時刻は10時を回りました。
この時間も台風11号について詳しくお伝えしていきます。
台風11号は、けさ岡山県に再上陸し、現在、中国地方を北上しています。
四国や紀伊半島では、非常に激しい雨が降り続き、降り始めからの雨量は多いところで600ミリを超えています。
和歌山県新宮市では熊野川が氾濫しました。
現地から中継です。
和歌山県と三重県の境を流れる熊野川の河口付近に来ています。
川の水が濁流となって時々大きな波を立てながら海のほうに向かって流れていきます。
少し前に、やや風が強くなってこの波が大きくなる時間帯がありましたが今は元に戻っています。
しかし今私の後ろ上流のほうでは30キロほど離れた場所でこの川の水が氾濫して周辺の道路が冠水する被害も出ています。
周辺の警戒にあたっている消防団の方の話によりますと、この川の水位は今ふだんよりも5メートル近く高くなっているということです。
干潮の時刻が近づくにつれて僅かながら下がっているということです。
15分ほど前にはすぐ近くの住宅に住む70歳代の女性が川の様子を心配そうに見に来る姿も見られました。
この女性の自宅は4年前にこの地域を襲った水害で、1階部分が完全に水没する被害を受けたということで今回も似たようなタイプの台風だったので、非常に心配ですと話していました。
和歌山県新宮市の熊野川は河口付近からお伝えしました。
けさ7時ごろ、熊野川が氾濫した和歌山県新宮市熊野川町の日足地区です。
会社員の男性が高い場所から撮影しました。
一面が濁った水に覆われています。
熊野川の支流の赤木川に架かる橋の高さまで水が達している様子が確認できます。
木も枝の部分まで水につかった状態です。
道路は全く見えません。
同じ地区を別の人も撮影していました。
山あいにある地区のほとんどの場所が濁った水に覆われています。
私は今、国道168号線の高台にいます。
横を流れる熊野川はふだんは目の前を広い河原が広がっていますが、現在は水位が上がりごう音を立てながら、濁流が流れています。
熊野川は昨夜11時50分ごろまでの2時間で2メートル以上水位が上がり氾濫危険水位に達しました。
その後も水位は上がり続け、和歌山県と気象庁は午前2時ごろ熊野川が氾濫したと発表しました。
世界遺産、熊野本宮大社の近くを通る国道168号線は一部の区間で冠水し、和歌山県はおよそ22キロの範囲を午前2時から通行止めにしました。
和歌山県田辺市は本宮町本宮地区の224世帯468人に避難指示を出したほか、新宮市新宮地区でも2621世帯4884人に避難勧告が出ています。
小学校などには20人余りの住民が避難しているということです。
一方、徳島県阿南市では中学校が浸水する被害が出ました。
その加茂谷中学校から中継です。
阿南市の加茂谷中学校です。
この中学校、グラウンドが浸水しました。
今、雨は小降りになっていまして、風が時々吹いています。
グラウンドも水がほとんど引きまして水たまりが残る程度です。
足元はぬかるんでいます。
しかし、あちらのネット、高さ3メートルぐらいまで水が来たということです。
この中学校、2階から教室となっています。
そこまで水は来なかったということです。
今、中学校の皆さん、職員の皆さんが後片づけをしていらっしゃいます。
本当はあしたから夏休みでしたがきょうは臨時休校になりました。
以上、徳島県阿南市からお伝えしました。
では台風の進路にあたる鳥取県と京都府そして大雨となっている三重県から中継です。
鳥取県中部、倉吉市です。
朝7時ごろから一時強い雨が降りました。
しかしそれ以降は小康状態が続いています。
風は4メートル前後とそれほど強くありません。
今も変わらず東寄りの風が吹いています。
この時間になって車の交通量も多くなってきました。
JR倉吉駅に向かう車も多くなっています。
今、画面奥に見えてきたのがJR倉吉駅です。
しかし依然、倉吉駅は運転を見合わせています。
駅員は朝早くから時間の問い合わせや復旧時間の問い合わせや、運休証明書の発行など対応に追われています。
対応を受けた人がまた車に乗り駅を出ていく様子も少しずつ増えてきました。
鳥取県倉吉市からお伝えしました。
南から北へ向かって吹く風でこの時間木がゆっくりとですが大きく揺れるようになってきました。
兵庫県の日本海側に面した豊岡市です。
雨もこの10分ほど前から強まってきて、地面で音を立てるように降っています。
そして私の、右手にありますのが市内中心部を流れる円山川です。
平成16年の台風23号ではこの川の水位が上昇し堤防の一部が決壊するなどして大きな被害が出ました。
国土交通省によりますと現在の水位は平常だということですが観測する数値は徐々に上がってきています。
一方、今見えているこちらの鉄橋、京都丹後鉄道ですが、きょう一日、運休を決めています。
朝から川を渡る電車の姿はありません。
兵庫県豊岡市からお伝えしました。
三重県の南部、尾鷲市の中心部です。
雨は降り続いています。
風は弱くなってきていますが時折強く吹くとまだどしゃ降りのようになることもあります。
尾鷲市では、午前4時過ぎまでの1時間に34ミリの激しい雨が降りました。
降り始めからの雨の量は450ミリを超えています。
また午前2時50分には、26.8メートルの最大瞬間風速を観測しました。
南に隣接する熊野市では一部の地域に避難勧告が出されていて土砂災害警戒情報も発表されています。
このあとも昼ごろにかけて大雨が続く見込みで1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。
土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
三重県尾鷲市からお伝えしました。
気象庁の発表によりますと、台風11号は昨夜、高知県に上陸したあと、きょう午前6時過ぎに岡山県倉敷市付近に再び上陸しました。
暴風域はありません。
台風は、このあとも比較的遅い速度で北上を続ける見込みです。
台風周辺の雨雲や湿った空気の影響で西日本や東日本の広い範囲で雨が降り、局地的に雨が強まっています。
国土交通省が兵庫県小野市に設置している雨量計では、午前9時までの1時間に31ミリの激しい雨を観測しました。
四国や紀伊半島では、昨夜から非常に激しい雨が降り続き、降り始めからの雨量が多いところで600ミリを超える大雨となっています。
これまでに降った雨で、徳島県と高知県、奈良県、和歌山県、三重県、岡山県、兵庫県、それに山梨県では土砂災害の危険性が非常に高くなっているため土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また三重県と和歌山県、それに岡山県では川が増水して氾濫の危険性が非常に高くなっているところがあります。
今後の見通しです。
東海から中国、四国地方を中心に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
西日本では、きょうも沿岸を中心に非常に強い風が吹き、最大風速は、中国地方と四国、近畿で25メートル、九州北部で23メートル、最大瞬間風速は35メートルに達すると予想されています。
さらに九州から関東の太平洋沿岸では、広い範囲で大しけが続き、近畿の沿岸では、ところによって波の高さが9メートルの猛烈なしけが続く見込みです。
四国や近畿、中国地方では、このあとしばらくは高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は土砂災害や川の氾濫低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに暴風や高波、高潮のほか、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
では各地の現在の様子を見ていきます。
岡山県倉敷市からの映像です。
画面の中央には瀬戸大橋が見えます。
この時間も風が強く吹いているほか、雨もカメラに打ちつけている様子が分かります。
そして見通しが悪くなっています。
車の走行には十分に注意してください。
台風は徐々に遠ざかりつつありますがこのあとも雨や風が急にさらに強くなることがあります。
このあともしばらくの時間は警戒を続けてください。
続いてこちらは神戸市の様子です。
この時間も強い風が吹いているようです。
かなりもやがかかって見通しが悪くなっています。
兵庫県の姫路港ではちょうどこの時間に満潮を迎えるなど、瀬戸内海の沿岸各地では、この時間、満潮の時刻を迎え、高潮のおそれがあります。
高潮が発生しますと沿岸の地域には大量の海水が流れ込み大きな被害が出ることがあります。
危険性が高くなった場合には、頑丈な建物の上の階に避難するなど早めに行動してください。
そしてこちらは広島県の宮島からの映像です。
世界遺産の厳島神社が見えます。
広島港でもちょうどこの時間満潮の時刻を迎えています。
厳島神社では過去に、高潮による被害を受けたことがあります。
この時間もしばらくの間、これから警戒を続けてください。
NHKが、各地の放送局を通じて午前9時現在でまとめたところ、台風の備えをしていた兵庫県の男性2人が死亡しました。
このうち兵庫県南あわじ市では、きのう71歳の男性が水路で倒れているのが見つかりました。
警察は台風に備え窓の補強をしていた際、水路に転落し死亡したとみて調べています。
兵庫県宍粟市では、85歳の男性が、川沿いの崖の斜面で倒れているのが見つかり死亡が確認され、警察は台風に備えて水路を確認しにいった際に誤って滑り落ちたのではないかとみています。
また台風の影響で16の府と県で合わせて39人がけがをしました。
このうち山口県周防大島町ではきのう午後6時過ぎに88歳の女性が強風にあおられて路上で転倒し、手首を骨折しました。
徳島県や三重県など5つの県では合わせて3万5000人余りに避難指示が出されているほか避難勧告も10の府と県で、22万人余りに出ています。
このほか14の府と県でおよそ40万世帯の92万人余りに避難準備情報が出されお年寄りなどに対して早めの避難を呼びかけています。
一方、こちらは午前6時ごろの岡山県備前市の映像です。
住宅のすぐそばにあるのり面の木が倒れ道路を完全にふさいでいます。
この土砂崩れで住宅1棟に土砂が入り、2人が避難しました。
このほか奈良県でも裏山が崩れ店舗1棟が半壊したほか、大阪府や徳島県など、6つの府と県の住宅合わせて17棟で一部が壊れるなどの被害が出ています。
栃木県や埼玉県、茨城県など13の県では少なくとも66棟が、床上や床下浸水しました。
停電も徳島県や岡山県など10の県のおよそ1万世帯で起きています。
交通機関への影響です。
JR中央線は、大雨の影響で昨夜から東京の高尾と山梨県の大月の間の上下線で運転を見合わせていましたが、午前8時半前に運転を再開しました。
ただ高尾と大月の間はダイヤが大きく乱れているということです。
一方、JR四国は、四国のすべての路線で始発から運転を見合わせています。
関西の鉄道も始発から運転を見合わせている区間があります。
新幹線です。
JR各社によりますと各新幹線は、午前9時半現在、平常どおり運行しているということです。
続いて高速道路です。
日本道路交通情報センターなどによりますと、東名高速道路は、静岡県の富士インターチェンジと清水ジャンクションの間の下りで通行止めになっています。
また岡山県と香川県を結ぶ瀬戸中央自動車道、兵庫県と徳島県を結ぶ神戸淡路鳴門自動車道などでも通行止めの区間があります。
各高速道路会社は今後も大雨などの影響で通行止めになる区間もあるとして交通情報を確認するよう呼びかけています。
国内の空の便です。
中国、四国や関西各地を発着する午前中の便を中心に、合わせて165便の欠航が決まっています。
航空各社は、台風の進路によっては中国地方の各空港を発着する便に、さらに影響が出る可能性があり、ホームページなどで最新の情報を確認してほしいとしています。
では、台風11号の進路と今後の大雨の見通しについて、気象情報担当の佐藤さんです。
台風11号は夏台風らしく動きが遅いのが特徴です。
このために大雨が長く続く見込みです。
それではこの1時間に降った雨の量です。
九州から関東にかけて広い範囲で雨となり、特に近畿を中心に1時間に20ミリ以上の強い雨が降っています。
この48時間に降った雨の量です。
四国から東海にかけては、赤い柱、500ミリを超えているところがあります。
中でも奈良県内では730ミリを超えているところがあります。
三重県の大台町では688ミリを超えて平年の1か月間に降る雨の量の2倍を超える雨がこの2日間に降ったことになります。
土壌雨量指数、ご覧ください。
これまでに降った雨で、土の中にどれだけ水分があるかを表しています。
こうして見てみますと、各地太平洋側では高くなっています。
特に四国から紀伊半島にかけては紫あるいは濃い紫となっています。
こういった所では土砂災害の危険性が、非常に高くなっています。
それでは雨雲の様子です。
この時間も台風周辺、特に中心付近で活発な雨雲がかかり、近畿を中心に、激しい雨が降っているところもあります。
また台風から離れている東海地方南から非常に暖かく湿った空気が流れ込んでいるためにこちらも、雨雲が発達しています。
それでは雨の予想です。
このあと午後3時にかけて中国、近畿を中心に非常に激しい雨が降り1時間に80ミリ以上の猛烈な雨の降るおそれもあります。
さらに今夜にかけても同じような地域で大雨が続く見込みです。
紀伊半島やそして東海地方を中心に非常に激しい雨が降る見込みです。
さらに、あすにかけてです。
このあともあすになっても東海地方を中心に大雨が続く見込みです。
あすは北陸地方でも激しい雨の降るおそれがあります。
予想される雨量です。
あす朝までの多いところで、東海地方で300ミリ、近畿で250ミリ、四国と中国地方で200ミリ、関東甲信で100ミリとなっています。
北陸も200ミリです。
そしてあすの日中以降もさらに東海地方を中心に大雨の続くおそれがあります。
それでは昨夜からの雲の様子です。
昨夜遅く台風11号は高知県に上陸し、午前6時過ぎに岡山県に再上陸しています。
台風の目ははっきりとはしていませんが、台風周辺は引き続き活発な雨雲が広がっています。
台風の南側にもまだ活発な雨雲が控えています。
そして台風11号の情報です。
風速25メートル以上の暴風域はありませんが風速15メートル以上の強風域に西日本は広い範囲に入り、また東海や北陸地方も各地で入っています。
現在、中国地方を北上しています。
午後になりますと台風の中心は日本海へ抜ける見込みです。
しかしこのあとも比較的動きが遅く日本海を北東方向へ進む見込みです。
台風に向かって南からは非常に暖かく湿った空気が流れ込みます。
台風、中心が離れても大雨が、続くおそれがあります。
それでは風の予想です。
暴風の吹く所はこのあとはなくなりますが、このあとも西日本中心に、風の強い状態、南風が強い状態が続く見込みです。
それでは波の予想です。
広い範囲で波の高い状態が続く見込みです。
太平洋沿岸は5メートルから8メートルぐらい、西日本の日本海沿岸も6メートルと大しけとなるところがある見込みです。
高波に警戒が必要で、あすになってもまだ、広い範囲、波の高い状態が続く見込みです。
それでは特に警戒すべき点です。
このあとも大雨が長く続く見込みです。
このために、川の氾濫、低い土地の浸水などに警戒が必要です。
また大規模な土砂災害の発生する危険性もあります。
土砂災害には厳重な警戒が必要です。
それでは中国地方の状況について広島からお伝えします。
広島です。
台風は岡山県に再上陸したあと、中国地方を北上しています。
まず、岡山からお伝えします。
岡山県玉野市の宇野港の現在の様子です。
波が少し立っています。
雨は弱まってきていますが風は依然強く吹いていて上から落ちる雨を時折横に吹き飛ばしています。
岡山県内は岡山市できょう午前3時44分に29.6メートル、玉野市で午前2時37分に、27.8メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また雨も降り続いていて午前10時までの24時間の雨量は瀬戸内市で153ミリ、岡山市で107.5ミリ、和気町で100ミリなどとなっています。
備前市西片上では崩れた土砂が住宅1棟に入り込む被害があったほか、備前市東片上の国道250号線では、斜面の土砂が崩れ片側の車線をふさぎました。
いずれも、けが人はいませんでした。
また備前市と和気町を流れる八東地川と和気町の金剛川岡山市東区の砂川で、住民の避難の判断基準となる氾濫危険水位に達しています。
現在、備前市や瀬戸内市、玉野市など沿岸部の自治体を中心に、およそ4万6000世帯に対して、避難勧告が出されています。
岡山地方気象台と岡山県は備前市と瀬戸内市に土砂災害警戒情報を出して土砂災害に厳重に警戒するとともに自治体からの避難に関する情報に注意するよう呼びかけています。
以上、岡山でした。
続いて鳥取からお伝えします。
台風が接近している鳥取県米子市です。
この辺りはふだん買い物に行く人の通行が多い場所ですがきょうは道行く人の姿はまばらです。
境港市ではきょう午前3時15分に24.5メートルと非常に強い風を観測しました。
また大山で午前10時までの24時間に降った雨の量は120ミリに上っています。
気象台は引き続き土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
鳥取県では、あす午前6時までの24時間に多いところで200ミリの雨が降ると予想されところによって雷を伴って1時間に60ミリの非常に激しい雨が降るおそれもあります。
中国電力によりますと、米子市では強風によって電線が切れたため、およそ120世帯が午前4時半から4時間にわたって停電しました。
また、県内の14の市と町の合わせて103か所に避難所が開設され、16世帯の18人が自主避難しています。
鳥取県では、県内を走るJRの4つの路線と私鉄のすべてが運転を見合わせているほか、空の便にも欠航が相次いでいます。
鳥取でした。
ここまで広島から中国地方の状況でした。
続いて近畿地方の状況について大阪からお伝えします。
近畿の状況です。
まず増水した熊野川が流れる和歌山県新宮市から中継でお伝えします。
和歌山県新宮市の熊野川の河口です。
一時、小康状態だった雨と風が少し前から再び強まってきました。
川を流れる濁流の波も時々非常に大きくなっています。
周辺の警戒にあたっている消防団員の方の話によりますと現在川の水位は通常より5メートル近く高くなっているということです。
ここから30キロほど上流では、川が氾濫して周辺の道路が冠水する被害も出ています。
30分ほど前、ここのすぐ近くの住宅に住む70歳代の女性が心配そうに川の様子を見に来ていました。
この女性の自宅は4年前この地域を襲った水害の際に自宅の1階部分が完全に水没する被害を受けたということで今回も同じようなコースの台風なので非常に心配ですと話していました。
和歌山県新宮市の熊野川の河口からお伝えしました。
では続いて鉄道の状況について、JR大阪駅から中継です。
JR大阪駅です。
10時を過ぎて人の流れはだいぶ落ち着いたように感じます。
皆さんの歩くスピードも少しゆっくりになった印象です。
この時間も鉄道には遅れが出ている路線があります。
特に、ダイヤが乱れているのが、京都方面に向かう東海道線です。
新快速や快速に120分以上の遅れが出ていまして、駅のアナウンスでも京都方面に向かう方は普通電車に乗ってくださいという呼びかけが行われています。
一方、大阪環状線については、始発から通常どおりの運転が続いています。
JR大阪駅でした。
台風11号の影響で近畿地方は各地で雨が強まっています。
気象台のレーダーによる解析では、和歌山県や滋賀県で1時間に30ミリの激しい雨が降っているとみられます。
これまでの雨で和歌山県では各地で川の水位が上昇し、氾濫の危険性が高まっているほか、土砂災害の危険性が非常に高まっている地域があります。
奈良県では、局地的に平年の7月1か月分の雨量の1.5倍を超える大雨となり土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。
引き続き近畿の南部では1時間に80ミリの猛烈な雨が、中部では1時間に70ミリ、北部では1時間に60ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あすの朝までに降る雨の量はいずれも多いところで南部と中部で250ミリ、北部で150ミリと予想されています。
各地で非常に強い風が吹き海は大しけとなっています。
気象台は警戒を呼びかけています。
和歌山県内では新宮市熊野川町の日足地区で、きょう午前2時に熊野川が氾濫したほか、各地の河川でも水位が上昇し氾濫の危険性が非常に高くなっています。
午前9時現在、氾濫の危険性がある氾濫危険水位に達しているのは熊野川の田辺市本宮町大居の観測所、広川の広川町なしまの観測所、日高川の日高川町げんごの観測所それにきりめ川の、印南町の観測所です。
また、自治体が避難を呼びかける目安となる避難判断水位に達しているのはみなべ川のみなべ町たにぐちの観測所と日置川の白浜町あごの観測所です。
また兵庫県によりますと、神戸市西区などを流れる井川は西区玉津町の観測所で、姫路市内に流れる林田川はあなべの観測所で避難判断水位に達しています。
また和歌山県は古座川町の七川ダムが、台風に伴う大雨でダムが満水とならないよう水の放流の量を、当面ふだんの2倍ほどにあたる毎秒600トンに増やす操作を始めています。
県では、下流の地区で水位が上がるおそれがあるとして町が発表する情報に注意し川から離れて警戒するよう呼びかけています。
以上、近畿の状況をお伝えしました。
では続いて東海北陸地方の状況について名古屋からお伝えします。
では名古屋からお伝えしていきます。
台風11号の影響で東海、北陸地方でも三重県を中心に大雨となり、気象台は土砂災害などに厳重に警戒するよう呼びかけています。
三重県大台町では降り始めからの雨量が700ミリ近くに達し、例年の7月1か月分の雨量を超えています。
三重県では、熊野市産田川、紀宝町の相野谷川の増水し氾濫の危険性が非常に高くなっています。
台風の動きが遅いため東海、北陸地方はこのあとも大雨が続く見込みで岐阜県ではあすにかけても非常に激しい雨が降る可能性があります。
気象台は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫などに厳重に警戒するとともに、高潮や落雷、竜巻などの突風にも十分に注意するよう呼びかけています。
避難に関する情報です。
三重県紀宝町では相野谷川の水位が上昇していることから、高岡地区、大里地区、鮒田地区、それに井内地区の合わせて685世帯1372人に対して避難指示が出されています。
また三重県熊野市紀和町の全域と三重県大台町のおおすぎだにとりょうないの合わせて1174世帯2120人に避難勧告が出されています。
東海、北陸地方の交通への影響です。
東海道新幹線は始発から平常どおり運転されています。
一方、JRの在来線で運転を見合わせているのは、東海道線の岐阜県の関ケ原と滋賀県の米原駅の間の上下線、紀勢線の三重県多気町の多気駅と和歌山県の新宮駅の間の上下線、名松線が松阪市の松坂駅から津市の家城駅の間の上下線、関西線は亀山市の亀山駅と伊賀市の伊賀上野駅の間の上下線、参宮線がたきちょうのたき駅と伊勢駅の間の上下線となっています。
空の便は中部空港の国内線6便と国際線4便の合わせて10便の欠航が決まっています。
高速道路は東名高速道路の富士インターチェンジと清水ジャンクションの間の下り線、紀勢自動車道の勢和多気インターチェンジと大宮大台インターチェンジの間の上下線で通行止めになっています。
ここまで名古屋からお伝えしました。
北上を続ける台風11号、各地で被害が出ています。
徳島県美波町です。
平屋建ての集合住宅のトタン屋根の一部が強風で飛ばされました。
大津市では、国道422号線で道路脇の樹木が電線を巻き込んで倒れ、道路をふさぎました。
昨夜、高知県に上陸した台風11号。
その後も北上を続けて午前6時過ぎに岡山県倉敷市付近に再び上陸しました。
岡山県備前市です。
勢いよく噴き出した水が道路にあふれ出しています。
土砂崩れも相次ぎました。
道路脇の土砂が崩れ片側の車線をふさぎました。
住宅にも土砂が流れ込んで住民が近くの避難所に避難しているということです。
ごう音を立てながら濁流が流れています。
浸水被害も相次いでいます。
和歌山県新宮市の熊野川町日足地区では、熊野川の水があふれました。
徳島県阿南市の加茂谷中学校は、一時、3メートルほど浸水しました。
加茂谷中学校の校舎の1階部分です。
柱を見ると下の部分がまだ水につかっているのが分かります。
こちらの奥には校庭がありますがこちらも一面水浸しです。
一夜明けても、校庭は一面水につかったまま。
中学校は周囲の住宅地よりも低い土地に建設されています。
住宅地の浸水被害の情報は寄せられていないということです。
台風は今後も北上を続ける見込みで引き続き厳重な警戒が必要です。
ではここで、新しい国立競技場に関するニュースをお伝えします。
東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新しい国立競技場の建設費が膨らんだことに批判が強まっていることに関連して下村文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、たぶん、きょう安倍総理大臣が記者会見すると思うと述べ、安倍総理大臣が、何らかの表明を行うのではないかという見通しを示しました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新しい国立競技場の建設を巡って、費用が基本設計より、およそ900億円多い2520億円になることが決まったことに対し、計画の見直しを求める声が与党内からも出ていて、安倍総理大臣はきょう大会組織委員会の会長を務める森元総理大臣と会談することになっています。
これに関連して下村文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、安倍総理大臣が何らかの表明を行うのではないかという見通しを示しました。
では再び台風についてお伝えします。
台風11号は、けさ岡山県に再上陸し、現在、中国地方を北上しています。
四国や紀伊半島では非常に激しい雨が降り続き、降り始めからの雨量は多いところで600ミリを超えています。
台風で各地で被害が相次いでいます。
徳島県阿南市の中学校では一時3メートルほどまで浸水しました。
NHKの映像投稿サイト、スクープBOXに寄せられた加茂谷中学校の午前1時20分ごろの映像です。
グラウンドが一面水につかっています。
午前0時ごろから浸水が始まったということで、一時3メートルまで浸水しました。
午前8時ごろの映像では水位は徐々に下がってきています。
しかし校舎の下やグラウンドはまだ水につかっています。
正門の前には流されてきたとみられる木やがれきが散乱しています。
台風11号の影響で、和歌山県新宮市では熊野川が氾濫しました。
けさ7時ごろ、熊野川が氾濫した和歌山県新宮市熊野川町の日足地区です。
会社員の男性が高い場所から撮影しました。
一面、水に覆われています。
熊野川の支流の赤木川に架かる橋の高さまで水が達している様子が確認できます。
そして、木も枝の部分まで水につかった状態です。
道路は全く見えません。
同じ地区を別の人も撮影していました。
山あいにある地区のほとんどの場所が濁った水に覆われています。
私は今、国道168号線の高台にいます。
横を流れる熊野川はふだんは目の前を広い河原が広がっていますが現在は水位が上がりごう音を立てながら濁流が流れています。
熊野川は昨夜11時50分ごろまでの2時間で、2メートル以上水位が上がり氾濫危険水位に達しました。
その後も水位は上がり続け、和歌山県と気象庁は午前2時ごろ熊野川が氾濫したと発表しました。
世界遺産、熊野本宮大社の近くを通る国道168号線は、一部の区間で冠水し、和歌山県は、およそ22キロの範囲を午前2時から通行止めにしました。
和歌山県田辺市は、本宮町本宮地区の224世帯468人に避難指示を出したほか、新宮市新宮地区でも2621世帯4884人に避難勧告が出ています。
小学校などには、20人余りの住民が避難しているということです。
では、大阪府と兵庫県、そして三重県から中継です。
大阪北区の淀川の堤防です。
今の大阪の雨と風ですが風はほとんどありません。
ただ雨は、やや強くなっています。
大粒の雨が傘をたたきつけています。
パチパチという大きな音がしています。
そして私の後ろに見えていますのが淀川です。
茶色く濁った水が流れているのが分かります。
この辺りは、淀川の水位ですが、大阪湾の潮位に影響されるということです。
けさの大阪湾の満潮は午前7時9分でした。
その時間に比べますとこの辺りの水位は少しずつ下がっています。
今も水が画面の左側、大阪湾に向かって流れているのが分かります。
ただこのあと、上流からさらに水が流れ込むこともあります。
淀川河川事務所によりますとそれでも危険な水位にはならないだろうということでした。
大阪の淀川から中継でお伝えしました。
引き続き南から北への風で木が揺れています。
兵庫県の日本海側に面した豊岡市です。
30分ほど前に強まった雨、地面をたたきつけるように降っています。
画面の右手にありますのが市内中心部を流れる円山川です。
平成16年の台風23号ではこの川の水位が上昇し堤防の一部が決壊するなど大きな被害が出ました。
国土交通省の観測によりますと現在、明け方に比べて30センチほどだった水位が90センチ近くまで上昇してきました。
ただまだ平常の範囲内だということです。
画面に見えてきました鉄橋、京都丹後鉄道ですがきょう一日運休を決めています。
朝から川を渡る列車の姿は見られません。
兵庫県豊岡市からお伝えしました。
三重県の南部、尾鷲市の中心部です。
雨は降り続いています。
先ほどから雨足がやや強くなりました。
ただ朝のうちは雲が垂れ込めていましたが、いくぶん明るく空はなってきています。
風は弱くなっていますが時折吹いて木々を揺らしています。
尾鷲市では午前4時過ぎまでの1時間に34ミリの激しい雨が降りました。
降り始めからの雨の量は、450ミリを超えています。
また午前2時50分には26.8メートルの最大瞬間風速を観測しました。
尾鷲市では海沿いの地区を中心に、住民が自主的に避難して13か所の避難所で75人が一夜を明かしました。
このあとも昼ごろにかけて大雨が続く見込みで1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。
土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
三重県尾鷲市からお伝えしました。
気象庁の発表によりますと、台風11号は昨夜高知県に上陸したあと、きょう午前6時過ぎに岡山県倉敷市付近に再び上陸しました。
暴風域はありません。
台風はこのあとも比較的遅い速度で北上を続ける見込みです。
台風周辺の雨雲や湿った空気の影響で西日本や東日本の広い範囲で雨が降り、局地的に雨が強まっています。
国土交通省が兵庫県小野市に設置している雨量計では、午前9時までの1時間に31ミリの激しい雨を観測しました。
四国や紀伊半島では昨夜から非常に激しい雨が降り続き、降り始めからの雨量が多いところで600ミリを超える大雨となっています。
これまでに降った雨で、徳島県と高知県、奈良県、和歌山県、三重県、岡山県、兵庫県、それに山梨県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているため、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また三重県と和歌山県、それに岡山県では川が増水して氾濫の危険性が非常に高くなっているところがあります。
今後の見通しです。
東海から中国、四国地方を中心に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
西日本では、きょうも沿岸を中心に非常に強い風が吹き、最大風速は中国地方と四国、近畿で25メートル、九州北部で23メートル、最大瞬間風速は35メートルに達すると予想されています。
さらに九州から関東の太平洋沿岸では、広い範囲で大しけが続き、近畿の沿岸ではところによって波の高さが9メートルの猛烈なしけが続く見込みです。
四国や近畿、中国地方では、このあとしばらくは高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は土砂災害や川の氾濫低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、暴風や高波、高潮のほか、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
NHKが各地の放送局を通じて午前9時現在でまとめたところ、台風の備えをしていた兵庫県の男性2人が死亡しました。
このうち兵庫県南あわじ市では、きのう71歳の男性が水路で倒れているのが見つかりました。
警察は、台風に備え窓の補強をしていた際、水路に転落し死亡したとみて調べています。
また台風の影響で16の府と県で、合わせて39人がけがをしました。
このうち山口県周防大島町では、きのう午後6時過ぎに88歳の女性が、強風にあおられて路上で転倒し、手首を骨折しました。
徳島県や三重県など5つの県では、合わせて3万5000人余りに避難指示が出されているほか、避難勧告も10の府と県で22万人余りに出ています。
このほか14の府と県でおよそ40万世帯の92万人余りに避難準備情報が出され、お年寄りなどに対し早めの避難を呼びかけています。
一方、こちらは午前6時ごろの岡山県備前市の映像です。
住宅のすぐそばにあるのり面の木が倒れ道路を完全にふさいでいます。
この土砂崩れで住宅1棟に土砂が入り2人が避難しました。
このほか、奈良県でも裏山が崩れ店舗1棟が半壊したほか、大阪府や徳島県など6つの府と県の住宅合わせて17棟で一部が壊れる被害が出ています。
台風11号は昨夜、高知県に上陸したあと、岡山県倉敷市付近に再び上陸しました。
このあとも比較的遅い速度で北上を続ける見込みです。
国土交通省が神戸市北区に設置している雨量計では、午前10時までの1時間に33ミリの激しい雨を観測しました。
また気象庁の観測では午前10時半までの1時間に兵庫県三木市で28.5ミリ、和歌山県日高川町で21ミリの強い雨が降りました。
四国や紀伊半島では、昨夜から非常に激しい雨が降り続き、降り始めからの雨量が多いところで700ミリを超える大雨となっています。
あすの朝までに降る雨の量は、いずれも多いところで東海で300ミリ、近畿で250ミリなどと予想されています。
このあとも土砂災害や川の氾濫低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。
2015/07/17(金) 10:00〜11:00
NHK総合1・神戸
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