おはようございます。
7月19日日曜日、朝7時になりました。
NHKニュースおはよう日本です。
今月12日、愛知県日進市の路上で、65歳の男性が刃物で刺されて殺害された事件で、17歳の男子高校生が強盗殺人の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、男性を殺害したことは認めていますが、強盗が目的だったことについては否認しているということです。
逮捕されたのは、愛知県日進市の17歳の男子高校生です。
事件は、今月12日の夜に起きました。
日進市の路上で、近くに住む川村典道さんが顔や首など、10か所以上を刃物で刺されて殺害され、ショルダーバッグが奪われました。
バッグには、町内会費およそ6000円が入っていました。
近所の人によりますと、川村さんは親の介護をするため、数年前に引っ越してきたということです。
ことし4月からは、自治会長を務めていたということです。
事件当日、川村さんは自治会の会合に出席したあと、近くのコンビニエンスストアで買い物をして、自宅に帰る途中でした。
そのコンビニエンスストアの防犯カメラの画像に、あとをつけるような不審な人物が映っていたことから、警察が特定を進めてきました。
捜査本部が置かれている、愛知警察署から中継です。
事件の発生から1週間。
逮捕されたのは、高校3年生の17歳の男子生徒でした。
取り調べは深夜まで行われ、きょう午前1時前に逮捕されました。
男子生徒は現在、こちらの警察署の2階にある留置所で休んでいると見られます。
きのうの午後、自宅から任意同行を求められ、当初、関与を否定していましたが、その後、川村さんを殺害して、ショルダーバッグを持ち去ったことを認めたということです。
これまでに自宅の捜索が行われたほか、供述どおり、現場近くのやぶの中から、バッグが見つかったということです。
調べに対し、男子生徒は、強盗が目的ではなかったと、供述しているということです。
警察は事件に使われたナイフの発見を急ぐとともに、このあと取り調べを再開して、男子生徒が川村さんと面識があったかどうかや、動機の解明など、捜査を進めることにしています。
次は、岩手県矢巾町で、中学2年生の男子生徒が、いじめをうかがわせる内容を学校のノートに書き残し、自殺したと見られる問題です。
調査を行ってきた学校は、いじめがあったと認めたうえで、ノートの内容が教員どうしで共有されず、いじめの早期発見に向けた組織的な対応が不十分だったと、報告書に盛り込む方針であることが分かりました。
矢巾町の中学2年生の村松亮さん。
担任の教諭とやり取りをする生活記録ノートに、いじめをうかがわせる内容を記し、自殺したと見られています。
中学校は、全校生徒へのアンケートや面談のほか、教職員34人から聞き取りを行いました。
町の教育委員会によりますと、多数の生徒が、アンケートでいじめを見たと回答したことなどから、学校は、いじめがあったと判断したということです。
さらに、この学校は去年、いじめ防止基本方針を策定し、この中で、生活記録ノートなどを活用し、教職員が情報交換を行うと定めていました。
しかし、担任以外の教職員はノートの内容について相談はなかったなどと答えたということです。
このため学校は、教員どうしで情報が共有されていなかったとして、いじめの早期発見に向けた組織的な対応が不十分だったことを報告書に盛り込む方針だということです。
この問題で、矢巾町内の小中学校の校長などがいじめ問題を話し合う初めての連絡協議会がきのう開かれました。
出席者からは、再発防止のためには、改めて各学校で定めたいじめ防止基本方針の運用を見直す必要があるという意見が相次ぎました。
その上で、再発防止に向けた課題を洗い出すことを申し合わせたということです。
人種差別の問題を巡って、アメリカ社会では今、波紋が広がっています。
ある一つの旗を巡って、白人至上主義の団体が、先ほど大規模なデモを行いました。
背景には、何があるのでしょうか。
アメリカ南部サウスカロライナ州で、先ほど行われたデモです。
白人至上主義の団体のメンバーが掲げているのは、南北戦争当時、奴隷制を支持した南軍が使用していた旗です。
地域の伝統だと考える人がいる一方で、人種差別を思い起こさせるという批判もあります。
今回のデモ、発端はこの旗でした。
先月、サウスカロライナ州チャールストンにある黒人が通う教会で、白人の男が銃を乱射し、黒人の男女9人が殺害された事件。
逮捕・起訴された白人の男は、この旗を好んで使っていました。
調べに対して、人種差別的な考えに基づいて事件を起こしたことを認めているということです。
事件をきっかけに、州の議事堂のそばに、南軍の旗が掲げられていることの是非が大きな論争となりました。
議会で旗を撤去する法案が可決され、今月10日、旗は撤去されました。
アメリカでは、1960年代にかけて、人種差別の撤廃を求める公民権運動が盛り上がりました。
反発を強めたのが、クー・クラックス・クラン、白人至上主義の団体です。
この映像でも、団体のメンバーが南軍の旗を掲げています。
一方で、過激な黒人解放運動を進めたのが、急進的なグループ、ブラックパンサーでした。
そして今。
南軍旗の撤去に抗議する白人のグループと、その抗議に抗議する黒人のグループの間で、緊迫した状態が続いています。
議事堂の南側では、旗を南部の誇りと捉えてきた白人至上主義の団体100人ほどが、南軍の旗を掲げながら抗議活動を行いました。
一方、議事堂の北側では、黒人の権利擁護を主張する団体が集まりました。
現場では、殴り合いが起きています。
警察当局は、双方のグループが近づかないよう警備を強化していましたが、白人の団体の周りを黒人など1000人以上が取り囲み、一部の白人団体の支持者と黒人の間で、小競り合いが起き、数人が逮捕されたということです。
南軍の旗を巡るデモについて、市民は。
今、なぜ、こうした団体が活動を強めているのか。
専門家は、解消されない社会への不満が、事件などをきっかけに、ほかの人種や民族への攻撃という形で表れていると指摘しています。
台風11号による大雨の影響で、JR西日本の関西を走る路線はきのう、ダイヤが大幅に乱れ、およそ50万人に影響が出ました。
きょうは一部を除いて始発から平常どおり、運行しているということです。
JR西日本はきのう、台風による大雨で各地の雨量が規制値を超えたため、始発から東海道線の一部や、大阪環状線の全線など、関西を走る15の路線で運転を見合わせました。
現在も運転を見合わせております。
JR西日本は雨がやんだあと、線路の安全が確認できた路線から順次、運転を再開しました。
大阪環状線は正午前に、東海道線は午後4時半に運転を再開するなど、午後6時までにすべての路線で運転を再開しましたが、ダイヤは大幅に乱れ、およそ50万人に影響が出たということです。
JR西日本は、多大なるご迷惑をおかけして、誠に申し訳ない。
今回の台風をしっかり検証し、改善に向けて取り組みたいとしています。
JR西日本によりますと、関西各地を走るJRは、きょうは線路に土砂が流入する被害が出て、一部の区間が不通となっている紀勢線と、一部の列車が運休する福知山線を除いて、始発から平常どおり運行しているということです。
では、気象情報、南さんとお伝えします。
けさも雨の所がありますね。
そうですね。
雨の降っている所、多くなっています。
現在、雨が降っているのは、北海道から東北の北部、前線による雨が降っていますし、沖縄付近は熱帯低気圧がありまして、熱帯低気圧による雨、そして西日本から東日本の特に太平洋側、湿った空気が流れ込んで、高知県内など、1時間に20ミリ前後の強い雨が降っています。
きょうのこのあとの雨の移り変わりです。
沖縄付近は雨が降ったりやんだり、そして西日本から東日本も雨の降る所が多く、急に雷を伴いながら、激しく降るような所も出てくる見込みです。
きょうはレジャーで、山とか川とかにお出かけの方、いらっしゃると思いますけれども、急に天気が変わるおそれがありますので、落雷とか突風とか、急な川の増水などには十分注意をしてください。
ご注意ください。
きょうは雨が降る所がある一方で、晴れて暑くなる所もあるんですよね。
そうですね。
きょう午後3時の気温の様子ですが、これで見ますと、関東から東北南部の太平洋側で、かなり気温が高くなる見込みです。
東京のきょうの最高気温は34度、仙台は33度、仙台は平年と比べると7度高いですから。
7度も?
極端に気温が高くなる見込みです。
特に仙台は、きょうは西風が吹きまして、山越えの気流で、気温が高くなりそうなんですね。
西風、山越えの気流?
その山越えの気流で気温が高くなる現象を、なんとか現象といいます。
おっ、ここできましたね。
問題です。
エルニーニョ現象か、フェーン現象か、ウェーンって、泣きたくなるような、そういう現象か。
泣きたくなりますけど。
エルニーニョって海水温に伴う現象ですよね。
いきますか、正解は。
せーの!2。
そのとおりです。
2番、フェーン現象っていいます。
フェーン現象っていうのは、もともとヨーロッパのアルプスを越えて、ドイツ側がかなり気温が高くなる、そういう山越えの気流のことをフェーン現象って呼んでまして、同じような現象を世界各地でフェーン現象というふうに呼んでいるんですね。
私が学生のときに、フェーン現象の漢字の当て字を教えてもらったんですけど。
こう書くんですか?
風の炎症、燃える、風炎って書くというふうに教わったんです。
風炎。
確かに風が燃えるような、そういう、それくらい暑くなりますよって、そういう現象ですよっていうことでもあって。
風炎、フェーン。
これ、南さんが考えたんじゃなくて漢字の当て字がある。
そういう当て字があったということで、うまく言い表してるな。
そうですね。
というふうに思うんですが、そのフェーン現象なんですが、どうやって起きているかということなんですが、ちょっと模式図を作りました。
これ、山越えの気流なんですが、2000メートルの山があったとします。
30度の空気が山を登る、そうすると、100メートルにつき1度ずつ気温って下がりますので、1000メートルの所では20度になります。
確かに。
20度、ここから山の上よく雲が発生しますけれども、ここで雲が発生したとすると、雲の中では100メートルにつき0.5度になるんですね。
なんで違うんですか、これ?
水蒸気が水滴に変わるわけなんですけれども、水滴に変わるときにちらっと熱を出すんで、その影響で1度じゃなくて0.5度になっちゃう。
雨になると、温度が上昇すると?
そういうことですね。
0.5度。
そうすると2000メートルの山の上では、15度になるんですね。
今度はここで湿った空気が湿り気を全部落としてしまいます。
今度乾いた空気が山を下るようになります。
乾いた空気が山を下ると、今度は100メートルにつき1度ずつ上がっていきますので、そうすると、20度上がって、ここでは35度になるという。
山を上って途中で湿り気を落とすだけで、35度と、5度も上がってしまう、こういう現象がフェーン現象なんですね。
これって各地でやっぱり起きやすくて、この月曜日も、金沢とか上越、…の辺りでかなり気温上がりましたけれども、あれも南風で山を越えて、気温が上がると。
ことしは台風なんかもよく近づいてきますので、風がよく吹きます。
風がよく吹くと、こういう山越えの気流が、よく発生しやすくなりますので、ことしはね、フェーン現象によって極端に気温の上がる所、多くなりますので、熱中症に注意が必要ですね。
どこでも起こりうることなんですね。
そうですね。
きょうは高温注意情報が出ていまして、宮城県内や、そして関東などで高温注意情報が出ていまして、35度を超えるような所、多くなります。
ことしは熱中症、ちょっと注意が必要ですよね。
ことしは、かなり気温が上がりますので、室内もかなり気温が上がります。
適切にクーラーをかけていただいて、直接日ざしが入らないように。
またレジャーなどでも、火を使うそばはかなり暑くなりますし、農作業も地面付近は湿度はかなり高くなりますので、ことしは熱中症に十分注意をしていただきたいと思います。
ご注意ください。
さあ、きょうも全国的に暑くなりそうです。
あすは海の日です。
そこでけさの特集は、こちらです。
黒潮が育む、和歌山県紀伊半島の沖合。
日本でも有数の豊かな海です。
この海に、年に一度、ある魚が集結します。
ハマフエフキです。
その数は数百匹以上に上ります。
今回、群れの謎を解明する詳しい生態が分かってきました。
子孫を残そうと繰り広げられる繁殖行動です。
おお、すごいですね。
なかなか貴重な映像ですよ、これ。
ハマフエフキ、その命の営みに迫ります。
ダイナミックな映像でしたね。
迫力ありました。
われわれも海の中にいます。
きょうはこちらの魚、ハマフエフキについてお伝えしていきます。
これ、スズキの仲間で、全長は大きなものでは1メートル近くにもなるんです。
結構大きいですよね。
でも実は正直、あまり私、なじみがなかったんですけど、ハマフエフキ。
でもですね、沖縄では市場の顔、そして県の魚の候補になるなど、人気がありまして、食べてもおいしい。
食べてもおいしいんですか。
高級魚なんです。
ハマフエフキ、初夏のこの時期、沖縄からおよそ1100キロ離れた、和歌山県紀伊半島の沖合に集結する場所があることが分かってきました。
そこで行われていたのは、これまで映像にほとんど収められることのなかった、神秘的な産卵でした。
和歌山県の南部、みなべ町です。
沖合の海には、黒潮が流れ込み、豊かな生態系が育まれています。
9ヘクタールに及ぶサンゴの大群落。
500種類を超える生き物たち。
初夏、この海にハマフエフキの群れがやって来ます。
撮影に訪れたのは、6月末から7月上旬の10日余り。
ダイビングガイドの中野大樹さんと共に、海に潜りました。
中野さんがハマフエフキの産卵を目撃したのは2年前。
そのとき撮影した、産卵直前の様子です。
群れは数百匹にも及んでいたといいます。
中野さんが産卵に出会ったのは、午後3時から日没の間でした。
これまでの手がかりから、沖合2キロの海域に潜ることにしました。
撮影を行ったのは、中野さんと取材班の3人。
潜れるのは1回1時間ほどです。
2人1組で交代で潜り、産卵がいつ行われるのか、正確な時間を探りました。
目指したのは、かつて中野さんが群れを見つけた、ショウガセと呼ばれる岩場です。
海底からの高さはおよそ30メートル。
潮の流れが複雑で、餌のプランクトンが豊富な場所です。
突然、イワシの大群が現れました。
餌を目当てに、多くの魚が集まります。
こちらはクマノミ。
オレンジ色の卵を岩に産みつけていました。
水温が上がるこの時期、海の生き物たちは一斉に繁殖期を迎えます。
50分がたったころ。
岩の向こうに、一匹のハマフエフキが姿を現しました。
特徴はとがった口。
口笛を吹いているような形から、この名が付きました。
ふだんは単独で行動することが多いハマフエフキ。
5分ほどで姿を消してしまいました。
初日、群れを見ることはできませんでした。
中野さんのもとには、ハマフエフキの産卵を一目見ようと、一般のダイバーたちも訪れていました。
お疲れさまでした。
しかし、産卵を見ることはできませんでした。
産卵の時間帯がつかめないまま迎えた2日目、海にある変化が表れていました。
海水温が24度に上昇。
水族館の飼育環境では、ハマフエフキの産卵が活発になる水温です。
群れを探すこと30分。
午後4時半、カメラの前に魚の群れが。
ハマフエフキです。
産卵を行うため、群れを作り始めていました。
しかし、警戒心が強くなっているハマフエフキは、すぐに逃げてしまいました。
それでも、産卵の可能性が高い時間帯をつかむことができました。
翌日、紀伊半島沖を低気圧が通過。
海に出ることができなくなりました。
11日目、撮影に残されたのはこの日が最後です。
5日目に群れが現れた午後4時半を狙うため、一度に2台のカメラで撮影することにしました。
警戒心が強いハマフエフキを刺激しないよう、撮影用のライトも消して、岩に張り付いてじっと待ちました。
そして15分。
ハマフエフキの群れがやって来ました。
よく見ると、これまでとは様子が違います。
全身に興奮すると現れるしま模様。
産卵の兆候です。
雄が雌に近寄り始めました。
雌のおなかをつつきます。
産卵を促し始めました。
そして一匹の雌に雄が群がり始めました。
その数20匹以上。
すこしでも自分に近い所で産卵してもらおうと、激しく寄り添います。
そのときでした。
受精の瞬間です。
産卵するため、海面に向かって上昇する一匹の雌に、雄たちが続きます。
産み落とした卵は、数百万粒。
白く見えるのが、雄たちから一斉に放たれた精子です。
海面に近い場所で産卵するのは、卵を潮の流れに乗せることで、岩場にいるほかの魚の餌にならないにしていると見られます。
ところが、イサキやメジナなどの魚が集まって、次々と卵を食べていました。
産み落とされた卵のうち、成魚まで育つことができるのは、僅か数匹だといわれています。
撮影を終えたあと、専門家に映像を分析してもらいました。
産卵する理由には、少しでも多くの子孫を残し、種を守っていくというハマフエフキならではの生態があるといいます。
産卵シーン、迫力がありましたね。
そうですね。
撮影に当たった平野カメラマンとお伝えします。
間近で見た印象はどうでしたか?
もう本当にすごかったです。
私もハマフエフキのような、1メートルぐらいにもなる大きな魚というのが、集団で産卵する様子っていうのは初めて見たんです。
そのダイナミックな動きについていくのがやっとでした。
へー。
ずいぶん近くで撮影されてましたもんね。
そして映像では、こう、なかなか卵を確認することはできなかったんですけど、どんな感じなんですか?
実際、卵は非常に小さくて、大体直径0.8ミリくらいなんです。
しかも透明で、画面の中で確認するというのはちょっと難しかったですね。
小さいんですね。
このあとはどうなるんですか?
この卵というのが、自然界でどうなっていくのかというのはまだはっきりとは分かっていないんです。
ただ、飼育環境の中では、卵、大体1日でふ化することや、稚魚が岸近くの浅い場所で成長していくことなどが確認されているんです。
本当に生き残るのはごく僅かということなんで、自然の厳しさというのを改めて実感した取材でした。
ハマフエフキの貴重な産卵について、平野カメラマンとお伝えしました。
では、次です。
割引の対象が広がります。
大手通信会社のKDDIは、同性のカップルに対して、東京・渋谷区のように、自治体が結婚に相当すると認める証明書があれば、携帯電話などの家族向けの割引料金を適用する方針を固めました。
KDDIは、家族を対象とした携帯電話などの割引料金を適用する場合、家族であることを証明するため、住民票などの提出を求めていて、これまで同性のカップルは、割引の対象にしていませんでした。
こうした中、渋谷区が10月にも同性のカップルに対して、結婚に相当する関係と認める証明書を発行することになったため、KDDIは、この証明書があれば、家族向けの割引料金を適用する方針を固めました。
今後、ほかの自治体でも、渋谷区と同じような証明書を発行した場合も、割引の対象とする方針です。
アメリカでは、全米で同性婚が事実上、合法化され、同性愛者や、心と体の性が一致しない性同一性障害など、いわゆるLGBTの人たちを対象にしたビジネスも注目されています。
日本でも生命保険の受取人に同性のパートナーを指定できるよう検討する動きもあり、今後、LGBTの人たちを対象としたサービスが広がる可能性もあります。
続いては、衆議院の選挙制度の見直しについてです。
有識者の調査会は、いわゆる1票の格差の是正など、主な論点の議論を一とおり終えたとして、ことし中に議長に見直し案を答申できるよう、9月末から取りまとめ作業に入ることにしています。
衆議院議長の諮問機関として、選挙制度の見直しを検討している、有識者の調査会は、去年9月から11回にわたって会合を開き、各党からヒアリングを行うなどして議論を続けてきました。
これまでの議論で、小選挙区と比例代表を組み合わせた今の小選挙区比例代表並立制を維持することや、1票の格差の是正に向け、都道府県ごとの小選挙区の数の割りふり方をより人口比を反映させる方式に改めることなどで一致しています。
一方で、議員定数を削減するかどうかや、小選挙区と比例代表の重複立候補を維持するかどうかを巡っては、委員の間でも意見が分かれています。
調査会の座長を務める、元東京大学総長の佐々木毅氏は、考えられるテーマについては、議論を一とおり終えたとしていて、ことし中に大島衆議院議長に見直し案を答申できるよう、9月末から取りまとめ作業に入ることにしています。
さあスポーツは向井アナウンサーとお伝えします。
おはようございます。
きょう初めは、大リーグの速報ですか?
そうですね。
けさはマリナーズの岩隈久志投手です。
強打のヤンキース打線を抑えて、今シーズン2勝目を挙げました。
岩隈はシーズン後半戦、最初の試合です。
立ち上がりからコントロールのよさが光りました。
ナイスボールですね。
ぎりぎり。
ボールを低めに集め、持ち味の打たせて取るピッチング。
3回までヒット1本に抑えます。
ところが4回。
うーん、これはいい当たり。
行ってしまいますか。
入っちゃった。
5番のマッキャンに2ランホームランを打たれて、2点を失います。
それでもすぐに立ち直りました。
追加点は許さず、6回途中までを2失点、2勝目をマークです。
丁寧でしたね。
次はゴルフの全英オープンの速報です。
第2ラウンドを終えて、松山英樹選手は依然、好位置につけています。
前日、日没で終了できなかった第2ラウンドの残りが、先ほど終わりました。
松山選手は、残り4ホールをパープレー。
首位と4打差の10位で決勝ラウンド進出です。
楽しみですね、これから。
次です。
プロ野球、オールスターゲームですね。
ですね。
きのうは、第2戦は40代と10代の2人が試合を盛り上げました。
今回最年長、40歳の黒田。
8年ぶりのオールスターに、雰囲気を楽しみたいと臨みました。
立ち上がり、ベテランらしく多彩な変化球で三振を奪います。
おー!
フルスイング。
1回は3つのアウトをすべて三振で奪いました。
地元、広島も盛り上がりますね、これは。
客席が赤いですね。
黒田は2階の満塁のピンチも速球で詰まらせ、2イニングを無失点で抑えました。
内野席全部、広島のスペースでしたね。
一方、19歳の西武の森は、代打で登場。
その初球でした。
オールスターで10代の選手がホームランを打ったのは、昭和62年、当時、西武の清原以来、史上2人目の快挙です。
10代の選手は清原選手以来、こういう統計を聞くたびに、記録取ってる人、すごいなと思いますね。
森選手もすごいですよ。
歴史と記録はスポーツの魅力ですからね。
本当ですね。
最後は。
夏の高校野球、各地、地方大会、盛り上がってますよね。
ですね。
大阪の強豪、PL学園ですが、清原さんの母校でもありますけれども、ことし、野球部員を募集せず、見通しが立っていない中、夏の甲子園を目指し、大阪大会の初戦に登場しました。
沖縄大会の準決勝と合わせてどうぞ。
不祥事の影響で、野球経験のない校長が監督を務めるPL学園。
ことしは部員を募集せず、2年生と3年生だけで大会に臨みました。
PL学園は2回、8番中田。
2ランホームランで、3対0とします。
このあともリードを広げたPL学園は、7回コールド勝ち。
初戦を突破し、3回戦に進みました。
沖縄大会順決勝は、春の県大会を制した興南と、3年連続の出場を狙う、沖縄尚学が対戦。
興南は1回。
打ちました、いい当たりです。
5番具志堅のタイムリー2ベースで先制。
興南が1回に3点を挙げます。
興南は2点リードで迎えた9回、エース、比屋根が一打同点のピンチ。
インコースで来ましたが詰まりました。
興南は春夏連覇を果たして以来、5年ぶりの甲子園まであと1勝です。
以上、スポーツでした。
続いて気象情報です。
不安定な天気が続いてますね、南さん。
きょうも天気が変わりやすく雷雨などにご注意ください。
午前3時の天気図です。
台風11号から変わった低気圧が北海道の東にあって、前線が北海道の南部にかけて伸びています。
また沖縄付近には熱帯低気圧があります。
夜になると、前線は東の海上へ移りますが、熱帯低気圧は九州の西の海上まで北上して、湿った空気が西日本などに流れ込んでくる見通しです。
この影響で雨の降る所が多くなる見込みです。
現在の雨雲の様子です。
前線に伴う雲が、北海道や東北の北部、湿った空気や熱帯低気圧による雲が南西諸島から東日本の太平洋側に流れ込んできています。
雨の降る所が多く、午後になると、東日本の山沿いも雨の降る所が出てくる見込みです。
雨が降れば、雷を伴いながら激しく降る所もありますので、落雷や突風、急な川の増水などには十分注意をしてください。
2015/07/19(日) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼白人至上主義団体が大規模集会。反発する黒人団体はデモ。いま米で何が起きているのか、背景は。▼紀伊半島沖ハマフエフキ神秘の大産卵。命めぐるドラマのなぞに迫る。
詳細情報
番組内容
▼白人至上主義団体が大規模集会。反発する黒人団体はデモ。いまアメリカで何が起きているのか、背景は…。▼沖縄ではタマンの名で親しまれる高級魚ハマフエフキ。初夏のこの時期、紀伊半島沖に大結集し、100匹単位で産卵することがわかった。今回はその神秘的な産卵の姿の撮影に成功。豊かな海で繰り広げられる命のドラマ、迫力映像からそのなぞに迫る。
出演者
【キャスター】近田雄一,上條倫子,【スポーツキャスター】向井一弘,【気象キャスター】南利幸
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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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