NHKニュース おはよう日本 2015.07.17


おはようございます。
7時になりました。
台風11号は、きょう午前6時過ぎに、岡山県倉敷市付近に再び上陸しました。
四国や紀伊半島では、降り始めからの雨量が多い所で500ミリを超えていて、和歌山県新宮市では熊野川が氾濫しました。
土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水、それに暴風や高波に厳重な警戒が必要です。
では、岡山県倉敷市から中継です。
岡山県倉敷市の倉敷市役所前です。
先ほどまで道路に激しく打ちつけていた雨は、この時間になって少し弱まってきました。
また風も弱まってきました。
通勤の時間帯になって、道路にはかっぱや傘を自分の体に引き寄せるようにして、足早に仕事に向かう人の姿もまばらに見られます。
倉敷市では、沿岸部の2万5000世帯余りに避難準備情報を出しています。
岡山県倉敷市からお伝えしました。
続いて、各地の様子をお伝えします。
こちらは兵庫県姫路市です。
雨で景色がかすんで見えます。
午前6時50分までの1時間の雨量は、兵庫県姫路市では27.5ミリとなっています。
また風で木が揺れている様子が見えます。
兵庫県姫路市の今の様子です。
こちらは三重県熊野市の現在の様子です。
熊野灘に打ち寄せる波が見えています。
波が高くなり、大きな白波が打ち寄せています。
また、カメラのレンズには雨粒が打ちつけています。
高潮の危険性が高い地域では、頑丈な建物の上の階に避難してください。
また、海の近く、川や用水路など水の流れがある所には、近づかないようにしてください。
このあとも、厳重な警戒をしてください。
気象庁の発表によりますと、台風11号は昨夜、高知県に上陸し、その後も北上を続けて、きょう午前6時過ぎに、岡山県倉敷市付近に再び上陸しました。
午前7時には、岡山県津山市の南西50キロを、1時間に20キロの速さで、北北西へ進んでいると見られます。
中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、台風の暴風域はなくなりました。
近畿などには、台風周辺の発達した雨雲がかかっていて、午前6時までの1時間には、国土交通省や自治体が設置した雨量計で、和歌山県日高川町で49ミリ、兵庫県姫路市で43ミリ、岡山県備前市で36ミリの激しい雨を観測しました。
近畿などでは、非常に強い風が吹いていて、午前6時10分ごろには、和歌山市の友ヶ島灯台で30.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
四国や紀伊半島では、昨夜から非常に激しい雨が降り続き、降り始めからの雨量が多い所で、500ミリを超える大雨となっています。
これまでに降った雨で、徳島県と高知県、奈良県、和歌山県、三重県、岡山県、それに山梨県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているため、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また、徳島県と三重県、それに和歌山県では、川が増水して氾濫の危険性が非常に高くなっている所があり、和歌山県を流れる熊野川では、新宮市熊野川町の日足地区で氾濫が発生しました。
台風はこのあとも比較的遅い速度で北上を続ける見込みで、西日本と東日本の太平洋側を中心に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
あすの朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で、東海で300ミリ、近畿で250ミリ、中国地方と四国、北陸で200ミリ、関東甲信で100ミリと予想されています。
西日本では、きょうも広い範囲で非常に強い風が吹く見込みです。
きょうの最大風速は、中国地方と四国、近畿で25メートル、九州北部で23メートル、最大瞬間風速は35メートルに達すると予想されています。
九州から関東の太平洋沿岸では、広い範囲で大しけが続き、近畿の沿岸では、所によって、波の高さが9メートルの猛烈なしけが続く見込みです。
また今は、一年で最も潮位が高い夏の大潮の時期で、四国や近畿、中国地方では、満潮の時間を迎えるきょうの昼前にかけて、高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水、それに暴風や高波に厳重に警戒するとともに、高潮に警戒し、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
台風11号の影響で、和歌山県と気象庁は、熊野川が氾濫したと発表しました。
熊野川は、昨夜11時50分ごろまでの2時間で2メートル以上水位が上がり、氾濫危険水位に達しました。
その後も水位は上がり続け、和歌山県と気象庁は午前2時ごろ、熊野川が氾濫したと発表しました。
川から流れ出した水が道路を完全に覆っています。
これ以上先に進むことはできません。
世界遺産、熊野本宮大社の近くを通る国道168号線は、一部の区間で冠水し、和歌山県は、土砂災害のおそれがあるとして、およそ22キロの範囲を午前2時から通行止めにしました。
氾濫の影響で、新宮市熊野川町日足地区では、住宅など3棟が床上まで浸水しているということです。
では、各地の被害の状況です。
徳島県阿南市にある中学校では、浸水が続いていて、午前4時現在、3メートルほどの高さになっているということです。
NHKが各地の放送局を通じて、午前6時現在でまとめたところ、台風11号の影響で、山口県や大阪府など13の府と県で、合わせて33人がけがをしました。
きのう昼過ぎ、兵庫県南あわじ市で、71歳の男性が水路で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
警察は、男性が台風に備え、窓の補強をしていた際、水路に転落したものと見て、調べています。
また昨夜、兵庫県宍粟市で、85歳の男性が川沿いの崖の斜面で倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
警察は、男性が台風に備えて水路を確認しに行った際に、誤って滑り落ちたのではないかと見て調べています。
徳島県や三重県など、5つの県では、合わせて3万5000人余りに避難指示が出されています。
避難勧告も四国を中心に9つの県で、36万人余りに出ています。
このほか、14の府と県で、85万世帯余りの193万人余りに避難準備情報が出されています。
一方、奈良県では裏山が崩れ、平屋建ての店舗1棟が半壊する被害があったほか、大阪府と徳島県、それに高知県では、住宅合わせて13棟で一部が壊れる被害が出ています。
また栃木県や埼玉県、それに茨城県など10の県では、少なくとも53棟が床上や床下浸水しました。
では、JR大阪駅から中継です。
JR大阪駅です。
7時を過ぎて、人の数がかなり増えてきました。
ただ、駅員の方に聞きますと、いつもと比べると、3割から4割ほど少ないのではないかということです。
多くの方が傘を持って移動しています。
長靴を履いたり、雨具を着たりという方は、あまり見受けられません。
7時前から電光掲示板にも、遅れを示す表示が出てきました。
今は、大阪から京都の方面に向かいます、JR東海道線、遅れ5分、3分と示す表示が出ています。
このあと通勤時間帯になって、列車の本数が増えてきますと、遅れがさらに出てくる可能性もあるということで、JR西日本では、最新の運行状況を確認して、早めに移動するように呼びかけています。
JR大阪駅からお伝えしました。
では交通機関への影響です。
JR中央線は大雨の影響で、昨夜から東京の高尾と、山梨県の大月の間の上下線で、運転の見合わせが続いています。
けさになって、この区間に設置されている雨量計の値が規制値を下回ったため、現在、線路の点検作業を進めていて、安全が確認されれば運転を再開する見込みです。
JR各社によりますと、午前6時40分現在、各新幹線は、始発からほぼ平常どおりに運行しています。
首都圏のこのほかのJR各線や私鉄各線は、午前6時40分現在、ほぼ平常どおり運行しています。
JR四国は、四国のすべての路線で、始発から運転を見合わせています。
線路の点検を行って異常がなければ、順次運行を再開したいとしています。
関西の鉄道は、始発から運転を見合わせる区間が出ています。
高速道路への影響です。
日本道路交通情報センターによりますと、東名高速道路が、静岡県の清水ジャンクションと、富士インターチェンジの間で、下り線で通行止めになっているほか、中央自動車道、圏央道など、通行止めになっている区間があります。
空の便への影響です。
きのうの国内の空の便は、四国各地を発着する便など、合わせて217便が欠航しました。
きょうの国内の空の便は、中国、四国や関西各地を発着する午前中の便を中心に、合わせて165便の欠航が決まっています。
欠航が決まっているのは、日本航空が羽田と徳島や岡山を結ぶ便など45便、全日空が羽田と徳島や米子を結ぶ便など37便、スカイマークが羽田や九州各地と神戸を結ぶ便など、33便などとなっています。
北上を続ける台風11号、きのうからの動きです。
台風の影響で、きのうから各地で被害が出ています。
台風は、強い勢力を維持したまま、日本の南の海上を北上。
昨夜11時ごろ、高知県室戸市付近に上陸しました。
室戸岬では、午前0時7分に、39.7メートルの最大瞬間風速を観測しました。
各地で雨が強まりました。
愛媛県新居浜市付近では、気象庁のレーダーによる解析で、午前0時半までの1時間に、およそ100ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
けさも交通機関に乱れが。
松山駅では。
浸水の被害も。
徳島県阿南市の加茂谷中学校。
グラウンドが浸水しました。
中学校は、周囲の住宅地よりも低い土地に建設されていて、住宅地からは被害の情報は寄せられていないということです。
台風の接近に伴い潮位が上がり、高松市の高松港では、一時、海水が一部の岸壁を越えて、そばを通る国道まで流れ込みました。
台風は、このあとも北上を続ける見込みで、引き続き、厳重な警戒が必要です。
ここからは気象情報担当の佐藤さんとお伝えします。
各地で大雨になっていますね。
この48時間に降った雨の量をご覧ください。
この赤い柱が500ミリ以上という所ですね。
そうなんですね、四国から東海にかけて500ミリを超えて、そして、600ミリを超えている所があります。
そして土壌雨量指数をご覧ください。
こちらは、これまでの雨で、土の中に、どれだけ水分が含まれているかを表しているんですね。
これが高いというと、地盤が非常に緩んでいることを表しています。
そして、この薄い紫や濃い紫、こういった所、四国や紀伊半島、こういった地域に広がっています。
こういった所は、雨が降りやんでからも、しばらくは土砂災害の危険性、非常に高い地域です。
そしてさらに、このあとも雨が降りますので、土砂災害には厳重な警戒が必要です。
それではこの時間の雨雲の様子です。
この時間も活発な雨雲がかかっていますね。
中心付近の非常に発達した雨雲が、中国、近畿にかけてかかっています。
そして台風から離れている地域でも、南から非常に暖かく湿った空気が流れ込んでいます。
こういった影響で、東海地方、静岡県なども、激しい雨の降っている所があります。
それでは、雨の予想です。
午前9時、紀伊半島中心に、1時間に50ミリ以上、1時間に80ミリ以上の、猛烈な雨が降るおそれもあります。
そして、昼ごろになりますと、引き続き近畿、そして中国地方を中心に、非常に激しい雨が降りそうです。
さらに今夜にかけてです。
台風の中心付近では、非常に激しい雨の降る所がありそうです。
また台風から離れている地域でも、局地的には激しい雨の降るおそれがあります。
さらに、あすにかけてです。
あすになっても、まだ雨雲がかかり続ける見込みです。
台風は次第に遠ざかっていきますが、台風に向かって非常に暖かく湿った空気、あすにかけても流れ込み続ける見込みです。
この影響で、台風が日本海へ進んでも、このあと、あすにかけても、まだ激しい雨の降るおそれがあります。
それでは予想される雨量です。
あす朝までの多い所で、東海で300ミリ、近畿では250ミリ、四国、中国地方で200ミリです。
そしてあすの日中以降、まだ東海地方を中心に、雨が続き、さらにこの雨量よりも多くなる見込みです。
それでは昨夜からの雲の様子です。
昨夜遅く、高知県に台風が上陸して、午前6時過ぎには、岡山県で再上陸をしました。
台風の目、はっきりしなくなってきています。
しかし、この台風周辺というのは、活発な雨雲が控えています。
そして、台風11号の情報です。
風速25メートル以上の暴風域はなくなりました。
しかし、強風域、15メートル以上の強風域が西日本、北陸、東海地方にかかっています。
そして午後になりますと、台風、日本海に抜ける見込みです。
しかし、このあとも比較的動きが遅いんですね。
そして、南から非常に暖かく湿った空気も流れ込んできます。
この影響であすにかけても、まだ東海、北陸など、こういった地域を中心に大雨となるおそれがあります。
そして風の予想です。
暴風の吹く所はこのあとは、ほとんどない見込みですが、動かしていきますと、このあとも台風の中心付近、15メートル以上の強い風がこのあとも続く見込みです。
また海上は波の高い状態が続きます。
引き続き高波、そして高潮にも、まだ警戒が必要です。
波の予想です。
高い状態、続いてますね?
そうなんですね。
波、これは風が収まってからも、まだしばらくは高い波続きますので、太平洋沿岸では6メートル以上の大しけとなる所もあります。
また日本海沿岸も、6メートルに達する所があります。
このあとも大しけ、各地で続きますので、警戒が必要です。
そして今後、特に警戒すべき点はどんな所でしょうか?
台風の動きが遅いために、このあとも大雨が長く続きます。
すでに大雨となっている地域もありますが、このあとも低い土地の浸水、川の氾濫には警戒が必要ですし、これまでかなりの大雨となっています。
ですので、土砂災害でも、さらに大規模な土砂災害の発生するおそれもありますので、土砂災害にも厳重な警戒が必要です。
佐藤さんとお伝えしました。
次のニュースです。
戦後日本の安全保障政策の大きな転換となる、安全保障関連法案は、きのう、衆議院を通過し、今の国会で成立する公算が大きくなりました。
与党側は、参議院の審議などを通じて、国民の理解を深めたいとしているのに対し、民主党などは、成立の阻止に向けて、野党どうしの連携を強めたい考えで、引き続き与野党の攻防が続く見通しです。
きのうの衆議院本会議。
集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ、安全保障関連法案は、民主党や維新の党などが退席する中、採決が行われました。
起立多数。
自民、公明両党と次世代の党などの賛成多数で可決されました。
国会近くにある憲政記念館では、法案に反対する大学教授や弁護士らが集会。
戦争をテーマにした映画を作った経験のある監督らは、記者会見を開きました。
参議院に送られた安全保障関連法案は、参議院で否決された場合や、採決が行われないまま60日たった場合でも、憲法の規定で、衆議院で3分の2以上の賛成で再可決して、成立させることができることから、今の国会で成立する公算が大きくなりました。
では、政治部の瀬上記者に聞きます。
法案は成立する公算が大きくなったということですが、今後の与党側の課題は、どういう点なんでしょうか?
なんといっても、国民の理解が課題です。
いわゆる60日ルールもあって、法案が今の国会で成立する公算は大きくなりましたが、法案に対する国民の理解が深まっているとはいえない状況です。
安倍総理大臣はきのう、次のように述べました。
政府・与党としては、参議院の審議などで、丁寧に説明を尽くすことで、国民の間に理解を広げていきたい考えです。
与党側では来週中に参議院本会議で、法案の趣旨説明を行って審議入りし、60日ルールを使わずに、早期に参議院で法案を可決して、成立させたい考えです。
では、野党側はどのように臨むのでしょうか?
野党側にとっては、法案の成立阻止に向けて、連携して取り組めるかどうかが、ポイントとなります。
参議院でも与党側が過半数を占めていて、成立を阻止するためには、世論を巻き込んでいくことが欠かせません。
民主党の岡田代表は次のように述べました。
民主党としては、野党側が連携して、徹底した審議を求め、法案の問題点をアピールしていきたい考えです。
ただ維新の党は、与党側と対案の協議を行うとしているうえ、党内で民主党などとの連携を巡って、意見の違いも表面化しています。
衆議院では、政府案の採決に応じないことで、かろうじて足並みをそろえた野党側でしたが、参議院でも共闘態勢を構築できるかどうかが焦点となります。
安全保障関連法案を巡る与野党の攻防は、舞台を参議院に移して、引き続き、続くことになります。
政治部の瀬上記者でした。
東京オリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムとなる、新しい国立競技場の建設費が膨らんだことに批判が強まる中、安倍総理大臣は、きょう、大会組織委員会の会長を務める、森元総理大臣と会談することになりました。
会談では、計画の見直しを含めた今後の対応などについて、意見を交わすものと見られます。
新しい国立競技場の建設費が、基本設計より、およそ900億円多い、2520億円になることが決まったことに対して、計画の見直しを求める声が、与党内からも出ています。
安倍総理大臣は、きのう、記者団が、計画を見直す考えはあるかと質問したのに対して、次のように述べました。
政府内では、民主党政権時代から始まった話とはいえ、国民に説明のできる形にする必要があるなどと、建設計画の見直しを求める声が強まっています。
安倍総理大臣は昨夜、自民党の細田派の幹部らとの会合で、大会組織委員会の会長を務める、森元総理大臣らと意見を交わし、きょう、再び森氏と会談することになりました。
建設計画を巡っては、国民の理解は得られないとして、見直しを求める声が強まる一方、誘致に尽力をした関係者を中心に、見直しに慎重な声も根強くあることも踏まえ、安倍総理大臣は、森氏との会談で計画の見直しを含めた今後の対応などについて、意見を交わすものと見られます。
モスクワで行われたフェンシングの世界選手権で、男子フルーレ個人の決勝に進んだ太田雄貴選手が、アメリカの選手を破って初優勝し、日本選手として初めて金メダルを獲得しました。
オリンピックで2大会連続銀メダルの太田選手は、16日、男子フルーレ個人の決勝で、アメリカのアレクサンダー・マシアラス選手を15対10で破って、初優勝しました。
個人、団体を通じて、日本選手が世界一となり、金メダルを獲得したのは初めてです。
次は、今の国会の重要法案の一つ、労働者派遣法の改正案についてです。
与党内では、安全保障関連法案を巡る与野党の対立の影響などで、目標としていた来月上旬までの成立は、困難になったという見方が出ています。
9月1日としている施行日を先に延ばすため、改正案を修正することも検討しています。
派遣労働の期間制限を一部撤廃する労働者派遣法の改正案は、今月8日の参議院本会議で、趣旨説明と質疑が行われ、参議院で審議入りしました。
改正案は、新たに派遣会社に義務づける、派遣労働者への教育訓練の指針などの作成や、関係者への周知のため、成立後、施行までに一定の準備期間が必要で、与党側は改正案の施行日が9月1日であることも踏まえ、来月上旬までには成立させたいとしています。
しかし野党側は、年金情報の流出問題の質疑を優先すべきだとして、参議院厚生労働委員会では、改正案の実質的な審議が行われていないうえ、安全保障関連法案を巡る与野党の対立の影響で、今週予定されていた委員会の開催も見送られました。
このため与党内には、目標としていた来月上旬までの成立は困難になったという見方が出ていて、9月1日としている施行日を先に延ばすため、改正案を修正することも検討しています。
ユーロ圏各国は、ギリシャ議会が構造改革案を法制化したことを受け、3年間で11兆円を超える、新たな金融支援の協議を始めることで合意し、今後、ギリシャの改革の実施を見極めながら、具体的な議論を進めることになります。
ユーロ圏各国の財務相は、新たな金融支援の協議を始める条件としてギリシャ側に求めていた、年金制度の改革や、付加価値税の税率引き上げなどを含む構造改革案が議会で法制化されたことを受けて、16日、電話会議を開いて、対応を協議しました。
この中で各国は、ギリシャ議会の決定をひとまず評価したうえで、17日に予定されているドイツの議会などの承認が得られれば、3年間で最大860億ユーロ、日本円で11兆7000億円に上る金融支援について、協議を始めることで合意しました。
これと並行して、ユーロ圏以外の9か国を含む、EU・ヨーロッパ連合は、今月から来月にかけて、多額の債務の返済期限を控えるギリシャの当面の資金繰りを支援する必要があるとして、3か月間で9500億円規模の緊急融資を行うことでも大筋合意しました。
ユーロ圏各国は、今後、ギリシャ政府の構造改革の実施状況を見極めながら、新たな金融支援の協議を進めていく方針で、議論の行方が注目されます。
台風11号の影響で、和歌山県新宮市熊野川町では、熊野川が氾濫しました。
新宮市の熊野川小学校には、地元の住民の皆さんが避難してきているということです。
熊野川小学校の校長の上地健さんと電話がつながっています。
上地さん。
はい、上地です。
大変なときに恐れ入ります。
今そちらの小学校には、何人ぐらいが避難してきているんでしょうか?
現在、23名ほどの方が避難されております。
そうですか。
住民の皆さん、どんな様子でいらっしゃいますか?
少しやっぱり、疲れているような感じは受けますけれども、でも、お元気な様子です。
特にけがなどはありませんか?
それはないようです。
周りの状況、雨の降り方は今どうですか?
少し弱くはなっていますけども、昨夜はかなり強い降り方でした。
そうですか。
小学校は、その熊野川の川そのものからは近い位置にあるんでしょうか?
近いですけど、高台にありますので、水の心配はありません。
その点は安全ということですね。
氾濫の様子、情報などは、何かお聞きになってますか?
そういう話はまだ入ってませんけども、学校から見える範囲では、学校から対岸になります、のきやまもと地区の国道辺りはもう、冠水しておりまして、…川に架かる橋も水に使っている状態です。
そうですか。
何かそちらで困っていることなどはありますか?
それぞれのうちで困っていることって、たくさんあるかと思いますけども、川に近い所、低い地域のおうちでは、もうかなり水につかっているおうちもあるかと思いますので、これから復旧が大変かなと思っています。
そちらの小学校、避難所になっているということですが、何か必要なもの等はありますでしょうか?
今のところ、ないように思いますけども。
そうですか。
そういうことは行政の方が、手だてしてくださってると思います。
分かりました。
大変なときにありがとうございました。
失礼します。
失礼します。
熊野川小学校の校長の上地健さんに電話で伺いました。
では、続いて岡山県笠岡市から中継です。
台風が再上陸した岡山県倉敷市に近い、笠岡市の中心部にある商業施設です。
この近くには、幹線道路の国道2号線が通っています。
私は今、商業施設の駐車場の前に止めた車の中にいます。
気象台によりますと、笠岡市では午前3時28分に、19.2メートルの最大瞬間風速を記録しました。
近くに生えている街路樹の中には、風で枝が折れて落ちているものも見られました。
水たまりには、雨が打ちつけられて、大きな音を立てています。
私がこの場所に来たのは、およそ3時間前ですが、そのときと比べて雨と風は収まってきています。
空は明るくなっていますが、現在、車の窓からは、外を出歩いている人は、ほとんど見られません。
岡山県笠岡市から中継でお伝えしました。
気象庁の発表によりますと、台風11号は昨夜、高知県に上陸し、その後も北上を続けて、きょう午前6時過ぎに、岡山県倉敷市付近に再び上陸しました。
午前7時には、岡山県津山市の南西50キロを、1時間に20キロの速さで北北西へ進んでいると見られます。
中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、台風の暴風域はなくなりました。
近畿などには台風周辺の発達した雨雲がかかっていて、午前6時までの1時間には、国土交通省や自治体が設置した雨量計で、和歌山県日高川町で49ミリ、兵庫県姫路市で43ミリ、岡山県備前市で36ミリの激しい雨を観測しました。
近畿などでは非常に強い風が吹いていて、午前6時10分ごろには、和歌山市の友ヶ島灯台で30.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
四国や紀伊半島では、昨夜から非常に激しい雨が降り続き、降り始めからの雨量が、多い所で500ミリを超える大雨となっています。
これまでに降った雨で、徳島県と高知県、奈良県、和歌山県、三重県、岡山県、それに山梨県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているため、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また徳島県と三重県、それに和歌山県では、川が増水して、氾濫の危険性が非常に高くなっている所があり、和歌山県を流れる熊野川では、新宮市熊野川町の日足地区で、氾濫が発生しました。
台風はこのあとも比較的遅い速度で北上を続ける見込みで、西日本と東日本の太平洋側を中心に、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
あすの朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で、東海で300ミリ、近畿で250ミリ、中国地方と四国、北陸で200ミリ、関東甲信で100ミリと予想されています。
西日本では、きょうも広い範囲で、非常に強い風が吹く見込みです。
きょうの最大風速は、中国地方と四国、近畿で25メートル、九州北部で23メートル、最大瞬間風速は35メートルに達すると予想されています。
九州から関東の太平洋沿岸では、広い範囲で大しけが続き、近畿の沿岸では、所によって、波の高さが9メートルの猛烈なしけが続く見込みです。
また今は一年で最も潮位が高い夏の大潮の時期で、四国や近畿、中国地方では、満潮の時間を迎えるきょうの昼前にかけて、高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水、それに暴風や高波に厳重に警戒するとともに、高潮に警戒し、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
台風11号の影響で、和歌山県と気象庁は、熊野川が氾濫したと発表しました。
熊野川は、昨夜11時50分ごろまでの2時間で、2メートル以上水位が上がり、氾濫危険水位に達しました。
その後も水位は上がり続け、和歌山県と気象庁は、午前2時ごろ、熊野川が氾濫したと発表しました。
川から流れ出した水が道路を完全に覆っています。
これ以上、先に進むことはできません。
世界遺産、熊野本宮大社の近くを通る国道168号線は、一部の区間で冠水し、和歌山県は土砂災害のおそれがあるとして、およそ22キロの範囲を、午前2時から通行止めにしました。
氾濫の影響で、新宮市熊野川町日足地区では、住宅など3棟が床上まで浸水しているということです。
各地の被害の状況です。
徳島県阿南市にある中学校では、浸水が続いていて、午前4時現在、3メートルほどの高さになっているということです。
NHKが各地の放送局を通じて、午前6時現在でまとめたところ、台風11号の影響で、山口県や大阪府など、13の府と県で、合わせて33人がけがをしました。
きのう昼過ぎ、兵庫県南あわじ市で、71歳の男性が水路で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
警察は、男性が台風に備え、窓の補強をしていた際、水路に転落したものと見て調べています。
また昨夜、兵庫県宍粟市で、85歳の男性が川沿いの崖の斜面で倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
警察は、男性が台風に備えて水路を確認しに行った際に、誤って滑り落ちたのではないかと見て、調べています。
徳島県や三重県など5つの県では、合わせて3万5000人余りに避難指示が出されています。
避難勧告も、四国を中心に、9つの県で36万人余りに出ています。
このほか14の府と県で、85万世帯余りの193万人余りに、避難準備情報が出されています。
一方、奈良県では裏山が崩れ、平屋建ての店舗1棟が半壊する被害があったほか、大阪府と徳島県、それに高知県では、住宅合わせて13棟で、一部が壊れる被害が出ています。
また栃木県や埼玉県、それに茨城県など、10の県では、少なくとも53棟が床上や床下浸水しました。
続いて各地の様子です。
こちらは兵庫県姫路市の今の様子です。
引き続き雨が降っています。
そして、風が出ていて、木が大きく揺れています。
引き続き大雨による土砂災害や川の増水、低い土地の浸水には厳重な警戒が必要です。
兵庫県姫路市の今の様子です。
雨が降り続いています。
こちらは三重県熊野市の現在の様子です。
熊野灘に打ち寄せる波が見えています。
波が高くなり、白波が打ち寄せています。
カメラのレンズには、大粒の雨粒が打ちつけているのが分かります。
このあとも海には近づかないようにしてください。
台風11号はきょう午前6時過ぎに、岡山県倉敷市付近に再び上陸しました。
四国や紀伊半島では、降り始めからの雨量が多い所で500ミリを超えていて、和歌山県新宮市では熊野川が氾濫しました。
土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水、それに暴風や高波に厳重な警戒が必要です。
では気象情報、渡辺さんです。
お伝えしていますように、台風11号は現在、中国地方、岡山県付近を、ゆっくり北上中です。
すでに暴風域はなくなって、発達のピークは超えているんですが、このあとも時速20キロと遅いスピードは変わらないままです。
このあとの予想を見ていきますと、さらにゆっくりと中国地方を北上しまして、きょうの午後には日本海へと抜ける見込みです。
ただ、日本海へ進んだあとも、大雨が続く予想です。
四国から関東甲信地方にかけて、土砂災害など厳重な警戒を続けてください。
この時間も、雨が強まっています。
台風の東側、特に近畿地方で強い雨、そして局地的には激しい雨が降っています。
四国から紀伊半島、静岡県にかけては、これまでの大雨で地盤がかなり緩んでいる所があり、土砂災害の危険性、非常に高まっている所が増えている状態です。
このあとも警戒してください。
見通しを朝8時から見ていきます。
このあと午前中も、近畿地方を中心に、局地的には猛烈な雨の降るおそれがあります。
そして午後にかけても、断続的に近畿地方や中国地方、四国など、雨足強まります。
あすにかけては、活発な雨雲の範囲、日本海へと進む見込みで、特に東海地方の山沿いでは、あすも大雨が続く見込みとなっています。
予想される雨の量は、その東海地方で300ミリですが、これはあす朝までの多い所です。
そのあともさらに増えて、総雨量1000ミリを超える所が出てくるかもしれません。
厳重に警戒をしてください。
予報です。
2015/07/17(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

台風11号について、詳しくお伝えします。今後の動きや防災上の注意点を、詳しく解説します。大雨や暴風、高潮など、各地の状況は、生中継で随時お伝えします。

詳細情報
番組内容
▼国内外の最新ニュース ▼世の中の動きを独自の視点で取材し伝える特集 ▼スポーツ情報 ▼気象情報 ※番組内容は変更になる場合があります   【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:12810(0x320A)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: