オイコノミア「どう選ぶ?お酒の経済学」 2015.07.17


(テーマ音楽)おいしいお酒あなたはどうやって選んでいますか?
(取材者)同じようなのありますけど。
ウフフフッ。
ごめんなさい。
パッケージ何かかわいらしいとか何かスッキリしたデザインとかだったらちょっと飲んでみようかなって今思ったりして買ったりしますね。
透明なガラスの瓶みたいなのに入ってる飲み物とかああおいしそうだなとか思って。
…がいいっていうので銘柄が出てきますね。
…変わりましたね。
そういったコメントも見ながらあとお店の売れ筋というんでしょうか。
たのしそうなお酒。
なんかパッケージもそうだし紹介文とかがすごい楽しくなりそうなお酒。
あのイメージの女優さんとかCMもそうですけど……も大事ですね。
う〜ん。
結構皆さん曖昧な答えですねぇ!でも確かにおいしいお酒を見つけるのって難しい!そこで役立つのが経済学!イメージに惑わされずお酒を選ぶ方法をひもときます。
お酒について語り尽くすのはこの面々。
日本酒が大好きな経済学者浅田義久先生。
最近ハイボールが好きになったという又吉さん。
そしてゲストは…。
(眞鍋)あっこんにちは〜!
(又吉)こんにちは。
よろしくお願いします。
日本大学教授の浅田先生です。
浅田ですよろしくお願いします。
眞鍋です。
よろしくお願いします。
お願いします。
今日はお酒がテーマなんですけど。
お酒。
眞鍋さんお酒はお好きですよね?もうお酒って聞いただけで今顔がニヤニヤしちゃいました。
こんな太陽がまだ昇ってるときからですか?いやもう私…へぇ〜!そうなんすか?はい。
知性派タレントの眞鍋かをりさん。
実はおいしいお酒を求めて世界中を飲み歩く芸能界きってのお酒通でもあります。
いい顔…。
でも飲むのは大体夜が多いですよね。
そうですね。
でも昼間っから飲むっていう贅沢感も捨てがたいですよね。
ランチシャンパンとかね。
仕事がないときですよね。
お休みの日はやっぱり一番の幸せ。
えっ?ランチシャンパン。
はい。
ランチで…。
シャンパン飲んじゃうっていう。
へぇ〜!いいですよね。
飲みますか?僕も…いや僕もともと全然飲まなかったんですけどここ何年かで飲むようになりましたね。
あっ何かつらいことが?
(笑い声)いやそんな。
あのう何もかも忘れるために飲んでるわけじゃないです。
楽しむために飲んでるんですけど。
よかったです。
眞鍋さんはどういうお酒の選び方をなさってるんですかね?選び方。
そうですね。
でもあのおつまみとか料理とかに合わせて選ぶことが多いですね。
もうこれだから今日はこれに合わせようとか。
なるほど。
このチーズとこのワインとかの合わせ方で飲むんですか?そうなんですよ。
またそれも産地で合わしたりとかするのもすごくいいですし。
あとは風味で合わしたりとかちょっと青カビの刺激が強いからワインも重ための赤にしようとか。
ちょうど今日話が持っていきやすいんですけども要するに眞鍋さんは食べ物と合わせていろいろ探すわけですよね?はい。
又吉さんは適当?適当というか…。
大悟さん任せっていうんですか?大悟さん任せですね。
あの…。
なんもわからないんで。
恥ずかしい。
料理に合わすとか絶対いいと思うんですけど。
僕はもう…ウフフフッ。
そのなんか…。
又吉さん!いいかげんな選び方ですねぇ!トホホ。
パッと見あれですよねパッと考えたら…やっぱり高いものがおいしいとか。
まあ高級やから。
ところが実はそうじゃなくて向こうの作っている…知らない。
普通の製品だと質が大体わかりますよね?例えばCDとか。
はい。
ところがお酒って情報が非常に深く…。
例えばこのお酒どういう味があるのかってのはわからないですよ。
味なのかってすごい難しいですよね。
そうですね。
よく言うのは何年物の何と何年物は違うじゃないかと。
そういうのは「情報の非対称性」と言って我々はわかってないんですよね。
生産者だけわかっててそういう時に本当に一番おいしい酒にありつけてるかどうかっていう。
(2人)う〜ん。
中でもお酒は種類が豊富で飲んでみないと中身がわからない商品。
だからついつい見た目やイメージに釣られて選んじゃうんですよねぇ!オホッ。
おいしそう!夏にピッタリじゃないですか!結婚もそうで相手の事わからないんですよ。
はいはい。
100%は。
というのはだまし合ってるわけですよ。
そうですね。
結婚するまで。
ああなるほど。
あれは一番困難で。
まあお互いでも好かれたいからいい部分も出すっていう。
だからいい部分ばっかり出し合ってるわけでしょ?結婚したら違う可能性が高いわけで一番難しいんですよ。
なるほど。
今日は重い話ですか?いや重くないです。
非常に軽い話で。
どうやったら質がわかるようになるかなという。
ちょっとでもこれわかって飲めたらなんかねまた1つ。
そうですね。
階段上れそう。
お酒の選び方がわからない又吉さんがやってきたのは最近人気の地ビール工房!こんにちは〜。
(能村)いらっしゃいませ。
カフェを意識してですね。
確かになんかこの暖かい感じというか通いやすそうな雰囲気ですよね。
あっありがとうございます。
ここは日本でも数少ない「ブルーパブ」という形態のお店。
店内でビールを醸造し自家製の地ビールを提供しています。
う〜んフッ。
皆さん楽しそうに飲んでますねぇ!近年規制緩和を受けてこのような小規模なビール醸造所が次々と誕生しているんです。
うわっ!ホントに発酵中!この日売られていたビールはこちらの4種類。
ウフッ。
オシャレな名前。
ちなみに毎朝醸造されたてのビールが店頭に並ぶため日によってラインナップはさまざまで〜す。
又吉さん早速飲み比べ…。
乾杯!ありがとうございます。
乾杯!すごい飲みやすいっす。
(能村)フルーティーな香りがしませんか。
フルーティーですね。
ありがとうございます。
あっコーヒーの味ですね。
あっありがとうございます。
うん。
確かに。
コーヒーの香りのビールって感じですね。
ああはい。
へぇ〜!あんまりビールって自分の体調によって味変わるんやという印象の方が強かったんですけど全然違いますね。
又吉さんのお好みは?安くてなんか足りひんみたいなことがなかったんで。
これが僕この店に来たら1杯目はこれ頼むと思いますね。
多分。
ありがとうございます。
一番安い410円のビールが気に入ったんですね!ではビールの価格の高い安いはどうやって決まるのでしょうか?答えは原料に含まれる麦芽の量。
これが価格を大きく左右します。
ビールは麦芽の量に比例して酒税がかかります。
原料費に酒税が加わって価格が決まるため麦芽が多いと高め少ないとお手ごろの価格になりがちなんです。
う〜ん!590円もおいしかったんですけどこの比較になったときに飲みやすくてビールを飲んでるという感覚になれるんで。
ビールを飲みに来るなら最初ねこれ飲んで2杯目でこれを飲んだりこれを飲んだりしていくのかなと。
でもまあそれは作る時のいろいろなことによって価格が決まってるということなんですよね。
はい。
日常的に飲んでいただきたいですから。
生ビールって…ただ…まるで俳句を五七五に納めるようなごとくかなと思っています。
こうして味わいのバリエーションが生まれているんですねぇ!味と価格が…はい。
おっしゃるとおりです。
はい。
なるほど。
おいしかったんですよ。
あっこういうビールあんねやっていうふうな。
僕ああいうビール飲んだことなかったんですごくねいろんな種類飲みたくなるなって感じでしたね。
いついつに作ったみたいな日付も書いてて。
へぇ〜!一番新しいやつとかまあ一週間ぐらいたってるやつとかあるんですけど。
へぇ〜!いいですね。
いろいろ飲み比べしたいですね。
そうですね。
多分ビールとかあんまりふだん飲まないんですけどっていう人が行ってもああなんか飲める楽しいってなるようなお店ですね。
オシャレだったもん。
(2人)オシャレですよね。
先ほど税金の話あったじゃないですか?ありました。
日本の酒税って特別でして。
ちょっと複雑ですよね。
複雑で。
実は種類によってしかもですねアルコールの度数によっても変わるんですけど大体…ふ〜ん。
さてこちらはお酒の種類ごとの酒税を表したグラフ。
酒税は1リットル当たりでかけられています。
焼酎は200円。
日本酒は140円。
価格が高くても安くても同じです。
そしてビールはなんと220円!1杯の3分の1は税金という事になりますね。
そうするとビール600円だとすると220円が税金。
高い。
高いですね。
高いでしょ?日本酒の場合もっとばかばかしいのは例えば1リットル4000円だとすると140円しかかかってないのに安いお酒だと要するに量によって課税されるんでドーンとこんなになっちゃうんです。
はぁ〜。
へぇ〜!500円のうち140円が酒税だと。
ああそういうことか。
要するにこれっていわゆる…言っちゃあれですけどお金のない人がこっちを買うとするとお金ない人はドーンと金…。
そうだったんだ。
500円のカップ酒も4000円の大吟醸もかかっている税金は同じ。
安いお酒を買う人は割高な酒税を払い高いお酒を買う人は割安な酒税を払うという「逆進的な税制」になっているのです。
私完全に割高なほう払ってますね。
日本酒の高いのって税金そんなに高くないんですね。
こっちはね。
うん。
ホントそうですね。
一番得したかったら高い日本酒を飲めっていうことに。
税率は低いんです。
なるほど。
あんまりだって気付かずに。
税金ある事は知ってましたけど具体的なこういう数字知らんと飲んでますもんねみんな。
全部変わらないと思ってました。
お酒の種類で。
昔のやつはそれほど高くないんですよ。
例えばこれなんかそうですけど。
焼酎は基本的には低所得者層が飲むという意識があったんで安くしてる。
でそのあとビールが入ってきたときにビールは高級品だっていう事で最初から税率高くしちゃったの。
でも今ビールってそんな高級品ですか?いやそういうイメージないですよね。
ないですよね。
主要国のビールの酒税をグラフで比べてみましょう。
日本のビールの酒税は本場ドイツやフランスに比べおよそ15倍。
世界的に見ても日本のビールの酒税は高い。
飲めば飲むほど税金を払わされるのに…。
やっぱり飲んじゃうんですよね。
お酒ってちょっとやそっと価格上げても。
飲みます!飲みます。
はい。
そういうのは価格弾力性がないって言うんですよ。
ほう。
多分ね又吉さんの場合は本はないんじゃないですか?あっ高くなったらどうします?ちょっとやそっと。
そうですね。
高くても買う。
ね。
僕は買いますね。
う〜ん。
お金ないときから古本に関してですけど安すぎるやろって思ってましたね。
へぇ〜!100円でとか。
100円で5冊とか買えるじゃないですか?あっ古本屋さんだと?古本屋で。
「安すぎひんこの内容で?」って思ってました。
すごいですね。
そう考えると確かに本だと払えますね。
払うでしょ?価格弾力性ないですね。
先ほど又吉さんもおっしゃってましたけど高いのは手間かかってるとか思っちゃいますよね?思いますよね。
情報がそれしかないんで。
そうなんです。
それが情報なんで。
そこがやっぱり皆さん知っとかないといけない。
う〜ん。
数あるお酒の中で近年売り上げを伸ばしているのが「ワイン」。
フランスやイタリア産に加え南米やアメリカ産の手ごろな価格のワインが登場したことで人気となりおととしは1人当たりの消費量が初めて日本酒を超えました。
しかし人気が高まる一方でぶどうの品種や産地飲み方など情報が複雑…。
ワインは選ぶのが難しいですよね。
そこで…。
フレンチレストランに今から伺うんですがこんな格好でいいんですかね?ちょっとカジュアルすぎたかもしれないですけど。
なかなかねそういうお店に僕は行ったことがないんで楽しみなんですがちょっと緊張もしますね。
ワイン選びは全く自信がないという又吉さん。
ある人のもとを訪ねました。
(田崎)あっこんにちは。
こんにちは。
どうもよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
日本を代表するソムリエ田崎真也さんです。
こちらは彼の経営するフレンチレストラン。
自慢のワインセラーには世界中から厳選したワインが所狭しと並びます。
う〜ん!もう芸術ですね。
飲んで頂きましょうか。
あっ。
飲みながらお話ししましょうか。
ありがとうございます。
どうぞこちらです。
とにかく何も知らないまま座らされた又吉さん。
緊張の中早速ワインを頂くことになったのですが…。
どうぞ召し上がっていただいて。
はい。
飲み方あるんですか?いやいやどうぞ。
はい。
検証していきますから。
自由に。
なんか恥ずかしいんですけど。
アハハハッ。
どうぞ。
いつものとおりで。
すいません。
いただきます。
おいしいです。
大丈夫ですか?はい。
とても飲みやすいです。
飲みやすいですよね。
飲み方の基本を学びます。
ひとつは…一般的にはこういうちょっと口がすぼんでいて下のほうにこう一番太った部分があって。
大体その一番太った所辺りまではついで空間をこういっぱい取ってそこに香りをたまるようにしながら口元に運んでいくとそのたまった香りも一緒にこうかぎながら。
はい。
かぎながら飲むんですか?自然にこう持ってくると呼吸してますからたまった香りが鼻に来ます。
普通に飲んでいただいて。
おいしいです。
ワインって飲みやすいとおっしゃっていただいたんであれですが基本的には料理と合わせたほうがおいしくて。
なるほど。
こちらの前菜は「パテ・ド・カンパーニュ」。
又吉さんワインと合わせてみるとお味は?合います。
合います?いやすごいですわ。
本当に今まで飲んだ…一番ワインをおいしく飲んでます今。
アハハハッそうですか。
はい。
最初に一口ワイン召し上がってられるんでこれワインおいしいと思いますとおっしゃったのは先に飲んでるワインの味のイメージがあるんでお肉食べてそのワインの味と合わせたほうがもっとおいしくなるって勝手に想像できてるんですね。
はい。
そういう感じなんです。
まさにお肉を食べ終わったあとにそのあと余韻残ってますよね。
その次に何か欲しいものの1つなんですね。
欲しい味の1つというか。
いやワインの飲み方マジでわかりました。
はいはい。
今までやっぱり間違ってました。
又吉さんこれからはワインの味がまた変わりそうですね。
続いてメイン料理の「牛肉の煮込み」。
いかがですか?又吉さん。
なるほど。
いけますか?いけます。
一体感がありますでしょ?はい。
緊張もほぐれワインの味も少しわかってきた又吉さん。
すると気になるのがワインのお値段。
今の前菜とこのメインディッシュとあとデザート付いたとしていくらぐらいのイメージですか?フフッ。
イチゴウですか?1500円ですか?いや違う。
1万5000円。
1万5000円ぐらいですか。
ありがとうございます。
雰囲気が…。
実はこれ3500円ぐらいで出してもいいかなと。
へぇ〜!ワインも3500円ぐらいで出せるワインで。
えっ!?そうなんすか?へぇ〜!安いワインだから何でもいいやというよりはむしろグラスを選んだり温度をちゃんと考えて飲むだけでも随分1500円の価値が上がっちゃうんですよ。
グラスちゃんと合う料理が合わせられればもっとその価値が上がっちゃうんで。
では又吉さんのような初心者がワイン選びに失敗しないためにはどうすればいいのでしょうか?一番いい方法は1500円ぐらいで十分おいしいワインって探せるのでまず…これ自分に合うなと思ったワインがありましたらラベル写メで撮るかメモっといて酒屋さんに持ってって…またそれ飲んで。
しばらくまたいろんなものを飲んでいく。
もっとおいしいものがあったら今度はこれはこっちの方がいいわと思ったら…倍ですよ。
倍変わるという事はぶどうも倍よくならなきゃいけないということ。
今度3000円のものを飲んでみるとこう違うのかとわかるんですね。
その時初めて。
その時にその味を覚えといて…アハハッ。
そうすると自分で味が鍛えられてくるというか。
なるほど。
うん。
目を養う事ができるみたいな感じです。
そしたらもう値段じゃなくて自分の中での…。
そうです。
いいワインの基準をドンドンドンドン上げていってそれでふだん飲むのは安い方がいいですから安いワインの中からいいやつを探してくる。
へぇ〜!又吉さん勉強になりましたねぇ!私も1500円から始めたいと思います。
僕初めて知ったんですよ。
ウワサでは聞いてたんですよ。
肉には赤でとか魚には白って聞いてたんですけどあっこういう事なんやって。
僕いっつもビール飲んで焼酎飲んでもうほぼベロベロの状態でワイン飲むんで料理とちゃんと合わして本当に味わって飲んだの初めてやったんですよね。
それであっ全然違うと思って。
へぇ〜!消費者がワインの情報を知らずに選ぶと問題が起きる事があるそうです。
えっ!?ええどういうこと!?今ちょっと例としてですね…2つのワインがあって。
はい。
今これここに書いてあるように片方はノーマルワイン。
で片方はプレミアムということで作ってるんですけれども。
プレミアムワインには5500円ノーマルワインには3500円まで支払ってもよいという消費者がいます。
生産者はプレミアムワインを5000円ノーマルワインを3000円で売ろうと考えているため取り引きは成立。
消費者は2本のワインを購入することができます。
しかし消費者がノーマルワインとプレミアムワインの違いがわからない場合所持金9000円を均等に分け1本4500円までなら支払おうと考えます。
生産者はプレミアムワインを5000円で売ろうとするので消費者は買わずに3500円のノーマルワインだけを購入。
プレミアムワインは売られなくなり市場にはノーマルワインだけが残ることになります。
ああ!うわ〜っ!…うっ!ところが……怖いので…消費者は…。
そうすると…赤字出ちゃいますから。
「や〜めた」とこうなっちゃう。
世の中にはこれしか残らない。
なるほど。
ああなるほど。
これが「情報の非対称性による逆選択」と言って価格が安いやつしか出回らなくなると。
ふ〜ん。
これつらいでしょ?つらいです。
つらいですね。
でじゃあねみんな情報を公開するかっていうとこの人たちはもしかしたら情報を公開するインセンティブあるかもしれないですよね?俺のところは5000円の価値あるぜと。
ここ言います?言わないですね普通だから。
うん。
で今このパターンだと4500円払うって言いましたよね?はい。
3000円でよかったのに4500円だからラッキーじゃないですか。
はい。
とするとインセンティブは0ですよね?そっか。
これは住宅もそうなんですけども住宅も建てたら質わからないじゃないですか。
はい。
本当にいいのかわからないんですよね。
そうするとなかなかちゃんと最適な販売量になってないんですよ。
ふ〜ん。
これが情報の非対称性の問題点でいいものは世の中から消えちゃう。
そうか。
いいと言えないから。
いいと言えないから。
う〜ん。
そっか。
だからさっきの田崎さんのお店で僕はあれすごいおいしいおいしいって。
でもあれ1500円とかで買えるやつですよって言ってましたけど。
僕もこれはもう6000円ですって言われたら6000円やと思う。
思いますよね。
う〜ん。
いい商品が無くならないようにするにはどうすればいいの?先生教えて!でも定着してないところだったら危ないですよね?う〜ん。
とどうしなきゃいけないかって言うとフランスとかはそういうのはよくわかってるからイタリアもそうですけど。
ちゃんと産地書くって言うじゃないですか。
国で決めてる。
あれ国がやるしかないんですよ。
うん。
私すごいチーズが好きで「チーズプロフェッショナル」っていう資格を取ったんですけどそれもやっぱりチーズに関してもヨーロッパではワインと同じように決まってるんですよね法律で。
細かく。
へぇ〜!だからそれも日本で同じ事やろうとするとじゃあ日本産のチーズですっていうのと北海道産のチーズですっていうのと北海道でも十勝のチーズです。
もっといいものに関しては十勝のどこどこのエリアで作られたチーズですっていうのだとやっぱりこう値段というかそれだけ価値がこう上がってくるじゃないですか。
だからそういうところはやっぱりヨーロッパはチーズでもきっちりやってるのですごいなっていうのは見るっていうかもうそれだけで保証されてるっていうのは。
うん。
国で保証してあげたらこちらも世の中に出てきてちゃんと。
でこれも無くなるわけじゃないんですよ。
これもちゃんと購入する人いるんだから。
差別化が。
そうです。
きれいに差別化できてなんかちょっと今日は…。
いいの飲んじゃおうっかなとか。
そうそう。
多様化する訳ですよね。
そうですね。
で価値を高めると同時にみんなハッピーになるでしょ。
だってこれも飲めるしこれも飲めるんですよ。
そうですね。
放っとくとこれしか飲めないんで。
そういう保証があればいいんですけどねぇ。
そういう基準が必要で普通の人はそういう検索費用「探索費用」って言うんですが何かを調べるためのコストって高いんですよね。
そうか。
眞鍋さんみたいにチーズソムリエのそこまで取るまで好きな人ならいいけど普通の人はそこまでコストかけないですから。
そうすると…「眞鍋推薦チーズ」とか。
確かにそれは買いますね。
なんか知ってる人がこう推薦してくれてたら。
それだけでも十分いいと思いますよね。
本とかってどうですか?そういう…。
本もやっぱりそのう詳しい人はずっと本屋に何年も通い続けてる人は何となく作家の名前もわかってますし「あああの作家が新刊出したんや。
買おうか」はあると思うんですけどやっぱり書店員さんが付けてるポップとかで結構選んだりしますよね。
何もわからん状態でなんか薦めてくれてたらああこういう話なんやってわかったら。
何もわからんくてどれでもよくてタイトルだけで決めんねやったらそのポップとか帯とか帯の推薦文とかがすごく有効ですよね。
又吉ラベル作りましょうよ本に。
又吉ラベル?そう。
又吉さんが保証したって。
保証して。
それでだから買わない人もおるかもしれないです。
いやそれはそれでいいと思うんですよね。
ええ。
自分は又吉さんと小説の好み違うんだからと言って又吉さんの外せばいいでしょ?なるほど。
僕としては傷つくけど1つの基準にはなると。
1つの基準になりますね。
あれはないですか?チーズ推薦するときとかお酒推薦するときに紹介する一発目これでいいんかなという迷いは。
アハハハッ。
何年もチーズ好きで入り口ここでここで結果…。
結果そこになったって。
ここになったけどこれ一発目で「えっこんな複雑な味なん?」って思う人がおるかもしれんとかないですか?あっでも「やっぱり一番好きなのは何ですか?」とか聞かれたときに一周なんかもういろいろやった中で一番本当に入門編で食べやすいやつが一番奥深いんだとか思ったりしたんですよ。
その時にそれを紹介すると「何かみんな好きなやつじゃん」って思われるかなみたいな。
それなんか…。
それ僕の太宰と一緒ですよ。
ああ!そうなりますよね。
一周回って太宰…。
今それ言おうと思ってたんですが本当にあれですよね。
ただ又吉さんの場合はこういう人はこれを読めとか言ってるじゃないですか。
最初はやっぱり僕全力で自分が自分がすごく好きなものをこの人やからとかじゃなしに薦めたら「いやちょっと難しくてわからんかった」って。
「ええ?そうなんや」ってなってそこから薦め方を変えました。
この人にはこういう。
はい。
ああ。
日本を代表するワインの産地山梨県「勝沼」。
ここに情報開示に積極的に取り組むワイナリーがあります。
明治時代に設立された日本で最古のワイナリーです。
自社農園で取れた国産ぶどうにこだわってワイン造りをしてきました。
なぜかというと…実は「国産ワイン」と呼ばれるもののおよそ8割には海外産のぶどう果汁が使われているからなんです。
ショック!去年ワイナリーのオーナーに就任した清川さん。
明確な表示ルールのない日本のワインの現状に危機感を持ちました。

(清川)今までの表記のしかたは非常に曖昧なところがあったり海外のぶどうで出来たものが国産ワインとして売られてるというようなところもありますので。
…ということを取り組んでます。
かつてのラベルを見てみるとデザインも表記のしかたもバラバラでした。
例えばこんなものも。
商品名に「勝沼」ワインと入れたものの原料の産地が記載されていません。
そこでまず商品のラベルを「ぶどうの葉」のデザインで統一。
葉の形の違いで使われているぶどうの品種がわかるようになっています。
そして商品名品種国名生産年をわかりやすく記載。
収穫地は特に大きく表記しました。
甘さや辛さ飲み心地もマトリックスで表示。
更にワインの香りを伝えるためにこんな工夫も…。
こちらのほうにアロマのマークが入っております。
このぶどうを飲んでいただいて最初に感じていただける香りを表しております。
ラベル左下に小さく入れられたアロマのマーク。
左のワインはりんごとみかん。
右はさくらんぼといちご。
飲んだときのイメージが浮かびますね。
更に醸造責任者の名前も明記しました。
品質についてもやはり自分たちの責任のもとによりよい物を作ろうという思いが今までよりも増したと思ってます。
積極的に情報開示をして自社のワインへのこだわりを伝える清川さん。
お客との関係が変わりつつあると言います。
それぞれのニーズに合った商品選びというのをお客さんごとにしていただいてるというふうに思ってます。
ああいう所行ってみたくなりませんか?ワイナリー行きたいですね。
やっぱりどういうふうな作り方してるとかどういうものだっていうのがわかるとやっぱりこう…想像するの楽しくないですか?お酒とかって。
ここで作られたって聞くとなんかその風景みたいなのを考えながら飲んだりとか。
そうですね。
日本酒もそうなんですけど1回酒蔵に行くと面白いんですよね。
面白いですね。
お酒はストーリーありますものね。
それがわかるとまた楽しくなるんですね。
そう考えて楽しい。
考えて。
すっごいレベル高い話してます。
だから自分の地元の大阪の寝屋川とかにもそんなのができてそれ東京のそういう居酒屋みたいな所行って全国回って。
ほんなら自分の地元のビールとか飲めた人は楽しいですけどね。
日本酒なんかだとそういうのが結構あるから居酒屋行って地元のやつあると飲んじゃいません?ああわかりますわかります。
ね。
「ああ!」と思って。
ビールでもそう。
ラベルに駅前の写真とか貼っておいてくれたら懐かしい感じが…。
寝屋川とか。
いいですね。
ええ。
でもそういう広がりがあって今後そういうふうになっていくかもしれないって事。
そうですね。
だってもうある程度多様化の時代でしょ?もういろいろあっていいんで。
おっしゃるとおりで多様化するってのは情報がないと無理ですよね?信用できないから。
信用できないから。
失敗したくないですからね。
やっぱりね。
うん。
今日はお酒でも特に情報開示質の情報開示とお酒についてお話ししてきたんですけどもどう思いました?いやすごい根本…根本を忘れてたんですけどそらそうやなと思いました。
だって僕ら劇場出るときにテレビとかの仕事一切ないときにバッて出ていきなりネタ入ったらすごいウケにくいんですよ。
誰かわからんから。
自己紹介して「もう全然売れてないんです」みたいな。
こうこうこうでこういう状況で売れてないってことをネタを交えつつやってそこから本ネタに入ったらウケ方が全然違うんですよ。
その自己紹介の1分2分だけで「あっ吉本の売れてない芸人さんね」。
売れてない芸人さんとして知ってくれるというか。
でコンビ名と個人名と出身地ぐらいと年齢言っとけば全然変わるんですよそれで。
あ〜!それと一緒やと。
一緒ですね。
最初に…はい。
お客さんからしたらみんな知ってんのかな?私は知らんけどみたいな状態をみんな知らないんですよっていうことを先に言うと「ああそれでいいのね」っていう見方が定まるというか。
その方が手に取りやすいですよね。
そうですね。
お酒ってすごく味とか手間とかももちろんそこにも価値ありますけど……んだなということ改めて思いましたね。
お酒って他の食べ物と違うのが食べてるときの…その分だからやっぱり…お酒単体で飲むやつはいないんでね。
大体時間を共有するとかなんか食べ物を食べながらとか。
やっぱりちゃんと奥を知っとくってのが一番。
そうですね。
アルコール度数にお金を出してるわけじゃないんですよね。
そうですよね。
確かに。
そう。
ああでもそういうふうになんか知って飲むようにしようと。
僕はだからあんまそんなの気にせんと飲んでたんですけどそのほうが楽しいですねやっぱり。
僕たちはいつのころからか「それ」を曖昧にしてきた。
2015/07/17(金) 00:30〜01:15
NHKEテレ1大阪
オイコノミア「どう選ぶ?お酒の経済学」[字][再]

あなたはお酒を飲むとき、何を基準に選びますか?値段、銘柄、パッケージ??好みに合うかは飲んでみないとわからない、実は難しいお酒選び。経済学が助けになります!

詳細情報
番組内容
あなたはお酒を飲むとき、何を基準に選びますか?値段、銘柄、パッケージ??高いからいいお酒かと思いきや、三分の一が税金だったなどということも。本当に自分の好みに合っているか、飲んでみないとわからないのがお酒のむずかしいところ。そんなとき、助けになるのが経済学。価格が決まるカラクリや、ラベルに込められた情報の意味をご紹介。お酒通で知られる眞鍋かをりさんをゲストにお迎えし、奥深い世界を楽しみます。
出演者
【ゲスト】眞鍋かをり,【出演】又吉直樹,【解説】日本大学経済学部教授…浅田義久,【語り】朴ろ美

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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