はい次回は長寿の島と呼ばれる徳之島を科学します。
ご長寿さんの一日に密着しどんな生活をしているか徹底調査。
誰でもすぐにマネできる健康長寿の秘けつを大公開します。
見てねごきげんよう。
ありがとうございます。
(山口)今回の『グッと!地球便』は大阪とカンボジアをつないでみたいと思います。
行ってみましょう!
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先はインドシナ半島の南部カンボジア王国
長く続いた内戦の時代を乗り越え近年経済成長の真っ只中にある首都プノンペンで讃岐うどんの店を営む日本人がいます
4年前エネルギーみなぎるこの地に単身乗り込み初のうどん専門店を開業したのです
店舗経営の経験はゼロ
何のつてもなく言葉も話せずたった200万円を握りしめ海を渡った無謀な弟子に日本の師匠は…
(山下さん)カンボジア!?って思ってびっくりして…。
国民性からくる従業員との軋轢。
経営が振るわない中でも捨てきれぬうどん作りへのこだわり
そんな葛藤だらけの日々の中さらに新たな挑戦を決意した弟子に師匠が届ける想いとは…
(浩司さん)あっ!これは…。
すごいな。
あっどうもこんにちは。
こんにちは。
お世話になります。
こちらこそお世話になります。
『グッと!地球便』の山口です。
どうもお世話になります。
山下と申します。
よろしくお願いします。
どうもお世話になります。
どうもお世話になります今日は。
よろしくお願いします。
こちらこそお世話になります。
よろしくお願いしま〜す。
浩司さんがカンボジアでうどん屋さんをオープンなさったということでその師匠でいらっしゃいます山下さんとこに今日はおじゃまさして頂いてます。
よろしくお願いします。
そもそも浩司さんと出会いっていうのはどういう出会いだったんですか?前堺で店やってる時にひょっこり来てカウンターに座っていろんなうどん屋食べ歩いてるけどピカイチに美味しいって言ってくれたんです。
基本的に知識もないのに偉そうにしてるブロガーが嫌いやったんですよ。
ハッハハハ!そういう類の人間かなと思って…。
なるほど。
相手にしてなかった。
したら次の日も来て毎日のように来るようになってきて。
ホンマにうまいと。
それで話するようになっていろんな小麦粉・塩・水なんか自分で取り寄せて自己流で勉強してるって話を聞いて何よりも讃岐うどんの歴史と文化をねきっちり勉強してたっていうのが気に入ってうちでちょっとやってみるか?みたいな感じになったんです。
そっからじゃあ師匠と弟子っていう感じになるわけですよね?カンボジア行く時っていうのは山下さんに何かお話あったんですか?最初聞いた時もうびっくりしたとしか言いようがないんですよ。
それにあの中力粉がないと…うどんに必要な。
はい。
ただ西川君やったらあれだけ技術も知識も身につけてるし大丈夫やろうとぐらいしか言えなかったんで。
どんなうどんが最終的に出来上がってんのかっていうのは一番気になりますよね?そうですね。
わかりました。
じゃあお弟子さんの浩司さん。
はい。
いってみましょうかね。
よし。
じゃあいきましょう。
浩司さんカンボジアです。
グッと!
距離にして…
カンボジアの首都プノンペン
80年代の激しい内戦を経て東南アジア有数の経済成長を誇るまでになったこの地には今ビジネスチャンスが溢れています
街の中心部から少し外れた通りにある浩司さんのお店を訪ねました
(スタッフ)すいません。
いらっしゃいませ。
ええ感じのお店やなぁ。
可愛らしい。
(スタッフ)こんにちは。
こんにちは。
(スタッフ)うどん屋さんって聞いたんですけど…。
そうですね。
日本の飲食チェーンで働いていた浩司さんは4年前カンボジアに渡り1年の準備期間を経てここ「greenbowl」をオープンしました
従業員は11人全てカンボジア人です。
ここで働くまでうどんの存在すら知らなかった人ばかり
提供するメニューは…
そして1番人気の肉うどんなど日本のうどん屋さんにある定番メニューが揃います
もちろん味もカンボジア風にアレンジすることはせず勝手の違う現地の食材を駆使して日本の味を再現しようと全力を尽くしています
わっかき揚げ。
オッケーです。
これキッコーマンです。
営業は午前11時から午後9時まで
ランチタイムともなれば40席ある店内はほぼ満席
お客さんは外国人観光客や日本人駐在員が大半ですが最近になって現地のカンボジア人も増え全体の3割程度までになったそうです
今でこそこの混雑の中お店は円滑に回っていますが1年ほど前までは日本人とはあまりにも違うカンボジア人の気質に悩まされたと言います
だいたい…。
長きにわたる内戦そしてポル・ポト政権による虐殺とほんの20数年前まで混乱が続いていたカンボジア
頑張って働いて蓄財しても次の日には全てを失うという歴史が人々が持っていた勤勉さを奪っていったのです
午後3時ランチタイムの混雑も一段落
ちょっと洗濯物を。
独身の浩司さん。
営業時間の合間を縫って自分の洗濯物を片付けます
浩司さんの自宅は店の向かいにあるアパート
二十歳の頃うどんを自宅で手打ちするほどのうどんマニアだったという浩司さん
いつか自分の店を持ちたいと夢見ていた時出会ったのが師匠のうどんでした
あの時は…。
以来来る日も来る日も通いつめ師匠に教えを乞うているうちいつしかお店を手伝うようになり開業への想いが一層高まっていったのです
1日も早くお店を持ちたい!そこで目を付けたのがカンボジアでした。
開店資金も安く済み何より活気に溢れていたからです
カンボジアへ来て半年後元々カフェだったこの物件を家賃800ドルで借り厨房も内装も自分の手でリフォーム
そして1年後プノンペンで初の讃岐うどん専門店をオープンさせたのです
実はカンボジアでは米粉を使った細い麺を食べる麺文化が根付いており浩司さんはビジネスチャンスが十分にあると見込んでいました。
しかし…
それぐらいでしたね。
そんなにはなかったですね。
日本人や外国人は来てくれるものの肝心の地元のカンボジア人は殆ど来店してくれませんでした
そこで浩司さんは麺づくりへのあるこだわりをひとつ捨てる決意をしたのです
なんですけど…。
そこは…。
まずはうどんの存在を知ってもらうこと
そこで機械で大量生産し現地の日本料理店でうどんを出してもらったのです
さらにカンボジア人の好みに合わせ麺を若干細くしました
浩司さんの狙いは的中。
徐々に地元のお客さんが増えていったのです
夜10時ようやく閉店
しかし浩司さんの仕事はまだ終わりません。
トゥクトゥクに乗り込みどこかへ向かうようです
夜遅くにも関わらず何やら活気づく街の一角…
やって来たのは市場
実はプノンペンの市場は24時間営業。
いつでも明日の仕入れが出来るのです
店が終わり浩司さんがやってきたのは市場
実はプノンペンの市場は24時間営業でいつでも明日の仕入れが出来るのです。
とはいえこうなったのもここ5〜6年の事。
これも急速な経済成長がもたらしたものです
彼はそうですね。
冷たいうどんに付けるやつ。
(スタッフ)おろし?
活気あふれるカンボジアに渡り4年。
この国で商売をするうちにつくづく感じた事があります
…っていう風なすごい思っています。
大切なのはカンボジア人のスタッフと共に成長していくこと。
その為に浩司さんが実行したのが従業員の給料を大胆に上げる事でした
そうですね。
公務員の初任給が30ドル。
飲食店員の平均月収が100ドルという中400ドルは異例の給料でした
今では従業員は家族同然の存在になりました
こうして店が成長していくにつれ浩司さん自身にも変化が生まれてきたといいます
だんだん時間が経って。
そんな浩司さんには今新たに始めようとしている計画があります。
実は現在の店舗を引き払い倍以上の規模で新しいお店を始めようというのです
最近は日本人デザイナーと物件を探して飛び回っています
新しい店のターゲットはカンボジアの庶民。
うどんをこの国の日常の食べ物にしていきたいのです。
この日はいい物件があると聞いて見学にやってきたのですがそこにはすでにオーストラリア人の先客が
この日はいい物件があると聞いて見学にやってきたのですがそこにはすでにオーストラリア人の先客が
(笑い)
結局この物件は条件に合わなかった為見送りました
夜1人で作業をする浩司さんの姿が…
まだ物件は決まっていないのですが新しいお店で使うテーブルを作り始めているのです
何でもするな。
浩司さんの挑戦はまだまだ続きます
なるほど。
スゴイなぁ。
スゴイですね。
いかがでしたか?やっぱり手打ちでやるのは教えてやらせていくっていうのは重労働なんでかなり難しい。
手打ちってのは拘ってたけども機械に変えたという量産してより多くの麺を作るというのは師匠から見ても分からないでもない。
仕方がないですよね。
基本があるから機械でも出来るし何でも出来るっていうのがあります。
なるほど。
もとを知ってるから。
そうです。
もとを知ってるからやっていけてるんやろなっていうのが伝わってきますね。
ああ〜。
従業員の方もすべてカンボジア人を使うという拘りようでしたけれども。
スゴイですねぇ。
結構ご自身は厳しいというか泣かしましたねっておっしゃってましたけど山下さんのとこにいらっしゃった時の浩司さんはどんな感じの方だったんですか?もうやっぱり真面目で一生懸命でしたね。
結構師匠としては厳しい…。
はい。
もちろんです。
それでも全然?全然もうしんどくても頑張るっていう姿勢でしたね。
ああそうですか。
あの今後の事もお話されてましたけどもっとこう大きくしていきたいっていう新たなまたステップもね。
そうですね楽しみですね。
今見えてきてるみたいですけどね。
このあと師匠からのお届けものをさせて頂いてるとこまた引き続きご覧頂きたいと思います。
はい。
いきましょう浩司さん。
カンボジアです。
グッと!
この日従業員たちが朝から開店準備に追われる中浩司さんにある知らせが届きました。
新店舗の条件に見合う良い物件が見つかったというのです
これね?どう?
早速現地に駆けつけてみると…
物件は3階建てのコンクリート造りの建物。
大通りに面しており立地は申し分ありません
16.8。
でこっからが…11か。
一応ブリック入ってんだ。
何と家賃は現在の3倍以上。
改装費もかなり掛かりそうですが浩司さんはここで勝負することを決断しました
そうですね。
奇しくもこの日は浩司さんの誕生日でした
♪〜Happybirthdaytoyou♪〜Happybirthdaytoyouもう〜…ハハハ。
♪〜Happybirthdaytoyou・フゥー!・
(笑い)
カンボジアに渡って4年。
従業員たちと共に新たな挑戦を始めようとしている浩司さんに日本の師匠から届けものです
(スタッフ)師匠から預かってきました。
はい。
あっ!!これは…。
(スタッフ)師匠から預かってきました。
はい。
あっ!!これは…。
麺きり包丁やないですかこれ。
取ってもいいですかね?おお〜!
届けものは麺きり包丁。
師匠が自分の店を持った時からずっと愛用してきた思い出深い道具です
素晴らしいですねこれ。
ちょっとねこれに恥じないように頑張らないと。
こんなね素晴らしいものを頂いてありがとうございます。
少しね師匠と考えてる店とはちょっと違うかもしれないですけどでも…受け継いだ気持ちとか心意気とかそういうのをこっちで伝えてやっていきたいと思います。
またすごいものが…。
届けられましたね。
山下さんがずっとお店始められた時から使ってらっしゃった包丁ですか。
今は無理でも行く行くはやっぱり手打ちも考えてるって言ってるんで。
おっしゃってましたよね。
手打ちで拘りの店も進展してってほしいなっていう気持ちもありますんで。
なるほどね。
やっぱりカンボジアに進出していって試行錯誤で努力してるんやからカンボジアでうどんの第一人者になってほしいですね。
そうですね。
(ヨネスケ)いや〜でもいいね。
(ギャル曽根)何が?お城ですよ〜。
ここは…。
2015/07/19(日) 10:25〜10:55
読売テレビ1
グッと!地球便【カンボジアで讃岐うどん店を始めた弟子に師匠から届けもの】[字]
海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽日本のうどんで勝負しようとカンボジアに渡った弟子へ▽急発展を遂げるプノンペンで成功を夢見て奮闘する弟子に師匠から届け物
詳細情報
出演者
山口智充
海外で頑張る日本人
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。
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