょう衆議院で可決されたことで、法案は今の国会で成立する公算が大きくなったというふうにお伝えしているんですが、これは、いわゆる60日ルールがあるからということですね。
そうなんです。
60日ルールは、参議院で60日たっても、法案が採決されない場合、衆議院の3分の2以上の賛成で再可決できる憲法の規定です。
今、与党側は、衆議院で3分の2以上の議席を確保しておりますので、きょう7月16日の衆議院通過から、60日が経過した9月14日以降に再可決が可能になります。
仮に参議院の審議が長期化した場合でも、このルールがあるために、今の国会で成立する公算が大きくなったといえるわけなんです。
そうしますと、この参議院での審議は、与党ペースで進むんでしょうか?
そうとも言い切れないんです。
与党としては、来週中に参議院本会議で、法案の趣旨説明を行って審議入りし、特別委員会も設置したい考えです。
これに対し民主党などは、きょうの衆議院通過に強く反発して、特別委員会の設置は決まっておらず、いつ審議が始まるのか、メドは立っていないんです。
さらに参議院では衆議院に比べて、野党側の勢力が強いことや、各種の世論調査などで、法案に対する国民の理解が進んでいない状況が明らかになったことを踏まえ、与党側はより丁寧な国会運営や、国民の理解を得る努力が求められることになります。
一方、民主党などは、法案の成立阻止に向けて、徹底した審議を求め、法案の問題点をアピールして、国民の支持を得たい考えです。
ただ維新の党は、法案審議の場が参議院に移っても、与党側と対案の協議を行うとしておりまして、きょうの本会議で、政府案の採決を退席するという形で足並みをそろえた、野党の共闘が進むのかも焦点になります。
政治部の長内記者でした。
ニュースを続けます。
改築費が2520億円に膨らみ、批判が出ている国立競技場。
安倍総理大臣は、記者団が、計画を見直す考えはあるかと質問したのに対し、次のように述べました。
一方、新しい国立競技場の最初のデザインを決めた、審査委員会の委員長で、建築家の安藤忠雄氏が記者会見を開き、一連の経緯について、初めて説明しました。
大相撲名古屋場所は5日目。
新大関の照ノ富士は、関脇・栃煌山と全勝どうしの対戦です。
照ノ富士は順当な滑り出し。
いつもどおり眠れていると、新大関の重圧はなさそうです。
栃煌山はすでに、2大関を破っています。
照ノ富士、右を差し込みにいきます。
まだ差せない。
少しいなして、栃煌山が2本入った。
もろ差しだ。
途中からもろ差し。
照ノ富士抱える。
こらえる。
右を差し込んだ。
振る。
5連勝で序盤を終えた照ノ富士。
これくらいは勝たなきゃだめという意識があると、大関としての責任感を口にしました。
40歳のベテラン、旭天鵬が、勝ちっ放しだった豊響を破って、初日を出しました。
北太樹は幕内500回出場を白星で飾りました。
大関・豪栄道は、逸ノ城に敗れました。
両横綱はきょうも勝って、そろって5連勝です。
ここで今入った、情報です。
第153回芥川賞と直木賞の選考会が、今夜、東京で開かれ芥川賞に羽田圭介さんのスクラップ・アンド・ビルド、そして又吉直樹さんの火花が選ばれました。
直木賞は今も選考が続いています。
繰り返します。
芥川賞と直木賞の選考会が今夜東京で開かれ、芥川賞に羽田圭介さんのスクラップ・アンド・ビルド、そして又吉直樹さんの火花が選ばれました。
直木賞は今も選考が続いています。
気象情報は再び、寺川さんです。
すでに高知では、瞬間的に40メートルを超える突風を観測しています。
今後の進路です。
今夜からあすの明け方にかけて、四国付近に接近、上陸するおそれがあります。
そしてあすの日中は、中国地方を通過するでしょう。
今夜は特に台風進路に当たる地域で、猛烈な雨となるおそれがあります。
あすの夕方にかけて、四国や近畿、東海付近、多い所、600ミリもの雨が予想されています。
また、中国地方や関東甲信地方でも、あすにかけても雨の量、多くなる所がありそうです。
ではあすの全国の天気です。
お伝えしていますように、大型で強い台風11号は、四国と紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら、高知県の南の海上を北上しています。
高知県の室戸岬では、午後4時過ぎに、42.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。
NHKが各地の放送局を通じて、午後6時現在でまとめたところ、台風11号の影響で、山口と兵庫など、6つの県で、合わせて6人がけがをしました。
2015/07/16(木) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽台風11号日本に接近 強い勢力のまま上陸か 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美
詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美
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