それは、迷走を続けた上での決断だった。
今日、安倍総理は新しい国立競技場の建設計画を白紙に戻すことを明らかにした。
発表させていただきます。
今から3年前、公募の末、選ばれた新国立競技場のデザインはその屋根の形のように波のある運命をたどることになった。
オリンピック・パラリンピックの会場を決めるIOC総会で競技場についてこう述べた安倍総理。
見事、東京が開催地に選ばれたが、当初、1300億円相当とされていた競技場の総工費は、その後、最大で3000億円に上ることが明らかとなった。
床面積や屋根などの修正を繰り返し、2520億円となった総工費だがそれでも、当初あった計画の倍近く批判が集まっていた。
今日午後、安倍総理は東京オリンピック・パラリンピック早期委員会の会長である森・元総理と会談。
了解を取り付け、建設計画を白紙に戻すことを明らかにした。
また、これに先立ち行われたテレビ収録では、森氏は競技場について、僕はもともとあのスタイルは嫌でしたから、冗談で言うけれども、生ガキがドロッと垂れたみたいなどと発言している。
デザインを手がけたザハ・ハディド建築事務所が建設費についてコメントを出した。
巨額の費用は、スポーツ振興などに使うべきと涙ながらに訴えていたメダリストの有森さんは今回の決定について、どう感じているのか。
1週間前の今月10日、国会で、デザイン変更は困難との認識を示していた安倍総理。
それでも白紙とした決断の背景には何があったのか。
安全保障関連法案の採決強行により批判がある中、この問題を放置すれば、支持率の低下に拍車がかかりかねない。
そこで見直しを決断した。
現役のアスリートの反応は…下村文部科学大臣は、またも公募作品から選ぶとしている。
下村氏は、計画を白紙に戻しても間に合うという調査結果を得たと明らかにし、2020年の春までに完成させると説明している。
専門家はどう見るのか。
こちらが、新国立競技場の建設予定地です。
幾つもの重機、工事関係車両が見えます。
街でも本当に建設は間に合うのかという声が多く聞かれた。
今回の計画の見直しによって大きく割を食いそうなのがラグビー。
もともと新国立競技場は2019年に行われるラグビーW杯の会場として使われることになっていた。
日本スポーツ振興センターによると、ザハ氏に支払われるデザイン監修料金は13億円、そのほか、菅官房長官は違約金を支払う可能性についても含みを残す。
今夜のゲストは東京大学名誉教授の姜尚中さんです。
よろしくお願いします。
新国立競技場の建設計画、白紙に戻すと、今日というタイミングで発表した安倍総理ですけれども、こちらをご覧いただきたいんですね。
1カ月ほど前から計画を見直すことができないか検討を進めてきたと言っているんです。
国民の声に耳を傾けて白紙に戻したこと自体は評価できると思うんです。
しかし、1カ月ほど前という発言にはちょっと首をかしげる。
やはりデザインを変えなきゃ間に合いませんということは国会でも言っていましたし、菅官房長官もね、国際公約上、これはダメだと言っていたわけですから、安保法制の強行採決で支持率が大幅に低下していると。
このままいくと、これはわかりやすい問題なので命取りになりかねないという、そこで急きょ、白紙に戻す。
ただ、こうなったからと言って、誰が一体責任を負うのかという、これはどこも明らかにされていませんよね。
このことをしっかりと検証して明らかにすべきですね。
台風11号により多いところで700ミリを超えるなど西日本を中心に大量の雨が降りました。
この台風による死者は3人、重軽傷者は51人となっていまして引き続き土砂災害や洪水に警戒が必要です。
とめどもなく降り続いた雨は各地に深いつめ跡を残した。
川から水があふれて、この先、車で進むことはできません三重県紀宝町では、至るところで道路が浸水。
もう道路は辺り一面は水浸しになっています。
和歌山県新宮市。
台風11号がもたらした雨により川から水があふれ、市内の工場は屋根まで水に浸かった。
こちらの文字の高さまで川の水が到達したということですが、今は水は引いて、清掃作業に追われています。
徳島県阿南市でも川が氾濫。
広い範囲が浸水した。
市内の中学校では、グラウンドが一時、すべて水に浸かった。
この家では、朝起きると、大量の水が押し寄せていたと言う。
あちらご覧ください。
道路を建物の一部がふさいでいます。
2階部分を見ますと、その上、土でできたような壁が崩れまして途中ある屋根瓦を巻き込むようにして道路に落ちています。
台風11号により多いところで700ミリを超えるなど、西日本を中心に非常に激しい雨が降った。
奈良県十津川村では…土砂ダムの一部で土のうが崩れているのが確認されたため住民らに避難を呼びかけた。
この台風による死者は3人。
重軽傷者は51人となっている。
これは、降った雨が土壌にどれだけたまっているかを示すデータ。
現在、各地には土砂災害警戒情報が出ている。
今後は、熱帯低気圧に変わる見込みだが、日本列島には湿った空気が流れ込むため引き続き大気の状態は不安定。
18日の夕方までに降る雨の量は東海地方の多いところで250ミリとなっていて引き続き土砂災害に警戒が必要。
安全保障関連法案が衆議院を通過して一夜明けた国会は野党側の反発で空転し、議員の姿は、ほとんど見られませんでした。
参議院での審議は当面、滞る見通しです。
そして、「NEWS23」が今週続けてお伝えしております様々な分野の人たちの意見。
今日は30代の国際政治学者と評論家の考えです。
与党がこれだけ強行採決とかと表現されたりしていますけれどもスケジュールを前倒しにしてまでこの法案を通すという背景には、やっぱり、ちょっと強引にいったとしてそれで支持率が下がったとしても、それで野党に勝たれるような状況にはならないだろうと、野党に対して甘く見ているというか野党をなめているというか、野党の現状を適切に評価しているともとれるんですね。
今回の安保法案ですけれども国会の審議は十分疑問を解消するような内容だったのか、また、採決は適切だったのか、姜さんはどういうふうにご覧になりましたか?私は一言で言うと、これは民主主義の存立危機事態ではないかと。
この安保法制、法案の中に入っているわけですけれども、民主主義自体が存立危機に立たされていると。
どうしてかというと、これは全部最初からボタンが掛け違ったと。
まず対米公約ありき。
これは国民主権とか立憲主義とかこれまでの歴史の積み重ねよりもまず対米公約ありきと。
そこから逆算して、いつ頃までに衆議院で強行採決すればいいのか、あるいはいつ頃に参議院に回せばいいのか、こういうことが全部決まってしまったので、本当は日米安保の内容、本当にアメリカだけが日本の同盟国であるのかどうか。
もっと違う選択肢はあり得ないのかどうか、これを根本的に議論できたと思うんです。
その機会を奪われてしまった。
そこが一番残念ですね。
そして、採決については、どうご覧になりましたか?これはあまりにも拙速でしたしこれは自民党支持者も顔をしかめたんじゃないかと思うんですね。
もう少ししっかりとした議論をしてほしいと、皆さんがそう思ったと思うんです。
今後、法案審議の場が参議院に移りますけれども、参議院での議論に期待することってどの辺りでしょう?もし参議院で否決された場合、衆議院にもう1回差し戻して、いわゆる60日ルールがあるわけですね。
それを計算に入れて採決のタイミングを決めているわけですから、私は、参議院の先生方に一番言いたいのは、コケにされていると。
それでいいんですかと。
あなた方はいかに総理から、あるいは自民党の総裁から軽くあしらわれている。
そうじゃダメだよと、我々はカーボンコピーじゃないと。
やっぱり参議院が良識の府である限り、自分たちの存在理由を示してほしい。
意地を示してほしいですね、最後はここからは「23TODAY」。
ウクライナ東部のマレーシア航空機撃墜事件から1年を迎えました。
今も現場付近では激しい戦闘が続いています。
辺り一面に広がる機体の残骸。
撃墜直後を物語るように炎や白い煙が立ち上っている。
新たに公開されたマレーシア機の撃墜直後の映像は親ロシア派の兵士が撮影したものとされ、撃墜したのがウクライナ側の軍用機ではなく、民間の旅客機だとわかり、あわてる様子が記録されている。
この撃墜事件から1年を迎えた。
現場近くの教会です。
犠牲者の家族がここを訪れるにはあまりにも遠い場所です。
代わりに村の人たちが祈りを捧げに訪れています。
事件後、ウクライナ軍と親ロシア派の戦闘はさらに激化。
欧米諸国はロシアの介入を主張しているが、ロシア側は一貫して否定している。
ロシアから去年入国し、戦闘に加わっている元ロシア軍の兵士は…国際調査団は10月に撃墜事件の最終報告をまとめる予定だが、実行犯の断定は困難と見られている。
最近砲撃を受けた跡が残る住宅街。
戦闘は今も続き、犠牲者は既に6400人以上に上っている。
秋篠宮ご夫妻と佳子さまが戦後70年をテーマに、TBSと毎日新聞が主催する「千の証言」展を鑑賞されました。
会場には戦時中の記憶をつづったハガキおよそ100通とともに「NEWS23」で特集した幻のオペラの楽譜やレコードなどが展示されています。
秋篠宮ご夫妻と佳子さまは時折、身をかがめるようにして見入り、真剣な表情で説明を聞かれていました。
7年前、ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さんが今月5日、研究拠点をアメリカに移した。
シカゴ大学時代に発見した自発的対称性の破れの理論で2008年、ノーベル賞を受賞した穴が開いた天井。
床に落ちていた銃弾は長さおよそ60mm、直径およそ12mmという大きなものだった。
16日、滋賀県高島市の住宅で住民の女性がパシッという音を聞き孫が2階の部屋を確認したところ、銃弾1個が落ちているのを見つけた。
2人にケガはなかった。
この家の南東およそ3.5kmには陸上自衛隊・饗庭野演習場があり、当時、主に車両や航空機などに対して使われる12.7mm重機関銃を使った射撃訓練を行っていたとのこと。
防衛省や警察は、訓練で使われていた銃弾が屋根を突き破ったと見ている。
フェンシングの太田雄貴選手が快挙。
モスクワで行われた世界選手権で日本人初の金メダルを手にした。
太田選手はロンドンオリンピックで2大会連続の銀メダルを獲得。
大会後は1年間競技から離れ、東京オリンピック招致へ力を注いだ。
それでも、薄れることのなかったフェンシングへの情熱。
復帰後は、リオデジャネイロオリンピックを目指し、努力を重ねてきた。
そして迎えた今年の世界選手権、フルーレ個人決勝。
太田選手は巧みな駆け引きから相手の背中を一突き。
主導権を与えず、ポイントを重ねるそして…9度目の挑戦でつかんだ悲願の金メダル。
オリンピックを含む世界大会での優勝は日本人初の快挙。
世界王者として来年のオリンピックでも金メダルを狙う。
そして、この快挙に競泳の北島康介選手が雄貴、おめでとうとつぶやくと一緒にリオに行きましょうと返しています。
ぜひ2人の競演、見てみたいです。
続いてはプロ野球のオールスターゲームです。
交流戦でパ・リーグに大敗したセ・リーグのリベンジなるか。
立ちはだかるのは、既に10勝をマークしている大谷翔平投手です。
オールセントラル4番を託されたのは若きスラッガー・筒香。
セ・リーグホームラン王のヤクルト・山田は…打倒パ・リーグなるか。
立ちはだかるは、大谷翔平。
1回、ヤクルトの山田。
ショートゴロに倒れ、この回無得点何とか大谷攻略の足がかりを…2回、4番・筒香が153kmのストレートをとらえ、ツーベース。
ここからチャンスは広がり、打席にはDeNA・ロペス。
155kmを打ち返し、タイムリー雪辱に燃えるオールセントラルが先制する。
それでも大谷は…この日最速の159km。
さらに…最後は94km。
2回1失点で切り抜ける。
オールセントラルの先発はしかし、ロッテ・清田にスリーランを浴びるなどまさかの4失点で逆転を許す。
そして、2点を追う5回。
プロ19年目にしてオールスター初選出の巨人・鈴木が代走で登場。
初球から盗塁を成功させる。
さらに、梶谷の一打でホームイン。
走塁に人生をかけてきたスペシャリストが夢舞台で持ち味を発揮する。
6回には大阪桐蔭でバッテリーを組んだ先輩・後輩対決。
打球は、なんと天井を直撃。
軍配は先輩、藤浪に上がるも力と力の対決でファンを沸かせる。
19歳のパワーを目の当たりにして燃えたのが巨人・阿部。
両リーグトップ12回の出場を誇るベテランの一発、ついにオールセントラルが逆転する。
そして最後は、ハマの小さな大魔神山崎康晃で逃げ切ったオールセントラル。
交流戦大敗の屈辱を見事晴らした。
ポルトガルで行われているビーチサッカーのW杯。
ベスト4進出をかけ、イタリアと対戦した日本はなんと、開始20秒…強烈なシュートを突き刺し先制。
最高のスタートを切る。
ところが、今大会3試合で16ゴールを挙げているイタリアが反撃。
2点を奪われ、逆転されてしまう。
1点を追う運命の最終ピリオド。
絶対に決めるという強い気持ちで放ったシュートが決まり同点に。
10年ぶりのベスト4進出に向け、日本が猛攻を仕掛ける。
しかし、残り2分だった。
決勝のゴールを奪ったのはイタリア。
日本は2大会連続のベスト8敗退となった。
大相撲名古屋場所6日目。
全勝の新大関・照ノ富士は日に日に増す大関の貫禄。
豪快なすくいなげで無傷の6連勝。
一方、こちらも全勝の横綱・白鵬はわずか4秒の圧勝。
全勝を6に伸ばすとともに、通算勝利数では現役単独1位となった。
天気予報です。
台風11号の影響、今後どうですか?台風11号は朝までにも熱帯低気圧に変わりそうなんですが、非常に湿った空気が持ち込まれているので、大気の状態、不安定で雨雲が広がりそうです。
日中は近畿や東海、北陸で雨が降りやすくてもしかして、梅雨明け、関東するんですか?はい、その可能性もあるんですけれどもただ、天気が変わりやすいんですね九州から関東にかけて、日曜日、月曜日、ともに雷雨の可能性が高くなるので空模様の急変にご注意ください。
番組からのお知らせです。
2015年夏、あなたはどんな思いを伝えたいですか?夏の「NEWS23」スペシャル、私たちの戦後70年談話。
このプロジェクトに参加していただける方を募集しています。
詳しくは番組のホームページ、ご覧ください。
それでは放送中にいだたいたツイートをご紹介したいと思います。
これは、新国立競技場とあと安保法案のことですね。
この2つの問題は別個なんですけれども、一方では国民の声として耳をふさぎ、一方では国民の声として声を聞くと。
ちょっとちぐはぐですよね。
国民の声に両方とも耳を傾けてほしいですね。
どうなるのか、これからもちょっとまだ目が離せないですね。
姜さん、今日はどうもありがとうございました。
ではまた来週。
2015/07/17(金) 23:45〜00:30
MBS毎日放送
NEWS23[字]【台風11号日本列島縦断の恐れ▽安保法案若手論客はどうみるのか?】
“大雨台風”列島縦断▽識者が語る安保法案▽早実・清宮が登場!夢の球宴!大谷VS全セ
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