（大澤）こってり３つお願いします。
（店員）はい。
（大澤）楽しみだな〜。
天一のこってりラーメン。
（美沙）珍しいよね悠から誘ってくるなんて。
（大澤）だって食べてみたかったんだもん最後に。
（美沙）最後？
（大澤）ううん何でもない。
（店員）お待たせしました。
こってりラーメンです。
（大澤）お〜見るからにこってり。
（骨の鳴る音）
（小泉さん）いただきます。
（大澤・美沙）いただきます。
（大澤）ハァ…。
やっぱり好きだなあラーメンを食べる小泉さん。
いまさら何言ってるの？ていうかこのラーメン何？超濃厚！豚骨？豚骨ではありません。
えっ違うの！？このスープは鶏がらと野菜をじっくり煮込んだものです。
発祥は昭和４６年京都の北白川。
屋台のラーメンから始まり今では北海道から沖縄さらにはハワイまで展開するラーメン界の一大勢力となりました。
ハァ〜。
（美沙・大澤）ハァ〜。
ハァ…。
（美沙）大変！大変！重大ニュース！小泉大変だよ！悠が転校するって。
えっ？札幌に転校するって先生たちが話してた。
何か聞いてる？いえ何も。
（大澤）はい。
（美沙）あっ悠だ。
（大澤）ええ。
はい。
１学期が終わればお別れですね。
あのさ悠。
（美沙）みんなでラーメン食べに行こっか。
今日はいいや。
（美沙）じゃあ甘い物でも食べに行く？悠あん蜜大好きでしょ。
前はよく一緒に行ったじゃん。
それもごめん。
やることあるから。
じゃあ。
（美沙）ねえ小泉。
私たちにできることないかな？えっ？先生は１学期いっぱいで転校するって言ってた。
だから何かサプライズをして悠を見送ろうよ。
サプライズですか。
小泉さん…。
ラーメンの修業！？そう。
どこかのお店でラーメンの作り方を教えてもらおうよ。
それで悠においしいラーメンを作ってあげるの！あなた何を言っているんですか！どこのお店も血のにじむような努力をしてオリジナルのおいしいラーメンを作ろうと必死に戦っているんです。
そこにわれわれのような学生が片手間で「すいませ〜んラーメンの作り方教えてくださ〜い」なんて行けるわけないじゃないですか。
ラーメンをバカにするのもいいかげんにしてください！小泉怖いよ〜。
あっ。
でもいいアイデアかもしれませんね。
えっ？
（店員）お待たせいたしました。
ベジソバです。
ごゆっくりお召し上がりくださいませ。
（小泉さん・美沙）いただきます。
超おいしい！こんな奇麗なラーメン初めて！こちらソラノイロの店主さんがラーメン教室を開催しているんです。
（美沙）ホントに？でもこんな本格的なの難しくない？もちろんお店のラーメンではなく一般向けにアレンジされたシンプルな材料で作るラーメンです。
いいねそれ。
じゃあ２人で習って悠においしいの作ってあげようよ。
分かりました。
（美沙）サプライズは終業式の日だね。
わ〜。
小泉本格的じゃん。
奇麗。
あっ。
あれ？おじさんたちも習いに来たんだ？
（３人）お〜。
（尾道）あの宮崎さんが直々に教えてくれるんだからそりゃ来ない理由はないだろ？宮崎さん？
（荻窪）ソラノイロの店主さんです。
あの有名な博多一風堂で修業した後にソラノイロを開店。
野菜をふんだんに使用したベジソバで一躍人気店の仲間入りを果たしました。
（宮崎さん）お待たせしました。
どうも宮崎です。
本日はおうちで簡単にできるおいしいラーメンを作っていきますのでどうぞよろしくお願いします。
（一同）よろしくお願いします。
（宮崎さん）本日のスープの材料は豚肩ロースブロックのみです。
これだけでじゅうぶんおいしいスープになります。
（一同）え〜？
（宮崎さん）豚肉は沸騰してから１時間半弱火で煮て引き上げるのがコツです。
味の決め手となるたれはチャーシューの煮汁だけです。
チャーシューは一度沸かして火を消した濃い口しょうゆに先ほどゆでた豚肉を３０分間漬け込んだら完成です。
今回のメーンである手作り麺です。
（一同）お〜。
（喜多方）手作り麺…。
強力粉と薄力粉をブレンドしたものをボウルに入れかん水を３回に分けて注ぎ粉をまとめていきます。
こねるときのポイントは猫手です。
指をこの形に固定して粉をこねます。
合言葉はニャ〜。
（一同）ニャ〜。
（美沙）あらあら？小泉ってあれだけラーメンに詳しいくせに作るとなるとてんで駄目なんだね。
食べるのと作るのは別物ですから。
フフ。
（美沙）いい感じ。
やった〜できた〜。
いただきます。
（４人）いただきます。
おいしい！
（喜多方）昔ながらの中華そばだ。
あの少ない材料でここまでだしが出るとは…。
（美沙）あ〜もう。
筋肉痛だよ〜。
でもおいしいラーメンを作れるようになったし２人で悠をもてなしてあげようね。
実はその件でちょっとご相談が…。
（美沙）えっ？あのラーメンをそのまま悠さんに出していいものでしょうか？何言ってるの？あんなにおいしいラーメンなんだよ。
喜んでくれるに決まってるじゃん。
あれは宮崎さんのラーメンであって私たちのラーメンではないのではないかと。
まさかあのレシピを捨ててまた一から作るつもり？いえそうではありません。
例えばトッピングなどで何か私たちのオリジナリティーを出せないかなと思っていまして。
あっなるほどね。
それは大賛成！何かびっくりするようなのを考えて悠を喜ばせてやろうよ！はい。
（美沙）これだけ試せばきっといいのが見つかるはず。
札幌に行ってしまう悠さんのためにチャーシューの代わりにジンギスカンを載せてみました。
う〜ん。
おいしいけどもう少し意外性が欲しいよね。
というわけでジャ〜ン！お刺し身載せてみました！意外性があればいいってもんじゃないですね。
パパパパパインのパイナップルラーメンがありなんですからフフフフフルーツラーメンはどうでしょう。
なななななしだわ。
たたたた確かに。
（美沙）あっ悠だ。
何か悠やつれたんじゃない？そういえば…そんな気もします。
（美沙）私たちを悲しませないように転校のことを隠してるんだろうけど一番つらいのは…悠だよね。
よし！やっぱ頑張んなきゃ。
悠に超おいしいラーメンを作って送り出してあげよう。
（美沙）ポップコーンはいけると思ったのになあ。
焼きギョーザは同じ中華ですので意外と合うと思ったのですが。
（美沙）もうさしょうゆラーメンに味噌ラーメンをトッピングするのはどう？自分が何言ってるか分かってますか？
（美沙）ハァ…これだけ試しても駄目なんだからもうないんだよ〜。
いえラーメンは無限の可能性を秘めている食べ物なんです。
私たちの努力が足りないだけです。
でもさすがに限界！今までに「まあ悪くないかな」ってのが幾つかあったじゃん。
もうそれでいいよ。
駄目です。
おいしいラーメンを最後に悠さんに食べさせてあげたいんです。
でも…あさってもう終業式だよ。
こうなったら…もうこれしかないですね。
これ！？いやいやこれはないって。
無理だよ〜。
お願いします。
教えてください。
えっ？こんなものラーメンに入れるの？友達の大好物なんです。
トッピングにしたいんです！う〜ん…。
まあできなくもないかな。
焦がししょうゆをどう使うかだな。
（生徒）あ〜やっと夏休みだね。
（生徒）やっとだね。
（生徒）海行こう。
（生徒）あっいいね。
あのさ実はね…。
悠後で来てほしい所があるの。
えっ？あ〜悠！はいはいはい来て来て来て来て…。
（大澤）えっ？
（美沙）座って。
（大澤）それって…もしかして…。
（美沙）手作りラーメン。
２人で悠のために作ったの。
（大澤）えっ！？あのこと知ってたの？うん。
気付いてた。
だからこうして今日に合わせて特訓したの。
２人ともありがとう。
お待たせしました。
手作りラーメンです。
（美沙）クリームあん蜜ラーメンだよ。
手作りラーメンです。
（美沙）クリームあん蜜ラーメンだよ。
（大澤）えっ？えっ？悠が一番好きなもの載せてみたんだ。
あんこをスープに溶かして食べてみて。
いただきます。
何？これ。
おいしい。
すっごい香ばしい！
（美沙）でしょう！砂糖抜きのあんこに焦がしじょうゆを練りこんだんだ。
プロからアドバイスをもらって２人で色々研究したんだから。
ねっ？はい。
他にもホイップクリームも砂糖を抜いて代わりにユズの果汁で酸味を加えました。
まさにラーメンにぴったりのクリームあん蜜です。
私…２人と友達になれて本当によかった。
私今まで何かに夢中になったことなんてなくて。
でもラーメンに夢中な小泉さんに夢中になっていろんな世界が広がった。
ありがとう小泉さん。
美沙も。
ほら早く食べないと麺が伸びちゃうよ。
早く食べなよ。
おいしいね。
（美沙）ねっおいしいね。
ハァ〜。
おいしかった〜。
ごちそうさまでした。
んっ？あれ？「元気でね！」？あの…これ餞別です。
（大澤）えっどうしたの？これ。
私が前に札幌へラーメン遠征に行ったときに買ったものです。
お薦めのお店に付箋を貼っておきました。
（大澤）あっいやそうじゃなくって…えっどうしてこれを私に？
（美沙）えっ？だって転校するの札幌でしょ？転校って何？えっいや転校なんてしないよ。
（美沙）は〜！？だって職員室で先生たちが言ってたよ。
ああ。
隣のクラスの大川さんが転校するって言ってたけど。
えっ！？札幌のガイドブック読んでたよね？夏休みに札幌の親戚の家に遊びに行く予定だから。
それにほらこの２週間よそよそしい感じで。
あ〜実はね私ダイエットしてたの。
ダッダイエット？
（大澤）小泉さんにはまってからラーメン続きで太っちゃって…。
でも夏休みもみんなで食べに行きたいし今のうちに痩せなきゃって思ったの。
でね小泉さんと美沙の顔見てると決心が鈍るから２人のことちょっと避けてたんだけど。
そのダイエットプログラムが今日やっと終わったの！じゃあ階段のとこの電話は？《はい》
（男性）《今がなかなか体重の落ちない停滞期で一番大変だから》《はい》《１学期が終わればお別れですね》《そうだ》《このつらいダイエットともお別れだ》何？それ！じゃああれは？悠公園のベンチで落ち込んでたじゃん。
ねえ小泉。
はい。
ふらついてため息ついてました。
だからダイエットで大変だったんだってば。
ほら。
（美沙）はあ？私なりに結果にコミットして大成功。
何てね！じゃあじゃあ転校しないんだよね？
（大澤）当ったり前じゃない！何だ…。
だったらこのラーメン意味なかったよ。
そんなことないよ。
うれしかった。
ありがとう。
小泉さんも私のためにこんなことしてくれるなんて…。
いえ。
私はあくまでラーメン探究のためにやったことですから。
またまた〜。
小泉すごかったんだから。
悠においしいラーメンを食べさせたいって。
（大澤）嘘〜！小泉さんが！？感激！あっねえねえそしたらさあしたから夏休みだし３人で毎日ラーメン食べに行こうね。
（美沙）ＯＫ！お断りします。
（大澤・美沙）えっ？あっ笑った。
今小泉さん笑ったでしょ。
（美沙）ラーメン以外で初めて見た！ううん笑っていません。
この『ラーメンＷａｌｋｅｒ』返してください。
駄目！これは私にちょうだい。
お断りします。
（大澤）
これはラーメン大好き小泉さんのお話…でした
今回小泉さんが行ったお店は…
そしてさらにおいしいお知らせ
劇中で小泉さんが作ってくれたクリームあん蜜ラーメンが何とソラノイロ本店さんで期間限定で販売されることになりました
詳しくは番組ホームページをご覧ください
楽しみ
『ラーメン大好き小泉さん』はフジテレビオンデマンドで配信中
パソコンやスマホタブレットでご覧いただけます
詳しくはこちらまで
2015/07/18(土) 23:40〜00:05
関西テレビ１
[終]ラーメン大好き小泉さん ＃０４[字]
美人女子高生小泉さんがラーメンを食べまくる▽「天下一品」の濃厚こってりラーメンを啜る！別れる友に贈る本格手作りラーメン…涙の一杯に驚きのトッピングが！
詳細情報
出演者
早見あかり
美山加恋
古畑星夏
他
番組内容
相変わらず、人気ラーメン店でこってりラーメンを食べ、恍惚（こうこつ）の表情を浮かべる小泉さん（早見あかり）、大澤悠（美山加恋）、中村美沙（古畑星夏）の３人。しかしその直後、表情を曇らせた大澤を小泉さんは見逃してはいなかった・・・。
一方、大澤が札幌に転校するという話を聞きつけた美沙。小泉さんもまた、美沙からその事実を聞くことになる。すると２人は、サプライズでおいしいラーメンを作って大澤を
番組内容２
見送ろうと、人気ラーメン店が開催するラーメン教室に参加を決める。教わったラーメンをベースにトッピングでオリジナリティを出そうと様々な食材を試す２人だが・・・。
スタッフ
【脚本】
久馬歩
阿相クミコ
【編成企画】
赤池洋文
【プロデューサー】
久松大地
【監督】
松木創
池辺安智
【制作】
フジテレビ
【制作著作】
共同テレビ
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:29796(0x7464)