(ひろし)うわ〜!あっ!
(ピョン吉)何だこれ。
おいら平面ガエルになってもう16年だぜ?ピョン吉が死ぬわけないだろ!おいら寿命なんじゃねえかと思うんだ。
ピョン吉とどんな時もど根性でいろんなこと乗り越えて来たんだ。
ここんとこサボっちまってたけどよ。
俺はど根性で必ず京子ちゃんと結婚するぜ〜!はぁ…。
(ひろしの母ちゃん)はぁ〜。
はぁ〜。
何だよ何だよ母ちゃんもピョン吉も。
朝からため息なんかつくもんじゃねえぞ。
飯がまずくなるじゃねえか。
あんたの顔見てため息ついてんだよ。
おいらもだい。
はぁ?何でだよ。
何でって?えぇ?腹立つねぇまったく。
京子ちゃんやみんなの前であんなにカッコ良く宣言したくせに。
「俺は諦めないぞ!」なんて言って。
そうだよ。
それが何だよえぇ?俺は諦めてねえよ何言ってんの?何にも変わってないじゃないか。
生まれ変わるとか努力するとか全くないじゃないか!何が「みんな見てろよ〜!」だ。
うん!ハハハはぁ…。
あのね母ちゃん生まれ変わるなんていうことは人間できるもんじゃないよ。
ねぇ俺はこれで30年間やって来ちゃってんだから。
えぇ?じゃああれかい?母ちゃん今日からお金持ちのマダムに生まれ変われますか?あ…。
そういうこと言ってんじゃないよ!はいはいはい…飯飯!痛っ!何すんだよ!まだ話は終わってないよ!ど根性はどうしたんだよ。
ど根性っていうのはな毎日毎日出すもんじゃなくていざっていう時に絞り出すもんだろ?えぇ?俺はなそのいざっていう時を待ってんだよ。
はぁ…何だよそれ。
もういいだろ母ちゃん飯。
もうほら冷めてまずくなっちまってんじゃねえのか?腹へったよ〜。
♪〜腹へった腹へったはぁ〜あ…。
♪〜腹へった♪〜腹へった額に汗して働けばね飯はいつだってうまいよ!俺は働かないほうが飯がうまいの。
いただきま〜〜す!あぁ…。
母ちゃん?う〜んフフフ…。
ちょっと!そんな奴に食わす飯は家にはないよ!はぁ?あぁそうですか上等じゃねえか!えぇ!?誰がこんな飯食うか!頼まれても食ってやんねえよ!アハハハ…!そりゃそりゃよかったわアハハハ…!あ〜ちなみに今日はあんたの好きなイワシのみりん干しだけどねぇ。
ヒヒヒ…。
あと頂き物のおいしいのりのつくだ煮もね〜。
うぅ…何でこんな時に俺の好きなもんばっかなんだよ!一緒に食べようねぇピョン吉。
好きなだけ食べていいからね〜。
ホントかい?やったぜ!好物の時ひろしあんまり俺にくんないんだよ!は〜い。
うまい!う〜んおいしいねぇ。
フン!勝手にしろい!ちょっとまさかふて寝するつもりじゃないだろうね。
あそこまで言ったら普通出て行くけどね!あ…母ちゃん?ああ分かりましたよ!こんな家出てってやらぁ二度と帰って来るか!はいいっといで〜。
おういってき…。
え〜い!大丈夫かな?ひろし。
大丈夫だよ。
腹がへったら帰って来るでしょ。
え〜…。
ちょ…ちょっと言い過ぎたかな?言い過ぎたなうん。
イワシのみりん干しのりのつくだ煮食いたかったな〜!…って何だよ!朝飯くらいいいじゃねえかよ〜!ヘン!はぁ…。
何だよ朝飯くらい出してくれよ〜。
あ〜あ腹へったな〜。
(五郎)先輩!おぉ!
(五郎)その顔は家出でやんすか?えっ?うんあっまぁ何だ…そうなんだけど何で分かんだよ?お気を付けて頑張ってくださいでやんす!頑張ってすることかよ。
おい五郎あのさ…。
借金してするもんじゃないでやんすよ家出ってのは。
ハハハ…ハハハ…!ハハハ…ハハハ…!何言ってんだお前そんなことするわけないだろ!そうでやんすよね〜。
ハハハ…!そうだよ。
あのさ…。
500円でもダメでやんす。
借金は借金でやんす。
先輩男の意地を見せるでやんす。
分かってるよ!じゃあな。
ちょっと冷たかったでやんすかねぇ。
腹へったな〜。
あ〜…。
はぁ…。
あっ京子ちゃんおはよう!おいおいおい…何で行っちゃうんだよ!京子ちゃんねぇってば!
(京子ちゃん)あ〜!ちょっと何!?何って…俺いるの気付いてんのに行っちゃうことねえだろ?はぁ…。
何でそんな怖い顔してんだよ!えぇ?京子ちゃん怒ると普通の人より怖いんだからさ。
ちょっとどういう意味よそれ。
ハハハ…!うん確かにね俺は京子ちゃんにプロポーズして断られたよそれは分かってる。
分かってるんだったら…。
でも友達だろガキの頃からの。
それは変わらねえだろ?えっ?うんそりゃそうだけど。
だろ?素通りってのはねぇ寂しいじゃねえか。
分かったけど忙しいんだけど私仕事なんで!ゴリライモのとこかよ。
そうよ。
何よ?えっ何か文句ある?プロポーズお断りしましたよね?あんたに文句言われる筋合いはないんですけど!諦めてねえし俺。
だったら働くくらいしたら?働いたら結婚してくれんのか?しないわよ!じゃ意味ないだろ!はあ!はぁ〜。
腐ってんな〜。
ん?それでいいの?ひろし君人として。
何だよ。
今のあんたはさこの地球上で何の役にも立ってないんだよ?でも生きてるんでしょ?ってことは無駄じゃん。
あんたが生きてるだけで資源の無駄遣いじゃん酸素の無駄遣いじゃん。
生きてるだけで環境汚染してんじゃん。
ヘヘっそこまで言うことねえだろ。
何やってんの?こんなとこで。
えっ俺?家出?ハハハ…。
はぁ?あんたの年で家出って言わないでしょうが。
じゃ何て言うんだよ。
自立。
じゃあねはぁ〜あ…。
私が好きだったひろし君はそんなんじゃなかったけどな。
今「ひろし君大好き」って言った?言うわけないでしょ!な〜んだ言ってねえのかふ〜ん。
(ひろしの母ちゃん)ピョン吉洗おうか?えっ?あ…今日はいいや。
えっ?シャツのほうがねだいぶ傷んじまってるしな。
ピョン吉。
ん?たまには母ちゃんと工場に行くかい?えっ!いいの?パン食べられる?おとなしくしてんだよ〜。
うんひろしの前では言えねえけどさおいらゴリラパン大好きなんだ〜。
フフフ…。
お〜お〜お〜やってるねぇ相変わらず。
(よし子先生)皆さんも読んでみましょう。
(生徒達)はい。
「ますらをや片恋せむと嘆けども醜のますらをなほ恋ひにけり」。
はい。
(梅さん:生徒達)「ますらをや片恋せむと嘆けども醜のますらを…」。
(梅さん)あ〜!ちょ…!あっ!
(梅さん)やめろ!やめろってひろし!み…見つかるだろお前。
バレてないと思ってるとこがすげぇわ。
(チャイム)ん?
(チャイム)お〜そうか!
(チャイム)うわ〜!あっ!
(町田校長)教師生活41年卒業生が給食をたかりに来るようになるとはなんと嘆かわしい。
いいじゃないっすか町田先生そんな固いこと言わなくてもさ。
教師は固いことを言うもんだ。
教師くらい固いことを言わなくてどうするというのだ。
なるほどな確かにね。
納得してどうする。
いや〜うまいっすね〜!給食も変わったねぇ。
うまいな。
うん。
フン誰がこんなもん。
(よし子先生)あっひろし君。
あっどうも!いただいてます腹へっちゃってハハっ。
(よし子先生)何やってるの。
どうした?何か元気ないね。
ん?これでも担任。
フッヘヘっ。
いや〜何か懐かしいなと思っちまってさ。
(生徒)いただきます
(生徒達)いただきますいただきますパンうめぇ!パンうめぇ!あの頃はよかったな〜。
大人になれなんて言われなくてさ。
ひろし君君の年で「中学校の時はよかったな」なんて思わない。
楽しいのはこれからなんだよ?教え子がそんなこと言ったら悲しくなっちゃうよ。
え〜?ねっ?よし子先生って…先生だったんだな〜。
何だと思ってたのよただのキレイなお姉さん?いやそうは言ってないけど。
はぁ!?ハハハ…!ハハハ…ハハハ…!アハハハ…!ハハハ…!アハハハ…やだもう。
(梅さん)アハハハ…。
あっ。
何かご用ですか?あぁいやあの…。
梅さんプロポーズのチャンス!あああ…よ…よし子先生。
はい。
はい。
けけけけ…うん。
はい。
け…。
剣道がしたいな〜なんて。
はぁ…。
分かりました行きましょう!あっちょ…えっ?ちょっと…。
ちょっと…ちょっと待って!ちょっと待って!
(よし子先生)この野郎!このこの!面!
(梅さん)あ〜痛い痛い…!ハハハ…!
(梅さん)たんまたんまたんま!まま…参りました。
女は強いねぇ。
ハァ…。
ハァハァ…。
することねえな〜。
いっそ旅にでも出てみるか。
チッフン。
うめぇなこれ!・だろうな・ハハハうんうめぇ。
あっ!ゴリライモ…。
(ゴリライモ)うまいだろうちのパンは。
フン!そりゃそうだろうよ。
うちの母ちゃんが作ってんだからな感謝しろよ。
もちろん感謝してるよ。
お前の母ちゃんは素晴らしい人だ。
息子は全然ダメだけどな。
何だと?てめぇこら!京子ちゃんもよくやってくれてるし感謝してる。
社長夫人になってもらうのも悪くないかもな。
フン!悪いけどな俺はお前と遊んでる暇ねえんだよ消えな。
どっからどう見ても暇そう…。
うるせぇってんだよ!俺はここで人生を考えんだよ!よっと。
うぅ…。
くっ…。
この…!あぁ…。
う…。
くぅ…ふっふっふっ…。
あぁ。
クッソ〜。
くっ…ハァ…。
ハァ…。
よ〜いドン。
あ〜!ハァハァハァ…。
何なんだよお前!悔しいか?悔しいだろ。
そんなに俺と遊びてぇのか!お前に勝つのが好きなんだよ俺は。
はぁ…。
クッソ〜。
ハァハァ…。
(ひろしの母ちゃん)ゴリラパン50上がりました。
(一同)は〜い!はぁ…。
(戸が開く音)いい?あっはいもちろんですどうぞ。
ありがとう。
あ〜…。
おっ京子ちゃんじゃねえか!あっピョン吉くん!ごめんねピョン吉さすがに仕事中はねぇ。
分かってるよ母ちゃん。
あ〜でもいい匂いだったな〜!腹へった〜。
あぁそうだったね。
あぁおぉ…。
いっただき〜!うめぇ〜!お弁当手作り?いえこれはおばあちゃんが。
あぁお元気?はい。
ならよかった。
あっ今朝ひろし君に会いましたよ。
家出したんですか?家出ってねぇ困ったもんだようちの子には。
そんなに困ってるようには見えませんけど。
私?まぁダメな奴だとは思ってるけどまぁいい奴でもあるからねうちのバカ息子は。
いい奴はダメな奴になっちゃうんですかね。
あ…。
どうだろうねぇ。
(ひろしの母ちゃん)あの子ね一度働いたことあんだよ。
そうなんですか!?あれ?何っつったっけねぇ会社の名前。
う〜ん…まぁとにかく厳しくてさ。
営業やってたんだよ。
成績悪くなかったんだよほら口うまいとこあんだろ?はい。
(ひろしの母ちゃん)でもさ同期のコがねまぁ苦手だったんだろうね営業が…全然ダメでさ。
ひろし一生懸命そのコのこと助けてたんだけどある日会社で「ひろしはこんだけできてんのに何でお前は全然ダメなんだ」…って言われたらしいんだ。
それでそのコ田舎帰っちまったんだ。
それ見てひろし頑張んの嫌になっちまったんだ。
まぁねだからっつってず〜っと働かなくてもいいってことにはなんないんだけどね。
まぁそうですね。
その頃ピョン吉くんは?会社には一度も連れてってくんなかったんだ。
「仕事で頭下げるとこお前に見せられるか」って。
そう…。
でもさひろしはいい奴なんだ。
優しいしな本当は。
(ひろしの母ちゃん)甘ったれのダメな奴だけど人として間違ったことはしない。
ひと様の物を盗んだりとかさぁ。
ええ。
はぁ…。
おぉ…おいゴリライモ!何だまだ勝負か?いいね。
えっ?芸術的だねうん。
乗り心地も良さそうだねぇ!乗っていい?
(ゴリライモ)うんいいよ。
ありがとよ〜。
あっホントだこりゃいいわ。
ん?何だこれ。
あぁ!
(車のスピーカー)♪〜『ゴリラパンのうた』これはこう気分が♪〜パ〜っと盛り上がりますね。
♪〜だろ?誰が歌ってんの?♪〜俺。
えっお前!?♪〜うん。
才能あるよ。
♪〜うん。
♪〜あっいらっしゃいませ〜!
(ゴリライモ)♪〜いらっしゃいませ!♪〜ちょっと借りるよ〜!♪〜えっ?ちょ…おい!♪〜♪〜ちょ…ちょっと待てって!ゆっくり〜。
ありがとう。
ゆっくりでやんすよ〜。
(車のスピーカー)♪〜『ゴリラパンのうた』ありがとうございました。
(五郎)お気を付けてでやんす。
おう五郎!達者で暮らせよ〜!は〜いでやんす〜!えっ?先輩?待て〜車泥棒〜!えっ?泥棒でやんすか?えっ?そうだ!えっまさか先輩が…?そんなバカな!そのバカなだ。
さっきお金を貸さなかったからこんなことになってしまったでやんす!後悔でやんす〜!ハァハァ…あっ。
(車のスピーカー)♪〜ゴリラのパンだ買っておけ♪〜買っておけ♪〜売り切れちゃっても知らないぞ♪〜知らねえぞ♪〜何でゴリラのパンなのか♪〜ゴリラがパンを作るのかおい!♪〜答えは簡単怒るなよおい!♪〜社長の名前が♪〜ゴリライモ♪〜ゴリラ……ったくよノらせてんじゃねえよ!
(五郎)何する気でやんすか?ちょっとゴリライモさん!ちょっとちょ…あ〜…。
アハハハ…。
アハハハ…。
あっ五郎君!あ〜先輩の母ちゃん!あっピョン吉も京子ちゃんも大変でやんす先輩が!えっ?どうしたの?あの子が。
五郎ひろしに何があったんだ?そ…それがでやんすが…。
ひろしが泥棒!?ハァハァ…あの…バカ息子!あややや…。
社長。
安心してくださいひろしの母ちゃん。
警察沙汰になんかしませんよ。
助かったでやんす先輩を捕まえるのは嫌でやんす〜。
申し訳ありません。
ごめんねぇゴリライモ君。
えっ?何で京子ちゃんが謝んの?あ?えっ?あれ何でだろう?あっ今朝ちょっとひろし君にひどいこと言っちゃったからかな。
へぇ〜まぁいいけど。
どっちにしろ俺からは逃げられないっと。
さてさてどこで油売ってんだ?あっ高速乗りやがった。
どこ行くんだ?おいらに任せろい!ひろしのことは。
「任せろ」って?おいらが捕まえてやるさ。
ん〜ど根性だい!さすがにピョン吉くんでも無理だと思うよ高速じゃ。
えっそうなの?無理?私が行くよ!京子ちゃん。
私が行く。
ねぇゴリライモ君もう1台車借りてもいい?まぁ構わないけど。
おいらも行く!うん行こう。
あっしも行きたいでやんすが勤務中でやんすし…。
ひろし君の母ちゃん!ん?じゃあひろし君の場所時々教えて。
(ゴリライモ)分かった。
(五郎)先輩を頼むでやんす!うん。
任せろい!ピョン吉。
大丈夫かい?あんた。
何言ってんだよ母ちゃん。
おいらは平面ガエルのピョン吉さまだぜ!全然大丈夫だい!そう…。
気を付けんだよ京子ちゃん。
はい。
見つけたらガッて殴っていいから。
はい殴ります。
じゃあ行くよ。
おう!
(車のドアが閉まる音)う…。
ありがとう!
(五郎)いってらっしゃいでやんす〜!気を付けて〜!何で俺はあいつに勝てねえのかな。
何かちょっと楽しいね。
えっそうなのかい?うん…この頃いいことなかったから。
あっ。
京子ちゃん。
ん?何?久しぶりだね京子ちゃんに着てもらうの。
そうだね。
あんまり大きくならなかったねおっぱい!えっ!?ちょっと何言ってんのよもう!フフフ…。
だって全然おいらビロ〜ンってならないもん!はぁ…ムカつくもう。
ヘヘヘ…。
フフフ…。
さっ急ごうぜ相棒!おう!
(京子ちゃんのばあちゃん)そうですか…。
ご心配おかけして申し訳ありません本当に。
いいえ。
きっと楽しんでると思いますよ京子も。
いろいろあったからあの子も。
そうですか。
あら!
(ひろしの母ちゃん)えっ?あっこれ?フフフ…そうなんです。
京子ちゃんのシャツを私が着ることになっちゃって。
年がいもなく似合わないですよね。
ホントお恥ずかしい。
いいえかわいい!えっ?か…かわいい?私が?かわいいわ。
ハハ…。
ハハハ…!あいや…。
あっあの…。
あの…。
はい?時々遊びに来てもいいですか?フフフ…どうぞどうぞ!もうありがとうございますはぁ〜。
さてと戻んないと。
うちのバカ息子のせいで今夜はず〜っと工場にいることになりそうで。
何だか楽しそう!えっ?ウフフ。
よいしょ!よ〜し。
よいしょ〜!さぁさぁさぁ…芦ノ牧温泉の皆さ〜ん!東京は飾・立石からやってまいりましたゴリラパンだよ!なぜゴリラパンかと申しますと社長の名前がゴリライモ。
大したひねりもないただそれだけ。
一度食べてみて!味は一級品だよ!1個100円!張っちゃいけねえ親父の頭貼らなきゃ食えねえ提灯屋。
鶴は千年亀は万年そこのゴリラはあと1年。
このパン食ったらもう1年延びるかもしれない。
さぁどうだい!あ〜もう面倒くせぇなえ〜い30円だ〜!・よし買った〜!・持ってけ泥棒!見栄えは悪いが味は保証するぜどうだい!ゴリライモさんもいい人でやんすね。
あぁ!痛いでやんす!やっぱりいい人じゃないでやんす。
何やってやがるんだかひろしはこんなとこで。
あっ。
(五郎)動いたでやんすね。
(ひろしの母ちゃん)どうぞどうぞ。
失礼いたします。
(五郎)あっどうもでやんす!あら〜!楽しそ〜う!ひろしどこにいんの?福島です。
福島?あ…えっ?福島って死んだとうちゃんの田舎だよ。
えっ!そうなんでやんすか?お墓参りとかでやんすか?いやいやお墓はこっちだし。
ひろし何で…?了解。
ひろし…何しに行くんだ?そんなとこ。
まさか…。
まさか何だよ京子ちゃん。
死のうとしてるとか?えっ?ふざけるない!ひろしはそんな奴じゃねえよ!うんだよね。
真っ暗だなぁ。
朝になるのを待つしかないね。
あっ。
んんん…。
はぁ…。
ピョン吉くん?えっ?あぁそうだね。
ピョン吉大丈夫かい?あんた母ちゃん?ん?えっ?あぁ…。
いや何でもない。
あそう?あのさ京子ちゃん。
ん?死んだらどうなっちゃうんだい?えっどうしたの?急に。
えっいや…。
さっき京子ちゃんがひろしが死ぬんじゃないかなんて言うから。
それにほら周りは真っ暗だし。
何か考えちまったんだよ。
うん…そっか。
ひろしの父ちゃんも死んじゃってるしさ。
京子ちゃんも父ちゃんと母ちゃん死んじゃっただろ?みんな死んでどうなっちまったんだ?おいらよく分かんねえんだ。
私も分かんない。
でも…。
でも?もう誰にも死んでほしくない。
そっか…。
うん。
・ハハハ…!・・ハハハ…!・
(ひろしの母ちゃん)梅さんありがとね差し入れなんて。
何言ってんだよひろしもピョン吉も京子ちゃんも俺にとっちゃかわいい弟や妹みたいなもんだよ。
一緒に心配してぇじゃねえかよここで。
ありがとう。
ありがとうございます。
さすがでやんす!おう。
あっちょっと待ってな。
おい社長!社長!朝まで動きねえんだろ?ほら飲もうぜ寿司食いなって。
梅さんゴリライモでいいですよ。
アハっゴリライモハハハ…。
(京子ちゃんのばあちゃん)おいしいお寿司だわ〜。
当ったりめぇよ店閉めて一番いいネタでにぎって来たんだからよ。
ひろし先輩達には悪いでやんすが何だか楽しいでやんすね〜!
(梅さん)ハハハ…!おいほらゴリライモ!そんなとこ突っ立ってねえで座れよおい!早く早くほら!おい五郎何かついでやってくれ。
(五郎)あぁエンガワだけは譲れないでやんすよ〜。
かまぼこいかが?いただきます。
いいね!ヘヘっ。
あ〜。
ん?
(鳴き声)
(男性)よいしょ!ハァ…。
よいしょ〜!おい。
父ちゃんも手伝ったりしてたのかな?ハァハァ…。
お〜いあんちゃ〜ん!何やってんだべ?えっ?あぁ…。
うまい米が食えるかなと思って来たんですけどね!はぁ?まだ出来てないですね!秋に来りゃよかったな〜!暇じゃし言うんだら手伝ってくんちぇ〜!んだ〜!手伝ってくれたらなんぼでも食わしてやんぞ!えっ!?ホント?
(男性)んだ!やるやる〜!
(男性)お〜こらっせ〜!
(男性)何だぁそのへっぴり腰はだらしねぇな。
何を〜!東京者ナメるんでねえど〜!
(男性)よいしょ。
はいこれは?
(男性)そこ。
はいここ。
フゥ…。
(男性)よいしょ。
ハァ〜。
こう?
(男性)んだ〜。
ヘヘっ「んだ〜」か。
♪〜んだんだんだんだんだ…だ…だ…あ〜っと!大丈夫か?ハハハ…。
あ〜ハハハ…。
根性いるなぁこれ!ハハっ。
よ〜し!やるぞ〜!あっ!ひろしいたのか!?うん。
ん?ん?あ?えっ?ひろし君どこ?あっちだ!あっ!あ〜いた!うんめぇ!何だこれ!うめぇか?うん。
母ちゃんの言う通りだな。
働いた後の飯はうめぇや!んだ!このパンもうめぇな。
そう?日本人だったらやっぱり米でしょ〜。
これが米になるんだよなぁ誰かが食うんだよな。
(男性)何だって同じようにみんなが作ってんだべ。
だからうめぇんだ。
えっ?そっか〜。
(男性)えっ?
(咳込み)
(男性)ハハハ。
あんちゃんどうしたんだ?あれか?都会で人生に迷っちまった若者ってやつかよ?えっ?いや〜まぁ…そうなんですかねぇ?
(男性)あんちゃんよく働くぜ。
あんちゃんがよかったらこっち来て働くか?えっホントに!?んだ。
ハハハ…それもいいな〜。
はぁ…。
でもね俺の帰りを待ってる奴らがいるんですよ。
相棒っていうか一番の親友でね。
ピョン吉って奴なんですけどね。
ほ〜う。
カエルみてぇな名前だな。
そうカエルなんですけどね。
カエルなのかい?ハハハ…!ハハハ…!ひろし…。
これがまた俺がいないと何もできないバカな奴でねどうしようもないのホントに。
俺に頼ってばっかりでね「根性出せよ!」って説教してんですよ。
「男は根性だろ!?」みたいなね。
ハハハ…!ん?あ〜あとね俺に惚れてる女も待ってんですよ。
京子っていうんですけどね。
あらら。
これがまたね俺がいないとどうしようもないっていうか俺にべた惚れ!「ひろし君結婚して〜!」ってもううるさくてうるさくてね!ハハハ…!ハハハ…!あと母ちゃんね。
これがまた息子に頼りっ切りの母ちゃんでね。
もう俺がいないと何にも何にもできないの!ホントに困ったもんだよ〜。
あぁ…。
(カエルの鳴き声)えっ!?
(カエルの鳴き声)どうしたの?
(カエルの鳴き声)あ…。
(カエルの鳴き声)あっ。
(カエルの鳴き声)大変だ京子ちゃん!ひろし〜!えっ?え〜!何だよお前ら!あっちだ!急げ〜!えっ?なな何だよ!どうしたんだよ!どりゃ〜!どどど…。
よっ!お〜い!京子ちゃん!あ〜ちょっと〜!違うよ〜!お〜い京子ちゃん誤解だよ〜!それどころじゃない!あ〜!あれだ!
(カエルの鳴き声)ゲコゲコゲコゲコっゲコ〜!京子ちゃんごめんよ!え〜!ピョン吉くん!?あっ!えっ?何すんの!?よいしょよいしょ!ちょっとやめてよ!イヤ〜!トォ!あ〜!京子ちゃ〜ん!ありがと!根性出すぞ〜!ピョン吉〜!おうひろし!絶対守ってやるぜ〜!行くぜ〜!トォ〜!ぐ〜ん!うっ!うぐ…!うぅ…!ぐぐぐ…。
あっピョ…ピョン吉!う〜…ど根性〜〜〜!!ど根性〜〜〜!!
(鳴き声)う〜…!う〜…!お?よ〜し!う〜りゃ〜!!ぐっうぅ…。
だ〜!うぅ〜…。
うぅ〜…。
んぐ…ぐぐ…。
うぅ〜!あぁ…。
だ…。
あ〜…。
ハァ…。
やったぜ〜!
(カエルの鳴き声)あぁよかった〜。
ん?ヘヘヘ…。
アハハハ…。
おい!もう大丈夫だぞなっ。
(鳴き声)ありがとよ。
はいよ!ほら!はぁ…。
じゃあな。
はぁ〜あヘヘっ。
ヘヘヘ。
(鳴き声)ゲロゲロゲロ…ケロ。
うんケロ〜ン。
(鳴き声)参ったなぁヒーローになっちまった。
ん?おいピョン吉お前まだカエルの言葉しゃべれんのかよ。
当ったり前だい!平面ガエルのピョン吉さまだぞおいらは。
ゲロゲロゲロってな。
あ〜そうかい。
はぁ〜あしっかし何やってんだろうなぁ俺は。
ホントに。
まったくだ。
うるせぇ。
根性…出してぇな。
カエルの世界のことわざになこういうのがあるんだ。
「千里の道もまずひとっ跳びから」。
本当かよおい作ってんだろお前。
とにかくそういうことだい!根性出すってぇのはカッコ悪いことをちゃんとやるってことなのかもな。
(カエルの鳴き声)
(カエルの鳴き声)ん?
(カエルの鳴き声)お〜そう思うってよ。
ウソつけ!ヒヒヒ…。
さぁ帰るよ。
は〜い!は〜い!ひろし君はあっちでしょ!は〜い。
や〜い。
申し訳ありませんでした〜!はい!というわけで謝ったぞOKだな?何?先輩それはマズいでやんす。
先に進みてぇんだよ俺は。
済んだことをいつまでもグチグチ言っててもしょうがねぇだろ。
未来のことを考えねえとなでもう一つ話があるんだ。
社長!何だよ。
俺を雇ってくれ。
ハッ!はぁ?根性出そうと思ったんだ俺で考えた。
何が根性なのか?ってな。
嫌なことでも頑張ることだと俺は思った。
だから一番嫌いで一番ムカつく野郎に頭下げようと思ったんだ。
それが根性なんじゃねえかって思ってな。
だから…この通りだ。
(五郎)言ってることは間違ってない気がするんでやんすが…。
お前なぁ…。
根性出したおいらは役に立つぜ損はさせねえ俺に任せろ。
いつか社長になってみせる!うん!俺はどうするんだよ?さぁな。
逃げるか?えぇ?ゴリライモ。
ん?ん?
(ドアが開く音)
(従業員)社長!どうしました?パンの注文が今朝からたくさん来てるんですが。
栃木とかいろんな所からあとは福島からも…。
(ゴリライモ)えっ!福島?あっ!これは…。
ゴリラパンだよ!一度食べてみて!味は一級品だよ!このパンもうめぇなうん俺の勝ちか?ゴリライモ。
何であんたの勝ちになんだよ!何すんだよ!言っとくが社長は俺だからな。
今んとこな。
ふぅ〜…。
そこの新入社員。
お?お?何だよ。
ん?売り上げ。
あるよな?えっ?先輩。
あ…お〜そう…そうだったそうだったよ忘れてたぜハハハ…!ご苦労さま。
俺の俺…。
あ〜あ〜あ〜…。
ケッ!さてと…よ〜しみんな〜!よろしくな〜!いつかひろしパンって名前にするからな〜!ピョン吉パンのほうがいいだろ?何だよそれそんなもん誰が買うんだよ。
ひろしパンよりはかわいいよ。
そりゃそうでやんすね〜。
うるせぇな!俺が働きだしたらお前留守番だからな。
何だいそれいいよ京子ちゃんに頼むから。
あっう〜ん…私しばらくはいっかな〜。
ハハハ…!母ちゃん!あっいや…私もねちょっとオシャレに生まれ変わろうかな。
ア〜ハハハ…!え〜!ヤダヤダヤダヤダ!ヤダ!絶対俺も来る〜!何だよ!で何で先輩は福島に行ったんでやんすか?食いたかったんだようまい米が!バカだねぇ本当に!フン!
(京子ちゃんのばあちゃん)いいわねぇ男らしくて。
いい男ね〜!やだおばあちゃん何でいるの!?そうなんだよいい男なんっすよ!ね〜!ええ私は好きよ。
ありがとう!京子ちゃんのばあちゃん!ということで京子ちゃん!これで安心だろ?結婚しようぜ!あっちょ…やめてよおばあちゃん!帰るよねっ。
あら…ダメなの?おい!返事は?バ〜カ!懲りないバカ!真性のバカ!行こ。
え〜?勤務に戻るでやんす。
あ〜あヤダヤダ。
何だよみんなしてよ!なぁ?ふざけんな!バカひろし〜!痛っ痛い痛い痛い…!う〜ん…!痛い!痛い痛い…痛っ痛て!痛って〜〜〜!!2015/07/18(土) 21:00〜21:54
読売テレビ1
ど根性ガエル #2[字][デ]
「ど根性で京子ちゃんと結婚する!」と宣言したはずが相変わらずダラダラと過ごすひろし。母ちゃんとケンカし家出。ゴリライモのパンの移動販売車を奪って旅に出るが・・
詳細情報
番組内容
「ど根性で京子ちゃんと結婚する!」とみんなの前で宣言したが、結局何も変わらずダラダラと毎日を過ごすひろし。母ちゃんとピョン吉が説教しても、「ど根性は、いざという時に出す」と屁理屈をこねて耳を貸さない。母ちゃんとケンカになったひろしは、家を出ていくと言ってしまう。しかし、ひろしには金がなかった。ひろしは五郎に金を借りようとするが、相手にされない。ついにゴリライモのパンの移動販売車を奪って旅に出るが…
出演者
松山ケンイチ
満島ひかり
前田敦子
勝地涼
光石研
でんでん
白羽ゆり
新井浩文
白石加代子
薬師丸ひろ子ほか
原作・脚本
【原作】
『ど根性ガエル』吉沢やすみ(オフィス安井)
【脚本】
岡田惠和
監督・演出
【演出】
菅原伸太郎
音楽
サキタハヂメ
【主題歌】
「エルビス(仮)」ザ・クロマニヨンズ(HAPPYSONG RECORDS / Ariola Japan)
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
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