(カワラ)タイガー・エコー・フィスト!
(小竜)くっ!このっ!
(シゲル)数が多すぎてヘイト操作がうまくいかねぇ!西風の!対複数の特技リキャストどうだ!カワラだってば!あと20秒くらい!シゲルさんは!?こっちも似たよ〜なもんだ!心の声即席のパーティーの割に連携はそこそこ…でも相手がこの数じゃ…。
とにかく新人たちがセーフ・ゾーンに着くまではこらえね〜とナ!そ!お師匠に顔向けできないからね。
(オープニングテーマ)
(直継)次から次へと…これで6度目だぞ?どうなってやがんだ?
(レザリック)この辺りのゴブリンのエンカウント率はそれほど高くないはずですが…。
(アカツキ)慌ただしいな主君。
(セルジアッド)なに!?…ゴブリンが?
(にゃん太)少なくとも数千規模のゴブリン軍が尾根ひとつ向こうを進軍中にゃ。
そんなに…!海岸組から何か連絡は?それがマリエールっちと小竜君は連絡が取れないのにゃ。
(念話チャイムの音)うかつだったぜ。
他の連中はフレンドリストに登録してなかったんだ。
我が輩もだにゃ〜。
黒剣騎士団のメンバーも連絡がつきません。
こりゃただごとじゃねぇぞ…。
そのゴブリン軍団ってのはどんな感じなんだ?谷を進んでいたのは大規模な略奪軍だったにゃ。
あんな規模の軍勢は初めて見たのにゃ。
ホブゴブリンやトロウルの他に魔獣部隊も見えたにゃ。
進行方向は西南西に見えたけれどそれ以上は何とも言えないにゃ…。
(ミノリ)じゃあ私たちがさっき遭遇したのは先行偵察部隊なんですね?
(トウヤ)大規模な行軍…。
(ルディ)あの山の向こうが。
(セララ)私たち三日月同盟のメンバーは全員フレンドリストに入れてあります。
だよねっ?
(五十鈴)うん。
(ミノリ)連絡して状況を聞いてもらえませんか?俺はひとまずシロのやつに報告だ。
(シロエ)…分かった。
引き続き報告よろしく。
(念話)おう任せとけ祭りだ!主君…?
(にゃん太)沖合から青いゴブリンの集団…?サファギンか…あれはもっと南の地方のモンスターだぜ?どうなってんだ?偶然ですかね?だと思うか?それで今海岸組は全員で廃校舎の方へ戻っているらしいです。
どうしますかにゃ直継っち。
う〜ん。
いざとなりゃ全員で帰還呪文を使やいいだけの話なんだがな。
一度戻ったらザントリーフ地方へ来るのにまた数日かかりますが。
それは最後の手段ですにゃ。
今回の合宿の責任者はマリエさんだ。
とにかくいったん合流しよう。
(念話チャイムの音)
(イサミ)…来ました。
(ソウジロウ)よろしく。
「皆さん急な呼びかけに応じて下さってありがとうございます。
記録の地平線ログ・ホライズンのシロエです…」。
現在円卓会議の代表が各地に点在しているためイレギュラーではありますが念話会議という形をとらせてもらいます。
少々面倒ですがそれぞれの場所に念話による中継役を配置しなるべくリアルタイムに近い会話を再現します。
この通信網はいずれきちんと構築する予定です。
まずは状況報告からですが…ザントリーフ半島において本日午前中から多種の亜人間による襲撃が確認されました。
「侵攻勢力は海上にサファギン最低数百匹」。
森林地帯にゴブリンを中心とした大規模な略奪大隊こちらは少なくとも…兵力1万。
(アイザック)1万…!ほう…。
「実際にはこれ以上の数だと僕は考えています」。
シロ先輩今回の侵攻の原因について…。
(カーユ)「何か心当たりがあるんですか?」。
今回の侵攻の背景にあるのは「ゴブリン王の帰還」だと思われます。
ゴブリン王の帰還…!
(クラスティ)ゲーム時代に定期的に発生していたイベントだね。
ええ。
オウウ地方の深い森の奥にあるゴブリン族の居城「セブンス・フォール」。
ここでは2年に一度ゴブリン族の王が戴冠する事になっていてプレーヤーはその前に1週間の討伐期間を与えられ王を事前に討伐するとレアアイテムを手に入れる事ができます。
これがかなり強力なアイテムである事そして一般プレーヤーでも参加しやすい事からゲームでは人気イベントの一つでした。
ゴブリン王は周辺部族の中で最も強力な部族の長が就く事になっている。
つまりオウウ地方に点在するゴブリンの拠点を襲撃し事前にその勢力をそいでおく事によりゴブリン王も弱体化させられる。
そしてあのイベントには現実にはほとんど起きなかったため忘れ去られている要素があります。
(ミチタカ)確か…1週間の討伐期間が過ぎても倒せなかった場合王には戴冠周辺部族をまとめあげゴブリン族は数十倍の軍勢に膨れあがる…という設定だな?
(ヘンリエッタ)…そういえば。
(にゃん太)ありましたにゃ。
ああ。
そうか…「大災害」以降僕たちはこの世界で生きるための環境作りに必死だったから。
俺たちもレベルを上げる事ばかり気を取られちまって大地人からのクエストなんて全く受けてなかったからな。
そのしわ寄せってか?ゴブリンたちの戦力も完全に温存されてるんですかねシロ先輩?ゴブリン王もその近衛部隊や戦闘部隊も今までで最高レベルだと考えた方がいいと思います。
それ以上に統合したという6部族の規模がどれほどになっているかそれが不安です。
合宿メンバーはともかくアキバの街の冒険者が一丸となれば撃退は可能だろう。
問題はイースタルの領主たちです。
彼らの兵力では残念ながら太刀打ちできないでしょう。
(アイザック)ンなもん知った事かよ。
依頼を受けたわけでもあるまいし。
(ソウジロウ)ゲームだった時はチートの軍隊が出てきましたよね。
え〜と確か…。
「イズモ騎士団」。
あ〜。
大地人から生まれた英雄的な存在冒険者をも超える戦闘能力を持つ人類種族の切り札…。
(ミチタカ)世界には13の騎士団があると聞く。
世界の命運を決めるような戦いには常に介入してきた。
イズモ騎士団はヤマト列島における守護神的立場だったはず。
じゃ安心っすね。
しかし今のところその存在は確認できていません。
え?情報が早いですね。
いずれにせよ大規模な戦闘は避けられないだろう。
少なからず死人は出る事になる。
俺たちはまあ復活できるが大地人の方はな…。
主君…。
(エリッサ)姫…姫君?レイネシア姫…。
そういえば今日はいらっしゃいませんね。
(レイネシア)え?クラスティ様ですよ。
なぜ?最近よくお二人で昼食を。
時間的にはそろそろお誘いなり…。
(ノック)お父様?
(フェーネル)レイネシア落ち着いてお聞き。
マイハマの都にゴブリンの大群が迫っている。
その数は1万!1万…!恐らく数日中には数万の大軍勢となろう。
最悪の事態だ。
マイハマの人口は約3万…警護の兵力はせいぜい2,000ではありませんか。
私はこれより急ぎマイハマへと戻るつもりだ。
それでは私も。
いいやお前はこの宮廷に残るのだ。
義父上もお残りになる。
おじい様が?事は我がマイハマの都だけの問題ではない。
領主会議は結束を万全にしなければならぬ。
筆頭領主である義父上はこの宮廷を離れるわけにはゆかぬのだ。
私が…おじい様を支えろと?
(扉が閉まる音)お父様…。
(マリエール)よしみんなそろってんな?とりあえず今夜はカレーにするか?カレー。
な?マリエさん。
直継やん。
マリエールさん!お〜無事やったんやなセララ。
良かったホンマ。
まだまだ甘えんぼ祭りだな。
だって…。
直継やん…なんかごめんな。
こんな事になってもうて。
何言ってんだよ。
マリエさんのせいじゃねぇよこれは。
強いて言うなら冒険者全員がうっかり招いた災難ですにゃ。
せやけど…。
考えすぎは似合わないぜ。
シロに任せときゃど〜にかすんだろ。
インチキでも何でもやっていい方策考えてくれるさ。
…笑った。
肌寒くなってきましたし着替えをした方がいいですにゃ。
へ?そうだぜ。
…はっ!ちょっと待っててな。
にゃ〜。
お待たせ〜っ!火を消せ。
どないしたん?…あれ。
たいまつですにゃ。
…ゴブリンの軍隊!?…だな。
誰か地図を持ってきてくれ!…どんな感じなん?う〜ん…。
ちょっと困った事になりましたにゃ。
…え?いや我々は全然困る必要はないかもしれにゃいのだけれど…。
遠慮は要らねぇ言っちまえよご隠居。
どうやらゴブリン軍は…チョウシの町を襲撃するつもりみたいだにゃ。
もちろん我が輩が昼間見つけた大軍ではなくあの中規模分隊だにゃ。
主力はもっとず〜っと北の方にいるらしいからな。
襲撃って…。
あれは略奪部隊だにゃ。
つまり連中はチョウシの町を食料庫にするつもりなのにゃ。
チョウシの町は城壁がないです。
そういえば…!このまま放置すれば町は朝までもちません。
何もしないまんまアキバへ帰るわけにはいかない。
俺たちもチョウシへ行くべきだよ。
そうさ!何ができるか分からないけどここにいるよりはいくらかマシだ。
無茶しちゃ駄目!五十鈴さん…?これは訓練じゃない。
相手の戦力もまだよく分かってないのよ?百も承知さミス五十鈴。
だが町の人々はゴブリンの襲来すら知らないんだ。
知っていて何もするなとでも?こういう事は大人たちに任せましょうね?俺らがガキだって言うのかよ!そうじゃなくて!もう僕たちは十分に強くなった!やめようよみんな…。
(ミノリ)私もルンデルハウスさんに賛成です。
強くなったからとかそういう事じゃないけど…。
ミノリちゃん。
お願いしますチョウシへ行かせて下さい。
(ソウジロウ)相手の規模がどれくらいだろうと数はそんなに脅威じゃない。
こっちは1,500もいれば殲滅は可能だよね。
さっきの会議でアイザックさんが言ってました。
そもそも依頼をされてないんだから助ける筋合いはないって。
やるにしてもそれなりの理由がないと。
ん〜そうなんだけど…いつものシロ先輩らしくない気もしたなぁ。
え?もっとこうスパッと決断するはずなんだけど…。
念のためソウジロウにはこっちに来てもらう事にしました。
この宮廷が襲撃された時のための備えです。
貴族の代表が集まってるわけだからな。
無防備ってわけにもいくまい。
西風の旅団ならば少数精鋭。
貴族たちの警戒心を刺激する事もない。
いい人選だ。
にしても貴族の側から何も言ってこないっすねぇ。
向こうは向こうでいろいろ協議しているのでしょう。
(ミチタカ)俺たち抜きって事かよ。
感じ悪いな。
こちらから持ちかけてみますか?参謀。
…その前に皆さんにご報告すべき事があります。
何だ?この世界における「死」についてです。
僕たちは死ねば大神殿で生き返る。
経験値ペナルティーを支払えば肉体は蘇る。
エルダー・テイルがそうであったのであまりにも無邪気にそう信じ込んでいました。
僕の得た情報によれば…この異世界においても「死」にはそれ相応のリスクがあります。
詳しい事は省きますが…死ぬ度に僅かながら記憶を失うようです。
何だと!?記憶を!?失うってどれくらいなんだ。
分かりません。
どういう記憶が失われる?分かりません。
何だそれは!分からないんですホントに今はまだ。
しかし僕が得た仮説によればそれは事実のようなんです。
…なるほどでは私の記憶が一部欠落した原因はそこにあるようだな。
得心がいった。
我らD.D.D.は戦闘系ギルドだ。
アキバの街の復興前の時期この異世界の戦闘に適応すべく激しい戦闘訓練を行った。
私も数回の「死」を経験している。
ふだんは気にもかけないが確かに記憶の欠如は存在するようだね。
そそれは…。
なんて事だ。
具体的にはどんな部分ですか?どの程度ですか?確証はないが…元の世界の記憶の方がより欠落しているように思える。
私が「死」を経験したのは「大災害」以降2度だ。
記憶の欠如はなかなかその指摘が難しい。
忘れた事自体を忘れるわけだからね。
私は比較的記憶力はいい方だ。
しかし飼っていたはずの猫の名前と姿が出てこない。
「死」を経験した事による影響だろう。
ただ私に限って言うならば数回程度の「死」では不都合を感じるほどの記憶喪失は起こらないという事だ。
数十回に及んでも生活に支障が出る事はまずないだろう。
とはいっても…失うわけですよね元の世界の記憶を。
きっついぜこいつは…。
まぁそんなに悲観する事はありませんよ。
死ななければいいんですから。
それに…リスクを恐れて行動しないのならばそれは生きながらに死んでいるのと同じだ。
どちらの世界であろうと。
…リスクがありすぎやわ。
え〜何でだよ〜。
リスクを恐れて何が冒険者か!みんな落ち着いて…。
あのなこれからその辺領主会議で調整するやろうから今勝手に動くのはマズいと思うんよ。
新人の子らかて…。
事は我々冒険者と大地人の今後の関係にも影響するでしょうからにゃあ。
表向き助ける理由もないですしね。
全体の事考えたら感情だけで動くわけには…。
まぁそ〜ゆ〜こったな。
もういい僕だけでも行かせてもらう!待ちなさい!勝手は駄目!しかし!私たちはパーティーでしょ!みんなの気持ちが一つにならなきゃ行っても痛い目に遭うだけ。
最初の頃みたいにね。
でもこのままじゃさぁ!それなら私たちをチョウシへの先発隊にして下さい!
(ルディ)先発隊か。
見事な機転だったよミスミノリ。
避難を呼びかけるくらいはできますもんね。
…ううん。
そうでも言わなきゃ許可してもらえなかったから。
えっ?って事は…。
(ミノリ)私たちはあの町を守るべきだと思うの。
どうして…?頼まれていない見返りもない。
自分たちとは関係ない死ぬのもイヤ…助けないで済ます理由ならたくさんある。
でも助けちゃいけない理由もないですよね。
そうだけど…。
おいあれ…。
そんな…。
遅かったか…!これがゴブリンの仕業…。
誰か居ないか!?
(何かの物音)うお〜っ!トウヤ!加勢するぞミスタートウヤ!フラッシュニードル!兜割り!理由なんか要んのか…?理由がなきゃ助けちゃ駄目なのか?助けたい気持ちさえあればそれでいいじゃんか。
だって俺たち冒険者だぜ?そうさ。
ここで逃げ出しては何のために冒険者になったのか分からない。
町を救わずにおめおめアキバに逃げ帰るなんてできっこない!
(五十鈴)けど守るったってどうやって!?あの町には城壁もないし敵の数だって!気合いだよ気合い!また精神論に逆戻り!?ちゃんと考えようよ!
(ルディ)考えているではないか!方法はあります。
(セララ)え?
(ミノリ)確かにチョウシの町をゴブリンから守るのは私たちの人数では無理です。
それに守りきったとしてもここのような被害が出ては元も子もありません。
だから…守りません。
ミスミノリ!どういう事か!?
(にゃん太)ミノリっちの言うとおりだにゃ。
勝手に悪だくみを始める若い衆はいないかど〜かお兄さんたちが見回り祭りってこった!にゃん太さん!直継師匠!あのどうか…許可して下さい。
許可も何も冒険者は自由だにゃ。
自分で考えて決めたのならそれを貫く自由があるのにゃ。
だけどミノリっちそれはそれでなかなか大変なのにゃ。
班長師匠ここは黙って行かせてくれるのが男だぜ。
ミノリにはミノリの考えがあるんだ。
分かってるって。
とりあえず聞いてからだけどなミノリの考えってヤツをさ。
はい…。
…町を守るという発想を捨てるんです。
つまり先手必勝…こちらから打って出るんです。
(エンディングテーマ)2015/07/18(土) 02:00〜02:25
NHKEテレ1大阪
アニメ ログ・ホライズン(16)「ゴブリン王の帰還」[字][デ]
ザントリーフ半島各地にモンスターが襲来した!ミノリたちが合宿を張る海辺にもゴブリンがあらわれ、城壁もなく無防備なチョウシの町へと向かっていた…。
詳細情報
番組内容
ザントリーフ半島の海岸で、サファギンによる襲撃が始まったころ、内陸部でも、ゴブリンの進軍が確認された。モンスターたちがねらうのは、レイネシアの領地である「マイハマ」か、それとも「アキバ」か…。シロエたち円卓会議にも緊張が走る。さらに、一部のゴブリンは略奪を目的に無防備なチョウシの町へと進む。何とか町を守りたいミノリたち新人プレーヤーは、戦闘への参加を訴えるが…。
出演者
【声】寺島拓篤,前野智昭,加藤英美里,中田譲治,山下大輝,田村奈央,松井恵理子,柿原徹也,原由実,高垣彩陽,久野美咲,逢坂良太,櫻井孝宏,下野紘,後藤ヒロキ,日野聡,伊瀬茉莉也,笹本菜津枝ほか
原作・脚本
【原作】橙乃ままれ,【原案】ハラカズヒロ,【脚本】入江信吾
監督・演出
【監督】石平信司
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
アニメ/特撮 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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