うなるような音を立てて風が吹いています。
高知県東部、室戸市の室戸港です。
現在、台風11号の暴風域に入っています。
この10分ほどで、雨、風ともに一段と強さを増してきました。
海も荒れています。
港に係留されている漁船、風にあおられて、前後、そして左右に揺れているのが分かります。
横殴りに降っている雨ですが、時折突風が吹きますと、その風に巻き上げられて、下から舞い上がるように、上から、そして下から、また左右から吹きつけ、たたきつけてきます。
高知県東部、室戸市でした。
徳島県南部、海陽町のJR阿波海南駅です。
海陽町では、夕方から雨と風の勢いが強まり始め、町の中心部ですが、夕方以降、歩く人の姿を見ていません。
暗くなるにつれて、雨、風共にさらに勢いを増していて、視界もかなり悪くなっています。
駅前にある木は、風が吹きつけるたびに、ごーっと音を立てて大きくしなり、横殴りの激しい雨が、地面にたたきつけています。
以上、徳島県南部、海陽町からお伝えしました。
高知県東部、安芸市の安芸漁港です。
この30分ほど、雨と風、特に強い状態が続いています。
ここは防波堤に囲まれ、船が係留されています。
堤防の内側でも、雨と風で水面が揺れています。
ライトに照らされた雨、大粒で横殴り。
北からの風が、画面奥、太平洋の方向に吹いています。
私の乗っている車、2、3分に一度大きく揺れます。
こちらもごーっという音が鳴り、窓をたたくような雨の音がします。
この近くの海岸沿いの一部の地域には、避難指示が出ています。
高知県東部、安芸市の安芸漁港から中継でお伝えしました。
香川県小豆島の…漁港です。
現在も強い風が吹いていて、時折まっすぐ歩けないほど激しい風が吹きつけています。
建物の中にいても、強風による大きな音が響いています。
雨は先ほど、小康状態となっていましたが、今再び、横殴りの雨が降っています。
港の周辺を出歩いている人影は見当たりません。
小豆島と各地を結ぶ船の便は、きょう午後からすべて欠航となりました。
フェリー各社によりますと、あすの運航のメドはまだ立っていないということです。
港の出入り口に設置されている防潮堤の扉はすべて締め切られていて、高潮の警戒が続いています。
潮位の高い大潮と重なる次の満潮の時刻はあす午前0時過ぎで、十分な警戒が必要です。
香川県小豆島のつのしょう港からお伝えしました。
こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
きょうは時間を延長して、10時55分までお伝えします。
大型で強い台風11号は、四国と紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら、高知県の南の海上を北上しています。
今夜遅くから、あす明け方にかけて、四国を中心とする西日本の太平洋側に最も接近し、上陸する見込みです。
高知県の南の海上を北上する、大型で強い台風11号。
四国や近畿では、風が非常に強くなっています。
気象庁のデータを基に風の強さを映像化しました。
赤が風速25メートル以上の暴風域を示しています。
この時間、四国の広い範囲と近畿、それに三重県の一部が台風の暴風域に入っています。
高知県の室戸岬では、午後4時過ぎに、42.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。
台風周辺の湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本から東北の広い範囲に、発達した雨雲がかかり、断続的に激しい雨が。
山梨県上野原市では、住宅の下ののり面が崩落。
撮影している最中にも。
来たよ!
さらに崩れました。
広島市では、広島県庁の敷地内で木が倒れ、近くに止めてあった乗用車に。
車には誰も乗っておらず、けがをした人はいませんでした。
各地で台風への備えも。
去年10月の台風による大雨で被害が出た兵庫県洲本市では、防潮堤の水門を閉鎖。
大潮の時期に近づく台風に備えていました。
高知市です。
農業用ハウスのシートを取り外す作業が行われています。
収穫が来週に迫った早場米に被害が出ることを心配していました。
台風が近づく前に、早めの避難を呼びかけるところも。
和歌山県田辺市では、大きな被害が出た4年前の紀伊半島豪雨を教訓に、住民に明るいうちの自主避難を促しました。
NHKのまとめでは、午後6時現在、11の県で合わせて12万世帯26万6000人余りに出されています。
北上を続ける台風11号。
今夜遅くからあす明け方にかけて、四国を中心とする西日本の太平洋側に最も接近し、上陸する見込みです。
打ちつけるような激しい雨。
台風周辺の湿った空気が流れ込んだ影響で、台風から遠く離れた東日本でも、発達した雨雲がかかりました。
埼玉県桶川市では、けさ、用水路に人が流されているのを、近くの中学校の教員が目撃し、消防に通報しました。
当時、用水路は増水して、道路まで水につかり、境目が分からない状態だったということです。
茨城県大子町では、住宅の床上や床下が水につかる被害が相次ぎました。
NHKが午後8時現在でまとめたところ、住宅が水につかる被害は、埼玉県と茨城県、栃木県など、5つの県で合わせて42棟となっています。
東京電力福島第一原子力発電所では、雨水が排水路のせきを乗り越えて、港湾の外の海に流れ出しているのが見つかりました。
排水路の雨水からは、国の排出基準を超える放射性物質が検出され、東京電力で監視を続けています。
強風による被害も相次いでいます。
山口県宇部市の高校では、午後2時ごろ、サッカー部の2年生の男子生徒が、強風で倒れてきたゴールポストに足を挟まれました。
男子生徒は足の骨を折る大けがをしたということです。
NHKのまとめでは、台風11号の影響で、午後8時現在、山口県や兵庫県など、10の府と県で、合わせて14人がけがをしました。
台風が接近している影響で、四国の各地などで、避難指示や避難勧告が出ています。
高知県では、安芸市穴内地区の6世帯13人に避難指示が出ています。
また、避難勧告も四国を中心に11の県で、合わせて12万世帯26万6000人余りに、このほか14の府と県で、合わせて42万世帯164万人余りに避難準備情報が出ています。
台風への備えも進められています。
高松市は市内の公園など、24か所に土のうを作る場所を設置し、市民がスコップを使って、袋に土を土を詰めました。
こちらは高知県いの町の枝川地区です。
去年8月の大雨で、家や車が水につかる被害が出ました。
住民は車をできるだけ高い所に移動させ、台風に備えています。
去年8月の土砂災害で、大きな被害を受けた、広島市安佐南区では。
この町内会は、土砂災害を教訓に、住民に避難を伝える担当者を3倍に増やしました。
その結果、2時間ほどかかっていた全世帯への連絡が、30分ほどに短縮できたということです。
一方、大阪の貸布団店には、泊まり込みで台風の対応に当たる企業などから、注文が急増しています。
関西電力本店には、停電などのトラブルに対応するため、およそ100人分の布団が運び込まれました。
交通機関にも影響が出ています。
JR高松駅から中継です。
JR高松駅です。
ホームには屋根がついていますが、先ほどから横風が強くなり、雨が吹き込んできています。
JR四国によりますと、高松と愛媛の宇和島を結ぶ予讃線は、台風の影響で、1時間半ほど前の今夜7時42分に、全線で運転を見合わせました。
これで四国のJRすべての路線が運転見合わせとなっています。
JR四国が足止めされた乗客のために、この車両を開放しています。
車内で休んでいる人のため、軽食や毛布が用意されています。
今夜は高松と東京を結ぶ寝台特急も運休することになりました。
JRでは、あす列車を運転するかどうかは、明け方に決めたいとしています。
JR高松駅でした。
四国では、足止めされた人が相次ぎました。
影響は、関西や首都圏など、広い範囲に及んでいます。
あすの山陽新幹線の運行について、JR西日本は、今後の台風11号の進路などを見極めたうえで、検討していくことにしています。
高速道路への影響です。
日本道路交通情報センターによりますと、東名高速道路が、静岡県の清水ジャンクションと富士インターチェンジの間の上下線で通行止めになっているほか、神奈川県の西湘バイパスや、瀬戸中央自動車道で通行止めになっている区間があります。
空の便への影響です。
台風の影響で、きょうの国内の空の便は、四国各地を発着する便など、合わせて217便が欠航したか、欠航が決まっています。
影響はあすも続き、航空各社によりますと、四国各地を発着する朝の便を中心に、すでに120便の欠航が決まっています。
あすの欠航が決まっているのは、スカイマークが、羽田と神戸や九州各地を結ぶ便など33便、ピーチ・アビエーションが、関西と各地を結ぶ便など29便、日本航空が羽田と松山や出雲を結ぶ便など、21便などとなっています。
では、気象キャスターの井田さんに聞いていきます。
井田さん、各地にもうすでに影響出ていますが、今後、注意すべき点というのはどこでしょうか。
最も注意していただきたいのは、まず大雨ですね。
詳しく見ていきましょう。
この9時までの24時間に降った雨は、台風に近い四国や紀伊半島だけではなくて、離れた東海から関東にかけても、200ミリ前後から300ミリ以上に達しているんですよね。
もうすでに非常に地盤が緩んだ状態です。
ここに台風本体の雨雲がもうかかり始めているんですね。
雨雲の様子を見ますと、この本体、台風本体の雨雲が、四国や紀伊半島にかかり始めています。
夜の暗い間に、夜間のうちに雨のピークを迎えるという所、多くなってきそうなんですね。
このあと動かしていきますと、あしたの朝6時、四国や中国地方、近畿地方の辺りに活発な雨雲がかかります。
さらにそのあとも、これ動きが遅いですから、同じような所で雨が続きます。
そして午後も続きます。
夜になると、だんだんと雨雲が、日本海のほうへ移っていきますけれども、それでも夜遅くにかけて、四国から東海、関東にかけて、雨の降りやすい状況となってきます。
予想される雨の量なんですが、四国や近畿、東海で600ミリ、これは7月の平年に降る2倍くらいの雨に匹敵してきます。
中国地方や関東甲信では、300ミリです。
さらにあすに終わらずに、あさってにかけても東海や近畿地方では増えてきそうなんですね。
総雨量は1000ミリ近くに達しますと、大規模な土砂災害が発生する、そんなおそれもあるんです。
なるほどね。
東海とか、台風からちょっと離れてますよね、そこでも雨が結構降ってるって感じですね。
そうですね、理由としては、まず大型です。
これだけ強風域が広いんですよね。
ですから、影響も広いです。
さらには台風の東側に多くの所が入っています。
台風の東側は、湿った空気がどんどん流れ込んでくるために、台風から離れた所でも多くの雨が予想されます。
このあとまもなくすると、四国付近に上陸のおそれがありますが、上陸してからも遅いんですよね。
朝6時ごろは中国地方、さらにそのあとも動きが遅いですから、雨が長引きます。
土曜日にかけても日本海側を進んでいきまして、本州付近は東側に、台風の東側に入りますから、あす、あさってと雨が長く続きそうなんですね。
この夜の暗いうちに雨のピークを迎えるということになります。
普段見慣れているところでも、全く状況は違うと思ってください。
足元は危険がいっぱいです。
マンホールですとか、側溝のふたが開いていたり、大きな物が落ちていたり、または用水路の水があふれていたり、足元は危険だらけなんですよね。
夜間の避難は危険という、夜間の避難が危険ということもあります。
そういった場合には、高い所ですよね、2階ですとか高い所へ避難するということ、または山からは離れた所でお過ごしする、そんなことも必要になってきます。
とにかく正確な情報を取ったうえで、部屋の安全な所も見ておいていただきたいと思います。
それから高潮も警戒が必要となってきますね。
まもなく満潮の時刻を迎える所もあります。
広島や松山、まもなくです。
そしてそのほかの地域も、あしたの朝、もう一回ピークがありますので、満潮時刻を中心に、高潮にも警戒が必要です。
もう一度、寝る前に、身の回りに危険がないか確認をして過ごしていただきたいと思います。
井田キャスターに聞きました。
大型で強い台風11号は、四国と紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら、高知県の南の海上を北上しています。
今夜遅くからあす明け方にかけて、四国を中心とする西日本の太平洋側に最も接近し、上陸する見込みです。
台風11号は、高知県沖の海上を、1時間に20キロの速さで北へ進んでいると見られます。
中心の気圧は960ヘクトパスカルで、四国の広い範囲と近畿、それに三重県の一部が台風の暴風域に入っています。
台風は強い勢力を維持したまま、比較的遅い速度で北上を続け、今夜遅くからあす明け方にかけて、四国を中心とする西日本の太平洋側に最も接近し、上陸する見込みです。
台風の接近に伴って、風が非常に強まり、和歌山県の南紀白浜空港では、午後8時前に36メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また台風を取り巻く発達した雨雲が、四国や紀伊半島にかかり、徳島県が那賀町に設置した雨量計で、午後8時までの1時間に64ミリの非常に激しい雨を観測しました。
これまでに降った雨で、埼玉県、東京の多摩地方、山梨県、奈良県、それに徳島県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
あすにかけて、西日本では猛烈な風が吹く所がある見込みです。
あすにかけての最大風速は、四国で35メートル、中国地方と近畿で30メートル、九州で23メートル、東海で20メートル、最大瞬間風速は30メートルから50メートルに達すると予想されています。
四国や近畿、東海の沿岸では、波の高さが9メートルから10メートルの猛烈なしけが予想されています。
あすにかけては、西日本と東日本の太平洋側を中心に、雷を伴って、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
あすの夕方までに降る雨の量は、四国と近畿、それに東海で600ミリ、中国地方と関東甲信で300ミリと予想されています。
台風の動きが遅いため、そのあともさらに雨が続き、あすの夕方からあさっての夕方までの雨量は、いずれも多い所で、東海で200ミリから300ミリ、近畿で100ミリから150ミリと予想されています。
またこの時期は、一年で最も潮位が高い大潮に当たり、接近と満潮の時間が重なるあすの朝にかけて、高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は、暴風や土砂災害、川の増水、それに高波に厳重に警戒し、高潮にも警戒するよう呼びかけるとともに、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
台風11号に関する情報は、また後ほどお伝えします。
続いて国会です。
今の国会の最大の焦点、安全保障関連法案は、衆議院本会議で採決が行われ、自民、公明両党と、次世代の党などの賛成多数で可決されました。
法案は今の国会で成立する公算が大きくなりました。
雨で迎えた本会議採決の朝。
自民党代議士会に出席した安倍総理大臣は。
安全保障関連法案を採決する衆議院本会議は、午後1時に開会。
生活の党と山本太郎となかまたちは欠席しました。
討論のあと、民主党、維新の党、共産党、社民党が退席する中、採決が行われました。
安全保障関連法案は、自民、公明両党と次世代の党などの賛成多数で可決。
参議院に送られました。
仮に参議院で採決が行われない場合でも、自民、公明両党は、いわゆる60日ルールを使って、衆議院で再可決することも可能で、今の国会で成立する公算が大きくなりました。
一方、維新の党が提出した対案は、与党側などの反対多数で否決されました。
戦争法案、今すぐ廃案!
戦争法案、今すぐ廃案!
国会前で開かれた反対集会に参加した人たちは。
安全保障関連法案が衆議院本会議で可決されたことについて、安倍総理大臣は。
野党は。
各国はどう受け止めたのか。
アメリカのローズ国務次官補は、きのう、法案の成立に期待を示しました。
中国外務省の華春瑩報道官は、コメントを発表。
日本が専守防衛政策を捨てるのではないか、長く続けてきた平和発展の道を変更するのではないかと疑わせるものだと、警戒感を示しました。
韓国外務省のユ・チャンホ広報担当官は。
きょう衆議院を通過した安全保障関連法案は、改めてどのような内容なのか、児林リポーターです。
安全保障関連法案は、合わせて11本の法律からなります。
目的は、日本の平和と安全のためと、国際社会の平和と安全のための2つに分けられます。
まずは、日本の平和と安全のため。
武力攻撃に至らない、グレーゾーン事態。
地理的な制約なしに、外国軍隊への後方支援が可能となる重要影響事態。
他国が攻撃されて日本の存立が脅かされる存立危機事態と、切れ目なく対応することが可能になるとしているんです。
このうち、存立危機事態になれば、集団的自衛権の行使が可能になるとしています。
そして国際社会の平和と安全。
後方支援については、新たに恒久法を整備して、自衛隊を迅速に派遣できるようにするとしています。
ここからは山下政治部長に聞いていきます。
山下さん、きょう、安全保障関連法案が衆議院を通過したわけですが、これまでの審議、どのように見ましたか?
最後まで議論がかみ合わなかったという印象です。
法案の柱になっている、集団的自衛権の行使ですが、合憲か違憲かという、根本的な見解が違うので、歩み寄りようがありませんでした。
与野党を問わず、こと安全保障政策を巡っては、幅広いコンセンサスが必要だと指摘する議員が少なくないんです。
それは超党派であるべきだという考え方ですね。
そうですね、コンセンサスで推し進めていくと。
しかし、衆議院の議論を振り返りますと、与野党の間の共通の土俵がありませんでした。
23年前、牛歩が行われる中で、PKO法が成立した国会を取材しました。
あのときは与党の自民党と、野党の公明党、それに当時の民社党が、どう自衛隊による国際貢献を進めていくのか、そのためにどのように歯止めをかけていくのかという、共通の問題意識があって、議論がかみ合っていたんです。
そして国会の事前承認や、PKFの凍結といった修正が行われて、3党の協力で成立にこぎ着けました。
今回は立場がかけ離れていまして、共通の土俵がないまま、議論が続けられているという印象です。
なるほどね。
かけ離れているという意味では、結局、その集団的自衛権の行使を容認することによって、抑止力が高まるのか、それとも戦争に巻き込まれてしまうのかという、この2つの考え方が、ここもなんかかけ離れたまま、平行線でずっときてるっていう感じですね。
そうですね。
そこもまさに与野党で、真っ向から見解が対立する点だと思います。
どちらの結果になるということは言い切れません。
ただ、政府・与党は大量破壊兵器の拡散、国際テロの脅威、サイバー攻撃、こういった安全保障環境が変化する中で、もはや1国のみでは、国を守ることはできないとしているんです。
そのために、日米安保を強化する、国際社会との絆を強める。
そうすれば、日本を武力攻撃しようという国はなくなって、抑止力が高まるという考え方なんです。
一方で、野党側は一様ではないんですけれども、与党側とはアプローチが異なります。
野党の中には、集団的自衛権の行使を容認すれば、アメリカの戦争に巻き込まれてしまう、あるいは外国軍隊の後方支援で、活動範囲を広げれば、自衛隊のリスクが高まるのではないかという懸念があります。
野党の中には、むしろ専守防衛を守って、これまでの憲法解釈を維持して、日本が攻撃された場合のみ、自衛権が行使できるとするとしたほうが平和は保たれるという意見もあるんです。
このように立場が違っていたとしても、これ、何度話しても変わらないのか、あるいは、何度も話し合えば、少しは歩み寄りがあるのかと。
つまり今回も、一つの国会で結論を出さなくて、いくつかの国会にわたって、議論をしたほうがいいんではないかという意見もあると思うんですけれども、にもかかわらず今回、今の国会での成立にこだわっている理由、ここはどう見てるんですか?
審議を振り返って、安倍総理大臣の答弁で、印象的なものがありました。
残念ながら、国民の支持が十分でなかった典型例として、日米安保改定、PKO法を挙げまして、今ではそれが十分に国民的な理解を得ていると述べたんです。
安倍総理大臣にとっては、今回の法案が国民の命を守るために必要な法案だという確信があって、いずれは国民に分かってもらえるはずだという考えがあるんだと思います。
安倍総理大臣は、9年前に発足した第1次安倍内閣時代に、懇談会を設置して、集団的自衛権の行使の道をつける法整備に向けた議論を主導してきたんですけれども、今、この国会にねじれがなくて、与党が衆参いずれも過半数を占めている状況で、政治状況で、なんとか法整備を実現したいということなんだと思います。
また政治スケジュールを見ますと、ことしは全国規模の国政選挙が予定されていない一方で、来年の夏には、参議院選挙が控えています。
この今の国会での法案の成立を断念して、秋の臨時国会、あるいは来年の通常国会でということになりますと、参議院選挙がだんだん近づいてきます。
できるだけ近づかないうちに、国民の評価が分かれる法案を成立させておきたいというねらいもあるものと見られます。
なるほどね。
このあと、参議院での議論になるわけですが、参議院ではどういった論戦になるというふうに見られますか?
そうですね、参議院でも、やはり集団的自衛権の行使が、合憲か違憲か、こういった議論が中心になってくると思うんですけれども、参議院では、今回の法案によって、どう日本の安全保障政策が変わるのか、国民に分かりやすい議論が深まることを期待したいと思います。
先ほども、説明がありましたように、自衛隊のこの法案については、自衛隊の非常に幅広い活動に及んでいて、非常に複雑です。
そうですね、これいろんな事態、なんとか事態とかたくさんあって、分かりにくいですね、なんだかね。
集団的自衛権、こうしても、2つあるということですね。
ある与党の幹部は、参議院では、テーマごとに議論したらどうかと話していました。
例えば、きょうは集団的自衛権、次の日はPKO活動といった具合に、これまでも審議を注意深く聞いていないと、集団的自衛権なのか、それとも後方支援なのか、ごっちゃになって、なんの議論をしているのかというのが分からなくなることもあるんです。
ただ参議院の論戦でも、先ほど言いましたように、集団的自衛権が合憲か違憲かというテーマ、これに多くの時間が割かれることが予想されます。
こちらをご覧ください。
これ、NHKの世論調査の結果なんですけれども、安全保障関連法案、憲法違反ではないという政府の説明に納得できないという人が、3分の2にも上っているんです。
安倍総理大臣は参議院に行っても、丁寧な説明に力を入れていきたいと、きょう述べました。
60日ルールが使えるからといって、参議院での議論をおろそかにしていいということにはもちろんならないと思います。
安倍政権にとっては、参議院での審議を通じて、国民の理解を深めることができるのかどうか。
説明責任が問われることになります。
ここまで山下政治部長に聞きました。
安全保障関連法案の衆議院通過について、多くの国民は、消化不良に感じているのではないかと思います。
今後、参議院での議論を通して、国民の理解が深まるよう、政府・与党は重い責任を負っています。
ではニュースを続けます。
今夜、芥川賞と直木賞の選考会が開かれ、芥川賞には、羽田圭介さんのスクラップ・アンド・ビルドと、お笑い芸人として活躍する又吉直樹さんの火花が選ばれました。
直木賞には、台湾出身の東山彰良さんの作品、流が選ばれました。
改築費が2520億円に膨らみ、批判が出ている国立競技場。
安倍総理大臣は、記者団が計画を見直す考えはあるかと質問したのに対し、次のように述べました。
一方、新しい国立競技場の最初のデザインを決めた審査委員会の委員長で、建築家の安藤忠雄氏が記者会見を開き、一連の経緯について、初めて説明しました。
いわゆる2年縛りに、改善を求めました。
大手の携帯電話会社が、2年間の利用を条件に、基本料金を割り引く制度について、総務省は、途中で解約をする場合に、違約金を設定していることが、利用者とのトラブルにつながっているとして、携帯各社に改善を求める報告書を取りまとめました。
この中では、契約時に十分な説明が行われていないとして、より丁寧な説明を行うこと。
違約金を取るとしても、2年間の契約期間で段階的に引き下げることを検討するべきなどとしています。
報告書を受け、携帯電話各社では、新たな料金プランの検討を進めることにしています。
2030年度時点の電力需要をどのように賄うか決める政府案が、正式に決まりました。
それによりますと、原発事故前は28%余りだった原子力発電の比率を、20%から22%に引き下げる一方で、再生可能エネルギーは、2013年度の10%余りを、22%から24%と、2倍以上に増やしました。
原発への依存度を可能なかぎり低減するという政府方針と矛盾するなどと反対意見も出ましたが、温室効果ガスの削減や、電気料金の抑制には、原発の活用は不可欠だとして、政府案どおりに決まりました。
91歳になったアメリカのジョージ・ブッシュ元大統領。
自宅で転んで、首の骨を折るけがをしました。
広報担当者は、ブッシュ氏の容体は安定していて元気だ。
ただ首を保護する器具をつけなければならないとしています。
アメリカメディアによりますと、ブッシュ元大統領は先週、来年のアメリカ大統領選挙に向けて、野党・共和党から立候補した、次男のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事の支持者の集会にも参加していたということです。
再び井田さんに、台風の情報を中心に伝えてもらいます。
台風11号は、四国にかなり接近をしています。
現在は室戸岬の南に中心がありまして、四国から紀伊半島の一部が暴風域の中に入っています。
大型ですから、強風域が広いです。
九州から関東の西側がその中に入っています。
中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速35メートル、強い勢力を維持しています。
時速20キロの速さで、北へと進んでいます。
このあとも速度を上げることなく進んでいきまして、まもなく四国付近に上陸、朝には中国地方に進む予想です。
土曜日にかけても動きが遅く、土曜日には日本海に進む予想です。
台風の東側、南から湿った空気が流れ込んで、あす、あさってにかけて、大雨となる所が出てきそうです。
では雨雲の様子を見ますと、台風本体の雨雲が、四国や紀伊半島の辺りにかかり始めています。
このあと、夜の間、暗い間に雨のピークを迎えるという所が多くなりそうです。
このあと見ていくと、あしたの朝にかけて、こちらは朝の6時です。
四国や中国地方、紀伊半島の辺りに活発な雨雲がかかりまして、猛烈な雨の降る所もありそうです。
そしてそのあとも、台風の動きが遅く、同じような所で雨が降り続きそうです。
午後も雨が続きます。
夜遅くにかけては、台風本体の雨雲、日本海に抜けますが、四国から東海、関東にかけても、雨が続く所が多くなりそうです。
雨の量を見ていきましょう。
四国や近畿、東海では600ミリです。
中国地方、関東甲信地方では300ミリ、さらにあさってにかけても、東海や近畿では雨の量が増えそうです。
大規模な土砂災害が発生する危険がありますので、警戒をしてください。
ではあすにかけての天気図を見ていきましょう。
台風はゆっくりと北上していきます。
東北付近には、前線が発生するでしょう。
湿った空気が広い範囲に流れ込んで、四国から関東にかけては非常に激しい雨、局地的には猛烈な雨となりそうです。
西日本では暴風が続くでしょう。
太平洋側では猛烈なしけの続く所もありそうです。
また前線に近い東北地方でも、激しい雨の降る所がありそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
大型で強い台風11号は、四国と紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら、高知県の南の海上を北上しています。
今夜遅くからあす明け方にかけて、四国を中心とする西日本の太平洋側に最も接近し、上陸する見込みです。
台風11号は、高知県沖の海上を1時間に20キロの速さで北へ進んでいると見られます。
中心の気圧は960ヘクトパスカルで、四国の広い範囲と近畿、それに三重県の一部が、台風の暴風域に入っています。
台風は強い勢力を維持したまま、比較的遅い速度で北上を続け、今夜遅くからあす明け方にかけて、四国を中心とする西日本の太平洋側に最も接近し、上陸する見込みです。
台風の接近に伴って、風が非常に強まり、和歌山県の南紀白浜空港では、午後8時前に36メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また台風を取り巻く発達した雨雲が、四国や紀伊半島にかかり、徳島県が那賀町に設置した雨量計で、午後8時までの1時間に64ミリの非常に激しい雨を観測しました。
これまでに降った雨で、神奈川県、埼玉県、東京の多摩地方、山梨県、奈良県、それに徳島県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
あすにかけて、西日本では猛烈な風が吹く所がある見込みです。
あすにかけての最大風速は、四国で35メートル、中国地方と近畿で30メートル、九州で23メートル、東海で20メートル、最大瞬間風速は、30メートルから50メートルに達すると予想されています。
四国や近畿、東海の沿岸では、波の高さが9メートルから10メートルの猛烈なしけが予想されています。
あすにかけては、西日本と東日本の太平洋側を中心に、雷を伴って、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
あすの夕方までに降る雨の量は、四国と近畿、それに東海で600ミリ、中国地方と関東甲信で300ミリと予想されています。
台風の動きが遅いため、そのあともさらに雨が続き、あすの夕方からあさっての夕方までの雨量は、いずれも多い所で、東海で200ミリから300ミリ、近畿で100ミリから150ミリと予想されています。
またこの時期は、一年で最も潮位が高い大潮に当たり、接近と満潮の時間が重なるあすの朝にかけて、高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は、暴風や土砂災害、川の増水、それに高波に厳重に警戒し、高潮にも警戒するよう呼びかけるとともに、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
ここからはスポーツです。
大相撲名古屋場所は5日目。
新大関の照ノ富士は、関脇に復帰した栃煌山と、4連勝どうしの対戦です。
新大関・照ノ富士、関脇・栃煌山、4戦4勝どうしの対戦です。
照ノ富士、右を差し込みにいきます。
まだ差せない。
少しいなして、栃煌山が2本入った、もろ差しだ!栃煌山もろ差し。
こらえます。
照ノ富士こらえる、支える。
右を差し込んだ。
これで照ノ富士、形を作ったか。
栃煌山…。
強い5連勝!
きょうの照ノ富士の取組について、元大関・雅山の二子山親方は。
初日から5連勝。
新大関とは思えない安定感と、序盤の相撲に太鼓判を押しました。
100点満点の大関を倒せるのは誰なのか。
親方が名前を挙げた力士は。
照ノ富士の力を認める親方は、新大関では白鵬以来の快挙まで期待しています。
鏡桜が平幕でただ1人、5連勝。
40歳の旭天鵬は初白星です。
大砂嵐は2日目から4連勝。
安美錦は取り直しの一番で勝ちました。
大関・豪栄道は3敗目。
両横綱はきょうも万全の相撲で勝ちっ放しです。
プロ野球のオールスターゲーム。
いよいよあすが第1戦です。
初出場の選手は、ご覧の選手など25人。
仙台に暮らす私が注目したのは。
お話を聞いたのは、この人。
楽天の松井裕樹投手です。
初選出、おめでとうございます。
ありがとうございます。
今、気持ち、いかがですか?オールスター控えて。
松井投手、今シーズンは36試合に登板し、19セーブを挙げています。
自責点はわずか3、防御率はなんと0点台です。
ファン投票では、パ・リーグの抑え投手で1位、プロ2年目で、夢舞台への切符を手にしました。
先発から抑えに転向した松井投手。
転機となった試合がありました。
5月のソフトバンク戦です。
同点の9回に3人目で登場。
2つのフォアボールなどでみずから2アウト満塁のピンチを招きます。
ここでストレート勝負。
なんとかしのぎ、勝利につなげました。
初めてのオールスターゲームで誰が気になるのか。
セ・リーグのバッターを挙げると思いましたが。
大谷投手は、松井投手よりも1つ先輩。
後輩として、いろいろ聞きたいことがあるといいます。
松井投手は、将来、先発で勝負したいという思いを持っています。
ですから、大谷選手にもいろいろ教えてほしいと思う反面で、負けたくないという思いがあります。
さて、あす、東京ドームで行われるオールスターゲーム第1戦。
先発はその大谷投手と、巨人の菅野智之投手です。
以上、スポーツでした。
では引き続き、台風情報をお伝えします。
大型で強い台風11号は、四国と中国地方、それに紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら、高知県の南の海上を北上しています。
これからあす明け方にかけて、四国を中心とする西日本の太平洋側に最も接近し、上陸する見込みです。
高知県の南の海上を北上する、大型で強い台風11号。
四国や近畿では、風が非常に強くなっています。
気象庁のデータを基に、風の強さを映像化しました。
赤が風速25メートル以上の風を示しています。
この時間、四国の広い範囲と、近畿、それに三重県の一部が、台風の暴風域に入っています。
徳島県美波町で午後9時過ぎに39.6メートル。
和歌山県南紀白浜空港で午後9時前に36.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。
雨も強まっています。
徳島県が上勝町に設置した雨量計では、午後9時までの1時間に、82ミリの猛烈な雨を観測しました。
広島市では、広島県庁の敷地内で木が倒れ、近くに止めてあった乗用車に。
車には誰も乗っておらず、けがをした人はいませんでした。
各地で台風への備えも。
去年10月の台風による大雨で被害が出た兵庫県洲本市では、防潮堤の水門を閉鎖。
大潮の時期に近づく台風に備えていました。
高知市です。
台風の被害に備えて、あちら、農業用ハウスのシートを取り外す作業が行われています。
収穫が来週に迫った早場米に、被害が出ることを心配していました。
台風が近づく前に、早めの避難を呼びかける所も。
和歌山県田辺市では、大きな被害が出た4年前の紀伊半島豪雨を教訓に、住民に明るいうちの自主避難を促しました。
NHKのまとめでは、午後9時現在、9つの県で合わせて12万7000世帯27万6000人余りに避難勧告が出されています。
北上を続ける台風11号。
これからあす明け方にかけて、四国を中心とする西日本の太平洋側に最も接近し、上陸する見込みです。
では、台風が近づいている各地の今の様子です。
こちらは現在の徳島市の様子です。
大粒で横殴りの雨が降っています。
また風が非常に強く、カメラが左右に揺れています。
この道路の下、吉野川が流れているんですが、水位が上がっているおそれがあります。
吉野川市では、みさと地区の511世帯1070人と、やまかわ地区の1320世帯3070人に避難勧告を出していましたが、土砂災害の危険性が高まったとして、午後9時に新たにかもじま地区の1070世帯2720人、かわしま地区の852世帯1939人にも避難勧告が出ています。
この時間、外は暗い時間です。
周りの状況が分かりにくくなっているおそれがありますので、移動する際には、足元などに十分ご注意ください。
かわって高松港、現在の様子です。
こちらも非常に風が強く、カメラが揺れています。
画面の右側が海なんですが、高い波が岩壁を越えて、打ちつけている様子が分かります。
高松港では、あしたの午前0時過ぎに、満潮を迎えます。
あすは一年で最も潮位が高くなる夏の大潮の時期に当たり、満潮時はふだんより高い潮位となります。
高潮が発生するおそれがあります。
沿岸部では警戒してください。
そして高知県室戸市には三條リポーターがいます。
高知県東部、室戸市の室戸港です。
20分ほど前に、いったん、雨、風ともに小康状態になりました。
しかし、この10分ほど前から再び、雨足が強まってきました。
細かい霧状だった雨が、また再び雨粒が少しずつ大きくなってきました。
漁港の海面も、また揺れ始めています。
係留されている漁船が、前後に揺れるような光景も、再び見受けられるようになってきました。
風は北寄りの風に変わってきました。
生暖かく湿った風が続いています。
高知県東部、室戸市でした。
和歌山県田辺市のJR紀伊田辺駅前です。
すでに台風の暴風域に入っていると見られます。
横殴りの雨が降り、力を入れて立たないと、体を押されるように感じます。
この駅はふだん、世界遺産の熊野古道を訪れる人たちでにぎわいます。
現在、人の姿はほとんどありません。
田辺市では、4年前の台風に伴う紀伊半島豪雨で、大きな被害が出ました。
今回の台風の進路は、そのときの状況によく似ています。
市内には先ほど、土砂災害警戒情報が出ました。
災害への十分な警戒が必要です。
田辺市からお伝えしました。
台風が近づいている兵庫県南あわじ市です。
きょう昼過ぎ、71歳の男性が水路で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
警察は現場の状況から、男性が台風に備え窓の補強をしていた際、水路に転落したものと見て調べています。
激しい雨は、台風から遠く離れた東日本でも。
台風周辺の湿った空気が流れ込んだ影響で、発達した雨雲がかかりました。
埼玉県桶川市では、けさ、用水路に人が流されるのを、近くの中学校の教員が目撃し、消防に通報しました。
当時、用水路は増水して道路まで水につかり、境目が分からない状態だったということです。
茨城県大子町では、住宅の床上や床下が水につかる被害が相次ぎました。
NHKが午後9時現在でまとめたところ、住宅が水につかる被害は、栃木県や埼玉県、茨城県など、5つの県で合わせて47棟となっています。
東京電力福島第一原子力発電所では、雨水が排水路のせきを乗り越えて、港湾の外の海に流れ出しているのが見つかりました。
排水路の雨水からは、国の排出基準を超える放射性物質が検出され、東京電力で監視を続けています。
強風による被害も相次いでいます。
山口県宇部市の高校では、午後2時ごろ、サッカー部の2年生の男子生徒が、強風で倒れてきたゴールポストに足を挟まれました。
男子生徒は足の骨を折る大けがをしたということです。
また山口県周防大島町では、午後6時過ぎに、88歳の女性が強風にあおられて路上で転倒し、手首の骨を折る大けがをしました。
NHKのまとめでは、台風11号の影響で、午後9時現在、山口県や兵庫県など11の府と県で、合わせて17人がけがをしました。
四国の各地などで、避難指示や避難勧告が出ています。
高知県と三重県では、避難指示が、合わせて13世帯24人に出されたほか、避難勧告も四国を中心に、9つの県で、合わせて12万7000世帯27万6000人余りに出されています。
このほか14の府と県で、合わせて71万世帯163万人余りに避難準備情報が出されています。
台風への備えも勧められています。
高松市は市内の公園など、24か所に土のうを作る場所を設置し、市民が袋に土を詰めました。
こちらは高知県いの町の枝川地区です。
去年8月の大雨で、家や車が水につかる被害が出ました。
住民は車をできるだけ高い所に移動させ、台風に備えています。
去年8月の土砂災害で大きな被害を受けた、広島市安佐南区では。
町内会は土砂災害を教訓に、住民に避難を伝える担当者を3倍に増やしました。
その結果、2時間ほどかかっていた全世帯への連絡が、30分ほどに短縮できたということです。
一方、大阪の貸布団店には、泊まり込みで台風の対応に当たる企業などから、注文が急増しています。
関西電力本店には、停電などのトラブルに対応するため、およそ100人分の布団が運び込まれました。
交通機関にも影響が出ています。
JR高松駅から中継です。
JR高松駅です。
夜になって、より一段と風が強くなっています。
高松駅の看板が大きく左右に揺れ、横殴りの雨が、ホームに吹き込んできています。
JR四国によりますと、高松と愛媛県の宇和島を結ぶ予讃線は、台風の影響で、今から2時間ほど前の7時42分に全線で運転を見合わせました。
これで四国のJRすべての路線が運転見合わせとなりました。
待合室には、今も数人の人が座っています。
18歳の女性は、アルバイトをしていて帰れなくなった。
親の迎えを1時間待っていると話していました。
今夜は高松と東京を結ぶ寝台特急も運休しています。
JRでは、あす列車を運転するかどうかは、明け方に決めたいとしています。
JR高松駅からでした。
四国では、足止めされた人が相次ぎました。
影響は関西や首都圏など、広い範囲に及んでいます。
あすの山陽新幹線の運用について、JR西日本は、今後の台風11号の進路などを見極めたうえで検討していくことにしています。
高速道路への影響です。
日本道路交通情報センターによりますと、東名高速道路が静岡県の清水ジャンクションと富士インターチェンジの間の上下線で通行止めになっているほか、神奈川県の西湘バイパスや、瀬戸中央自動車道で、通行止めになっている区間があります。
空の便への影響です。
台風の影響で、きょうの国内の空の便は、四国各地を発着する便など、合わせて217便が欠航しました。
影響はあすも続き、航空各社によりますと、四国各地を発着する朝の便を中心に、すでに120便の欠航が決まっています。
あすの欠航が決まっているのは、スカイマークが羽田と神戸や九州各地を結ぶ便など33便、ピーチ・アビエーションが関西と各地を結ぶ便など29便、日本航空が羽田と松山や出雲を結ぶ便など、21便などとなっています。
それでは、台風の今後の進路や注意点などについて、気象キャスターの井田さんです。
先ほど徳島県の東みよし町付近では、1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降ったと見られます。
土砂災害や川の氾濫に厳重に警戒をしてください。
この10時までの24時間に降った雨の量を見ると、台風に近い四国や紀伊半島だけではなくて、東海や関東にかけても、200ミリ前後から300ミリ以上の雨が降っています。
すでに非常に地盤が緩んでいますが、ここに台風本体の雨雲がかかり始めています。
雨雲を見ると、四国や紀伊半島の辺りに台風本体の雨雲がかかり始めていまして、この夜のうちに雨のピークを迎えるという所、多くなりそうです。
このあと見ていくと、あしたの朝6時、四国や中国地方、紀伊半島の辺り、活発な雨雲がかかりそうです。
さらにそのあとも、同じような所で雨が降り続きそうです。
そのあと、午後も雨が続きます。
夜遅くにかけて、だんだんと台風本体の雨雲が日本海へと抜けますが、それでも四国から東海、そして関東にかけて、雨が続きそうです。
雨の量を見ていきましょう。
四国や近畿、東海では600ミリです。
中国地方や関東甲信では300ミリ、さらにあさってにかけても、東海や近畿地方では雨が増えそうです。
土砂災害が発生するおそれがありますので、厳重な警戒が必要です。
なぜ離れた所でも雨が多いのかといいますと、多くの所、台風中心の東側に入って、湿った空気が流れ込みやすくなっています。
さらに大型ですから、広い範囲にその影響が出ています。
現在、中心は、室戸岬の南にありますが、ゆっくりと進みまして、このあと、しばらくしますと、四国に上陸するおそれがあります。
上陸したあとも動きが遅く、影響が長く続きそうです。
金曜日の夜には日本海、さらに土曜日は、日本海を進む見通しです。
湿った空気の流れ込みが続いて、土曜日にかけて雨の量が多くなりそうです。
そして、夜の間の避難はかえって危険ということもあります。
家の中の高い所に移動したり、山の斜面からは離れた所で過ごすということも考えてください。
正確な情報を自治体などから取って、複数で行動するようにしましょう。
そして満潮の時刻も注意が必要です。
すでに今夜の満潮の時刻は過ぎているという所もありますけれども、あしたの朝は、各地でまたピークを迎えそうです。
沿岸へは近づかないようにしてください。
もう一度身の回りの危険がないか確認してお過ごしするようになさってください。
それでは、台風11号による四国の被害や影響などについて、松山からお伝えします。
お伝えします。
四国では雨も強まっていて、徳島県東みよし町付近では、レーダーによる観測で、午後9時半までの1時間に、およそ110ミリの雨量が解析されました。
徳島県美波町と香川県土庄町から中継でお伝えします。
徳島県南部、暴風域に入っている美波町由岐地区です。
雨、風共に時間がたつごとに勢いを増し、ここ30分でさらに強まってきました。
大粒の雨が横殴りに降り続けています。
風で下から巻き上げられて、白い煙が上がっているようにも見えます。
上、下、横からも雨がくるといった感じです。
風は時折、北から東寄りの風と向きを変えながら強く吹きつけ、弱まる気配はありません。
湾内に立つ白波の割合も増えています。
役場によりますと、町内の公民館など、13か所に避難所を開設していて、午後10時現在で18世帯23人の住民が避難をしているということです。
県南部、美波町由岐地区から中継でした。
先ほど暴風域に入った香川県小豆島の土庄港です。
風は時間を追うごとに強さを増しています。
雨は今、小康状態となっていますが、風は立っていられないほど強く吹いています。
港の周辺に人影は見当たりません。
小豆島と各地を結ぶ船の便は、きょう午後から、すべて欠航となりました。
フェリー各社によりますと、あすの運航のメドはまだ立っていないということです。
潮位の高い大潮と重なる次の満潮の時刻は、およそ2時間後のあす午前0時過ぎで、引き続き、十分な警戒が必要です。
香川県小豆島の土庄港からお伝えしました。
四国では雨も強まっていて、徳島県東みよし町付近では、レーダーによる観測で、午後9時半までの1時間に、およそ110ミリの雨量が解析されました。
気象台は、記録的短時間大雨情報を出して、厳重に警戒するよう呼びかけています。
また高松市と徳島県鳴門市では、強風にあおられて転倒した2人がけがをしました。
一方、今夜7時ごろから高知県東部の室戸市、安田町、それに馬路村の合わせて259世帯が停電しています。
この台風の影響で、四国では多くの市町村に避難指示や避難勧告が出ています。
四国で避難指示が出ているのは、高知県安芸市の一部の沿岸部にある6世帯13人です。
また避難勧告は、高知県が香南市の全域の1万4613世帯3万4073人、香美市の全域の1万2903世帯2万7056人、室戸市の全域の7842世帯1万4664人、大豊町の全域の2431世帯4264人、大川村の全域の227世帯415人、芸西村の一部の32世帯66人、奈半利町の一部の15世帯32人となっています。
徳島県は阿南市の一部の1万2099世帯3万379人、美馬市の全域の1万2870世帯3万1043人、那賀町の全域の4023世帯9228人、勝浦町の全域の2176世帯5585人、吉野川市の一部の2443世帯5729人、小松島市の一部の1241世帯2879人、つるぎ町の一部の1529世帯2765人、三好市の一部の1558世帯2921人、東みよし町の一部の421世帯760人、香川県は高松市の沿岸部の2万9095世帯6万104人、坂出市の一部の3402世帯8848人、直島町の沿岸部の380世帯900人となっています。
愛媛県は新居浜市の一部の212世帯437人となっています。
台風で四国の交通機関に影響が出ています。
鉄道は四国のJRのすべての路線が運転見合せとなっています。
香川県と岡山県を結ぶ瀬戸中央自動車道が、台風による強風のため、香川県の坂出インターチェンジと岡山県の児島インターチェンジの間の上下線で通行止めとなっています。
空の便です。
きょうは四国の各空港と羽田や大阪、それに福岡などを結ぶ便で欠航が相次ぎ、松山空港で28便、高知空港で19便、高松空港は成田便を除いたすべての路線、徳島空港で20便が欠航しました。
またあすも午前中を中心に欠航便が出ています。
松山空港です。
全日空は羽田に向かう始発便、大阪に向かう始発便、中部空港に向かう始発便の欠航が決まっています。
日本航空は羽田と結ぶ3便、大阪と結ぶ2便の欠航が決まっています。
日本エアコミューターは福岡と結ぶ2便、ピーチ・アビエーションは関西空港と結ぶ2便の欠航が決まっています。
高知空港です。
全日空は羽田に向かう始発便、大阪に向かう始発便の欠航が決まっています。
日本航空は羽田に向かう始発便の欠航が決まっています。
高松空港です。
全日空と日本航空は、それぞれ羽田に向かう始発便の欠航が決まっています。
徳島空港です。
全日空と日本航空は、羽田と結ぶ3便で欠航が決まっています。
日本エアコミューターは福岡と結ぶ2便の欠航を決めました。
ここまで四国の状況について、松山からお伝えしました。
新しい情報が入ってきました。
気象庁によりますと、午後10時までの1時間に、レーダーによる解析で、徳島県上勝町付近で、およそ120ミリ、徳島県三好市付近でおよそ110ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
災害の危険が迫っていることから、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表して、安全を確保するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、午後10時までの1時間に、レーダーによる解析で、徳島県上勝町付近でおよそ120ミリ、徳島県三好市付近でおよそ110ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
災害の危険が迫っていることから、気象庁は、記録的短時間大雨情報を発表して、安全を確保するよう呼びかけています。
お伝えしていますように、大型で強い台風11号は、四国と中国地方、それに紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら、高知県の南の海上を北上しています。
これからあす明け方にかけて、四国にかなり接近し、上陸するおそれがあります。
それでは台風が近づいている各地の様子です。
徳島県海陽町のとのうら漁港、現在の様子です。
大粒の雨がカメラにたたきつけられている様子が分かります。
またごーっという風の音も聞こえています。
見通しが悪くなっています。
気象庁によりますと、午後10時までの1時間に、レーダーによる解析で、徳島県上勝町付近でおよそ120ミリ、徳島県三好市付近でおよそ110ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
災害の危険が迫っていることから、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表して、安全を確保するよう呼びかけています。
変わって、高松港、現在の様子です。
こちらも雨、風共に強くなっています。
画面の右側が海です。
そこから波が岸壁を超えて、打ちつけている様子が分かります。
高松港では、あしたの午前0時過ぎに満潮を迎えます。
あすは一年で最も潮位が高くなる夏の大潮の時期に当たり、満潮時はふだんよりも高い潮位となります。
高潮が発生するおそれがありますので、沿岸部では警戒してください。
では高知県室戸市から、三條リポーターに伝えてもらいます。
室戸市の室戸港です。
現在、雨、風ともに、小康状態です。
霧状の細かい雨が降っています。
つい1時間ほど前までは、横殴りの雨、そして突風が続いていました。
しっかり立っていないと、体が押し流されるほどの強さでした。
見通しも利きませんでした。
今見えている白い建物、この辺りまでしか見通しが利きませんでした。
それが今は、その奥のほうまで、見渡せるようになりました。
しかし現在もこの室戸市、台風11号の暴風域に入っています。
引き続き、雨、風に厳重な警戒が必要です。
和歌山県田辺市のJR紀伊田辺駅前です。
すでに台風の暴風域に入っていると見られます。
横殴りの雨が降り、力を入れて立たないと、体を押されるように感じます。
この駅はふだん、世界遺産の熊野古道を訪れる人たちでにぎわいます。
現在、人の姿はほとんどありません。
田辺市では、4年前の台風に伴う紀伊半島豪雨で、大きな被害が出ました。
今回の台風の進路は、そのときの状況によく似ています。
市内には先ほど、土砂災害警戒情報が出ました。
災害への厳重な警戒が必要です。
田辺市からお伝えしました。
大型で強い台風11号は、四国や中国地方、それに紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら、高知県の南の海上を北上し、四国にかなり接近していて、あすの明け方にかけて、上陸するおそれがあります。
台風11号は、高知県室戸岬付近の海上を、1時間に20キロの速さで北へ進んでいると見られます。
中心の気圧は960ヘクトパスカルで、四国の広い範囲と近畿、中国地方、それに三重県の一部が、台風の暴風域に入っています。
台風は強い勢力を維持したまま、比較的遅い速度で北上を続け、今夜遅くから、あす明け方にかけて、四国などに最も接近し、上陸する見込みです。
徳島県美波町で午後9時過ぎに39.6メートル、和歌山県の南紀白浜空港で午後9時前に36.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。
台風を取り巻く発達した雨雲が、四国や紀伊半島にかかり、徳島県が上勝町に設置した雨量計では、午後10時までの1時間に118ミリの猛烈な雨を観測したほか、徳島県東みよし町付近では、レーダーによる解析で、午後10時までの1時間に、およそ110ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
これまでに降った雨で、神奈川県、埼玉県、東京の多摩地方、山梨県、奈良県、和歌山県、高知県、それに徳島県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
あすにかけて、西日本では猛烈な風が吹く所がある見込みです。
あすにかけての最大風速は、四国で35メートル、中国地方と近畿で30メートル、九州で23メートル、東海で20メートル、最大瞬間風速は、30メートルから50メートルに達すると予想されています。
四国や近畿、東海の沿岸では、あすにかけて、波の高さが9メートルから10メートルの猛烈なしけが予想されています。
あすにかけては、西日本と東日本の太平洋側を中心に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
あすの夕方までに降る雨の量は、四国と近畿、それに東海で600ミリ、中国地方と関東甲信で300ミリと予想されています。
台風の動きが遅いため、その後もさらに雨が続き、あすの夕方から、あさっての夕方までの雨量は、いずれも多い所で、東海で200ミリから300ミリ、近畿で100ミリから150ミリと予想されています。
また、この時期は一年で最も潮位が高い大潮に当たり、接近と満潮の時間が重なるあすの朝にかけて、高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は、暴風や土砂災害、川の増水、それに高波に厳重に警戒し、高潮にも警戒するよう呼びかけるとともに、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
台風が近づいている兵庫県南あわじ市です。
きょう昼過ぎ、71歳の男性が水路で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
警察は現場の状況から、男性が台風に備え、窓の補強をしていた際、水路に転落したものと見て調べています。
激しい雨は、台風から遠く離れた東日本でも。
台風周辺の湿った空気が流れ込んだ影響で、発達した雨雲がかかりました。
埼玉県桶川市では、けさ、用水路に人が流されるのを近くの中学校の教員が目撃し、消防に通報しました。
当時、用水路は増水して道路まで水につかり、境目が分からない状態だったということです。
茨城県大子町では、住宅の床上や床下が水につかる被害が相次ぎました。
NHKが午後9時現在でまとめたところ、住宅が水につかる被害は、栃木県や埼玉県、茨城県など、5つの県で、合わせて47棟となっています。
東京電力福島第一原子力発電所では、雨水が排水路のせきを乗り越えて、港湾の外の海に流れ出しているのが見つかりました。
排水路の雨水からは、国の排出基準を超える放射性物質が検出され、東京電力で監視を続けています。
強風による被害も相次いでいます。
山口県宇部市の高校では、午後2時ごろ、サッカー部の2年生の男子生徒が、強風で倒れてきたゴールポストに足を挟まれました。
男子生徒は足の骨を折る大けがをしたということです。
また、山口県周防大島町では午後6時過ぎ、88歳の女性が強風にあおられて路上で転倒し、手首の骨を折る大けがをしました。
NHKのまとめでは、午後9時現在、山口県や兵庫県など11の府と県で、合わせて17人がけがをしました。
また四国電力によりますと、徳島県内の各地で、配電線が切れるなどし、午後9時現在、合わせて2300戸余りが停電しています。
四国の各地などで、避難指示や避難勧告が出ています。
高知県と三重県では、避難指示が、合わせて13世帯24人に出されたほか、避難勧告も、四国を中心に9つの県で、合わせて12万7000世帯27万6000人余りに出されています。
このほか14の府と県で、合わせて71万世帯163万人余りに避難準備情報が出されています。
台風への備えも進められています。
高松市は、市内の公園など24か所に土のうを作る場所を設置し、市民が袋に土を詰めました。
去年8月の土砂災害で大きな被害を受けた、広島市安佐南区では。
町内会は土砂災害を教訓に、住民に避難を伝える担当者を3倍に増やしました。
その結果、2時間ほどかかっていた全世帯への連絡が、30分ほどに短縮できたということです。
一方、大阪の貸布団店には、泊まり込みで台風の対応に当たる企業などから、注文が急増しています。
関西電力本店には、停電などのトラブルに対応するため、およそ100人分の布団が運び込まれました。
続いて、交通機関への影響です。
鉄道は各地で運休が相次ぎ、JR松山駅でも足止めされた人が出ました。
影響は関西や首都圏など、広い範囲に及んでいます。
あすの山陽新幹線の運行について、JR西日本は、今後の台風11号の進路などを見極めたうえで、検討していくことにしています。
高速道路への影響です。
日本道路交通情報センターによりますと、東名高速道路が静岡県の清水ジャンクションと富士インターチェンジの間の上下線で通行止めになっているほか、神奈川県の西湘バイパスや、瀬戸中央自動車道、そして中央自動車道で、通行止めになっている区間があります。
空の便への影響です。
台風の影響で、きょうの国内の空の便は、四国各地を発着する便など、合わせて217便が欠航しました。
影響は、あすも続き、航空各社によりますと、四国各地を発着する朝の便を中心に、すでに120便の欠航が決まっています。
あすの欠航が決まっているのは、スカイマークが、羽田と神戸や九州各地を結ぶ便など33便、ピーチ・アビエーションが、関西と各地を結ぶ便など29便、日本航空が、羽田と松山や出雲を結ぶ便など21便などとなっています。
では、ここで今夜発表された芥川賞と直木賞のニュースをお伝えします。
このうち火花で芥川賞を受賞した、お笑い芸人として活躍する、又吉直樹さんが、先ほど都内で会見を開き、受賞の喜びを語りました。
また、羽田圭介さんも、スクラップ・アンド・ビルドで芥川賞を受賞。
又吉さんと同時受賞となりました。
一方、直木賞には、台湾出身の東山彰良さんの流が選ばれました。
台風の動きを中心に、気象情報は井田さんです。
その台風11号、まもなく四国に上陸の見通しです。
現在、中心が室戸岬付近にありまして、四国と紀伊半島、それに中国地方の一部も、暴風域の中に入ってきました。
大型ですから、九州から関東地方、西側の広い範囲が強風域の中に入っています。
中心の気圧が960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速35メートル、強い勢力を維持しています。
時速20キロの速さで北へと進んでいます。
このあとも速度を上げることなく進んでいきまして、上陸したあとも、動きが遅い状況です。
金曜日の夜には日本海、そして土曜日にかけても日本海を進んで、大雨が長く続きそうです。
現在の雨雲の様子を見ますと、徳島県付近にかなり活発な雨雲があります。
徳島県の各地では、1時間に100ミリを超える猛烈な雨を観測しているものと見られます。
紀伊半島や静岡県付近にも、活発な雨雲がかかっています。
このあとの雨の予想を見ていきましょう。
このあとも四国や紀伊半島、そして中国地方の辺りに、活発な雨雲がかかります。
朝6時です。
そしてそのあとも、同じような所に台風の動きが遅いですから、雨雲がかかり続けそうです。
そして午後です。
午後は夜にかけてだんだんと、台風本体の雨雲は日本海に進みますが、四国から東海、そして関東でも、雨の降りやすい状況が続きそうです。
雨の量を見ていきましょう。
四国や近畿、東海地方では600ミリです。
中国、関東甲信地方で300ミリ、さらにそのあと、あさってにかけても、東海や近畿では雨の量が増えそうです。
土砂災害や川の氾濫、厳重に警戒をしてください。
ではあすにかけての天気図を見ていきましょう。
台風は遅いスピードで北上していきます。
東北付近には前線が停滞するでしょう。
湿った空気が流れ込んでいきまして、四国から関東にかけて、非常に激しい雨、局地的には猛烈な雨となりそうです。
西日本では猛烈な風が吹き続くでしょう。
前線に近い東北地方でも、局地的には激しい雨の降る所がありそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
それでは台風が近づいている各地の様子です。
徳島県海陽町の鞆浦漁港、現在の様子です。
依然として雨の強い状態が続いています。
雨粒がカメラに打ちつけています。
非常に見通しが悪くなっています。
気象庁によりますと、徳島県内では、午後10時までの1時間に、レーダーによる解析で、上勝町付近でおよそ120ミリ、三好市付近でおよそ110ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
災害の危険が迫っていることから、気象庁は、記録的短時間大雨情報を発表して、安全を確保するよう呼びかけています。
高知県室戸市には三條リポーターがいます。
三條さん。
室戸市の室津港です。
いったん小康状態だった雨、風、ともに10時半ごろから再び強まってきました。
そして海面にも変化が見られます。
漁港の海面、再び波打ってきました。
係留されている漁船も揺れています。
この1時間ほどの間に、雨、風共に強まったり、弱まったりを繰り返しています。
現在、風は北寄りの風が吹いています。
ごーっという音も時折、聞かれます。
現在も室戸市は台風11号の暴風域の中にあります。
このあとさらに雨、風ともに、再び強まる可能性があります。
引き続き厳重な警戒が必要です。
高知県室戸市でした。
大型で強い台風11号は、四国と中国地方、それに紀伊半島の一部を暴風域に巻き込みながら、高知県の南の海上を北上しています。
四国にかなり接近していて、あすの明け方にかけて上陸するおそれがあります。
台風11号は、高知県室戸岬付近の海上を、1時間に20キロの速さで北へ進んでいると見られます。
中心の気圧は960ヘクトパスカルで、四国のほぼ全域と中国地方、それに三重県の一部が台風の暴風域に入っています。
台風は強い勢力を維持したまま、比較的遅い速度で北上を続け、今夜遅くから、あす明け方にかけて、四国などに最も接近し、上陸する見込みです。
徳島県美波町で午後9時過ぎに39.6メートル、和歌山県の南紀白浜空港で午後10時に37.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また台風を取り巻く発達した雨雲が四国や紀伊半島にかかり、徳島県が上勝町に設置した雨量計では、午後10時までの1時間に、118ミリの猛烈な雨を観測したほか、徳島県三好市付近では、レーダーによる解析で、午後10時までの1時間に、およそ110ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
これまでに降った雨で、神奈川県、埼玉県、東京の多摩地方、山梨県、奈良県、和歌山県、高知県、それに徳島県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
あすにかけて、西日本では、猛烈な風が吹く所がある見込みです。
あすにかけての最大風速は、四国で35メートル、中国地方と近畿で30メートル、九州で23メートル、東海で20メートル、最大瞬間風速は、30メートルから50メートルに達すると予想されています。
四国や近畿、東海の沿岸では、あすにかけて波の高さが9メートルから10メートルの猛烈なしけが予想されています。
あすにかけては、西日本と東日本の太平洋側を中心に、雷を伴って、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
あすの夕方までに降る雨の量は、四国と近畿、それに東海で600ミリ、中国地方と関東甲信で300ミリと予想されています。
台風の動きが遅いため、その後もさらに雨が続き、あすの夕方から、あさっての夕方までの雨量はいずれも多い所で、東海で200ミリから300ミリ、近畿で100ミリから150ミリと予想されています。
またこの時期は、一年で最も潮位が高い大潮に当たり、接近と満潮の時間が重なるあすの朝にかけて、高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は、暴風や土砂災害、川の増水、それに高波に厳重に警戒し、高潮にも警戒するよう呼びかけるとともに、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
2015/07/16(木) 21:00〜22:55
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽大型で強い台風今夜にも上陸 厳重警戒▽安保法案論戦参院へ[二][字]
大型で強い台風11号今夜にも上陸▽各地ですでに暴風や激しい雨厳重な警戒必要▽台風最新情報と見通し詳報▽安保法案衆議院通過 野党側いっそう反発 論戦と攻防参議院へ
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】大成安代,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】大成安代,【気象キャスター】井田寛子
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ニュース/報道 – 定時・総合
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スポーツ – スポーツニュース
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