(歩未)本日はお寝坊して時間もなかったのでまたオムライスでござる。
(乙坂有宇)あのさ…もう弁当いらないから。
おろ?どうしてでしょうか?弁当派の連中がほとんどいなくてみんな学食で済ませるから友達づきあい上必要ないんだ。
ええ〜?それは残念なのです…。
でも作ったから今日は持っていってほしいのです〜!ああ…。
(心の声)≪教室でメッセージ付きのオムライスなんて食えるわけないだろ≫
(高城)おはようございます。
ああおはよ。
(高城)なんだか元気がないですね。
いや僕はそもそもこれぐらいのテンションなんだよ。
特に朝はな。
では今日のお昼は奮発して数量限定の牛たんカレーでテンションを上げてもらいましょう。
数量限定って間に合うのか?私の能力を使えばいともたやすく。
だったな…。
キーンコーンカーンコーン
(チャイム)ん?パリーン!うっ!・ガシャーン!あぁ〜…。
ん?あっ!お待ちしていました。
どうぞ。
とりあえずお前は病院に行った方がいい気がするんだが。
ああ〜これですか。
慣れているもので。
ご心配おかけしました。
≪やっぱり不完全すぎる能力だ!≫≪うお〜!ほとばしるスパイス!これぞカレー≫うまい!ご期待に沿えて何よりです。
やっぱりカレーって辛いもんだよな。
(高城)中辛ですがこのぐらいの辛さがお好みでしたか。
牛たんもトロットロで最高だ!
(高城)カレーがお好きなんですね。
うんうん!ああ〜今思い出したよ。
(マナーモード)ん?はい分かりました。
また協力者が現れます。
生徒会室へ行きましょう。
バン!
(ドアの開閉音)なぜあいつはいつもずぶぬれなんだ?服を着たままずぶぬれにならないと能力が使えないからです。
≪なんて面倒な能力なんだ≫
(熊耳)能力は口寄せ。
口寄せ?
(友利奈緒)降霊術。
自分に死者を降霊させる。
イタコだ。
インチキじゃなくそれを特殊能力として使えるなんてすごいじゃないか。
(熊耳)もう一つ…発火。
あっ!んん…。
2つの能力を有しているなんて…。
すぐ確保に向かいたいところなんですがねぇこれただの道っすね。
それはどういうことなんだ?要は移動中。
平日の真っ昼間に?学校サボってるとか。
それがっすね〜この道全く人けのない細い路地のはずなんですよね。
何が言いたい?とにかくこの場所に行ってみましょうか。
んん…。
えっ?ここなのか?はい。
なんだ?その人は相当必死にここを通り抜けたようです。
なぜ?この面だけホコリが付いていない。
要は箱にぶつかるかしてここを走り抜けたんです。
(高城)つまりは追われていた…ということですね。
事件性があるな。
また面倒な…。
とりあえず先に進むか。
あっ。
新しい足跡が2つ。
1つは狭い間隔で1つは大きい。
完全に女の子が大人に追われてる。
急ぐぞ!ああ〜さっきのあれね。
なんすか?アイドルが大男に追われてるっていう…撮影でしょ?アイドル?え〜っと…そう西森柚咲ちゃん。
聞いたことあるな。
≪僕もある≫ゆさりん!?≪やっぱり。
歩未が好きなアイドルだ≫知ってんのか?
(高城)通称ハロハロ。
How−Low−Helloというバンドのボーカルも務める人気上昇中の歌って踊れるアイドルです!お前そんなアイドルオタクだったのか!ひくなぁ!小学6年のときにローティーン向けファッション誌「プチバナナ」の第14回読者モデルオーディションでグランプリを獲得という快挙から始まり専属モデルとしてデビュー。
翌年には「ムーブメント朝!」のレギュラー出演も決まり2年後受験のため降板…。
高校生になってからまた芸能活動を始め…。
待て待て!論点を戻そう。
その子が特殊能力で何か問題を起こし追われる身になった。
違うか?んなこと言われなくても分かってますよ。
んんっ!「シーレックスプロダクション」所属。
電話すれば早いんじゃないか?芸能人ですよ。
何も教えてくれません。
くっ…。
(高城)どうしますか?そうだな…。
あっ不審者発見。
追います!バキッ!うわっ!友利!乙坂さん頼みます!えっ?ああ!ドゴン!ぐはっ!≪痛ぇ〜!≫ぐっ…うぅ…。
実際に痛いのは僕だからこの作戦は使ってほしくないんだが!
(高城)そのための登用ですよ。
ええ〜!?痛っ…。
ちっくそ!ビデオカメラ壊れたらどうすんだよ!≪そっちかよ!≫起きろこらっ。
うぅ…。
お前何者だ?貴様らこそ…うっ!吐いたら救急車呼んでやるからさ。
このままじゃあなた死んじゃいますよ〜?仕事を頼まれてるだけだ。
どんな?それは言えない…ぐっ!命懸けてまで守る話ですか?西森柚咲を捜してるんだよ。
誰に頼まれて?大洋テレビ…。
の…誰ですか?そこまでは知らない。
ほんとだ…。
分かりました。
すでに救急車は呼んであります。
ピーポーピーポーピーポー…
(救急車のサイレン)・
(ショウ)お前ら何者なんだ?西森柚咲という女性を捜している者です。
(高城)通称ゆさりんです!
(ショウ)なんのために?理由は分かりませんが追われていることは確実なので助けようかと。
(ショウ)柚咲の知り合いか?
(高城)大ファンです!いちいち話の腰を折るな!ずっと見ていたがどうやってあの男を倒した?特殊な力で。
それはおそらく西森さんが持っているものに似た。
あっ…なんでそれを?私たちであればその子を助けられるかと。
そうか…。
なら証明してくれあいつと同じ力を持ってることを。
同じではありませんが…はい。
消えた!?ほい。
(ショウ)あっ!信じていただけましたか?
(ショウ)ああ。
じゃあついてこいよ。
けどきっと混乱するぞ。
どういう意味ですか?
(ショウ)ややこしいことになってんだ。
お前らの目で確かめてくれ。
すっげぇ。
クラブだ。
そんな所まで撮影しなくていいだろ。
こっちだ。
のろのろすんな。
戻った。
(コータ)外の様子はどうだった?うおぉ〜〜!!まさに本物のゆさりん!ハロハロのCD全部持ってます!ひくなぁ!
(柚咲)ありがとうございます。
≪確かにあのときテレビで見た女だ≫
(コータ)おいなんだそいつらは?
(ショウ)美砂と同じ特別な力を持った連中だ。
美砂?本名は柚咲ではなく美砂なんですか?それがややこしいところなんだ。
(コータ)いいのか?こいつらを信用して。
あいつらをその力で撃退してくれたからな。
では直接事情聴取していいっすか?
(コータ)くだらねぇこと聞きやがったら無事では帰れないと思え。
≪おいおい怖いな≫友利慎重に頼むぞ。
はいはい。
はじめまして友利といいます。
はじめましてゆさりんこと西森柚咲です!≪自分でゆさりんって言うのか≫生でアイドル見るの初めてっす。
ほんと作り物みたいにかわいいっすね。
(高城)私もそこまで近づきたい。
(コータ)おいこらっ!まあまあ。
ではまずあなたの本名を教えてください。
黒羽柚咲でっす!だぁ〜!てめぇには聞いてねぇよ!本名の方が芸名っぽいな。
(柚咲)はいよく言われます。
でも黒い羽なんてあまりにアイドルっぽくないとのことで西森と付けてもらいました。
確かに。
で黒羽さんは黒羽さんではないときがある…それは自覚してますか?
(ショウ)自覚はない。
なんで知ってるんだ?てめぇに聞いてねぇよ。
(ショウ)んだと!?で黒羽さんどうですか?そうなんですよ。
眠り病というんでしょうか。
最近いつの間にか寝ていて起きると違う場所にいたりする…ということがありましてお医者さんには多重人格のおそれがある…とか言われちゃってます。
そうですか。
多重人格ではないので安心してください。
彼女は我々と同じ特殊能力者。
死人を自分に降霊させる能力があるのです。
(ショウ)マジかよ。
その能力によりおそらくあなたたちの言う美砂って子を呼び出しているのでは?
(柚咲)美砂?どうしましたか?
(コータ)何も聞くな。
お知り合いですか?
(コータ)柚咲の1つ上の姉。
半年前に事故で亡くなっている。
(美砂)てめぇ…見ず知らずの相手にあれこれ教えてるんじゃねぇよ!ぐわっ!
(高城)ええ〜!?もしかしてあなたが美砂さん?
(美砂)せっまい場所にそろいもそろってうっぜぇな!≪なんて変わりようだ…≫ダン!
(高城)うわっ熱い熱い熱い!きゃっほ〜!すっごい能力!
(ショウ)落ち着け美砂!全員焼き殺す気か!あっ!ちっ!そいつはセンスがないな。
パチン驚きました。
ん?自由に呼び出せるわけではなく美砂さんの方に主導権があるんすね。
(美砂)なんか文句あんのかよ。
≪またどこか不完全な能力だ≫ということは類いまれなる憑依体質。
そしてその柚咲さんに憑依する美砂さんが発火能力を持つ。
ああ。
この二人との関係は?
(美砂)生きてたころにやんちゃしてた私の仲間だ。
なぜ妹さんが追われているかご存じですか?んっ。
(コータ)こいつだ。
どっかの現場で柚咲が間違えて持ち帰っちまったテレビ局の大物プロデューサーのもんだ。
それにメールが届いて柚咲が読んじまった。
金の使い込みやばい連中とのつきあいサツに持っていけば間違いなくしょっぴかれる内容だ。
電源は切ってありますか?
(コータ)ああ。
でも昨日までは切ってなかった。
ではGPSでこの辺りに隠れていることは知られているでしょう。
今更スマホを返したところで無事では済まないし警察に渡したところで黒羽さんがそのプロデューサーを売ったことになり芸能活動ができなくなる。
ならテレビ局ごと燃やしてやる。
バカか!そんなことをしたら妹さんが逮捕されるわ!てめぇ何様だ!ああん!?てめぇこそ妹さんを少年院送りにしてぇのか!くっ…それはセンスがないな。
冷静になってください。
妹さんを助けたいですよね?もちろんだ。
なら協力し合って逆に相手を脅しにかかりましょう。
あっ?勝算は?私は脅す作戦を立てるのが大の得意です。
信じてください。
(美砂)気風がいいな。
分かった言うとおりにしよう。
お二人も協力してください。
(ショウ)もちろんだ。
(コータ)美砂がそう言うなら。
(一同)ん?
(柚咲)あれ?今また私眠っていましたか?お疲れなんですね。
大丈夫っすよ。
焼きマシュマロでも食べて落ち着いてください。
(美砂)あっマシュマロが焼きたての焼きマシュマロになってる!ガン!ガン!
(高城)私はゆさりんと…今後どう接すれば…いいのか…さっぱり分からない…ぐっ…。
怖いヤツだな。
ではまず作業着店に行くとしますか。
(ショウ)なぜ?お二人には防火服が必要なので。
ピピッ
(呼び出し音)
(プロデューサー)私だ。
(プロデューサー)ふん…ようやくお出ましか。
逃げきれないと悟ったか。
(美砂)あの〜全然追われる理由が分からないんですけどゆさりん何かしましたっけ〜?
(プロデューサー)俺のスマホを返せ!これですかぁ?
(プロデューサー)そうだ!返したところでゆさりんピンチ!みたいな?どっちにしろお前にこの業界での未来はない。
(美砂)私の未来がない?クソが!それはてめぇの方だろうが!ぐわっ!うぅ…うわぁ〜〜!もう一人いっとくか!うわっうわっ!あっああ〜!ああっ…。
えっ?えっ?な…なんだ?何が起きてる?私を追い込んだつもりかもしれねぇけど私があんたらを追い込んでいるってことに気付いてないなんて全くセンスがねぇな。
(プロデューサー)何なんだお前は…。
ほんとに西森柚咲なのか?
(美砂)もちろん。
本物のゆさりんこと西森柚咲だよ。
私は自分が成功するためならそいつらのように誰でも殺す!はあっ!≪やっぱ痛ぇ〜!≫ぐわぁ〜!めんどくせぇ。
全員片づけるか!・ぐおっ!
(プロデューサー)えっ?ちょちょ…まま…待て…待ってくれ。
待たねぇよ!ううっ!ぐはっ…。
ガッ!ドカッ!ぐふっ!どど…どうなってるんだ?
(美砂)いつでもてめぇを闇に葬れるんだよこっちは。
分かった降参だ。
助けてくれ…。
(美砂)これは返してやる。
ただし次はもうないからな。
あっ…。
問答無用で消す。
(プロデューサー)ひっひぃ…ひぃ〜!へへっ。
ご協力ありがとうございます。
(美砂)いやこっちこそ助かった。
さっき起きた全てを柚咲一人でやったと思い込んでいる。
もうあのプロデューサーは柚咲には逆らえないだろう。
いえまだそうと決まったわけではありません。
というわけで我々の星ノ海学園に転入して今後行動を共にしてください。
(ショウ)なんでだよ!?先ほど説明したように科学者たちに捕まれば人体実験の日々が始まり二度と日常には帰って来られなくなるんですよ?我々の学校と併設するマンションは黒羽さんにとってこの日本でいちばん安全な場所なのです。
んん…それは柚咲にとって助かる話だな。
ぜひそうしてくれ。
(ショウ)待ってくれ。
じゃあえ〜っと…。
柚咲の力がなくなったらもう二度と美砂には会えないってことか?俺もそれを聞きたかったんだ。
まっそうなるでしょうけどそもそも故人ですよ。
これまで会えていた方が不自然じゃないですか?でも…。
(コータ)ショウ!こいつの言うとおりだ。
ほんとはもういないんだ。
ここらで美砂とはお別れ…そう決めないか?
(ショウ)くっ!じゃあ最後に思いのたけを伝えさせてくれ。
(美砂)ん?え〜っと…なんつぅか…。
ああ?こんなときに言葉が出てこねぇ。
えっ?ショウお前私に気があったのか?うっ!ははっ…そうだよ。
俺は美砂…お前が好きだった。
恥ずかしい話だけど恋してたんだ。
それを伝える前に逝っちまうなんて…。
それも原付きの二ケツで事故。
俺だけはケガで済んで…。
お前を殺したのは俺で…。
そっかぁ。
そかそか。
それは大変な思いをさせ続けちまったな。
でもそういうスリルを求めたのはこの私だ。
自業自得だ。
うっ…うぅ…。
泣くなよガラでもねぇ。
ショウ私のことは忘れて明日からはお前の人生を歩め。
いつまでも死人のことを引っ張るな。
でないとお前の人生狂っちまってこの先幸せになれないぜ?ったく困ったヤツだな。
(ショウ)うぅ…。
(コータ)ショウ。
(ショウ)分かったよ美砂。
俺はお前がいない俺の道を歩む。
お前への思いを断ち切る。
そうして生きていく。
よし!二人とも幸せな人生を送れよな!ああ。
おうよ。
じゃあな!ずっとありがとな。
最高に楽しかったぜ!はぁ…なんだかとても長い一日だったな。
めっさ遅〜い!こんなに遅くなるなら電話してほしかったのです〜!お前こそこんな時間まで起きていたのか。
夕飯は一緒に食べるそれは乙坂家に代々伝わる掟なのです〜。
今日も生徒会の活動で忙しかったんだよ。
んん…そう言われると言い返せないのです…。
でその今晩の手料理は?会心のミートスパゲティなのでござる!≪げっ…≫あっまたハロハロ!ははっはははっ!うわぁ〜!本当に同一人物なんだな。
えっ?誰と誰がでしょうか?いや西森柚咲と本人が。
「本人が」!?もしかしてお知り合いなのでしょうか!?≪しまった…。
でも特に口止めもされてなかったし教えてもいいのか?≫明日僕の学校に転入してくる。
ええ〜〜!?それは羨ましすぎるのです〜!あゆ会えたりできないものでしょうか!まあ可能性はあるかもな。
うおぉ〜!うわっ!それは…。
いいからまず鼻血拭け。
それはすごいことなのです〜!≪おいおい…興奮し過ぎだよ≫2015/07/19(日) 01:58〜02:28
MBS毎日放送
Charlotte(シャーロット) #03[字]
「恋と炎」▽惑い、巡り、繰り返す。青春と能力の日々を。▽「Angel Beats!」から5年ーー麻枝 准は次なる新境地へ!
詳細情報
番組内容
声の出演
(乙坂有宇)内山昂輝
(友利奈緒)佐倉綾音
(高城丈士朗)水島大宙
(西森柚咲・美砂)内田真礼
(乙坂歩未)麻倉もも
ほか
スタッフ
【原作・脚本】
麻枝 准
【キャラクター原案】
Na−Ga
【監督】
浅井義之
【キャラクターデザイン】
関口可奈味
音楽
【オープニングテーマ】
Lia「Bravely You」
【エンディングテーマ】
多田葵「灼け落ちない翼」
【音楽】
ANANT-GARDE EYES・麻枝 准・光収容
制作
【アニメーション制作】P.A.WORKS
公式HP
【番組HP】
http://charlotte-anime.jp/
【Twitter】@Charlotte_AB_
https://twitter.com/Charlotte_AB_
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)
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