HERO #08【久利生の活躍をおさらいして映画を見に行こう!】 2015.07.17


そこでだめといわれたら
(裁判長)では弁護人。
最終弁論をどうぞ。
(江里子)最後にもう一度。
これだけははっきりさせておかなければなりません。
(記者)もう勝ちははっきりしたんじゃないの?
(記者)決まりでしょ。
「被害者が電車内で受けた痴漢行為は被告人にしか成し得ない」という立証はこの法廷において何ひとつ成されていないのです。
(記者)検察も立場ないよな。
(記者)ええ。
極めてあいまいな状況証拠だけで善良な一サラリーマンが一生を棒に振ってしまう。
このような理不尽なことがあっていいのでしょうか?性犯罪における弱者は常に女性であるとはかぎりません。
今回の事件は当初から予断を持って捜査を続けた警察及び検察によって作り上げられたものにすぎないのです!
(美鈴)闇夜には気を付けろよ。
中村検事!何でしょうか?あなた確か地検の城西支部でしたよね?ええ。
久利生君元気ですか?久利生をご存じなんですか?昔ちょっとね。
あのころはむちゃやってたなあ。
あっ。
久利生君とはねえ。

(記者)どうも!裁判の勝算はいかがですか?
(記者)世の男性の強い味方だと評判なんですが。
わたしは別に男性の味方でも女性の味方でもありません。
法は誰の前にも平等です。
そして真実だけを味方とします。
はーっ。
何言ってんだか。
(舞子)しょうが湯です。
あったまりますよー!嫌がらせ?わたしは猫舌なの。
こんな湯気立ってたらね飲めないじゃない。
熱いもう!手まで猫舌になっちゃうでしょ!
(末次)昨日の裁判うまくいかなかったみたい。
(遠藤)ここは末次さんの出番でしょ。
そう?あの。
気を付けてくださいね。
今年の風邪長引くって言いますから。
毎年言ってない?そうそうそうそう。
言ってますよね。
今年の風邪はのどに来るとか胃に来るとか。
ってことは何だ?毎年同じ風邪がはやってんじゃねえか?みたいなことになってくるわけですよね?痛っ!そういう話をしてたんだっけ?違います。
「なぜあの程度の証拠で起訴したか?」でしたっけ?そう!
(江上)あのさ。
警察が半年近くもマークしてた犯人だぞ。
起訴しないわけにいかないだろ?そうだ。
(芝山)相手が悪かったよねえ。
巽江里子だろ?そう。
マスコミが飛びつきそうな裁判にはどんな手使っても勝ちに来っかんね。
そんなすごいんですか?その弁護士さんて。
バーカお前。
すごいだけじゃないよ。
お前にないようなこういい女風。
(芝山)いい女なんだよね。
大人の女ってヤツ。
フェロモン丸出しみたいな。
酸いも甘いもかみ分けるみたいな。
(末次)あっ。
わたしまだ生で見たことないんですよ。
(遠藤)えっ?そうなの?じゃあさ今度裁判傍聴行こう一緒に。
こらー!そういえば彼女久利生君のこと知ってたみたいよ。
久利生を?何かワケありって感じだったけど。
(遠藤)元カレってわけですか。
久利生あのサノマビッチ!やっぱりモテモテの人生送ってきたんだろうなー。
(遠藤)チキショーいいなー。

(牛丸)どうかな?
(久利生)いいっすよ。
ホントにいいのか?医療過誤だぞ。
だってみんな忙しいんでしょ?そうか!いやよかった!この手の事件はね起訴はできても公判がやっかいでさみんなやりたがらないんだ。
だから俺なんですか?いやいやいや。
だけどね警察は強制捜査で証拠そろえてるし何よりも被疑者の自白がある。
ああ自白してるんだ?まあ病院側は最強の弁護士つけるとか何とか言ってきてるんだけどそのほうが燃えるだろ?最強の弁護士?ところでこれ何?寝床です。
あのう例の医療過誤の案件誰が担当することになったんですか?決まってんだろ。
やっかいなことといったら?さて。
今ここにいないのは誰でしょう?えっ?みんなね。
例の医療過誤の案件は久利生がやってくれることになったから。
(美鈴)男だねー!いいなー。
注目されんぞ!
(遠藤)手伝えなくて残念だ!あっ。
ちょっと。
(江上)頑張れよ。
イージーボーイ!
(末次)やりがいありそうだね。
(江里子)すいません。
あっ。
あれ?江里子じゃん。
(江里子)おっす。
おう。
何?どうしたの?その格好で検事やってんの?変わってないわ。
俺全然分かんなかった。
髪形変えたでしょ?3年も同じ髪形してる?もう3年だっけ?あんたさマイペースなのはいいけど自分だけ浮いてんの分かんないの?自分こそこんなキメる必要ないじゃん。
これふだん着よ。
芸能人じゃあるまいしさ。
自分こそ浮いてんだよ。
相変わらずすぐムキになって言い返す。
どっちがですか?そっちでしょ?何?あのー!ん?で何?今日は俺に会いに来てくれたわけ?まさか。
コーヒー飲む?田所外科医療過誤事件の弁護士を務めることになりました巽江里子です。
じゃ最強の弁護士って。
担当検事の久利生です。

(オープニングテーマ)本間さんは外科の先生なんですよねー。
じゃあ先生も弁護士のことは「先生」って呼ぶんですか?あと学校の先生でしょ?政治家。
作家。
漫画家。
もう世の中先生だらけだよね。
何で検事って「先生」って呼ばれないんだろ?まあそっちのほうがいいんですけどね。
久利生検事。
ほら。
ねっ?今言った。
ちょっと「先生」って言ってみろよ。
(江上)バカ久利生とはどういう関係なんですかね?知らんよ。
そんなことまで。
ちょっと聞いてみましょうか?バカだな。
これから同じ事件で争おうっていう弁護士と検事がそんななれなれしい話をしてどうすんだ!どうもどうもどうも。
この度はまた難解な事件を引き受けられて。
仕事ですから。
あのう。
ウチのバカ…。
久利生選手とはどういう関係なんでしょう?
(久利生)えー本間さんは「平成12年12月の8日。
建設現場の事故で田所外科病院に運ばれてきた患者片山高道さん32歳の第五及び第六ろっ骨の整復固定手術の際に…」
(本間)わたしはミスを犯していません。
わたしの手術は適正に行われました。
患者が亡くなったのは術後の感染症によるものです。
今度の事件は絶対に起訴まで行きますから。
メンツが大事ですからね。
警察も検察も。
久利生君意外とやるわよ。
まっ少なくとも昨日みたいに楽はできないでしょうね。
(末次)中村検事。
はい。
風邪じゃないのよ!あー。
どうすんの?起訴?不起訴?そんな慌てなくたっていいじゃん。
まさかこう留するつもり?そうしようかなと思ってんだけど。
(江里子)だったらちゃんと理由を言ってよ。
理由?うん。
一晩で何でこんなに証言が変わっちゃったのかなと思ってさ。
ちゃんと調べたいんだよね。
でも逃亡の恐れはないし証拠は全部警察にあるんだから証拠隠滅の恐れもないでしょ?すぐすむから。
でも納得いかないなあそれ。
あのー!久利生検事は慎重に慎重を重ねて起訴する主義なんです。
えん罪を生まないために必要だと思いますが。
そういうこと。
分かりました。
では結論が出しだいご連絡ください。
失礼します。
あっ。
ねえ。
ちょちょちょ。
ちょちょ。
ちょっと待て!これもあした。
オッケー。
久利生検事。
あ?あのまだ申請書類残ってます。
ああ大丈夫。
あしたね早く来てやるから。
何?まさかあの弁護士さんと食事でもするんですか?うん。
ダメ?「ダメ?」って。
同じ事件を担当してる検事と弁護士がそんなことしていいんですか?そんなことって飯食うだけでしょ。
じゃあ。
久利生検事!あっ?
(江里子)でも不思議だよね。
(久利生)ん?3年後にこうやって同じ事件で仕事するなんて。
でもさ江里子って最初検事志望じゃなかったっけ?そうだったかも。
じゃ何で弁護士やってんの?あんたが最初から検事一本だったからでしょ。
ねえ。
それ俺のせいなの?同じ検事になったってあんたに勝ったことにならないからね。
あっ!あっ。
すごい!あっすごい!あっ。
(ドアの開く音)あっ!何やってんの?
(江里子)あったあった。
そんなことよく覚えてるわね。
(久利生)じゃあれは?刑務所見学行ったときのこと覚えてるでしょ?何かあったっけ?あったってもんじゃないよ。
おじさんの受刑者の話聞いて泣きまくってたじゃん。
わたし泣いたっけ?泣いたって。
かわいそうだから情状酌量で刑軽くしてあげるべきだっつって。
泣いて怒ってハンパじゃなかったじゃん。
だからあれはあの受刑者がすごくかわいそうな人だったからよ。
あのおじさんは完全に社会的な弱者よ。
でもその弱者がさ人殺してるわけじゃん。
でしょ?殺されたほうはたまんないじゃん。
ちっちゃい子だっていたんだし。
やめよっか?こういう話。
うん。
やめよ。
うん。
うん。
あっ。
ねえ。
あの病院の先生絶対起訴するつもりでしょ?裁判になっても勝つ自信あるんでしょ?やめよっか?うん。
(ウエートレス)失礼します。
あっこれもお願いします。
はい。
行く?うん。
うん。
ごちそうさまでしたー。
ごちそうさま。
昔のようにはいかないよ。
あっ?えーと。

(舌打ち)
(あくび)
(井戸)あっ。
おはようございます。
(舞子)おはようございます。
早いですね。
おはようございます。
(久利生)おはようっす。
ちょっとどこ行くんですか?被害者のとこに決まってんじゃん。
わたしも行きます!あーお前。
そうだ。
あのベッド結構よかったろ?えっ?何ですか?それ。
お前行くの?行きます。
じゃ持って。
はい。
行くんだろ?行きます。
ベッド?ハハハ。
(舞子)ご主人が救急車で田所外科に運ばれたのは何時ごろなんですか?
(恭子)夜中の12時近くだったと思います。
ろっ骨が折れてるんですぐ手術したほうがいいっていうんで。
で奥さんは手術室の前で待ってたんですか?ええ。
先生からは手術は無事終わったって聞いて安心してたんですけど翌日から急に容体が悪くなって。
えっ?それで何かおかしいと思ったんですか?はい。
本間先生にも院長さんにもちゃんと説明してくださいって言ったんですけど「術後の感染症はよくあることですから」ってただそれだけだったんです。
それちょっとひどいですね。
それで警察に訴え出したんですか?すいません。
そろそろ仕事なんでいいですか?すいません。
時間取らせちゃって。
いえ。
マー君。
佐代子先生んとこ行くよ。
(子供)はーい。
大丈夫ですよ。
わたしたちが何とかしますから。
わたしは事実を知りたいだけなんです。
ホントのことが分からないとこの子が大きくなったときちゃんと説明してあげられないじゃないですか。
(サイレン)
(久利生)うわっ!うわっ!
(事務員)お待たせしました。
理事長が参りましたので。
はい。
どうもすいません。
(舞子)行きましょう。
(事務員)失礼いたします。
(笹本)この度は世間をお騒がせしまして大変申し訳ありません!
(田所)理事長の田所です。
(笹本)院長の笹本です。
(田所)どうぞ。
おかけになってください。
(田所)私どもといたしましては患者のご遺族の方に対していささか配慮に欠けたところがあったかもしれないと深く反省をしております。
しかし手術に関しましては。
ああ。
もう大丈夫です。
はっ?さっきですね手術に立ち会った方全員4人だっけ?はい。
全員にですねあのお話を伺ったところみんな同じ答えなんですよ。
「いつもの手術と何の変わりもありませんでした」っていうことなんですけど。
それが何か?いや。
これってどういうことなのかなって思いまして。
それは事実だからじゃないでしょうか?あー。
どうします?このままじゃ起訴はとても無理です。
ねえ。
事件のあった日の救急患者の記録ってある?あっ。
これですけど。
見せて。
何だよ?いやちょっと。
やっぱり。
うん?この夜は被害者の少し前にも急患が運ばれてきてるのよ。
ほら。
鎌田作次郎っていう人。
夜中のほぼ同時刻に手術が2件もあったのよ。
人手が足りない場合は看護婦だけじゃなくて准看も手伝ったりするんじゃない?准看?准看?ねえ。
その夜のローテーション表あったでしょ?あっはい。
真山淳子。
真山?彼女事件のあとすぐ辞めてます。
しかも准看護婦。
大好き。
アハハハハ。
早くして。
すべて打ち合わせどおりにやりました。
そうですか。
(田所)先生。
これで本間君は不起訴になるんでしょうね?恐らく大丈夫です。
例の辞めた准看護婦のほうはホントに大丈夫なんですか?そちらのほうはもうすでに手は打ってあります。
ご心配なく。
ごめんくださーい。
ちょっちょっと。
つぶれてんじゃないの?「営業中」って札ありましたけど。
すいませーん。
すいませーん。
ごめんくださーい。
こんにちは。
(初江)誰が来ても払えないものは払えないんです。
えっ?勘弁してください。
はい?あっ。
こんなお茶目な取り立て屋っていますかね?違うんですか?違います。
東京地検城西支部から参りました。
一応検事です。
検事さん!?あっどうも。
真山淳子さんいらっしゃいますか?娘なら仕事ですけど。
お仕事って?病院を辞めてすぐはこの店を手伝うとか言ってたんですけど有名な病院に勤めることになって。
おまけに看護学校の月謝も払ってくれるんですよ。
へえー。
あっそうですか。
(サイレン)
(淳子)お待たせしました。
すみません。
お忙しいときに。
いえ。
あのう。
何ですか?検事さんがわたしに聞きたいことって。
えっ?まだ言ってませんよね?俺たちが検事だって。
えっ!?だって。
あっ。
さっきねお母さんには取り立て屋さんに間違えられちゃったんですよ。
でもここすごいでかい病院ですよね。
あっ看護婦さんみんなきれいでかわいいでしょ。
あの用件をおっしゃってください。
はい。
真山さんが田所病院にいたときのことなんですけど。
医療ミスの事件知ってますよね?それだったらもう関係ありませんから。
あのー。
誰かに口止めされてます?弁護士さんとか。
会ってません?結構スタイルよくて美人でお色気プルンとあるような。
ちょうどこの人と正反対の人。
その人に「もしあれだったら大きな病院紹介してあげるわよ」って言われてません?お母さんそんなことまで!?やっぱそうだわ。
あの。
あの夜被害者の手術に立ち会ってますよね?そのときのことをありのままに話してくださればいいんです。
わたし准看ですから。
あの手術にはホント関係ないんです。
失礼します。
大丈夫ですか?
(患者)ああ。
どうもすいませんね看護婦さん。
看護婦さん!真山さん。
何で看護婦になろうと思ったんですか?病人やケガ人助けたいと思ったからなったんでしょ?別に大きくて有名な病院で働きたいから。
そういうことじゃなかったでしょ?あのね。
こういうことがうやむやに終わっちゃうと同じことが繰り返されるんですよ。
別に俺たち医療ミスを暴きたくてやってるわけじゃないすから。
死なずにすんだ人が死んじゃうんですよ。
もうこういうことなくしましょうよ。
お願いします。
本当のこと話してください。
真山さん。
確かにあの夜は急患が多くて人手が足りませんでした。
それでわたしまで駆り出されたんです。
片山さんのオペは比較的簡単だと思ってました。
だけど途中で本間先生が急に慌てた感じになって研修医やわたしたちどなりつけて。
2時間で終わる予定が5時間近くかかって。
オペの後先生たちが集まって何か深刻な顔で話していました。
決裁お願いします。
ホントに起訴して大丈夫なのか?彼女の証言は信用できますから。
あそうか。
はい。
そりゃよかった。
でも医療過誤だからなあ。
この後の裁判のこと考えると胃が痛いよ。
じゃあ病院紹介しましょうか?かわいい子が多いとこありましたから。
(牛丸)はい。
わたしは何なの?はいはいそれじゃ乾杯!よく起訴できたわね。
おめでとう。
お前が褒めてどうすんだっつーの。
別に褒めたわけじゃないわよ。
これから全面否認で対決するんだから。
あーあ。
言っちゃった。
手の内明かして大丈夫なの?言わなくたってあんた最初からそう思ってたでしょ?よく分かってんね俺のこと。
そっちこそわたしの手の内分かってんでしょ?真山さんにあの病院紹介したのあなたなんですか?ほら。
やっぱりバレてた。
イエーイ。
それで口止めしようとしたんですね?わたしは知ってる人を紹介しただけ。
それって法に触れてますか?検事さん。
えっ?いや別に。
弁護士さんが職業斡旋しちゃいけないって法律はないからね。
(テレビ)しかもエキストラベッドとは思えない快適な寝心地なんだ。
あっ。
これだ。
これこれこれこれ。
これこれ。
江里子。
これね結構寝心地いいのよ。
(江里子)まだこういうの凝ってんの?何?何?その顔。
自分だってあれでしょ?まだ寝相悪くてベッドから落っこったりしてんじゃないの?人のこと言える?洗いたてのシーツじゃなきゃ嫌だとかいって妙に清潔ぶっちゃって。
いいじゃん。
でも久利生さんて意外と几帳面なところがあって通販で買った物の包装紙とか全部取ってあるんですよね?あっ!あとさまだ納豆に砂糖入れて食べたり気持ち悪いことしてんじゃないの?いいじゃん。
あれうまいよ。
いや。
気持ち悪い。
自分こそやめろよあれ。
におい何でもかぐの。
いや食い物だったら分かるよ。
辞書の間ペラペラペラペラめくりながらにおいかいだりさ。
かぶった後の帽子こうやって脱いでスーッてかぐのあれやめろよ。
たまにいいにおいすんのよ。
お代わり!
(江里子)えー?昔からこうじゃない。
(久利生)違うよ。
前はだってもっとカジュアルでさ。
(江里子)そんなことないわよ!あー!今日は酔えない。
あのー。
あのー!あの。
巽江里子さんでしたっけ?ん?あなた本当に医療ミスはなかったと思って弁護するんですか?本当に無罪だと思って弁護するんですか?当然でしょ。
嘘だー!ほらもう分かったからいいから。
そういう弁護士がいるから世の中おかしくなるんだ!あっ。
よくやってるわね。
こういう事務官と。
でもこう見えて結構ヒット打ったりするんだよね。
ふーん。
それに一応検事目指してるみたいだし。
そう。
いいわね。
何が?青臭いほどまっすぐなままで。
行きますか。
ん?ああ。
なあちょっと。
ここはオレが払うからいいって。
いいわよ。
わたし払うから。
何格好つけてんの?いいから。
言ったでしょ?昔のようにはいかないって。
次は法廷で会いましょう。
久利生検事。
もう構わないでください!わたし検事さんの前で全部しゃべって何か楽になったんです。
やっぱりいけないことしようとしてたんだなって。
そう。
約束破ったのは謝ります。
あの病院クビになってもしかたないと思ってます。
そこまで思ってるならしかたありませんね。
分かりました。
ごちそうさま。
(初江)お帰りですか!?先生。
あの。
お母さん。
あの話も難しいかもしれませんね。
あっ。
お母さんから伺ったの。
この店のこと。
それでね田所病院の理事長にその話をしたら援助してもかまわないって返事もらったんだけど。
あなたがそういうことなら難しいかもしれませんね。
分かりました。
じゃ頑張って。

(鍋島)そうですか。
世間が注目してる裁判ですからね。
はっ。
ここは絶対に負けるわけにはいきませんね。
はっ。
まっ久利生の場合裁判経験は浅いですが意外とこの粘り強いというか。
久利生君のことは心配してませんよ。
はっ?ただし裁判は生き物です。
証言しだいでどんどん形勢が変わっていく。
予測などつきませんからね。
久利生検事。
届いた資料はこれで全部です。
サンキュ。
あのー。
何?これあしたまでに全部目を通す気ですか?うん。
そうだけど。
何で?急患の記録半年分も調べて意味あるんでしょうか?ないかもしんないけど。
やれることは全部やっとかないとね。
お前先上がっていいよ。
そういうわけにいきませんよ。
終わった。
ありがと。
(裁判長)では検察官。
主尋問をどうぞ。
証人として出廷してくれてどうも。
助かりました。
あの早速聞きたいんですけども証人は平成12年12月20日まで田所外科病院に准看護婦として勤務されてましたよね?はい。
えー被告人がその問題となってる手術をしたときその夜あなたはどちらにいましたか?わたしはその夜は夜勤で病院にいました。
ちゃんと証言してくれるんでしょうね?ええ。
えーその夜23時54分救急車によって被害者の片山高道さんが運ばれてきてすぐ手術になったそうですがそのときあなたはどこにいましたか?わたしは。
わたしは別の処置室でオペを手伝っていました。
えっ?あの。
この間伺ったのとは違いますよね?あの夜はその前にも階段から落ちて額を切った急患があってわたしはその処置を手伝ってました。
あっそうですか。
ちょっとどうしちゃったのよ?あのもう一度聞きます。
片山さんの手術には。
立ち会っていません!あっ。
質問を変えます。
笑ってる。
そういう女なのよ。
えー。
あのですね。
どうしました?尋問はそれだけですか?いえ。
まだこれから。
(江里子)裁判長!裁判の速やかな進行をお願いします。
ちょっと待てって!失礼しました。
えー。
真山さん。
あなた病院のベッドに寝たことありますか?えっ?あの何でしたっけ?ストレッチャーでしたっけ?あのガラガラガラって動かすヤツ。
あれは寝心地はどうですか?
(江里子)裁判長!検察官は無意味な質問でいたずらに審理を長引かせようとしています!そうではありません。
(裁判長)検察官は質問の主旨を明確にしてください。
あっ。
これから明確になりますから。
あの。
さっき片山さんの前に運ばれてきた…。
鎌田作次郎さんていう方の手術に立ち会ったと言いましたよね?はい。
その手術はどこから立ち会ったんですか?タクシーで病院まで来られたので玄関口からストレッチャーに乗せて処置室まで運びました。
それからずっとです。
ああ。
今「タクシーで病院まで来てそこからストレッチャーに乗せて処置室まで運んだ」って言いましたよね?普通どこの病院でもそうすると思いますが。
ホントですか?本当です。
真山さん。
ホントのこと言ってください。
これ以上嘘をつくとあなたも偽証罪で処罰されることになります。
異議あり!裁判長。
今の検察官の発言は証人を不当に威圧し検察に有利な証言を導こうとしています。
(裁判長)異議を認めます。
検察官は質問の根拠を明確にしてください。
真山さん。
あなたはまだ正看護婦になりたいんですよね?人の命を守る仕事続けるんでしょ?だったらこんな嘘つくのもうやめましょう。
(江里子)裁判長!検察官の質問は証人を侮辱するもので不相当です。
検察官がそう主張する根拠は何ですか?はい。
えー真山さん。
あなたが応対したという急患のこの鎌田作次郎さん。
タクシーに乗って病院まで来られたんですよね?ええ。
それでストレッチャーに乗せて処置室まで運んだんですよね?そうです。
ええとこの階段から落ちて額を切ってしまったこの鎌田さんのことを調べたんですけどもうーん。
まず考えられませんね。
というか有り得ません。
この患者さん。
まだ生後8か月なんです。
8か月の子供がタクシーで病院まで来られますかね?当然親か誰かが抱きかかえたまま来ませんか?しかも額から血を流してるわけですからそんなわざわざストレッチャーなんかに乗せませんよね?普通だったら病院まで一緒に来た人が抱きかかえたまんま処置室まで行きませんか?
(江里子)裁判長!検察官の言い分は根も葉もないでたらめです!でたらめではなくこれは事実です。
調べればすぐに分かります。
弁護人は何をそんなに守りたいんですか?被告人は病院側ではなくてその先生です。
先生はミスを犯しました。
そしてそのミスはこの法廷で裁かれるべきです。
そしてそれよりも問われるべきなのは先生のミスを組織ぐるみで隠そうとした病院側の責任です。
こういうことがうやむやになっているとまた同じようなことが起きるんですよ。
死なずにすんだのに命を落としてしまった人もその家族もたまんないでしょ。
裁判長。
次回の公判に田所理事長と笹本院長を証人として申請します。
お二人を呼んで病院側の責任を明らかにするべきじゃないでしょうか。
検察官の証人申請を認めます。
ありがとうございます。
あっすいません。
まだ証人の口から何も聞いてませんでした。
真山さん。
あなたは被害者の手術に立ち会いましたよね?ではそのとき見たことを正直に伝えてください。
すいませんでした。

(江里子)よく調べたわね。
コツコツと。
随分時間かかったでしょ?
(久利生)お陰でフラフラ。
変わってないわ。
ガキだって言いたいんでしょ?ううん。
わたしは随分と変わっちゃった。
変わってないんじゃないの?法律スレスレの手使ってまで勝とうとしたのよ。
いいんじゃない?えっ?だって依頼人を守るためでしょ?それがお前の仕事じゃん。
あっ。
車だから途中まで送ってくよ。
嘘!?うん。
あっ。
いいわ。
先行って。
何で?ん?あいつ連れて帰んないといけないから。
あんたが好きになるのって昔からわたしと逆のタイプだよね。
あっ?じゃあね。
うん。

(記者)来たぞ!
(記者)巽さん!ひと言お願いします。
行くぞ。
はい。
(舞子)あの場面でよくあんな質問思いつきましたね。
あれマジで焦ったな。
寝てないほうが調子出るんじゃないですか?あっそうかもしんない。
フフフフフ。
ゆうべさあのベッドに寝っ転がって資料眺めてたらさ亡くなった片山さんのこと妙に気になっちゃってさ。
片山さん最期はどんなベッドに寝てたのかなあと思って。
まあでもよかったじゃん。
事実がはっきりして。
あっでも江里子のヤツ絶対くるな控訴。
よく分かってるんですね。
江里子さんのことは。
あ?久利生さんにはやっぱりああいうタイプが似合うんじゃないですかね。
さっぱりしてて大人の女で。
わたしと真逆っていうんですか?あのー。
っていうことはですよ。
やっぱりつきあってたんですか?あれ?ああっ?・『CanYouKeepASecret?』2015/07/17(金) 14:55〜15:50
関西テレビ1
HERO #08[再][字]【久利生の活躍をおさらいして映画を見に行こう!】

「過去を知る女」

詳細情報
番組内容
 久利生(木村拓哉)は立件が難しい医療過誤事件を担当することになった。病院・医師側には名うての辣腕女性弁護士・巽江里子(飯島直子)。被疑者に同行して颯爽と現れた江里子は久利生に親しげに声をかけ、2人は何やら親しそう。舞子(松たか子)ほか、芝山(阿部寛)、美鈴(大塚寧々)ら事務官、検事たちは詮索し出すのだった。
番組内容2
 久利生は、早速、舞子と捜査を始め、事件直後、病院を辞めた准看護婦がいることを突き止める。必死に説得し、ついに医療過誤があったという証言を得て医師を起訴する。ところが第1回公判で、その准看護婦は証言を一転させた。「エッ!」。久利生の目が一瞬点になった。
出演者
木村拓哉 
松たか子 
大塚寧々 
阿部寛 
勝村政信 
小日向文世 
八嶋智人 
飯島直子 
木内晶子 
田山涼成 
津山應志 
角野卓造 
児玉清
原作・脚本
【脚本】
田辺満
監督・演出
【演出】
加門幾生
【プロデュース】
石原隆 
和田行
【協力プロデュース】
東海林秀文
音楽
服部隆之
【主題歌】
「Can You Keep A Secret?」宇多田ヒカル(東芝EMI)

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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