趣味の園芸 やさいの時間・選「暑さに負けない野菜作り ゴボウ&ニンジン」 2015.07.19


皆さんと一緒に僕もおいしい野菜作り頑張ります!
(3人)お楽しみに!大きくなりましたねオクラ。
いい感じじゃないですか?そうですよね。
もっと大きくするために追肥しましょうか。
そうですね。
こちらは先月ユージさんたちが苗を植えつけ育て始めた…あれからおよそ1か月。
草丈も大きくなり葉も増えて元気に育っています。
これ確かあれですよね株元に3g?はいそうです。
よしじゃ一つまみ。
株元にパラパラ〜。
あこれでいいんだ。
いい感じですね。
株元にパラパラ〜っとね。
いや〜朝から精が出ますね。
あっ先生!おはようございます。
今ちょうど追肥してたんですけどこんな感じでいいですかね?これねぇ…グ〜!「グ〜」?アハハハッ。
ありがとうございます。
オクラは今後次々と実をつけます。
2週間に1回の目安で追肥したくさん収穫して下さい。
さあそれでは早速栽培を始めていきましょう。
第2週目となる今回は何の野菜でしょうか?今回はこれを作ります!おっ!ゴボウとニンジンですか?そう。
ゴボウとニンジンです!今日はこの2つの野菜を上手に育てるテクニックそれを紹介したいと思います。
さあそれではユージさん早速始めましょうか。
はい分かりました。

(テーマ音楽)今回育てるのは…土の香り広がる人気の根菜です。
今日はこの2つですね?そうです。
今回はゴボウもニンジンも栽培の上では…重要なポイント?何ですかそれは。
それは…そうかじゃあ簡単に言ったら…そうですね。
うわ〜そうか!耕すの結構大変そうですね。
ですので今回は…え?短いゴボウっていうのがあるんですか?あります。
ちょっと待ってて下さい。
あれ先生どこ行くんですか?あれ?先生!いやいやいや…。
ちょっとちょっと…え?いやいやいや。
何遊んでるんですか先生。
だってそれは短く見えますよ。
先生が後ろに下がってますから短く見えますよこっちから。
遠近法で。
何ですかその不敵な「甘い!」は。
よく見てて下さいよ?え?おっ!これがミニゴボウというんです。
確かに短いですね。
短いです。
でもこれ成長途中のもの抜いただけでしょ?いやいや違います。
これはこういう一つの品種なんです。
ミニゴボウという。
もう成長した状態これが。
状態です。
へえ〜!ミニゴボウなら土を30〜40cmほど耕せば育てられます。
一般的なゴボウよりも手軽でビギナーにおすすめの品種です。
今回はミニゴボウとニンジンをタネから育てます。
それでは栽培スタート!さあそれでは土作りから始めていきましょう。
えっとねミニゴボウもニンジンも土作りはほとんど同じですので一緒に作っていきましょう。
はい分かりました。
ミニゴボウとニンジンを育てる区画はともに…それぞれタネをまき育てます。
まずは支柱とヒモを使い区画の目印を2か所作ります。
お待たせしました〜。
苦土石灰持ってきました。
じゃあここに苦土石灰まいていきますね。
何でしょう?ストップ?ストップ。
石灰をまく前にこちら!スコップ!えっ?クワでなくスコップを使うんですか?そのとおりです。
このスコップを使います。
このスコップを使って土を耕すわけですね。
何でですかそれは。
その心は…ジャーン!「しんこうせいこう」って書いてありますよ?土をですね…深く耕す事が需要なポイントって言ってましたもんね。
もし耕し方が不十分だとこのように根の先端が2つ3つ4つと分かれてしまうんです。
これを「叉根」と呼んでます。
「叉根」。
そうです。
確かにゴボウも分かれちゃってますね。
ニンジンにいたってはもう…。
4〜5本に。
4〜5本に分かれちゃって。
こういう事が起きちゃうんですね。
そうですね。
耕し方が不十分だと土の塊などが生育の邪魔をし肝心の根が叉根になってしまいます。
そのために用いるのがスコップ!ではどういうふうに使うかお教えしますね。
ちょっとここ見て下さいここ。
まずねこのスコップ。
ここのところにこうやってグインとさします。
グインと!さしたらですねグッとやってこういうふうにします。
あ〜なるほど!グインとやってですねそしてこう。
トントントントントン。
これは畝の向こう側から?そうです。
畝のこっち側から。
というのはね…スコップは常に堀った場所を崩すようにさし込み後退しながら掘ると作業が楽になります。
深さはスコップの刃が隠れる程度。
土の塊は丁寧に砕き石も取り除きましょう。
スコップでしっかりと耕したら苦土石灰をまきます。
雨が多い日本は土が酸性に傾きがち。
苦土石灰をまき弱酸性にすれば野菜が育ちやすい土になります。
クワでよく耕し平らにならしたら1週間ほど寝かせなじませましょう。
さあ続いては堆肥と化成肥料をまいていきますね。
ではまず堆肥からまいていきます。
堆肥は土をフカフカな状態に改善するので根が張りやすくなります。
続いて化成肥料。
野菜の栽培に必要な栄養分があらかじめバランスよく入っている肥料です。
これはあれじゃないですか?熔リン。
そのとおり熔リンです。
この熔リンを加えますと…あっそうですか!ですからこれを加えます。
はい分かりました。
ニンジンには熔リンっていうのを覚えておいた方がいいですね。
そのとおりです。
よく耕し土と混ぜたら畝を立てます。
クワで栽培スペースに土を積み上げ10cmほど高くします。
表面を平らにならす事も大事。
水はけが良くなり野菜が育ちやすくなります。
これでミニゴボウとニンジンの土作りは完了!それではタネまきです。
まずはミニゴボウなんですがこちらがミニゴボウのタネなんですね。
ゴボウはタネまく時に大事なポイントがあります。
何ですかそれは?ゴボウのタネは「硬実種子」といいまして「硬実」というのは「硬い実の種子」と書くんですよ。
この表面が硬いんですか?硬いんです。
ここで突然ですが…ミニゴボウのタネを発芽しやすくするためにある事をしなければなりません。
その「ある事」とは一体何でしょうか?さっき硬実種子って言ってましたよね?はい。
つまりタネが硬い。
え〜…ちょっと割ってまく。
どうでしょう?う〜ん残念!正解は「タネを水につける」です。
えっこれを?はい。
1日12時間。
一晩ですね大体ね。
水につけておきますとこの表面の種皮が柔らかくなってきます。
硬いのに柔らかくなってくるんだ。
そうすると中からブゥン!と出てくるという事になりますね。
ブゥン!と出てくる。
ゴボウのタネは皮が硬い硬実種子。
そこで!一晩水につけてからまくと発芽しやすくなります。
じゃあ先生タネはどのようにしてまいたらいいですか?すじまきで結構です。
「すじまき」っていうのやりましたね!やりました。
4月に僕が初めてここでコマツナを栽培した時にやりましたね。
すじまきとは溝を作りそこにタネを1列にまく方法。
溝は支柱を押し当てると簡単に作れます。
タネは多めにまいて成長とともに生育の悪いものを徐々に間引きながら強い株を育てます。
ユージさんこの土のかぶせ方にもポイントがあるんですよ。
あるんですよ〜。
あっ…え?普通に指で集めるだけじゃ駄目?ゴボウのタネは好光性種子といって光が当たった方が発芽しやすいんです。
は〜なるほど!じゃあどうしたらいいんですか?私も育てた事があるんですけどこのゴボウだけではなくて…そうです。
あっニンジンもそうなんですか?知らなかった。
はい。
人さし指と親指を使いタネが見え隠れする程度に土を薄くかぶせ上から軽く押さえましょう。
続いてはニンジンのタネをまいていきましょう。
ニンジンですね。
こんな感じですか?ニンジンのタネって。
え?実はニンジンのタネはこのような形をしています。
そのタネの周りを土などでコーティングしたものがこちら。
タネが乾燥しにくく発芽しやすいように加工してあるのでビギナーにはおすすめです。
ニンジンのタネもすじまきします。
ゴボウと同じように支柱を土に押しつけ溝を作ります。
30cmの間隔で2本の溝を作ったらいよいよタネまき!1cmほどの間隔をあけてまき成長とともに生育の悪いものを間引きながら強い株に育てていきます。
ニンジンも好光性種子です。
土を薄くかぶせ軽く押さえましょう。
よ〜しじゃあこれでタネまきは終わりですね?はい。
しかし成功するためにはまだポイントがあるんです。
この不織布。
出た〜不織布ですね。
発芽の時は水が必要なんですよこのニンジンとかゴボウは。
ですからこれで乾燥を防ぎます。
乾燥を防ぐ?はい。
お〜。
土の乾燥を防ぐ不織布。
畝全体を覆う事ができるサイズのものを用意し上からかぶせたら風などで飛ばされないように端を留め具などで固定。
乾燥を防ぎ発芽を促す不織布。
皆さんも是非張ってみて下さい。
じゃあニンジンもゴボウと同じように不織布を張っていけばいいですね。
その前に実に大事な作業があるんですよ。
大事な作業?はい。
あっそうなんですか。
発芽さえすれば。
ニンジンを確実に発芽させるためにまずこの不織布と更にこのもみ殻をかけて乾燥から防ぐという事になります。
乾燥させてはいけないんですね。
そうですねはい。
ニンジンの発芽を促すためにもみ殻も使い更に乾燥を防ぎます。
もみ殻は園芸店などで手に入ります。
ニンジンの場合はねこのもみ殻をタネをまいたところにまいてみますね。
見てて下さい。
こんな感じでこう。
たっぷりこう。
お〜。
こうまきます。
こういうのがあるのは知りませんでしたよ。
これ昔からの農家の方の…。
知恵です。
面白いですね。
タネをまいた場所にもみ殻をかけたらゴボウと同じように不織布をかぶせ端を留め具などで固定。
これで保湿効果がアップします。
発芽するまでこの状態で育てましょう。
最後に不織布の上からたっぷりと水やり。
さあ先生これで発芽しやすくなったわけですね?もうバッチリ!…と言いたいところですけども。
ゴボウもニンジンもまあ何て言いますかアブラムシなどの害虫にやられやすいわけですよ。
ああそうですか。
そこでこの…この防虫ネットをかぶせて害虫から守るわけです。
分かりました。
大切な野菜を害虫から守る防虫ネット!一区画につき曲がる支柱5本と留め具2本そして防虫ネットを用意しまずは曲がる支柱3本を畝をまたぐようにさします。
支柱の間隔は60cm程度。
続いて防虫ネットを上からかぶせ端を結んだら留め具で固定。
害虫が入らないように裾は土で埋めます。
最後にネットの上から2本の支柱で押さえます。
同じようにしてニンジンも防虫ネットをかぶせたら害虫対策は完了。
防虫ネットは天井に葉が当たるようになるまではかぶせておいて下さい。
先生今後はどのような作業がありますか?間引きですねまずね。
間引き。
ゴボウもニンジンも3回の間引きがあります。
3回。
はい。
生育の良いものを残し…先生では収穫はいつごろになりそうですか?収穫はミニゴボウの場合は10月の上旬ぐらいがいいころじゃないかと思います。
そしてニンジンの場合は11月の上旬。
このころが最高の季節だと思いますね。
いいですね。
じゃあまあこの暑い時期に頑張っておけば秋においしい楽しい収穫が待ってると。
そのとおりです。
今後も管理方法を随時お伝えします。
皆さんも是非始めてみて下さい。
続いてはこちら!今回プランターではミニゴボウに挑戦します。
庭や菜園がなくても大丈夫。
一緒に始めましょう。
用意するものはこちら。
プランターは深さ30cm以上あるものがおすすめ。
1列にタネをまき育てます。
それでは藤田さんの虎の巻を参考にし栽培開始。
まずは水はけをよくするためプランターの底にこちらの鉢底石を敷きます。
鉢底石の目安はプランターの底が隠れる程度。
続いて使うのはこちらの野菜用培養土。
野菜用培養土は栽培のために必要な栄養分があらかじめ加えてある土。
プランターに入れたら表面を平らにならしましょう。
土の量は縁から3cm下が目安です。
続いてタネをまくためのまき溝を作ります。
このような棒を使うと簡単にまき溝が作れます。
プランターの中央に1本のまき溝を作ります。
それではミニゴボウのタネをまきます。
光が当たるように土は薄くかぶせ軽く押さえます。
最後にたっぷりと水やり。
これで完成です。
今後は菜園と同じように間引きや追肥を行いながら育てて下さい。
一緒に秋の楽しみ増やしましょう。
さあユージさん今日も楽しかったですね。
いかがでした?まずゴボウはタネが硬いんですよね。
なのでこれ水で浸してちょっと柔らかくしてからタネまきをする。
ニンジンはもみ殻と不織布でとにかく乾燥を避けたいという事でダブルでやりましたからね。
これはもうちょっとしたコツそれぞれの野菜にコツがあるんだなっていう事は勉強になりました。
さあそれでは今日もこのコーナーでお別れです。
今回は…。
(3人)この方です。

今回は…
「私は妻と2人暮らし。
3年前定年退職を機に長年憧れていた家庭菜園を始めました。
菜園は茨城県にある私の実家の庭を一から整備し今ではログハウスも建て少しずつですが理想の菜園に近づけています。
菜園までは車で2時間半もかかりますが見た目ももっときれいにしたいと足しげく通い手入れに精を出しています。
休日には娘の家族も招待し一緒に収穫を楽しんでいます。
自分で一から作る憧れの菜園。
それが『私のやさいの時間』です」
皆さんと一緒に僕もおいしい野菜作り頑張ります!次回も…。
(3人)お楽しみに!
(テーマ音楽)2015/07/19(日) 00:54〜01:18
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸 やさいの時間・選「暑さに負けない野菜作り ゴボウ&ニンジン」[字]

タネまきの適期を迎える人気の根菜類ゴボウとニンジンの栽培に挑戦する。菜園ビギナーでも簡単に作れるコツを恵泉女学園大学教授の藤田智さんが解説する。【ゲスト】ユージ

詳細情報
番組内容
タネまきの適期を迎える人気の根菜類ゴボウとニンジンの栽培に挑戦する。菜園ビギナーでも簡単に作れるコツを恵泉女学園大学教授の藤田智さんが解説する。【ゲスト】ユージ(タレント) 【司会】酒井千佳(フリーアナウンサー)
出演者
【ゲスト】ユージ,結城りおな,【講師】恵泉女学園大学教授…藤田智,【司会】酒井千佳,【語り】宮島史年,山口繭

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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