ピカイア! #01〜#04 2015.07.19


(パーカー)
きょうりゅうがいたころよりもずっと昔。
5億年というとほうもない時間をさかのぼった太古の時代カンブリア紀。
海の中では「生命のビッグバン」とよばれる出来事が起き多種多様な生物であふれていた。
これは不思議なみ力に満ちたカンブリア紀の生物たちが持つ命の可能性を見つける物語である

(ピカイア)ピカイア!よしこれでテスター・ピカイアの完成だ。
(モーリス)数ち全て安定しました。
君の協力のおかげだよモーリス君。
これでやっと現地調査が始められるぞ。
(ヴィンス)おはようございますパーカー博士!モーリス。
おはようヴィンス君。
おはようございます。
ピカイア!あ!ついに完成したんですね!うわぁ〜!これはホログラムだが次元調査用テスター・ピカイアのデータが完成した。
これでようやく次のステップに進む事ができるぞ。
それじゃ「カンブリア・プロジェクト」を始められるんですか!?ああ!パーカー博士。
お言葉ですがまだ評議会からのしょうにんが下りたわけではありません。
最終実験の結果しだいです。
…そうだった。
(ハナ)だったらはやいとこ最終実験を成功させて正式な予算をもらっちゃいましょ。
もうスイーツのない毎日はごめんだわ。
ハナ!そんな事よりカンブリアだよ!はしゃがないの。
わたしたちの世代ももう14さいよ。
子どもじゃないんだから。
だってぼくたち大昔の地球に不思議な生物がたくさん登場したころの地球に行けるんだよ!化石になった本物にだって会えるかも!そう。
その本物にぜひとも会ってきてもらいたい。
「ロスト・コード」と名付けた特別なDNAの情報を持つ生物をさがしだしその情報を持ち帰る事。
それがカンブリア・プロジェクトでの君たちのミッションだ。
そして今回の最終実験ではこれが化石になる前の状態をさがしだしてほしい。
ええ!?鉄球!?中身の事に決まってるでしょ…。
あそっか。
びっくりしたぁ。
その中身だがディノミスクスだ。
手に取って見てごらん。
これなんだかお花みたいね。
実はこれでも動物なんだよ。
え?動物なの?へぇ〜面白いね!待っててカンブリア!いよいよね。
(ウェンディ)イルマ大統領フレイザー副大統領がお見えです。
(フレイザー)大統領。
パーカーのばかげた報告書を読みましたか。
(イルマ)…カンブリア・プロジェクト。
過去生命が多様化した時期の生態とその機能を調査し現在の地球かんきょうかいかくに生かす地球再生計画の一かんでしたね。
プロフェッサー・パーカーのその提案ははっきり言って無意味です。
リストに上げられた意味のない20ほどのアイデアを本当に実現できるのかわたしは心配でなりません。
われわれがコロニーで生活するようになりすでに38世代目の人類がたん生しています。
その間に居住可能な地球型わく星も発見されいく世代にもわたってこう星間移民船が飛び立っています。
大統領であるあなたなら次に計画されている大規ぼ移民の意味をお分かりでしょう?地球にはもうなんの望みもないのです。
(イルマ)…あなたの言うとおり今の地球には人はおろか生物のほとんどがくらす事はできません。
地球はすでに資げんを回しゅうするための岩のかたまりにしかすぎません。
確かにパーカーの開発した次元プリンターとバイオスーツの技術はすばらしいものです。
だからこそその技術を過去のい物にではなく未来をになう新天地で生かすのがすじでしょう。
われわれ評議会と科学庁が手を取り合い全人民の目を新天地たんさくに向けるべきです。
…ですが地球は青いままですよ。
フレイザー。
大統領し察のお時間です。
分かりましたウェンディ。
ではフレイザーこの件はまた後ほど。
われわれの目も宇宙へと向けられるべきなのですよ大統領…。
ヴィンセント=ライト!準備できました。
同じくハンナ=アニング準備OK!これより次元ダイブ計画カンブリア・プロジェクトの最終実験に入る。
ダイバーギアにとう乗準備できしだい次元ダイブのエントリー開始。
(2人)分かりました!ダイバーギアエントリー準備完りょう。
次元スキャンスタート。
スキャン開始します。
(モーリス)「8090100。
スキャンコンプリート」。
亜重力子ジェネレーター始動。
ジェネレーター始動。
ダイブプール荷電開始します。
ガイドビーム照しゃ。
次元ガイドはカンブリア紀。
カンブリア紀にセット。
ガイドビーム照しゃ。
ターゲットロック完りょう。
…ヴィンス君ハナ君。
これは人類の未来をかけた実験だ。
しかしわれわれ科学者にとって未知の世界を知る事はこの上ない楽しみでもある。
「まずは楽しみなさい。
結果は必ずついてくる」。
(ヴィンスハナ)はい!次元ダイブエントリー!
(2人)エントリー!心の声たのんだぞ2人とも。

(ヴィンスハナ)BMSエントリー完りょう!すごいこれがカンブリア紀の海!全部本物なんだ!目の前にあるわけじゃないのに。
でもぼくたちが見てるのは作り物じゃないよ。
みんな生きてる!こんなにいろんな生物がいるなんて!あれってイカってやつかな?イカはこの時代に出現していないってば。
あれはネクトカリス。
データを見れば分かるじゃない。
データなんか見てる場合じゃないよ!もっと生で見なきゃ!「ヴィンス君ハナ君」。
これよりテスター・ピカイアを転送する。
君たちはテスター・ピカイアがたん知するロスト・コードディノミスクスのDNA情報を持ち帰るんだ。
(2人)分かりました。
ピカイア!よろしくピカイア!ピカイア〜。
じゃあ早速ポイントを教えて。
ピッカイアー!ピカイアピカイア〜ピカイア!ピカイア!ピカイア!ピカイアが光ってる!一体どうしたの?ピカイアからエボリューション反応が出ています。
よし想定したとおりだ。
博士エボリューション反応って?ピカイアがロスト・コードをたん知したサインだ。
ピカイアのあとをついていきなさい。
(2人)「分かりました!」。
ピ〜ピカイアー!ロスト・コードへGO!ヴィンス見失わないでよ〜。
ピカイア!あ!待ちなさい!ロスト・コードを見つけたの?ピカイア。
ピカイア!これが…ロスト・コードのディノミスクス?わたしやっぱりお花にしか見えない。
これが動物だなんてほんとおかしな世界ねカンブリアって。
いかん!アノマロカリスだ!ハナ!…え!?…くっ!カンブリア紀最強のほ食者…アノマロカリス。
わたしはパーカー博士の助手モーリス。
何でも教えちゃいます。
質問するのは…。
「ピカイア!」のテーマ曲を歌っている…。
わたしたちエルフィンです。
早速質問。
ハナ大ピンチだったけど。
どうなっちゃうの?何?あのアノマロ何とかって。
アノマロカリス。
カンブリア紀最強のほ食者って言っていたね。
食べられちゃうじゃん!っていうかほんとにあんなのいたの?もちろんだ。
くわしい人に聞いてみよう。
世界的に有名な生物学者イギリス自然史博物館のアンドリュー・パーカー博士だ。
うん?パーカー?どっかで聞いたような…。
(モーリス)んんん…。
ハナにはげしくおそいかかったモンスターアノマロカリス。
ここにあるのはそうアノマロカリスの化石です。
これはアノマロカリスの口の横にある大付属肢とよばれる部分です。
大付属肢にはするどいトゲのようなものがあって内側に曲げる事もできました。
アノマロカリスはこのとてもよくできた大付属肢でえ物をとらえカンブリア紀で最強の地位をかく得していたんです。
この時代にはすでに食べる者と食べられる者の関係がありました。
そこは多種多様な生物のいる豊かな世界だったのです。
じゃあぼくたちも5億年以上も昔のカンブリア紀に行ってみよう。
(3人)え!?なになに?
(モーリス)カンブリア紀はきょうりゅうの時代よりももっと昔。
地上には植物もこん虫さえもいなかった時代だ。
(エルフィンのメンバー)でもいろんな生き物がいるね。
(モーリス)そう。
カンブリア紀はそれまでに比べてばく発的に生き物の種類が増えたんだ。
これを「カンブリア爆発」とよんでいる。
(エルフィン一同)カンブリア爆発!
(モーリス)これはオパビニア。
(エルフィンのメンバー)目がいっぱい!5つも!?
(エルフィンのメンバー)トゲトゲだ〜!
(エルフィンのメンバー)イカみたい!
(エルフィンのメンバー)あ!これはアノマロカリス?
(モーリス)そう。
カンブリア爆発はその後の生命の歴史を左右する重要な出来事となったんだ。
カンブリア爆発によってわたしたち人類をふくむ現在いる全ての動物たちの原形が出そろいました。
生物が初めて多様化したカンブリア紀があったからこそ命あふれる今の地球があるのだといっても過言ではないのです。
行ってみたいなカンブリア。
わたしも。
連れてってモーリス。
あなたたちが化石になるくらい遠い未来になったら行きましょう。
(3人)やった〜!じょう談です。
じゃ次回の予習よろしく。
(3人)がんばりモーリス!
(パーカー)
きょうりゅうがいたころよりもずっと昔。
5億年というとほうもない時間をさかのぼった太古の時代カンブリア紀。
海の中では「生命のビッグバン」とよばれる出来事が起き多種多様な生物であふれていた。
これは不思議なみりょくに満ちたカンブリア紀の生物たちが持つ命の可能性を見つける物語である
ピカイア!これがロスト・コードのディノミスクス?わたしやっぱりお花にしか見えない。
これが動物だなんて。
ほんとおかしな世界ねカンブリアって。
いかん!アノマロカリスだ!ハナ!うん?あっ…。
くっ!カンブリア紀最強のほ食者。
アノマロカリス…。
(ぶつかる音)うっ…あっ!あっち行け!うっううっ。
あぁ〜。
博士ハナは?コホッコホッコホッ…。
だいじょうぶだ。
ハナ君は無事だ。
強制エグジットでちょっとおどろいただけ。
そっか。
よかった。
ヴィンス君アノマロカリスの状きょうはどうだ?だいじょうぶです。
中に入ってこれないみたいです。
でもアノマロカリスってこんなに大きいものなんですか?データでは1mくらいってなってますよ。
次元ダイブで転送できる情報量は限られているため君たちをスケールダウンして送っているんだ。
つまりぼくたちが小さくなってるって事ですね。
「そのとおりだ」。
さあロスト・コードのディノミスクスから情報のちゅう出をするんだ。
やってみます!よし情報を持ち帰るぞピカイア!…ってあれ?ピカイア?あっあぁ〜。
あっピカイアどこ行ったの?ピカイア…。
よかった。
そこにいたのか。
さあおいで。
だいじょうぶだから。
(ぶつかる音)ピア…ピカイア!ピカイア!うっ。
あっ…。
はぁっ追いかけられない。
ピア!ピカイアをねらってるのか?ピア〜。
ピカイア〜!このままじゃ追いつけない。
博士このBMS水中で速く動けるジェットとかないんですか?ジェットよりもいいものがある。
ヴィンス君。
バイオミメティクス・モードだ。
バイオ…ミメティクス?生物もほうの事です。
生物が進化する中でかく得していったきょういの機能を人間がさまざまな分野で応用する手だんといえばよいでしょうか。
BMSは地球で使われている作業用のバイオスーツを改良しバイオミメティクスによる生物のすぐれた機能を付け加える事ができるんだ。
より速く泳ぐためのバイオミメティクスをそちらに転送しよう。
モーリス君サメモードを次元インストールだ。
うけたまわりました。
次元インストール!インストール。
サメの形になった!へえ〜さっきよりずっと速く動けます。
形だけじゃなく水の流れをスムーズにするサメのはだのバイオミメティクスもインストールしてある。
ヴィンス!早くピカイアを追って!OK!すっごい速い!
(モーリス)当然でしょう。
サメが進化していく中でかく得した能力なのですから。
ピア〜。
ピカイア!ピカイア!こっちだ。
ピカイア!うっうっ…。
ピカイア…。
はぁ〜よかったぁ。
ロスト・コードまでもどろう。
うっ…うわっ。
ふり切れないか…。
よ〜しこいつでどうだ!
(ぶつかる音)もう少しだ!うわっ!ピカイア!うっ…。
このままロスト・コードの情報をちゅう出しよう。
ピカイア!さあたのむよピカイア!ピカイア!
(ぶつかる音)ピア!しつこいやつだな。
ピカイア…。
だいじょうぶだよピカイア。
ぼくがついているからいっしょにがんばろう。
ピア…ピカイア!うっ…。

(モーリス)ロスト・コードより情報のちゅう出が開始されました。
ちゅう出率1020…。
よしいいぞ!ヴィンス…ピカイア。
ピカイアのじゃまはさせない!うっうっ…。
う〜!がんばって!ヴィンス。
(モーリス)55606570…。
うわっ!あっ…。
うっ。
あっ…。
(モーリス)「ちゅう出率90%」。
もう少し!
(くずれる音)ピカイア!
(モーリス)ロスト・コードより情報のちゅう出を確にん。
ミッションコンプリートだ。
ヴィンス君エグジットに移るんだ。
わかりました。
エグジットスタート!
(くずれる音)岩がもたない…。
間に合え〜!
(ぶつかる音)うん…。
(モーリス)「のう波い常なし。
とうじょう者の帰かんを確にん」。
おかえりヴィンス君。
おかえり!ただいま。
情報は?
(モーリス)無事全てちゅう出が完りょうしました。
これで最終実験は成功だ。
はあよかった。
がんばったね!ヴィンス。
ああ!でも一番がんばったのはピカイアさ!なあ!ピカイア!そうだね。
ご苦労さまピカイア!ピカイア!
(イルマ)そうですか。
パーカー博士は実験に成功しましたか。
これでカンブリア・プロジェクトは自動的に評議会の条件をクリアした事になります。
(イルマ)地球再生か新天地か…。
人類の未来を決めるてんびんが動きだしたという事ですね。
はい。
スイーツ!おいしそう!ピカイア!評議会から正式な予算が下りたからね。
ロスト・コード調査これからよろしくたのむよ。
がんばりま〜す!さあどれにしようかな?これとこれ!う〜ん。
ヴィンスはどれにする?うん?ヴィンス食べないの?食べないならわたしが…。
地球ってすごいよね。
ええ?5億年前にもあれだけの生物がいて絶めつしかかってそしてまた増えていって…。
ぼくたちもいつかあそこでくらせるようになるのかな。
そのためにわたしたちががんばるんじゃない!そうだね。
ピカイアといっしょにね!ピカイア!わたしは…なんでも教えちゃいます。
はいじゃあ質問ある人?
(3人)はい!はい!あのスーツすごい!サメになってめっちゃ速くなったね。
でもなんでサメって速く泳げるんだろう。
そのひみつはサメのはだにあるんだ。
(3人)はだ!?あれ?プールだよ。
どうして?実はこの水着サメのはだをまねして速く泳げるように作られているんだ。
え〜そうなの!?
(モーリス)サメのはだがどうなっているのか見てみよう。
これはアオザメのはだだ。
ウロコの表面に小さなみぞがあってそれが1列にならんでいるのがわかるかな?
(エルフィン一同)うん。
(モーリス)水着の表面にもサメをまねて細いみぞが作られている。
このみぞは水のていこうを減らす働きがある。
それで速く泳ぐ事ができるんだ。
こうした生物の機能をまねして役立てる事をバイオミメティクスというんだ。
そのバイオミメティクスの研究に夢中なのがあのパーカー博士だ。
バイオミメティクスは生き物のすぐれた形や特ちょうをまねする技術です。
みなさんはひっつきむしって知っているでしょ?そう草むらに入ると服にいっぱいくっついてくるあれ。
ひっつきむしにはフックのようなトゲがあります。
これで服にひっつくんです。
ひっつきむしをバイオミメティクスしたのが面ファスナーです。
使った事あるでしょう。
面ファスナーは70年以上も前にスイスのメストラルがひっつきむしをヒントにして作ったんです。
面ファスナーにはほら。
フックのようなトゲがたくさんついています。
これが引っかかってくっつくんです。
面ファスナーがバイオミメティクスだったなんておどろきですよね。
ひっつきむしも大活やくね!そうだね。
バイオミメティクスはほかにもいろいろある。
例えばハスの葉の性質をまねしたのがこのカサ。
水をよくはじくんだ。
(エルフィンのメンバー)便利!
(モーリス)蚊にさされても痛くないよね。
そんな蚊の針の不思議をまねしたのがこの注射針だ。
この針は痛くない。
(エルフィンのメンバー)え〜!いろんなバイオミメティクスがあるのね。
進化の過程で生物が手にしたすごい能力をまねする事で今までより便利でかん境にやさしい製品ができるかもしれません。
バイオミメティクスは未来の地球をになう今もっとも注目されるサイエンスなのです。
自然から学ぶ事ってたくさんあるんだね。
わたしもほしいなバイオミメティクス。
例えばどんな?二のうでがたるまないやつとか?わたしも!筋トレしてください。
じゃあ次回の予習よろしく。
(3人)がんばりモーリス!
(パーカー)
きょうりゅうがいたころよりもずっと昔。
5億年というとほうもない時間をさかのぼった太古の時代カンブリア紀。
海の中では「生命のビッグバン」とよばれる出来事が起き多種多様な生物であふれていた。
これは不思議なみりょくに満ちたカンブリア紀の生物たちが持つ命の可能性を見つける物語である
うんよっ!それっほっ。
よっ!よっ!それっ!ほっ!うわ〜うわふんふん。
よっと!ほっほっほいっよっ。
へえ〜サメって泳ぐのやめるとしずんじゃうんだって。
とちゅうでつかれたりしないのかな?ピカイア。
よしクリア!次がファイナルステージね。
こんなの楽勝よ!よくそんなにスラスラいけるね。
手前だけじゃなくておくのトラップを見ておけば次どっちによければいいかわかるわ。
なるほど。
ピカイア。
ほっよっほいっ!すごいすごい!えっちょ…ちょっと!どうすればいいのよ〜!こんなのあり?はぁ…。
いっそすき間に入っちゃうとかは?すき間?うん…そんなのほんとにあった?えっ何これ?ヤモリっていうんだ。
トカゲの一種らしいんだけどこいつすごいんだよ。
ピカイア!わたしこういう気持ち悪いのは…。
かべにも張りついて登れるんだよ。
見てて!うっアハハハ…。
ひっ!あれそっちに行っちゃった。
うむっ…。
うっうっうっ…。
ヴィンス君ハナ君次のミッションが決まったぞ。
お〜ヤモリじゃないか。
おもしろい事をしているね。
いやぁ〜!
(ウェンディ)イルマ大統領科学ちょうがカンブリア・プロジェクトの次の調査を開始するようです。
ふん。
地球再生など夢物語にすぎません。
フレイザー可能性はわずかですが条件をクリアしたかれらは次の調査を行うチャンスをつかみました。
ハハッ今からでも中止にしこうせい間たん査船の活動に予算を回した方がよろしいかと。
その方がよっぽど有益だと思いますがね。
(イルマ)現在の重要課題が新天地を目ざすこうせい間移民である事は事実です。
ですがフレイザー地球再生も未来への選たくしの一つなのです。
このような計画にもとづいて人類は現在にいたっている。
だがそれは同時に大きなリスクをせ負っているという事でもあるんだ。
あぁひどい目にあった。
何か質問かね?いえなんでもないです。
ではハナ君に答えてもらおうか。
カンブリア・プロジェクトの目的とは何かわかるかね?はい。
カンブリア紀で生物を調べ地球を再び住める星にする事を目ざす計画の事です。
ご名答!ではヴィンス君なぜカンブリア紀を調査するのかわかるかい?もちろんです!カンブリアばく発があったからです。
そのカンブリアばく発とは?それは!えっと…。
なんだっけ?カンブリア紀に入ってからばく発的にたくさんの種類の生物が現れた事が「カンブリアばく発」です。
そのとおりです。
カンブリア紀のおよそ1,000万年というとても短い期間にとつじょ全ての生物の「門」が出そろったのです。
全ての生物の原形がそろったカンブリア紀にこそ地球再生のヒントがあるのではないかという事なんだ。
いろんな生物がいる地球ってとてもワクワクします!ではミッションの説明をする。
今回のロスト・コードはこのハルキゲニアだ。
うわっ変なやつ。
うっ。
へえ〜このハリで歩くの?
(モーリス)いえ上下逆です。
えっそうなの?…って事はこうか。
おもしろいね!なんだか夢に出てきそうな形してるわね。
「ハルキゲニア」とはまさに「夢に出てきそうな」といった意味の学名です。
カンブリア紀でその化石のハルキゲニア本体を見つけ出しDNAの情報を持ち帰ってくるんだ。
(ヴィンスハナ)はい!ダイバーギアエントリー準備完りょう。
次元スキャンスタート。
スキャン開始します。
(モーリス)「8090100。
スキャンコンプリート」。
亜重力子ジェネレーター始動。
ジェネレーター始動。
ダイブプール荷電開始します。
ガイドビーム照しゃ。
次元ガイドはカンブリア紀。
カンブリア紀にセット。
ガイドビーム照しゃ。
(モーリス)ターゲットロック完りょう。
次元ダイブエントリー!
(2人)エントリー!
(ヴィンスハナ)BMSエントリー完りょう!ピカイア…ア〜。
(2人)あっ…。
流されてる?後ろ!崖になってる。
すいこまれる前に止まらないと。
うわっ…。
あ〜!きゃあ〜!うっあっ…。
ピカイア〜。
はあ〜あぶなかったわね。
うん気をつけないと。
ピカイア〜。
さあピカイアロスト・コードはどこだい?ピカイア!
(ヴィンスハナ)うん?ハルキゲニアだ!ピカイア!…ってどれがロスト・コードなの?ピカイア!うん?遠くてよくわかんないわね。
あっあれが?あ〜!ハナ岩かげにかくれて!うん!この流れじゃ泳いでいくのはむずかしいわね。
確かに無理かも。
だったら…。
ちょっと登ってみるよ。
ピカイア!気をつけてね!うっうっうっ…。
こんな流れなんかに負けるもんか。
絶対情報を持ち帰るぞピカイア!ピカイア!うん?ハルキゲニア!?流れが…あぁ〜!ヴィンス!ああっ!ヴィンスだいじょうぶ?なんとか…。
はぁ〜。
ダメみたい…。
ヴィンスBMSに深こくなエラー発生。
行動に制限がつきます。
少しダメージを受け過ぎたか…。
うう…ああっ。
いたくないの?うんだいじょうぶみたい。
ピカイア。
えっ…。
ハルキゲニアも必死だったんだね。
「ヴィンス君!」。
なんでしょう?博士。
残念なお知らせだ。
君のBMSのダメージが大きくこれ以上バイオミメティクスなどの機能増加に機体がたえられない。
よってここからのミッションはハナ君にがんばってもらうしかないようだ。
あっ…。
ごめんハナ。
いいのよヴィンス。
この前はヴィンス一人にがんばってもらっちゃったし。
今度はわたしがなんとかしてみせるわ。
わたしは…なんでも教えちゃいますよ。
じゃあ質問ある人?
(3人)はい!はい!ハルキゲニアってへんてこすぎ!トゲトゲだらけだし。
あんなトゲトゲがあるってどうしてわかったの?それは化石があったからだ。
でもハルキゲニアだけじゃなくてほかの生物も化石からすがたを想像するのはたいへんなんだ。
博士にその苦労を聞いてみよう。
カンブリア紀の生物には今の生物とはかけはなれたきみょうきてれつなすがたをしたものが多くいました。
そのため化石からすがたを復元するのはたいへんな作業なんです。
例えばオパビニアなんて5つの目がある事になっています。
そんな生物今いますか?オパビニアの復元図が学会で発表された時にはその場にいた研究者たちは思わず笑いだしてしまったんだそうです。
この世のものとは思えない。
じょう談にもほどがあるってね。
でも化石から調べたんだから…。
ほんとにそんな形だったんだよね。
(モーリス)ハルキゲニアも復元にはとても苦労した生物の一つだった。
(モーリス)これがハルキゲニアの化石。
およそ100年前アメリカのウォルコットは化石を見て「ゴカイという動物に似ているなあ」と思ったらしい。
だからゴキブリみたいにはって歩く生き物だと考えた。
(エルフィンのメンバー)全然ちがうし!
(モーリス)それから60年以上たってイギリスのモリスはこう考えた。
(エルフィンのメンバー)うん?
(モーリス)もしゴカイのような形ならトゲは体の両側になきゃいけない。
でも化石にはかた側にしかないじゃないか。
そこでかれはこう復元した。
あれなんかちがう?どっか変?
(モーリス)それからおよそ15年後スウェーデンのラムズケルドが化石を調べ直して「上下さかさまだヨ」って発表した。
(エルフィンのメンバー)そっか。
あれさかさまだったんだ。
(モーリス)分せき機器の発達で化石の状きょうがよりわかるようになりようやく今のハルキゲニアになったんだ。
長い道のり。
化石から復元するのって…。
すっごくむずかしいんだね。
当たり前ですよ。
太古の生物を知るためには化石から得られる情報がとても大切です。
しょう来もっと状態の良い化石が発見されると今の情報がくつがえされる事もあるかもしれません。
古い生物を研究するってけっこう楽しいでしょ?そうね。
パズルみたいで楽しいよねきっと。
わたしたちにもできるかな?できるわよ。
ねえモーリス。
ではこれから真っ白なピースのパズルを1分で完成させてください。
(3人)え〜無理無理!じょう談です。
じゃあ次回の予習よろしく!
(3人)がんばりモーリス!
(パーカー)
きょうりゅうがいたころよりもずっと昔。
5億年というとほうもない時間をさかのぼった太古の時代カンブリア紀。
海の中では「生命のビッグバン」とよばれる出来事が起き多種多様な生物であふれていた。
これは不思議なみりょくに満ちたカンブリア紀の生物たちが持つ命の可能性を見つける物語である

(ヴィンス)ううっうう…こんな流れなんかに負けるもんか。
絶対情報を持ち帰るぞピカイア!ピカイア。
ん?ハルキゲニア?流れが…ああっ!
(ハナ)ヴィンス!あっ!ヴィンスだいじょうぶ?なんとか…。
はぁ〜。
だめ…みたい。
残念なお知らせだ。
君のBMSのダメージが大きくこれ以上バイオミメティクスなどの機能増加に機体がたえられない。
よってここからのミッションはハナ君にがんばってもらうしかないようだ。
ごめんハナ。
いいのよヴィンス。
この前はヴィンス一人にがんばってもらっちゃったし。
今度はわたしがなんとかしてみせるわ。
わあ〜!また流れが強くなってきたね。
もうっ!どうすればいいのよ。
とりあえず流れがやむまで待ってみるとか。
そうねそれしかないか。
「ヴィンス君ハナ君」。
(ヴィンスハナ)はい博士。
言いわすれていた事がある。
次元ダイブには制限時間がある。
(2人)え〜!制限時間が来たらどうなるんですか?強制エグジットされる。
えっそれだけ?それならまた調査に来れば。
「それができないんだ」。
え?いつまたこの調査対象となるロスト・コードに出会えるかわからないからだ。
(モーリス)次元プリントのざ標設定はさまざまな条件が重ならなくてはならないため多くの計算の上に成り立っているのです。
それって失敗できないって事?
(モーリス)はい。
一度調査対象を決めたら失敗は許されません。
流れがやむのを待ってられないって事ね。
やってやろうじゃない!わたし失敗とか大きらいなの!この流れの中歩いて登っていくのは無理だったのよね。
うん。
立ってると流れでおしもどされそうになるよ。
それにかなり急な坂だからもっと低いし勢じゃないと前に進めないね。
できるだけ低くね。
そしてその先はほとんどかべのようになっていると。
流れにたえてがけをよじ登りながら落ちてくるハルキゲニアをよけろっていう事だね。
ピカイア〜。
はぁ…。
こうやって張りつきながらピョンピョン身軽にかわせとでも?そんなの無理よ。
あっ!回想かべにも張りついて登れるんだよ!ハナ無理じゃないかも。
博士かべにも登れるアレのアレを次元転送してください。
おお〜かべも登れるアレだな。
よしハナ君にバイオミメティクスを転送しよう。
えっヴィンス何か思いついたの?教えてよ。
ハナかっこいいやつが来るよ。
えっ何?かっこいい?というわけでモーリス君アレを次元インストールだ。
承りました。
次元インストール!インストール。
ハハハ!ん?これってまさか…。
え?ん…えっ!きゃ〜!ヤモリ!かっこいいよハナ!いいな〜それ。
かべだってすいすい登れちゃうんだよ。
ピカイア!ファンデルワールス力だよ。
それなら手足が岩にすいついて水流に流されずに海底を進む事ができるはずだ。
ヤモリの足のうらにはとても細かい毛が高みつ度で生えています。
この細かな毛の一本一本が岩と近づく事で分子と分子との間で引き合う力が生まれるのです。
もうこうなったらなんだってやってやるわよ!ヴィンスはここで転がってくるハルキゲニアの中にロスト・コードがないか見張ってて。
任せて!それじゃピカイア準備はいい?ピカイア!見た目はともかく確かにすごいわ。
全然すべらない。
ハナ前から来てる!えっ?わ〜!はぁ…なんとかよけられたけど。
ん?よける?もしかしてこれってあのトレーニングに似てる?ハナ今度は!左に1つ右に2つ左に1つでしょ。
えっすごい。
その調子だよ。
ああっ!がんばれハナ!左左右左。
がんばれ。
もう少しだよハナ。
きゃ〜!流れが強くなってきた。
ピカイア〜。
ハナ!上。
えっ?これじゃかわせない!ハナ!ピカイア!このままじゃ…。
回想いっそすき間に入っちゃうとかは?すき間?え〜い!ふぅ〜。
ピカイア。
ハナ!はぁ…よかった。
あっいた!あぶない!ほっ…。
さあ始めて。
ピカイア!
(モーリス)8090100。
ロスト・コードより情報のちゅう出を確にん。
ミッションコンプリート。
ヴィンス君ハナ君エグジットだ。
(2人)エグジットスタート!よっ!ハナうまいうまい!ピカイア!お〜やるじゃないか。
今回の調査はほんといい経験になったわ。
もうすぐあの場所だよ。
ここのすき間に入ればいいのよねヴィンス。
えいっ!あれ?なんですき間に入れないのよ!おや今のトラップなんだがバグが残ったままになっていたみたいだ。
すまんすまん。
すぐに直そう。
バグってすき間は?そんなもの初めから用意してないが必要だったかね?それじゃもともとクリア不可能だったって事?も〜なんなのよそれ〜!ピカイア〜。
今回のカンブリア・プロジェクトの報告書でございます。
(イルマ)ご苦労さま。
カンブリア・プロジェクトは順調に進んでいるようですね。
はい。
2つ目のロスト・コードからも情報のちゅう出に成功いたしました。
(フレイザー)ふっ…ぜひともこの研究結果をこうせい間移民のテラフォーミングにも役立ててもらいたいものだ。
(モーリス)承りました。
ん?
(ウェンディ)これをダイバーギアにセットしてください。
バイオスーツ解せきモジュール。
科学は万人のためのもの。
共有化しましょう。
同志モーリス。
フフッ。
よっそれ!やった〜!
(モーリス)うっ…。
わたしはパーカー博士の助手モーリス。
なんでも教えます。
だれか質問は?
(3人)は〜いはいは〜い!ヤモリってなんであんなにかっこいいの?はあ〜?さすがは虫類好き!だってすごいじゃん。
ペタッてかべに張りつけるんだよ。
あこがれ〜!では今日はヤモリに聞いてみますか。
(3人)ヤモリ?
(エルフィンのメンバー)や〜これトッケイヤモリだ!
(エルフィンのメンバー)名前分かっちゃうんだ。
(エルフィンのメンバー)ほらすご〜い!ガラスにペタッて。
ねっ!
(エルフィンのメンバー)…っていうかなんで張りついていられるの?
(モーリス)それはねヤモリの足のうらのヒダヒダにひみつがあるんだ。
電子けんび鏡で見てみると…。
(エルフィンのメンバー)毛がびっしり!
(モーリス)その太さはかみの毛のおよそ。
目に見えないほどの極細の毛のおかげでガラスに張りつく事ができるんだ。
きゅうばんじゃないんだ。
毛でどうやって張りつくの?
(モーリス)この極細の毛の先たんがガラスの表面にピッタリと接すると毛の分子とガラスの分子の間に引き付け合う力が働く。
これを「ファンデルワールス力」という。
このファンデルワールス力によってヤモリはガラスに張りついていられるんだ。
(エルフィン一同)うんうん!ヤモリの足は張りつけないところはないんじゃないかと思うくらいよく出来たつくりになっています。
すごいですね。
実は最近このヤモリの足のひみつをまねたテープが開発されたんです。
(モーリス)黒い部分がそのテープだ。
かく大して見てみると…。
(エルフィンのメンバー)毛がびっしり!
(モーリス)テープの表面に極細の毛がすき間なくならんでいる。
ヤモリとよく似ているね。
(エルフィンのメンバー)うん!でもほんとに張りつくの?
(モーリス)じゃ試してみよう。
(エルフィンのメンバー)う〜ん。
あっペットボトル!
(モーリス)そうおよそ500グラムだ。
テープとガラスをみっ着させるとそこにファンデルワールス力が働くから張りついていられるんだ。
(エルフィン一同)すご〜い!
(モーリス)このテープのすごさは何度つけたりはがしたりしてもくっつく力はほとんど変わらない事。
(エルフィンのメンバー)何度も使えるのね。
(モーリス)ヤモリのすごさを見事にバイオミメティクスしたこのテープ新しい技術として注目されているんだ。
このテープは今は工業用で特しゅな用とに使われています。
でも近いしょう来わたしたちの日常生活でも使えるようになったら便利だしかん境にもやさしいですね。
それにしてもこのナノテクノロジーをヤモリが自然の中でつちかってきたのにはおどろきをかくせません。
自然のパワーには底知れないものがありますね。
このテープでどこでも歩けるとか?かべとか天じょうとか?にん者になれちゃうとか!本当に使っていたらしいですよ。
(3人)本当!?じょう談です。
じゃ次回の予習よろしく。
(3人)がんばりモーリス!2015/07/19(日) 16:00〜17:00
NHKEテレ1大阪
ピカイア! #01〜#04[字]

5億年以上も前のカンブリアの海で繰り広げられるヴィンスとハナの大冒険。太古の生物が続々登場。この春放送した4本を一挙アンコール!生物多様性と進化の面白さに迫る。

詳細情報
番組内容
未来の地球を救うためヴィンスとハナはピカイアとともに5億年以上も前のカンブリアの海へ次元調査に向かった!地球再生の鍵、ロスト・コードはどこに?そこに襲い来るアノマロカリス!バイオミメティクスでピンチに立ち向かえ!大好評だった1話から4話までを連続アンコール放送。さらに続編はあす20日(月)午前10時から放送だ!アプリ「コダモン」の番組連動クイズに正解すれば進化が加速する特別な遺伝子をゲットできる!
出演者
【声】田谷隼,諏訪彩花,水橋かおり,大川透,野島裕史,木下紗華,稲田徹,田中あいみ,辻美優,花房里枝,高橋美衣,【解説】イギリス自然史博物館教授…アンドリュー・パーカー
原作・脚本
【脚本】藤咲淳一,福留俊
監督・演出
【監督】冨安大貴,【演出】大和田淳,山口健太郎

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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